優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

真夏のSounds good! MV

早1週間(´ω`)どうせ書くなら話題がホットなうちがいいと、巧遅拙速を信じてさっさと晒しておく。


昨年華麗なAKB再新規を果たした自分にとって「Everyday、カチューシャ」は大変お気に入りのナンバーであるのですが
そのMVはこれまでのMVのパロディーが随所に散りばめられ、何か読み解けそうな気配がありました。
今回の「真夏のSounds good!」もずいぶんといろいろ詰まっていそうな気配。

ファーストカットからしてかなり意味深ですが。




敦子「もういいよ…いって…」
麻友「やだよ」
敦子「行きなってば、さきに…」
麻友「やだよ。言いたいことがあるんじゃないの?私たちに。」
敦子「ちがう…」
麻友「え。」
敦子「私たちは…私たちが変わるためにここに来た」

敦子の衣装は「Everyday、カチューシャ」のメディア用衣装。その他、荒野で倒れているメンバーもボロボロの同衣装をまとっています。
ボロボロになったエビカツのセーラー衣装から、
この1年で彼女たちがどれだけの熾烈な環境のなかを生きてきたかがわかる気がする。



どことなく要素要素がエビカツを想起させるので見てみた。



ということなので、真夏MV冒頭で敦子がここまで死に物狂いでやって来た、っていうストーリーに繋がる気がする。
エビカツ終盤でクルーザーに搭乗していくメンバーの1人として麻友がピンでフォーカスされたカットも一瞬ながらあった。
ここで何を思うって自転車。
「会いたかった」に始まり、いつだって走り続けてきた彼女たち。


そのポジションにいるメンバーに意味はあるのか、みたいな不毛な議論もあるけど
誰がどこのポジションを演じているか、というよりは
どことどこのシーンが繋がっていくかという点が大事な気がします。



組み分けについて。

現に今回は初めて選抜入りを果たしたメンバーが半数を占めている。
「攻め」と「守り」に分かれている、ということは事前に聞いていたけど
「体操着組」と「泥だらけのエビカツ組」ってことでいいんだよね?これ。

【守る側】前田敦、高橋み、大島優、柏木、篠田、板野、小嶋陽、峯岸、指原、高城、河西、宮澤、北原、倉持、横山、高柳、山本彩、松井玲


【攻め側】渡辺麻、松井珠、渡辺美、島崎、岩田、加藤玲、入山、木本、山内鈴、高橋朱、阿部、木恕W、市川、竹内美、島田晴、城、川栄、兒玉


Wikipediaから。


攻め側の体操着の色については、ちょっと研究生とAKB以外の人々に疎いために読み解き切れていないのですが
赤のメンバーには「3年」、青のメンバーには「2年」、緑のメンバーには「1年」と書いてあり、
在籍の長い順に年功序列で分けられているようです。
ちなみに、クラスは「A」あるいは「B」しか見受けられませんでした。


渡辺麻3B、市川3A、松井珠3B、渡辺美3B、
島田2A、島田2A、竹内2A、入山2A、阿部2B、木本2B、
加藤玲1B、川栄1A、岩田1B、城1B

セーラー服は島崎ともう1人かな…?(´Д`)高橋朱、木崎、兒玉がわかりませんでした。
わかる方コメントをください、できれば確認できるMVの再生時間を明記の上。気になるので。



体操着といえば

羊飼いの時にあったような解釈スレッドはまともな意見が載ってるものがないようだったので参考にならず(あってもしないけどw)。
個人的に「体操服」「自転車」ってくると、「夕陽を見ているか?」しか出てこないんですがヾ( ´ ▽ ` )ノ




ちなみにここでは麻友ちゃんは体操着じゃなくて、えれぴょんと2人で制服衣装でして、緑の中を自転車こいでおります。
守りメンバーを助けるために常に走っている体操服に、数名だけセーラー服という“攻め”のメンバーを見ていると、
「夕陽」の頃の若々しさというか、初々しさのようなものを連想しました。



明暗



バーチャルな擬音が入ったり、データのバリアのようなものが張られていたり、
どこかゲーム世界をイメージした「Beginner」を思い浮かべた。
守り側のメンバーが次々にガスのような血へどのようなものを吐き出すシーンがあるけど、
あれの色合いが「赤→青」っていうのも、色調は違うにしてもBeginnerを想起するきっかけにはなるんじゃないかと。



そして、冒頭で「きちゃダメー!」とあっちゃんが叫んでいるようにみえるけどその血へどのような吐き出したものは感染するようで。



心身を患った珠理奈を思い出さずにはいられない転倒シーン…。


あとシリアスなカットというと、2番直前。
ここで目隠しをされて、白ビキニでの浜辺のダンスショットが続いていくのですが、



ちなみに「夕陽を見ているか?」にも目隠し(/∀\*)が一瞬出てくるんですよみなさん。かわいいんですよみなさん。





2番でダンスショット以降は、画面がぐっと明るいトーンに切り替わる。
目隠しをされた麻友がアイドル界の戦線にワープしたみたいに。




みんなが道の向こうで待っている最後のカットや、
手を繋いで傾斜をのぼっていくカットは、
当時のメンバー全員で浜辺の高台にのぼっていく「BINGO!」を思い出しましたし。


エビカツのように過去作品のオマージュだと直接的に言及はされていませんが、世界観としては「あ!」と思わせる要素が盛り込まれたMVになっている気がしました。


新選抜メンバーがいっきょに増え、C/Wのメンバーに古株メンバーが増えてきて
賛否両論いろいろあると思いますが
AKBにいたっては13期まで増えたメンバー。


先日、遠い知り合いの旦那さんが加藤玲奈ちゃんのクラス担任をしているらしいという話から、仕事で早退するときはいつも「早退届」を書いて提出しているときいた。
中学生らしい日常がみえたのだけど、
考えてみれば何年も前の1期2期などの初期生たちもこんな具合に成長してきたわけで。
そして、反感をかわれながらも選抜メンバーに抜擢されてメディアに出て行って場数を増やしたりして、自分が掲げた夢にむかうための“可能性”をつかむ毎日を送っているんだなと。
中高生のうちにしか見出せない自然な原石が光るようなパフォーマンスがあって、
学業に縛られない18歳以上のメンバーだからこそ、いろんな方面に活動の手足を伸ばせるわけで。
時が流れているんだなと思いました。
総選挙、どうなりますかね。