【オルセー美術館展2010「ポスト印象派」】国立新美術館

3週間前に行ったのをまとめる。

 午後4時くらいに着いて、先にマン・レイ展に入った。作品だけでなく彼が使った備品を含めて、出品数なんと410点。しっかりした分厚い図録3000円。なんだか美学的というか抽象的というか…楽しみにしていたけど、なんだかやたら難しい印象を受けて途中から挫折していた。そしてやたら体力消耗した。《アングルのヴァイオリン》がすごく見たかったから残念…。作品カードのレプリカを自由に触れることができたのは興味深かった。あれすごく使い勝手がよさそう。自らの研究に際して、シーレの作品もああやって所蔵先の変遷などのデータをまとめたら見やすそうだなぁ。
 そしてその後2Fのオルセー展会場へすごい人。金曜夕方だったからかすごい人。この雑踏のあとに400点みる気力もなかっただろうから、先にマン・レイを観ておいてよかったかもしれない。モローの《オルフェウス》のサイズにはちょっと驚いた。今までモローで観たのは小ぶりな作品が多かったから。少女の胸元の飾りなど細部まで精緻な描写で観ていて飽きないし、足元に亀がいたんだなんていう発見もした。図版でちゃんと観察してなかったってことなんだけども…←。ルドンの《目を閉じて》や、ゴッホの《星降る夜》なんかはしょっちゅう観たことあったけど実物を鑑賞するのは初めてだったなぁ。《星降る夜》なんて半年前まで通ってた歯医者に複製が飾ってあったからより身近に感じてた(笑)。あとはポン=タヴェン派やナビ派が点数稼ぎに多くきていたのでじっくりみた。ヴァロットンやヴュイヤールなど最近よく耳にしていた画家の作品も多かったため良い復習になった。
けど、ロートレック3点のために1章とる必要はなかったと思う。展覧会としては、画家ごとの羅列になってしまい、やはり”美術館”の展覧会の難しさというものを感じた。まぁあれだけごった返してたらじっくり導線に沿って作品のコースを楽しむなんてのは不可能だけどね。