日本のダメ出しというか、明確にいうと“日本性”のダメ出し。
気持ちいいくらい批判された。
・日本人は何でもかんでもマニュアルどおり。
・日本人は仕事の効率が悪い。少人数で物事を決められない。
・日本人は表立った場で意見を言わない。自己主張しない。
・日本人はカタカナ言葉の使いすぎに危機感をもっていない。
・日本人は泣きすぎ。
最後の2つは「日本性」として存続して良い気質だとは思うんだけれども、
他人と接する場、人と関わっていく場での態度。それらの指摘はどれも直すべき箇所。
それが「日本だからいいの!」ではもう通用しないと思う。
だってたとえばもう“美”の価値観だって、今あたりまえにすり込まれている日常の価値観の大部分が、“西洋”からやってきた外来のものなんだから。
西洋が世界の中心ではないけれど、地理的にそこからはじまった“グローバル化”だから、その基盤に西洋があるのは否めない。
第一に「西洋」「東洋」というが、「西洋」は西にあるが「東洋」だって西にある。
一週間が7日なのだって旧約聖書。今年は何年?2011年。これだって「西暦」。
“西洋”を抜きにして、今日の日本の文化はない。
何より優気が指摘したいのは、
「もっとこうしたほうがいいんじゃないの?」という意見にたいして、悪い意味で頑固になって意地を張った故の「日本だからいいの!」になってはいないだろうか。
「日本性」ってそんなに自分勝手なものだったかな…と疑問に思う。
それだから日本はダメなんだよ。と言いたい。