優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

ムーミン展

行ってきました。2回目。with母。
どれも小説なりアニメなりで思い出がある作品ばかりなので、どの原画も見ていておもしろかったし、懐かしかった。
線が生きてる。ディック・ブルーナは線をぐじゅぐじゅと太くして描く。そのことによってミッフィーの輪郭は真っ黒でありながら生命的な温かみがある。ヤンソンはぐじゅぐじゅとはわざと太くして描いてないけど、インクペンだけであの表現力。キャラクターを愛していたんだなって感じる。
しかもそれは挿絵や構想画であって、物語の主体はあくまでも文章。誰にも経験がありそうな出来事、誰もがこっそり抱えている思いを巧みに描き出す。哲学的な深さがある。
ヤンソンは素晴らしい芸術家だ。