ペルシャ文明展

母と母の友達と3人で東京都美術館に行って参りました。
美術展とか行きたがる人って案外いるんだなぁって感じ。
それで、千葉市美術館でやってるらしい歌川広重の企画展のチラシを譲っていただきましたw


内容としては、古代ペルシャの杯だとか装飾品、王の横顔の硬貨。
歴代の王様のなかには”ホスロー”とか”ダレイオス”とか、世界史の古代ペルシャ史で聞き慣れた名前も多くありました。
王様が使っていたであろう杯だとか、昔は全部日常生活で使われていたものだったんだなーっておもうと、美術館って近代特有の不思議な場所なんだなぁと感じました。
これを実際使っていた人たちは、自分たちが当たり前に使っていたものが、ガラスケースに入れられて何万という人たちにへぇへぇと関心をもって鑑賞されるなんて、思っても見なかったんだろうなって。
ラピスラズリなんかの貴重な石も、彫像やアクセサリーに使われていました。
あと”グリフィン”なんていう特有の神像がモチーフのものもかなり多くて、
ハリーポッターの”グリフィンドール”って名称はこの伝説の動物から取られたものなのかなってふと思いました。


一番感動したのは、円筒印章!!
高校の世界史の資料集に載ってて、この原理はおもしろそうだなってすごく印象に残ってたから、
ガラスケースに入って大量に展示されてるのを発見したときは、これだー!!って見入ってしまいました。
想像よりもずっと小さくて、長さは5センチもなかったのかなぁ。鉛筆より一回り太いくらいで。
でもその小さい中にもいろんな日常生活の場面とか、王様が勇敢に闘うお姿だとかが描かれていて非常に細かかったです。
筒の上部にわっかとか窪みが付いてるものもあって、紐に通して身につけることもできたようです。
展示のされ方も、その円筒印象の横には粘土のようなやわらかいものが置いてあって、
それにその筒を転がしてどんな模様なのかを展示していたのですが、
実際に転がしてみたかったなー!
今でいうコロコロスタンプの魁になってるますよね、これはきっと。
古代の人はいろんな方法で自分たちの”時代”を記録に残そうとしたんだなぁ。