初めての六本木!
とりあえずあの都市都市した空気に、母親と田舎者全開でキョロキョロ。もちろん迷子にもなりましたw
ちなみに会場は森タワーの52階…都会だねぇ。
クリーブランド美術館って、アメリカのオハイオ州にあるみたいなんだけど、巨匠揃いすぎ。それでいてクオリティも良すぎ。
名前を聞いたことがないからって嘗めてかかっちゃいけなかったね。
こういうことがあるたびに、名前(ブランド)じゃねーんだよなぁと染々感じる。
「企画展」といいますと、
多量の(日本では)無名画家の作品も含めて、100点以上をデヤー!っと展示することもしばしばなんだけど、
今回はなんと全部で60点。
観やすいったらなかった。展示の仕方うまいよ。
量より質ってのもあるのかなー。本当に巨匠揃いだったからなぁ。
ほんと、書き出したらきりないくらい充実した展示だったんだけどさ…
モネの《赤いスカーフ、モネ夫人の肖像》
観ててしんみりしたな( ´Д`)
彼には珍しく?屋内から屋外を描いたものなんだけど、
あの暗い室内の灰色と、外の雪景色のなかのスカーフの赤の対比。
カミーユの死を暗示する、切なさというか無常さというか…
画家は詩人だなぁ〜と感じた。
ゴッホ
2枚もきてました!!
しかも両方とも1889年の制作なので彼らしさがよくわかる作品で。
重要な絵画だと、キャンバスの上にガラスを入れて額縁に飾ってあるんだけど、《サン=レミのポプラ》はガラス板無しだったんです!
こんなにうれしいことはないよ、彼の筆跡がもう直で観れるんだから!!
いやー実にデコボコしてましたw
もうこれでもかってくらい絵具のってて。空の藍色が透明感あってきれいでした。
それに、彼の情熱に揺らぐような構図の歪み具合というか。
受験期に買ったゴッホの本読み直そうかなー。
セザンヌの《小川》
きれいな色彩でした。
彼の油彩は、油彩なのに水彩のように感じるほど淡白というか、
さっぱりしてる画面なんだよねー。
ロダン
ロダンの彫刻だけで1コーナーとってたんだけど、
かの有名な《考える人》とかありましたよ。
仏像展で観たときも思ったけど、
彫刻って、腕が実際よりも長くて太い比率で作られてるのね(*´Д`)
確かに《考える人》は肘ついてる姿勢だし、腕ガッチリしてるほうが安定感あるように見えるな。逆に写実的にしちゃったらズッシリした迫力が出ないのかもねー。
……とか、360℃嘗め回すように観て考えてましたけどw
ジョルジュ・ブラック
夏にポーラ美で大量に見てから好きだなって思うようになった画家なんだけど
おいらが嫌いな朱色が使われてても全然抵抗なくて、
むしろ、だからこそ好きなくらいで。
朱色と黒っぽい紺色のあのコントラスト好きだなぁ〜。
マティス
彼にしてはかなり淡白な画面だったのが気になった。
彼のことはよく知らないから「いつ頃の作品です」と言われてもピンとこないけど、《金魚》に見るような原色の派手さがなくてさっぱりしてたなぁ。
モリディアーニの女性像
彼には珍しく黒目描かれて微笑んでらっしゃいました。
彼といえばアーモンド形の目、細長い肖像画ってのが特徴ですが…。