優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

モーニング娘。8期オーディションと柏木由紀

マイミクさんが8期オーデと光井加入について考察なさった日記を読んで、初めて
柏木由紀佐藤すみれが娘。のオーディションを受けていたという事実を知った←。
見られるかと思ってようつべを探してみたらあったあった。

これが2006年夏。この4ヶ月後の年末には第三期AKB追加オーディションに合格。
翌年にはAKB48チームBとして活躍している。


マイミクさんはその日記で光井を加入させたことについて、他にもっと有力な候補者がいたにも関わらず、なぜ光井を選んだのかと疑念を書かれていた。
柏木に限定した話になるが、
確かに映像をみる限り、この時点ですでにうまい。寺田もその声の透明感を評価している。
けど、田中れいなを彷彿させた奥村陽はかなり鮮烈に記憶に残ってるけど、ここでの柏木のキャラクターは薄い。


2007年の夏、「青春ガールズ」公演で何度かこの目で柏木のパフォーマンスを見たことがあるが
歌は文句なし。ダンスもきっちりこなしている。ただ迫力はなかった。
だから、為せば成ったのかもしれないが、モーニング娘。のあのパワフルなダンスと歌が彼女にこなせたかという疑問は大きい。
逆に、AKBではなくハロプロに拾われていたら「モーニング娘。」の再繁栄に繋がったかといえば、“宝の持ち腐れ”で終わってしまったことも考えられる。
佐藤すみれは全然知らないけれど)彼女たちがこのオーディションに落ち、AKB48として華を咲かせたのはよかったことだと思う。振り返り、省みるべき過去ではない。


柏木や増田有華のような例外はあれど、かわいらしい容姿にそこそこ歌とダンスができればAKBは基本的にいいんだから。
(なんて言ったら放火され炎上するんでしょうか。けど私はそう思います。AKB48も大好きだけどビジュアル的な動機が大きい。歌やダンスはそのおまけ。そのような仕事に対するプロ意識は、モーニング娘。のほうが格段に上。
 むしろ彼女たちのような歌が歌えるやつらがいるおかげで、ファンの人気による選抜メンバーと“カラオケ”状態のステージが成り立っている。)


テレビというメディアを駆使したアイドル vs「会いに行けるアイドル」という正反対の在り方だが、モーニング娘。は前者の伝統的な崇高さを有し、頑なに貫いていいのではないか。
グループとしての知名度と、メンバーのパフォーマンスの質は決して比例しない。
「なぜ光井愛佳を8期に選んだか」と「なぜ他の候補者(現在ではAKBや宝塚で活躍)を選ばなかったか」という議論は、裏表だけど乖離したテーマだと思う。