優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

ロックオペラ モーツァルト【130217 17時〜 東京公演千秋楽】

この1週間はみんみんとコーラ→ロビ観、河西さんまさかリリースイベント、まさか全握、ロビ観ロビ観ロビ観…と超ヲタ充してたんですが、
才加が出ている「ロックオペラ モーツァルト」も行って来たんですよーー!!
日曜日、河西さんの握手から渋谷ヒカリエ東急シアターオーブに向かいました(☆´ω`)


モーツァルトの嫁役として秋元才加が出演している”“東京公演”としか概要を知らず、けど論文書いた画家がオーストリアの人だということ共通点もあり、おもしろそうだなーとだけ思っていたのです。
そしたらちょうどコーラ会で「明日あさってで東京公演終わるよ」という衝撃の事実を知り、急いで調べて、けいさんに当日券予約の仕方を教えていただきました!
とにかくバッタバタでチケットとったんですが、
本当におもしろかったーーー!!!
人生ほんとどんな出会いがあるかわからないものですね(´ω`)w
DiVAでの繋がりなどもあり、何気に才加推しの方々とも仲良くさせて頂いてます。観劇の後には増田推しとはまた違った方面に変態トークが展開されるご飯もご一緒させて頂きました!ありがとうございました!(*´ω`*)



山本耕史さんと中川晃教さんのダブルキャストで、
自分が観た最終日17時からの東京千秋楽公演は、ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトを山本さん、ウィーンの宮廷楽長サリエリを中川さんが演じる青いほう…インディゴバージョンでしたw(*´ω`*)


モーツァルトというと、学習漫画で彼の伝記で魔物に呪われてげっそりしながら死んでいくという神格的で非現実な最期を遂げたことが子どもながらに納得できなかった思い出…。浅い知識しかないまま(´ω`)
でも、さすが!
台詞やストーリー展開で雄弁に彼の生涯の出来事が示されていて非常に勉強になりました。


そして、今までに食したモーツァルトチョコレートの包みに印刷されていた全てのヴォルフガングに謝りたい気持ちでいっぱいになりました。



ウィーン土産のイメージ消費が切なくなりました…wwwリーズナブルでいかにも外国のチョコ菓子だけどやみつきになっちゃうんですよねえ
…ってきちんと知らねばならんですね(´ω`)
観劇したことを母に話すと映画「アマデウス」のDVDとパンフレットを引っ張り出してきたのでこれは観なければ( ・ω・)




劇はサリエリの痛切な語りから始まり、幕の向こうからモーツァルトが登場するのですが



いきなり今風のロックな衣装でしかも女性達と黄色い声に包まれていたので、
一瞬でチャラい方なんだということが伝わりましたww
本当にバタバタだったので予習も満足にできず、実は名前はもちろん聞いたことがあったのですが“山本さん”って芸能人たくさんいるからどの山本さんかお顔がぶっちゃけ照合できないままで……(ヽ´ω`)
第一声を聞いた瞬間、「うわああああああ銀平※「華麗なる一族だあああああああ国芳の声の人だあああああとんでもない舞台に来てしまったああああとなりました(*´ω`*)


素敵な声をしてるなーとテレビで拝見してる時から思っていたのですが、
あんなパワフルな歌を歌う方だったんですね(*´ω`*)
サリエリの社会の身分としての固いキャラクターとは対照的に、
自由奔放で夢見がちな愛嬌あるモーツァルトが現在の音楽史に残る理由がよく表れておりました。



そしてヴォルフガングの妻コンスタンツェを演じる我らが秋元才加ちゃんなのですが!まー綺麗!



なー♪なー♪なーっななっ♪♪§・`ω´・§


ピンクでひらひらなドレス、盛大に盛られたヘアスタイルで、AKBにいては見られない衣装だなあ…と思ったことを素直に書いておきますw
華やかで高貴な容姿からくるキツい印象とは正反対に、
ヴォルフガングのことを純粋に好きになる心優しい女性でした。


持ち歌も何曲かあり、掛け合いなどもあり!(上のなーなーなーっななっ)
「キラキラ星変奏曲」は何度か歌う場面がありました。
いつもAKBでみてるようなたくましさもあるけど、
目にも耳にも、そこに乙女っぽさとか優雅さを兼ね備えていて立派なコンスタンツェでした!


ステージ袖の衣装スタンドの合間でヴォルフガングとかくれんぼをするシーンなんか、
コンスタンツェのはしゃぎ方が本当にどこの少女ですかというくらいかわいくて、ふわふわしてて……
そしてキスシーンの衝撃。
2階からの遠巻きだと表情まではみえませんでしたが、なんだかその一瞬だけで、今まで経験してきた48Gの舞台とは一線を介してるなと感心してしまった。
結婚後はしっかりとヴォルフガングを支えるたくましい妻でした。
ツイッターなど見ていると葛藤もあったようで。ストーリーが進むにつれて陰っていく役に入り込むのも大変だっただろうな。


思い返せばDiVAイベント以来、生のステージで才加を観ていなかった…本当に綺麗になられた。
強く気高く美しかったです。



色とか演出とか

香水の匂いが漂ってきそうなどぎつい色彩のセット、衣装。そして照明!
モーツァルトサリエリが青と赤で対比されてるように、コンスタンツェとアロイジアがばちばちと火花を散らせて歌う場面(なーなーなっななっ)でも、ピンクと水色のドレスが対照になっておりました。
パーティーなど優雅なシーンでは、上部から巨大な花々がカーテンのようにだだーっと下りていて、
逆にお母さんが亡くなって絶望的なシーンでは、暗転したステージ上に花びらが散ったような色つきのスポットライトが当てられていました。



絶壁や階段や舞台など様々な場所をしめす十字状の傾斜のある回転ステージ!
帝国の紋章もななめになっていたりして、ゆがんでいて、不安定な感じ。
後半には、死の寓意の演者が数名登場したりと、不穏な暗い影がどんどん広がっていくのだけど
最後には色がなくなっていって、モーツァルトが召されていった天界は真っ白で、人生の全部が浄化されたよう。
色も演出も、視覚的にロックでした。



そして音楽は生バンド!

弦楽器4人とロックバンドがステージ後方の高い段上におりました。
回転ステージの傾斜の一番高いところでもバンドがいる高さには届かず。
「音楽」自体がとても崇高な位置にいるってことなんだろうなー。
楽曲は、チェンバロからアコギのサウンドに推移していく曲がとても印象的でした。
DVD化はなしと決定しているようですが、サントラはリリースされるようで…これはチェックしなければ!
終演後のカーテンコールでは、この公演で音源をRECしていたことが発表されて会場が沸いておりました(*´ω`*)


最後出演者みんなで1曲歌う場面で、才加は後列でステージのほぼ中央にいたんですが、
軽く反復横とびのようなウッホウッホホ的な奇怪なダンスをし始めwwww
推しの方々によるとこれまでのカーテンコールではこういうことはしていなかったようで、そして他の出演者の方々もそのようなことをしそうな雰囲気でもなく、「きっと(終演後に)頭下げてまわってるねw」と話しておられましたww
偶然に東京での千秋楽公演を観ましたが、本編も、最後のトークも楽しかったです!


AKBのファンじゃなかったら、観劇してる方々が身近にいなかったら観に行くこともなかったのかなー…と仮想するのも恐れ多い。
観に行ってほんとよかった!


ちょうど今日が大阪での大千秋楽ということで。
才加、お疲れ様でしたーありがとう!