同性愛嫌悪という個人的感情に基づく都知事の発言

都青少年条例:自著で過激本も容認?指摘され石原知事反省
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101218k0000m040101000c.html


性描写漫画「一利もない」=規制条例の成立で―石原都知事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101217-00000095-jij-pol
「世の中には変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて。やっぱりアブノーマル。幼い子の強姦(ごうかん)がストーリーとして描かれているものは、何の役にも立たないし、(百)害あって一利もない」

ナボコフ作『ロリータ』はオッケー、けど現代の漫画はダメ。
意味がわからない。
単に前衛のアートや表現を受け入れられてないだけじゃないか。
調べてみれば自身の言葉で、エロ画を隠すなとか、子供がどんな本を読んでても気にすることないとか、言ってるんだね。
そしたらもう尚更、ただ単に老化したおじいちゃんが「いまどきの若いのは」感情で、権力つかって日本の中心をやりたい放題してるだけにしか思えない。




さらには

石原都知事:同性愛者「気の毒」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101208ddm041010103000c.html


 東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。

 石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。

 7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。

 同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。【真野森作】

憶測とメディアからの曖昧な情報(「遺伝とかのせいでしょう。」)で判断するとか、知識人のすることか。
そもそもこの人が知識人なのか。
自分が擦り込まれた「同性愛」の“イメージ”だけで考えていることに気がつかないのでしょう。
いろいろな人のコメントをみていくと、息子たちでカップリングされた同人誌なども存在するようで、それに嫌な思いをしたのかなとも想像ができる。
けどその個人的な嫌悪感だけで、都の、日本の制度を左右していいものか。
日本の首都を取り仕切るお偉い様は、同性愛を障害だと、気の毒だと思っているそうだ。
そんな都知事キチガイで気の毒だと思う。人間の気持ちを考えるということを、この人はしたことがないのか。
「同性愛」という感情が何なのか、どれほどの人間に関わる事情なのか、まったく知ろうとしない。


かつて、学部の講義でお世話になった学芸員の先生が「規制されるということは当時ものすごく流行っていたということ」だとおっしゃっていたけど
今回の性表現の規制や、石原のホモフォビア発言もまったく同様。
柔軟性を失った頑固頭たちが相手でも、これだけ仲間や同志、LGBTの活動に貢献されている方々が大勢いらっしゃる。
インターネットが情報の伝達・収集手段として重宝される今、なおのことその交流も盛ん。
検索すればするだけ、ひとりではないと思える。
このジェンダーをめぐる激動の時代。セクシャルマイノリティーの肯定・理解のために、何か携われることがあるのなら何でもしたい。
砂川秀樹先生の声明はまだないのかな。昨年だったら絶対に授業後にお話伺いに行ったり、コメントペーパーに書いたりしたんだけどな。