走り続けるということ

彩希ちゃんにお手紙しようと82円切手を買っていたけど、劇場に預けるスタイルに慣れてしまうとポスト投函がどうもできない。劇場に行ける日まで待とうと筆不精になっていましたが、昨夜の彩花ちゃんの卒業発表の件があって今書くしかねぇんだよ!となり、瑞葵ちゃんのあなたとクリスマスイブをBGMに急いでしたためて秋葉原に立ち寄りました。
いつからか手紙の下書きをしなくなったなぁ。だから文脈や語順がおかしいことがあるんだけど、それはそれでまとまるのよね。世田谷文学館のいつぞやの館長が「手で書く文章と、ワープロで書く文章は違う」と言っていました。聞いた時はそんなことあるかいと思ったけど、結構違うなぁと実感できるようになりました。

さて。そんな私は下北沢ガーデンの河西智美さんの10周年記念LIVEに行ってきました。レポは今日中にまとめられる気がしないので、思ったことをつらつらするだけにしたいと思います。

河西さん達AKB48の2期生が10年記念特別公演を秋葉原の劇場で行ったのが2016年4月1日。今が17年3月なのでぎりぎり10周年なんですね。
今日のライブではAKBの楽曲も何曲か披露しました。その中でもMARIA、転がる石になれ、草原の奇跡、夕陽を見ているか?は、私にとって劇場で目撃することができた本当に本当に思い入れのある音楽です。彼女の活動の10年を振り返る映像も、スクリーンに流れました。オーディションの歌唱から劇場公演、チームBのライブ、卒業発表、ソロライブ…。本当にいろんなことがありました。どうしようもない風評でひどく叩かれたこともあったし、病気をしたこともあったし、何かといえば騒がれた。いつ折れてしまってもおかしくなかった。それが、10年も続いている。河西さんの口からは「次は20年?」なんて言葉も飛び出しました。

河西さんは卒業して4年が経とうとしている今も、全力で走り続けているし、きっとこれからも走り続けてくれる。
河西さんのLIVEはいつでも「最高」「行ってよかった」「また行きたい」と思える。これって決まり文句のようだけど、言葉通りなんです。持ち歌は少ないほうのはずなのに、河西さんのLIVEはいつだって新しいんです。それは彼女が歌のスキルを上げているから、ファンを想って活動してくれているからなのだと思います。

ひとつのことを続けるのはとてもしんどい。時々何をやっているのかわからなくなる。いろんなことがあるから、プライベートで何か事情があったり事務所とうまくいかなかったり社会的な揉め事があったりいろんな理由があって、活動をやめてしまう人はたくさんいる。昨日はAKBを卒業していくメンバーについてブログに書いたばっかりです。
人の気持ちは変わるものだし、考え方も変わるし、身の回りの環境も変わる。同じものはなくて全部時間の中でうつろっていく。その中でいつしか弱ってしまって、そのまま楽なほうへ流れていってしまう。ひとつの夢を抱き続けることは、哀しいほど苦労が多い。
そんな人が山ほどいる中で、河西さんは芸能活動を続け、歌を歌い、ステージに立ち続けている。この事実を形容する言葉がいつもうまく思い浮かびません。嬉しいとか幸せとかそういうことなんだけど、それだとなんだか足りなくて。
自分の夢を握りしめたまま、離すことなく、諦めることなく折れることなく、走り続ける。ありふれたことかもしれないけど、これほどに難しいことってない。そう考えていくと、大袈裟かもしれませんがある意味で「奇跡」だと思いました。偶然ではない、努力の先にある奇跡の領域。

LIVE終演後、河西さんがサプライズで会場ロビーにお見送りに出てきてくれていました。ありきたりな声しかかけられなかったけど、ありがとうの一言に真剣に耳を傾けてくれる河西さんの目は本当に輝いていた。MCでは25歳に年をとったことを皮肉って笑っていたけどむしろ若返って見えて、その瞬間に15歳の彼女と初めて握手して向かい合った時のことを思い出したくらいです。今日のステージを観て歌を磨いてどんどん高みにのぼっていく彼女が遠く感じたりもしたけど、何年経っても変わらない面影も確かにあってちょっと嬉しかった。
もっと言いたいことがあるけど、うまく言えないな。レポの締めでまた書いてみることにしよう…。


ひとつのことを続けるといえば、彩希ちゃんは今日AKB48の被災地訪問活動で岩手に行っていました。6年が経つことになる今年の3月11日は、チームの劇場公演の中で復興支援特別ライブをやるようだからこれまでとちょっと趣が違うようで、そのこともあってか今日は岩手・宮城の何カ所かにそれぞれメンバーが訪問していたようです。AKBは被災地の復興支援活動をずっと続けている。6年経ってもこれまでと変わらずに。劇場公演を続けていることもある意味では同じかもしれない。
いつも居てくれるってことはそれだけで奇跡だ。彼女たちのファンで居られることは尊い。本当に。そんなことを思いました。