優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

山内瑞葵ちゃん

今日は16期研究生公演でしたね。先月2月から週末はもっぱら16期研究生公演を劇場でやっているので、安定在宅の"定点おばけ"である私はオンデマンド生配信を観ています。フォロワーさんが気になってピックアップするメンバーを中心に見ていったところ、お耳がまりんちゃんに似てる山内瑞葵(みずき)ちゃんが気になっています。(TLの村山ヲタのツイートがきっかけだからな!?)

今までは、誰か1人推しメンがいてその子をひたすらと推していくスタイル(+1人、推しの影響で別の誰かを好きになって浮気していくオプション)で活動していましたけど、まりんちゃん・彩希ちゃん推しに移行してからはAKB全体を見るようになった気がしています。
まりんちゃんは増田・河西のポジションでB5th公演にたくさん出ていましたが、当時は好きなメンバー/チームしか追っていなかった私は、AKBのファンのはずなのにつまらないと感じていました。なんだかよくないなぁと思ってどうしてつまらないと感じるかについて考えると、理由は「知らないから」でした。卒業生がいて新しいメンバーが入って、私が知っているAKBから変化していってしまうから距離感を覚えるんだなと。誰か1人を応援することはそれはそれでいいのだけど、推しの扱いや運営、今後のグループについて語りたい時に、全体を知らないと木を見て森を見ずな机上の空論にしかならないと気づきました。
だから彩希ちゃん推しの今、DDと勘違いされようとも…俺は、ズッキーずになるって決めたんだ…()

1月18日にTDCホールで行われた16期研究生コンサートは、セットリストが2006年の日本青年館での1stコンサートとまるまる同じで組まれていて話題になりました。2月11日から行われている劇場公演では、このコンサートで披露した「小池」「涙売りの少女」も組み込まれました。
新公演がこない今、著名人が組んだ特別公演が多発していて披露楽曲には重複も多く起こっている。大箱ライブでも同じような歌ばかりやってるし、正直「またこれか」って思うことも増えてきていました。そんな中で日本青年館のセットリストから発掘した曲に、2017年の今彼女たちの色をつけられる*1から、とても意味のあることですよね。日頃のステージで馴染みがないから聞く機会がすっかりなくなってしまっていましたが、この2曲は元々大好きなのです。また聴き出すきっかけをもらいました。

劇場公演では、瑞葵ちゃんはユニットで「あなたとクリスマスイブ」をなーみんとしっとりと歌い上げます。歌うまいんだーと調べてみると、岩田華怜ちゃんと舞台で共演していたそうで。華怜の舞台をいつか観てみたいなと興味を持っていたので、なんとそのフライヤーを持っています()裏面に瑞葵ちゃんがいました()
そんな偶然もあって急速に16期の瑞葵ちゃんに惹かれて公演を観てみると、ものすんごいバキバキにパフォーマンスするんですね。以前からステージに立つ仕事をしていたとはいえ、他のメンバーとは比べ物にならないほど自分の魅せ方、人から観られるということをわかっている。A1st〜3rdあたりの振付は基本的なダンスが組み合わさったシンプルなものだから、基礎がいかにできているか/できていないかがわかりやすい、いわばダンス界の肉じゃが的存在()と思います。瑞葵ちゃんは振りはきちんと丁寧にやっているのですが、1つ1つのダンスをとても楽しんでいる感じがします。「小池」のちょっと面白いダンスを笑顔でこなした後、「制服が邪魔をする」で空気を仕上げてからの「涙売りの少女」……それはもうバキバキに舞っております。ラップがあって有難うとこんなにも思った楽曲は他いないですね。軽やかにステップを踏んで、不敵に微笑んだりしながら踊っている。アンコール明けのRIVERもポジションが奥の方ですが、瑞葵ちゃんのパフォーマンスは観ていて本当に気持ちが良くて、その気持ち良さで鳥肌が立つほどです。
彩希ちゃんもダンスには定評があるけれど表現をコントロールするようなところがあって、経験的な貫禄と技量を感じる19歳のパフォーマンス。瑞葵ちゃんは無邪気で、ひたすら身体を動かして踊ることを楽しんでいて、それによって人を楽しませようとしている感じが伝わります。
定点カメラで見ると、ちょうど上手側の柱の近くに彼女をきちんと捉えることができます。気になる方はぜひ今度の土曜日に観てください。ずっきーは凄い。

*1:確かあやなんのSRで、13期公演に「バラの儀式」を選曲した理由を話していた時にも「13期の色をつける」って言い方をしてましたよね。