優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

チームKII「0start」公演【20160920 18:30〜】

あいちトリエンナーレ遠征の折にチケセン投げたら当たりました(´;ω;`)愛知の美術館はどこも大好きでこれまでも何度も来てて、そのたび公演も投げてたのですが全然当たったことがなく…今回初SKE48劇場公演であります!
一度だけですが、栄のロビ観はどんなものかとモニター観覧をしたことはありましたwちょうどその時もKIIで、当時はシアターの女神公演でした。あれから組閣を経ているものの、SKEで長らく好きだった高柳明音ちゃん、ロビ観の時に一目惚れした内山命ちゃんの立つステージを遂に拝める時がきました!
なお、本記事に出てくるSKEの小話的知識は、"ゆめちのばあや"ことみおさんから聞いたお話であります\(・ω・ )/一緒にカフェで宮前うどんをすする仲です(?)お世話になってます!


SKE48劇場

初入場だったわけですが、AKB48劇場と構造や文化が全然違うことが多くておもしろかったのでメモしておきます。

劇場内

  • 柱がない!どこの席でも見晴らし良好と思われる。立ち見は客席後方の柱と柱の間(中央ブロックの後方)のみ。
  • ステージの位置が高い。前方席の目線の高さくらいはある。その前には小型の機材が等間隔で並んでた。ライトかな?
  • セリが横3×奥3(AKB劇場は4×3)
  • 黒壁がモニター。開閉は回転ではなく左右スライド式。
  • ステージ前の真ん中にセリ2枚分程度の広さの小ステージがある(通称"でべそ")。他の公演ではこのでべそが設置されてなかったりするらしい。

ロビー

  • メンバー紹介のモニターが縦長。この時気づいたけど、SKEではチームを束ねるのは「リーダー」と「副リーダー」。キャプテンじゃないんですね。
  • メンバーのぐぐたすがオンラインで表示されるモニターなども縦長。ロビ観用のモニターはもちろん横向き。モニターが用途ごとにたくさんある。
  • 既にロビー床の各所に番号が貼ってあり、チケット購入したヲタク達はカゴに荷物を入れてもう列に並んでいる。そして後半番号の人たちの待機場所は非常階段。
  • カゴはAKB劇場と同じものだけど、カゴの底に整列待機場所の説明書きが貼り付けられている。
  • 通過するタイプの金属探知機の設置がなく、整列待機中にハンディの探知機でチェックされる。それがあるからか劇場内に警備員に女性が多かった。
  • 壁写の配置がチームごと横一列ではない!非常に見やすい!w
  • 集合写真("撮って出し生写真")は、チケット購入時に整理券をもらって終演後に並んで待機。終演後の撮影と決まっている(先着順で用意されているけど、整理券が良巡でも終演後15-20分くらい待ちました)。

結構違っていてビックリしました。劇場が入っている施設自体の差が大きく影響してるんでしょうね。良巡で入ったヲタクが最前列<中央通路寄りで良い席を探していたし、セリやステージの組まれ方が違っていたのには驚いた。金属探知機を設置できる空間がないという理由もあるのだろうけど、劇場ロビーの景観を考えると時間はかかってもハンディタイプ探知機でのチェックって賢い対応。あと、待機してるヲタク達が、カゴ持ってるしタオル持ってるしでまるでこれからお風呂いくみたいに見えてちょっとおもしろかったw

この日は女性小中学生枠、いわゆる女性シートで当選していました。AKB公演と同じく指定席ということは聞いてはいたけども、通された席がなんと

*1

え?
セリ2枚分程度の正方形のステージのまん前。メインステージは少し遠いものの目の前を遮るものは何もなく、中央ブロックの最前列。そんな場所がしかも指定席で用意されているとは…こんな贅沢していいのでしょうか…えマジか…

0start

この日のKII公演の出演メンバーは以下の通り。ちゅりが2カ月ぶりの出演だそうで、その他お名前を知ってるメンバーが多くいたのでとてもラッキーでした。

青木詩織荒井優希石田安奈内山命・小畑優奈・北野瑠華・白井琴望・惣田紗莉渚高木由麻奈高塚夏生高柳明音竹内彩姫日高優月松村香織・片岡成美・水野愛理

0start(リスタート)公演は、RESET公演のセトリを軸に、ユニット曲とWアンコールがオリジナルで組まれた、いわゆるウエイティング公演であります。
影ナレはなんとみことさんだった!結構噛んでたけどw嬉しかったです。
RESETベースということで前座ガールがあり、SKEながらにツムラブ!を歌唱。日替わりでメンバーが変わるはご愛嬌ですが、研究生等ではなくチームの正規メンバーがやるらしい。「今日の前座は私!」と声が入り始まったこの日は北野瑠華ちゃんによるるかちゃんラブ!。壁写だとショートだったけどそれよりは長めでおだんごにしてて、印象違ったなぁ。

overture(SKE48 ver.)はなんと映像つき。MCによると由麻奈さんが制作した映像だそうで、KIIのみの演出だそうです。なんでもこういう映像を作るお勉強をされているそうで、特技を生かしてこういう演出にしているとのこと。個性が出ますね。

RESETでちゅりが目の前に出てきて、mix前のよっしゃいくぞーを一緒に言ってて笑いましたwみことさんの笑顔はとても素敵でして、SKEには疎いのですがおそらく後輩が多いのかな?アイコンタクトするたびに目を細めてさも愛しそうにニッコリするんです。2番ではみことさんと向き合ったペアが片岡成美ちゃん(なるぴー)という非常に小さい子だったのですが、それがおかしかったみたいで二人して笑って頭をぽんぽんやってたのが可愛らしかったです。2番Bメロの「リセットしてまた振りだしへ」で目を閉じてカウントする振りは、元気な曲中で静かになる印象の箇所でいいですね。目をつむったみことさん綺麗だったな…。

個人的なことですが、この日は美術館も休館日だし台風で荒れててどこも行けないし挙句には瞼を虫に刺されて()片目が腫れてしまうなど散々な日だったので、ステージの笑顔になんだか涙腺が熱くなりましたw

洗濯物たちでは全員でぐるぐるまわりながらキャーって声が聞こえたんですけど、この曲のデフォルトなんでしょうか?wちょっとおもしろかったですw2番で1人+洗濯物3人の陣形になるところではみことさんがお洗濯するんですけど、ひとりずつにしっかりアイコンタクトして頭ぽんぽんしてあげて、とても愛しそうににっこりしていました。

彼女になれますか?って本当にかわいい曲ですよね。当時は専らBのかわいらしさベースのシアターの女神公演を追っていましたが、このKのしょうもないのろけた可愛さは羨ましかったです。高柳さんの細く美しい白いお太ももの上で作られたお弁当おいしかったです(?)。表情がちょこまかしてるというか、松浦亜弥さんを思い出しました。何か似てるところあるかな…。ちなみにこのあたりからしばらくみことさんを見失い勘違いしてしばらく由麻奈さんや優希さんを眺めていました()。

ウッホウッホホ、ここでなるぴーの前髪が汗などでとんでもなくグチャグチャになっていることに気づく。毒蜘蛛まだだよwwwwって思うくらいクモの巣状態でした。身体が小さいので腕を突き上げたりするところなど一挙一動大きくやっているのが、若さゆえの一生懸命さとひた向きさがにじみ出ていてかわいかったです。松村がゴリラになっていましたが、でべそに出てきて私の隣に座ってたちゅり推しの女の子から鳥のマペットを借りてウホウホしてました。気がつけば柵がないし、待機してる警備スタッフも視界の限りいなくて、メンバーとファンとの物のやりとりがナチュラルにできる環境に驚きました。楽しかったなぁ…。

そんなカルチャーショックが多かったのですが、なかでも驚いたのがMC。まとめ役みたいなところのある副リーダーのみことさんもそうだけど、みんな本当によくしゃべる。自己紹介MCになんとお題が存在せず(以前はあったらしい)、各々が最近あったことや思ったことなどを口々に話してご挨拶していきます。お題があっても考えてなかったり忘れたりすることが多いAKBと違い、ひとりひとりが何をどう話そうというのを多少の得手不得手はあれどきちんと考えているのでしらける場面がほとんどなく、またメンバーの話に対して他メンバーがつっこんだ野次から話題が大きく脱線することもなく、とてもテンポよく進んでいきます。
地域的な特徴なのかもしれないけどAKBとは良い意味で全然違っていて、どこの曲間で入るMCもすべて面白くて聞き入ってしまいました。エケペディアでみんなの壁写を頭に入れておいた+キャッチーなトークで、ざっくりとですがたくさんのメンバーを覚えることができました。
荒井優希ちゃんの「栄を歩いていたらちょうど公演が終わった時間で、劇場から出てきた人がみんな笑顔で、ここは笑顔になれる場所だってことを知ってほしいので、今日皆さんも劇場を出るときはニヤニヤしてください」っていうのが素敵かつオチのあるお話で印象的でしたw

さてユニットは、セトリの枠を超えていろんな曲がオリジナルで組まれたものです。
残念少女は、竹内彩姫さんをフォロワーさんがおすすめしてくださったことがあったのでちょっと注目して観てみたのですが、表情のある無表情ですね。曲の女の子よろしく無関心に客席を見てる、いや睨まつけるような反抗的な表情。だいぶ昔のアイドルにウインクっていう二人組がいましたが、彼女たちを思い出しました(年代バレるw)。左右の2人が無表情すぎて、真ん中のゆななの感情が引き立っていました。時代が2016年になっても3人が持ってるのがガラケーっていうのがいいですね。

Bye Bye Byeはさりなちゃんがかわいかった…。あっかんべーするところとかめっちゃ女の子、少女マンガとかに出てきそうな女子。こっちゃんは今の4公演でさっきーがやってるポジションにいたのですが、ちょうど三つ編みだったから素朴さまでシンクロしてましたwwそして恐る恐るサビで振りコピをやっていたら、大サビでセンターにきた瑠華ちゃんが気づいてくれて、一緒にBye Bye Byeしました(*´ω`*)周りのヲタはみんなサイリウム振ってて振りコピしてる人いなかったし目立ったようで、楽曲自体も栄の地ではあまり馴染みがないかな?専ら透けがちな存在感薄めのヲタクですが、レス貰うってやっぱり嬉しいですね…。コールなどもわからずじっと観てばかりの地蔵になってしまってたので、ここで思いきって振りコピ発動して良かったです。瑠華ちゃんありがとう。

ハートの独占権NMBのアルバムの曲らしく予習していきましたがしょうもない歌ですね()。こういうイントロわりと難波というか西っぽい気がする。ちょっとコミカルな感じ。トランクス愛用↑のところ好きです。

君については杏奈さんめっちゃ観てた…目の前にくるたびに、綺麗なお姉さんって思った(?)。MCで触れていたが高塚夏生さんの前髪ぱっつんすぎるやろwww確かにちょっと切りすぎかもねくらいだったのに、いざ超しっとりソングを歌うと本当に日本人形みたいになっちゃってるのがおかしくてちょっと笑ってしまったww

さて。黒い壁が開いて、3人が身を寄せて登場するイントロに息を飲みました。そうだMARIAってこういう始まりだった…劇場で観るなんて9年ぶり。古畑奈和ちゃんのセンターポジションには優月ちゃん。梅ちゃんポジには瑠華ちゃん、ユニット掛け持ちで前座までやるなんてバイタリティあるなぁ*2。みことさんは河西ポジ。ちょっと意外なポジ割だったのですが、全うされてました。

0startのセットリストを観て正直、楽しみ半分に不安半分でした。推しがいた想い入れの強いナンバーなので、マイナスの感想に繋がるようなパフォーマンスだったら嫌だなと思っていたんですが、そんなのはすっ飛びました。
日高優月さんにひたすら圧倒されっぱなしでした。残念少女と偶然のシンクロですが、左右のみことさんと瑠華ちゃんは大人しく淡々とパフォーマンスをして、自分の歌わりになれば感情をこめて歌い、真ん中の優月さんを支えるような感じ。優月さんはロックのコンサートかと見間違うくらい、汗に髪をはりつかせるほどの熱量で、歌詞に込められた啓示的なメッセージをマイクにぶつけていくんです。こんなMARIAは想像すらしたことがありませんでした。

私はオリジナルメンバーに拘るのが嫌いです。「MARIA」は増田河西梅田(大堀)の印象が強すぎた故に、大箱のライブで披露されてもやっぱりオリメンだよねとなってしまい、歌い継がれません。でもオリメンは卒業していきます。すると、オリメンにこだわった楽曲は死んでいってしまいます。どんなに素晴らしい歌でももう誰も歌ってくれなくなります。オリジナルのあの先輩を超えることはできないからライブが盛り上がらないのでは、叩かれるのではと尻込みしてしまうからです。
弱冠15歳の増田の天才的実力に支えられたMARIAもそんな1曲だったと思います。でもそんなMARIAを、チームKIIは公演に組み込んだだけでなく、ここまで違った魅せ方で披露してくれました。SKEには本当にすごい人たちがいました。

そしてもう1つ素晴らしいことは、このMARIA3人がこの衣装のままユニット明けMCをすることです!!!

衣装見放題歓喜!!!HKTの劇場公演でも歌われたことがあるけど、どうやらオリジナル衣装をそのまま使っているらしい!ツイを漁ってたらみことさんがShowroomでそう話していたレポが残っていました。
残念少女は完全に新しいものだったし、ByeByeByeは似てるけど同じものの複製のはず(チーム4でも着てるし!)だからMARIAもきっと新調だろうと思い込んでいたのに、見れば見るほどオリジナル3人の衣装の特徴がそのまま残っていてちょっと混乱したんですが、継承でしたか。素直に嬉しかったです。擦り切れや破けなどもあると思うので細かい手直しは入っているはずですが、大切に着てもらってることがわかるほどに綺麗で良好な状態でした。コサージュの大きいこととか、腰の大きなゴールドのリボンとか、増田が着てた荘厳な衣装もスカートにちょっと入ったスリットとそこからふわっとした翻る黒の生地とか…みことさん(河西ポジ)だけはショートブーツなんですよね。こんなにまじまじ見られるとは。MCの最後には誓い!とか言って十字架のネックレスを掲げるそぶりも見せてくれて、MARIA厨歓喜でした。

毒蜘蛛でスクリーンじゃなくてモニターだったんだと気づくわけですが、蜘蛛の巣が風になびく感じすらあって芸が細かいですねとか思ったのですけど、こんなにきわどい振りだったんですね。基本的に恍惚とした女の子なんだけど、サビ最後の毒蜘蛛の手ぶりとちょっと驚かせるような表情をするのはインパクトあった。高柳さんはどの曲でもだけど、曲世界に入っていって演じる人だなぁ。大サビだったかでさきぽんが最前列の目の前でしゃがんでパフォーマンスしてたんですが内股の触れ方と脚の開閉が大変エロティックでした…まだ高校生?ムチッとしたボディーが相俟ってか、ちょっと信じられない色気でした。

オケラはメンバー2人ずつがでべそのステージに出てきてくれた覚えがあったのですが、何しろ竹内彩姫さんの色気にびっくりしてしまってしばらく集中できないというトラブルなど()サビのダンス、ステップや腕の振りなどテンポが気持ちよくて良いですね。妙に激しかったのが優月さんだったんですが、ふり乱れた髪が顔に貼りついたままチャラく笑いかけるんですよね。唐突でぎょっとするような笑みなんだけど、それがかっこいい。

ホワイトデーには…も、彼女になれますか?と同じく可愛らしくて羨ましかった1曲。学校の机のイス使ってやるんですね。ゆななちゃんが主人公設定のようでめっかわ…。好きでヘビロテしてた曲なので、なんてねー♪をメンバーと一緒にできたのは至福でしたええ…。

ここで前半・後半でメンバー入れ替わりのMCがありました。やっぱりみんなおもしろかったな…近況に関する話が多かったけど、ピックアップする話題や話し方でメンバーの個性までわかるような。土地柄、いろんな府県から来ているメンバーが多いのか、しゃべり方も方言が出たりして個性が良く見えました。AKBは関東圏出身や在住のメンバーが大半だけど(自分は千葉ですが)、そういう天性的な個性を持っているのは羨ましいなぁと思ったりします。そしてつっこみも険しいwでもサバっとしてるから話題を引きずることなく終わり、次のメンバーの話へ。まとめ方もわざとらしくなく、普通に歓談という感じでよかったな。AKBとの大きな違いはMCに見えたように思います。

ジグソーパズル48を聴くたびに秋元康はヲタクの人生まで考えて歌詞を作っているんだという視野の広さに脱帽してしまいます。桜木のころにまたAKBヲタ復帰をした私にはだいぶ衝撃的でした。でも実際、そういう人は何人いたんだろうな…と考えてしまうくらいには、その前後でAKBの客層はだいぶ変わっていましたけどね。戻ってきたからこそ噛みしめられる、あの頃を振りかえらずにはいられない切なさ。
みことさんはさきぽんとか優月さんがペアだったかな。さきぽんは毒蜘蛛のインパクトいまだに強烈過ぎましたが()こういう曲だとまた違った表情を見せてくれますね。目がきりっとしているけどギャップがあって、たとえばみことさんと顔合わせてニッコリするとそれはもう可愛くて、年相応の女の子なんですね。

アンコール明けは星空のミステイクから。確かこの曲だったと思うんですが、歌ってるメンバーの横で腕がつがつやって煽るような振りを激しくしていくみことさんと優月さんの絡みがおかしかったですwユニットも同じだし、気を許しあってる感じがなんとなく伝わってくる笑みを交わしていました。…見間違いだったらすみません←

夢の鐘は以前からずっと大好きで聴いていた1曲ですが今回初めて公演のステージで観ることができ、イントロから鳥肌が止まらず。かわいいニコニコのミステイクから暗転すると一変、みんなが負傷した戦士に。ペアで衣装をびりびり替え合うものだと思っていたら、センターのちゅりとゆななちゃん以外は自らびりびりしていたんだけどこうでしたっけ?w破いたらノースリーブの別衣装になって、そのビリビリした衣装の切れはしみたいなものは、よく見ると手首に結ばれて仕込まれていたアクセントになってて目を見張ります。48の衣装部はすごい。
ステージのぎりぎりで客席に背を向けて倒れているちゅりの背中の弱々しさといったら、ゆななちゃんに揺り起こされてももう起きないんじゃないかと思うほど弱々しかったのに、サビではばっちり不死鳥になれるのだから高柳は凄い。サビ後半で規則的に鳴る鐘の音が、やはり劇場の音響設備で聞くととても響いて圧倒されますね。テンポが速いせいか鐘というよりブザー音のようでとても焦らせられる雰囲気の中、鐘を打つように腕を振り乱して歌うメンバーはひとりひとりが戦士でした。みことさんもパワフルでよかったな。笑顔からシリアスへの跳躍が半端ないですね。

ここで最新シングルの金の愛、銀の愛が披露されました。一度テレビで観たことがあるのみでしたが非常に重たい歌ですよね。葬列を思わせるイントロの陣形も、鐘の音もぞっとするほどこわいんですけど、サビに向かっての盛り上がりで感情がやっと見えてきて切なさが増幅。前方がしゃがむ陣形の時に、特にポーズが全員で共通してたわけではないと思うんですが、みことさんが両手を握ってそっと目を閉じてたのが、白いライトの下で静謐で綺麗でした。全然違う楽曲でふいにMARIAを思い出すような祈りでした。彼女なりに楽曲を吸収して、MARIAをやっている人に、MARIAになってるんだなと思いました。あと曲の導入がちゅりだったんですが、「ドラマではこの曲が流れると誰か逝ってしまいますが皆さんは生きて帰ってください」「よかったみんな生きてた…」など前後で笑わせるようなトークになっているのが巧みでした。うまいなぁ…。

引っ越しました のイントロの振りの手腕の使い方がみんな妙にふんわりしてて、夢の鐘との大きな差を感じましたwこの公演中推しにはならないだろうなor好きになってはいけないなと感じていた(?)ゆななちゃんが放ったモスグリーンのテープが私の肩にかかってしまったのですが、ごめんと言う替わりに微笑みかけてくれたゆななちゃんが本当に可愛らしくですね…。微笑んだ時に白い頬に出来たえくぼなど…oh……。えくぼに住みたい人の気持ちが少しわかった気がしたので、嬉々としてゆななのえくぼに引っ越しました(?)

KIIのすばらしさと秋元Pが仕込んだ仕事とゆななのえくぼ(?)に脱帽している中でダブルアンコールが発動され、DA DAマシンガンというKIIの楽曲のようですが披露されて終演。衣装はジーンズに、ロビーで販売もされていた赤KIIのTシャツ。撮って出し生写真も、最後のお見送りもこの衣装でした。
お見送りはやはりメンバーがステージ上に居て、その前のヲタクが通過していくスタイルで導線が作られていたのですが、ステージが高いため、メンバーがみんなステージ床に座って目線を合わせるんですね。足を伸ばしてたり、しゃがんでいたり、お姉さん座りをしていたり……座り方にだいぶ個性が出るなと思いました。そしてそんな文化の違いをまじまじ観察していたところお見送り1人目がなんとみことさんというとんでもない状況に追い込まれ、とっさに「みことさん好きです」と謎の告白をして自爆したヲタクが今こうして長々とブログを認めております(?)。

「RESET」公演

RESETは個々で好きな楽曲はいくつもあるんだけど、チームKでも研究生でも公演で観たことがなかったので、今回当選してから音楽を聴いて頭に入れていきました。洗濯物たちといい引っ越しましたといい、どこか一人暮らしを連想する歌詞だなーという印象が強く付きました。実際自分が今その境遇になったから気付けたのかもしれません。
K5thまでのチームKはいつでも仲間、16人でひとつという意識が強い楽曲が多かったし、メンバーにもファンにもそれを求められていた節があったように思います。K6thの一人暮らしやら戦士やら、恋をしたり誰かと居るのにひとりよがりの心情のように、"ひとり"を強調して立っている楽曲が続く、非常に新鮮なセットリストだと思いました。組閣後のセットリストを見て、どうしてKだけが組閣で変わったことをこんなに強調する内容なんだろう?と不思議だったのですが、思っていた以上に強く固執していた"旧K"の記憶を払拭するためだったのかもしれません。


最後になにかまとめようにも驚きや発見は各々の箇所に書きだしてしまったのですが、大きな文化の違いと、とんでもない熱量の公演を観ることができました。
MARIAは推しの彩希ちゃんにいつかやってほしいなーなんて悠長な希望を抱いていましたが、その希望は危機感にすら変わったかもしれません。彩希ちゃんが日々公演に出まくっているのでいろんなチームのいろんなセットリスト・メンバーで観ていますが、やばいですね。越えられたくないと妙にメラメラしてしまってw一界のただのヲタクですが、彩希ちゃんは特にMCうまくなりたいおもしろくなりたいと言っているので、755でKII公演を観るように勧めてしまいましたww
初めてAKB劇場以外の公演に入りましたが、他のグループの劇場公演も観てみたくなりました。秋葉原と栄だけでこんなに違うのだから、難波、博多、新潟もまったく異文化なんだろうなぁ。おもしろいですね!もちろんまたSKE48劇場の公演も観に来たいです(*´ω`*)それくらいSKEの良いところを見つけることができて、初めて入ったSKE公演が大好きなKIIで本当によかったです。楽しい時間をありがとうございました!

*1:少し前の別公演についての記事を参照したので細かい座席割など違う部分があるかもしれませんが、とにかくこの日の私はでべそ前のここに居た。 http://sakae48ske.blog.so-net.ne.jp/2015-03-10-1

*2:ちなみに以前ロビ観した「シアターの女神」公演を遡ってみると2013年9月26日の公演だったようなんですが、この日はみことさんが嵐の夜にはとロッカールームボーイのユニット掛け持ちをしていました