優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

ウィズ 〜オズの魔法使い〜 田野優花/阿知波悟美【20150321 17:30〜@東京国際フォーラムホールC】

※ネタばれ気にする人は注意!
9日の梅ウィズに続けて14日に行くはずだった田野ウィズに行けなくなり、田野シー観られない……と身悶えていたところいろいろあった末、ゆみちゃんがチケット取ってくれて21日の東京公演千秋楽の田野ウィズに行ってきました∋∞(*´ω`*)∞∈

2階席最前列下手側からは舞台セットなめまわすように見られて、劇中に双眼鏡をかまえても視界を邪魔するものが何一つない絶景席でした。
増田WIZの時は、ドレッサーの脚元にエリアンナさんが実際に使っていた幼少期のおもちゃがおかれていましたが、今回はなかったのかな。ドレッサーの足元にはものがいい感じにひしめいていて、ちょうど奥の方が見えなくなっていました。そして心なしかキノコ増量。
迫りくるマンチキンに「待った!」する姿勢が、今まで見たドロシーよりもコミカルでなんか可笑しかったwwアダパールが間違えた名前は「マリア、ダレノガレ、田野ちゃん」確かに個性的ですね…。どこにでもいけるくだりで挙げた地名は「ロッキー山脈、高尾山」でした。姉さん今日は山ガールでしょうか。
親愛なるかかしの登場セットがとうもろこし&ポップコーン(とウエハース)の丘に変わっていましたが、ヘンリーおじさんが家に入って来る時に抱えている紙袋の中身が沢山のとうもろこしでしたwwソフトクリームを舐めながらの帰宅よりもナチュラルですね。
ブリキ男さんは硬派な性格なのにオイルを差してよ〜ではエロ親父度が増してますね。当時のわりと最先端な素材だと思うんですけど、映画でみるブリキ男さんはまめにオイル差してあげないと、水に濡れたらすぐにさびちゃうし大変そうですね。ブリキの森のセットに「WIZish」って書いてあるラベルや、十二星座の円盤型の早見表が描かれてるラベルの缶があった。凝ってますねー。
ゆみちゃんに言われて気づいたのですが、ブリキ男の歌、短くなってますね。確かにらっちーの時は間奏でソロで踊るところがもう少しあったような気がします。ここのシーン以外にも、グリンダの歌とかくり返し部分がなく短く終わったような気も。その改編で、舞台の進みが全体的にスムーズになったのかもしれません。
ところでイブリーン阿知波さんの怖さな…怖さというか、厳しさというか凛々しさというか。徹底した悪役なんだけど深みがあって美しい。かっこいいねー。カーテンコールで登場した時におすもうさんみたいにドスコイってやって既にステージに並んでたキャストみんなが跳ねたのはこの日だったっけ?w
彼女が歌うDon't Nobody Bring Me No Bad Newsって裏拍だよね!?みんなの煽りも裏拍だよね!?先日の梅ウィズ5列目で観た時、裏で始めた手拍子がみんな悉く表拍になっていって、私の後ろにいたやつが背もたれをどんどん表拍で叩いてきて(あれは同じ列に座ってた人の振動だったのかわからないけど)とにかく私の周辺すべてが表拍に支配されていて、でもステージ上のイブリーン様と下僕ちゃんたちは裏拍で盛り上がっていて、だから半ばムキになって必死に裏拍を追いかけたのでした。あの時の不思議な体験をゆみちゃんに直接確認して観劇したところやっぱり裏拍で、私の脳みそはcrazyではないことがわかってホッとしたのでした。音楽と増田と下ネタに関しては彼女以上に頼れる人はいません。
下ネタといえば←一変して雰囲気がアブナイ感じになるポピーのシーンですが、男性まざってますねー。最初観た時とてもビックリしたけど、廻さんがポピーの衣装を着てらっしゃることではなく、むしろ鍛え上げられた筋骨隆々とした肉体で女性と同じパーツの露出をしているにも関わらず、シーンがしばらく進むまで気がつかなかった自分に驚きましたww背中も四肢も綺麗なんですよ。手入れが行き届いて綺麗なんですけど、顔をみると髭を生やしたお兄さんというww緑のウィッグをしてゲイをカムアウトするオネエさんは初演からいますが、ポピーに一人男性がまざってライオンを誘惑するというのもまた生々しいですよね。そして、野ねずみ警察の長っぽい方が女性というのもインパクトありましたw頭の左右が刈られてる方だけど他のシーンでは可愛らしい表情を見せていて、1人複数役とは見紛うほど。キャスティング入れ替えるとこんなにいろんな見せ方ができるんだなー。
そして、ウィズのSo You Wanted to Meet The Wizardで陣内さんのフェイクが復活していて歓喜…!9日はフェイク完全になくなっていたから仕様変更かなと思ったんだけど、あのフェイクがあると親父感出ててかっこよくて大好きヽ(´▽`)/聴けてよかったー!
広場での演説シーンでのスタンドマイクのリボンが、ウィズの胸に十字架の影を落としてるのが気になりました。2012年はリボンはかかってたけどこんなに整った形はしてなかったと思います。演説したり歌ってる時は神々しく白い特攻服の上半身にエメラルドグリーンの十字架の影が落ちているのだけど、マイクスタンドから離れて気球に乗り込むときはもうそれがない。誓ったはずなのに何も誓ってなくてドロシーを裏切った彼を象徴してるみたいな演出で、おもしろいなーと。
原作だとウィズって傲慢な態度は示しそうにない人柄で、ドロシーの帰り方についてもきちんと考えてくれる人のため、正体がばれた章の最後の「もしほんとうにそうなったら、たとえぺてん師でも、なにもかも許してあげようと考えていた」という一文がとても深い。気球がドロシーを残していってしまったことも事故で、それに対してオズに対する怒りはなく、姿を消してもなお彼を敬愛している。WIZ劇中ではセリフになってないけどこの態度は気球がいってしまった後のドロシーに残ってると思います。ウィズが一人で行ってしまったこと、自分が家に帰れる手段が絶たれてしまったことを嘆くだけで、ウィズその人を非難することをドロシーは一言も言わないんですね。不思議なことに。良く捉えれば、不要な部分は咎めない寛容さがにじみ出てることになると思います。
田野ちゃんは大人びた顔立ちだから三つ編みにリボンのウィッグがどこか浮いて見えたけど、田野ちゃん小さいねー…。嵐のシーンとか、エメラルドシティーを彷徨う場面ではダンサーにまぎれると埋もれてそのままどこかへ消えてしまいそうだった。私が知る限りふざける時はふざけ通すのが田野ちゃんですが、WIZのドキュメント見たけど台本合わせで共演者たちの凄みに触れる彼女の驚きと絶望に近い表情に本当に感受性の豊かな子なのだなぁと感じました。WIZが舞台2本目とは思えない演技。良くも悪くも、演技らしい演技と発声で基礎がものすごい速さで、しかし確実なクオリティで構築されているのがよくわかりました。
Be a LionHomeもあの小さい身体から生まれたとは信じがたい熱量。梅ちゃんはセリフっぽくしているフレーズが多かったけど、田野ちゃんはわりと忠実に歌っていたように思います。声量もしっかりしていて、どんなけ短期間で舞台の発声叩きこんだのだろうと…。
確か亜門さんが田野ちゃんの集中力について絶賛していましたが、普段お茶らけたりダラッとした態度(※褒めてる)の分、やる時ガツンと魅せてくれるのが彼女なのかなと思います。仲宗根さんも「田野ちゃんは自分の見せ方をわかっている」と言っていたし、いわゆる天才肌ですよね。歌ったり激しく踊ったりしているシーンはその小ささがまったく意識から消えるほどにパワフルでした。
大人びた顔立ちということと、ティーンの微妙に背伸びしたい年頃であることが相まって、(梅ちゃんと思われる)ドロシーよりも三つ編みリボンのウィッグに違和を感じていた(田野ちゃんと思われる)ドロシーでしたが、身体を動かすのが楽しそうなところでドロシー相応の年齢の女の子にみえる。内側から湧いてくるというか、ダンスは身体の一部ですみたいなところがあった。踊りだすたびに妙な貫禄。
今度こそ泣かないと覚悟していたのに、結局まだかかとを三回鳴らしてお家に戻ってくる一瞬のシーンでまた涙。田野ちゃんはこれで東京公演千秋楽ということで、カーテンコール3回くらいくり返しましたね。夜公演だったから阿知波さんに「未成年は早く帰らないと」とか言われてたけどwこの春で高校も卒業して、おや。AKBの勝負歳がやってきますね。週末に大阪公演がありましたが、この後さらに磨きがかかって向上されることでしょう。贅沢な願いだけど、また云年後に田野ちゃんのドロシーで再演を観られたら幸せだなー。
私の観劇は梅ちゃんも田野ちゃんも一度きりでしたが、また新しいドロシー2人と旅ができてとても素晴らしい時間でした。愛知・福岡公演へ行かれる方は楽しんできてください(*´ω`*)
そしてそんな私は明日は河西さんの初舞台です(/∀\*)