優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

AKB48 チームA単独コンサート〜美しい者たち〜【20190112 15:00-@TDCホール】

知り合いの方に拾っていただき、急遽Aのコンサートを観てまいりました(´ω`)第2バルコニーの上手寄りの席。最高でした。

【出演メンバー】
岡部麟、奥本陽菜、小栗有以、加藤玲奈後藤萌咲、下尾みう、篠崎彩奈、鈴木くるみ、田口愛佳、谷川聖、千葉恵里、長久玲奈、西川怜、人見古都音、前田彩佳、宮崎美穂向井地美音、山根涼羽、横山由依、吉田華恋

 

M01.美しき者
M02.Ruby
M03.胡桃とダイアローグ
M04.フライングゲット
M05.ハートの独占権(田口、宮崎)
M06.She's gone(人見、長、加藤、千葉)
M07.唇 触れず…(篠崎、岡部、前田)
M08.ツンデレ!(小栗、吉田、山根)
M09.出逢いの日、別れの日(横山、向井地)
M10.君と僕の関係(鈴木、西川、ラップ:田口)
M11.月の裏側(下尾、後藤、谷川、奥本)
M12.背中から抱きしめて(小栗、山根、向井地、加藤、宮崎、横山、岡部)
M13.NO WAY MAN
M14.従順なSlave
M15.だらしない愛し方
M16.大声ダイヤモンド
M17.ずっと ずっと
M18.ラベンダーフィールド
M19.摩天楼の距離
M20.なんて素敵な世界に生まれたのだろう
M21.Party is over
EN1.PARTYが始まるよ
EN2.Only today
EN3.ギンガムチェック
EN4.Overtake 

 

メンバー20人が「王国の王女」で、歌やダンスやいろんなことが得意なメンバー達は仲良くしつつも1つの玉座(背もたれ巨大なラタンチェア)を狙ってドロドロと戦っている、というような設定のVTRがありました。大道芸人などプロのパフォーマーの方(MCによると世界チャンピオン、ギネス記録保持者、ハロウィンナイトMV出演者などいるらしい)を率いています。マッチョさん4名に担がれて、ゆいゆい登場。この王国中で一番美しい女は誰なんだ……と台詞の後、美しき者。王国設定の時点でもしやと思ってはいたけど、サブタイトルにも掲げられている通り美しき者のAらしい気品、異国っぽい挿入曲や大道芸などなどで構成されていて、美しき者大好きマンの私はとても歓喜でした。

美しき者に着目してくれるあたり、今のチームAは趣味が合うかもしれない。そう確信したのは2曲目のチームA楽曲Ruby、続けてさらにさかのぼって胡桃とダイアローグが披露されたからでした。イントロ鳴った瞬間のなつかしさ…よくぞやってくれた…名曲。胡桃とダイアローグはわりとよく披露される機会がありますが、Rubyは篠田Aの曲で毒っ気のある歌詞が大好きなのでぜひ広まってほしい。そして、ゆいゆいセンターでフライングゲットを披露してMCへ。はじめにあった横山さんからの挨拶はいろんなメディアに報じられているとおりですが、問題の新潟のグループ名は出さずに言っていました。

MCはどのパートも楽しかったです。番号札と王女札を引いての「王女様ゲーム」は、あやなん→愛佳ちゃんへの直してほしいところを3つ挙げるという流れになって腹を抱えて笑いました。あやなん「愛佳は私の先生だからいつも注意されているけど、もっと私に優しくしてほしい。愛佳に直してほしいところは(1つしか)ないですね」と、田口先生を持ち上げて終わると思いきや、札を箱に戻して次のターンに進もうという時に、愛佳「あやなんさんはまず楽屋が隣なんですが綺麗にしてほしい。楽屋ではスリッパを履くんですけど脱いだそれを私の靴の上に置くのをやめてほしい。あとは振り覚えが悪いから…」、あやなん「そういうところを早く直してほしい!」と絶好調の二人でしたw

大勢メンバーでのMCでも、若手メンバーに混ざってMCに参加することになったあやなんが「どうして私若手のほうなんだろう」とぼやいた時にくれにゃんに「確かにw」と鼻で笑われたエピソードを披露し会場は大爆笑。後半メンバーに入れ替わってからも、みゃお「(王国物語の説明のVTRで)歌が得意な王女、ダンスが得意な王女とかいろいろいてあやなんはおしゃべり好きな王女だったじゃないですか。それを見てあやなん、「私おしゃれな王女じゃないの?」と言ってた。自分の事おしゃれだと思っていたんですね」「裏でスタンバイしてる時もずっとそのこと言ってた」と、あんなにかわいいお嬢さんなのにこんなにも持ってていじられて、愛されあやなんだなと思いました。

 

さて、前半4曲に続いてはユニットパート。始めはみーおんの王国説明(みんな玉座を狙っているんです)に始まり、ハートの独占権へ。メンバーがステージ後方のセット上一列になりサイドステップで見守る中、ベテラン大人の色気を携えるみゃおとフレッシュなかわいい田口との一騎打ち。

アリーナ中央ブロック後方、ちょうど1バルの高さくらいに簡易ステージのようなスペースができてて、ゴンドラ移動後もそこでしっかりパフォーマンスするんですよね。その間に本ステージの方セット替えしてたりして。ゴンドラで後方ステージ移動してきた宮崎田口がよく見えなかったのでモニターをみていたら、ステージに椅子が4脚配されて、これは…!!!あれしか…!!!

She's goneあああああああああああえりい!!?上手端なのでめぐちゃんがよくいたポジションだったでしょうか。意外だったけど、大人になったなぁと思わせる立派なパフォーマンス。れなっちとかもうさすがに曲の雰囲気にぴったり。

暗転するとスタンドマイクが3本登場、イントロがなると玉座に座る麟ちゃんと左右にあやなん、彩佳ちゃんで唇触れず…なんという!なつかし!あやなんは歌う時はドライな笑顔で、でも手振りで踊ってる時はニコニコと幸せがあふれ出ている表情。あやなんは小嶋さんのほうのポジションで、どおりであんなに幸せそうなわけだ…。麟ちゃんがたかみな、彩佳ちゃんがみぃちゃんポジでした。黒いドレスも似合ってた。

ツンデレ!はいきなり後方ステージで始まり、アウトロでメインステージに戻ってくる演出。ピンクゆいゆい、黄色華怜ちゃん、青ずんちゃん。ゆいゆいは何着ても似合うな…。先月に正規メンバーに昇格したずんちゃんとてもキラキラしていて、堂々としてて、なんだかとても嬉しくなった。いたずらトリオみたいに、玉座を前にキャーキャーしつつアウトロまで踊り終えるとずんちゃんがカットインで着席の流れもかわいかったな。出逢いの日、別れの日は横山さん、みーおんのデュエット。総監督を引き継ぐ言葉を交えながら歌っていて、じーんときました。
くるるんと怜ちゃんの君と僕の関係も後方ステージからスタートで、通路を練り歩いてメインステージへ。少人数のユニット曲で、どのメンバーにもスポットライトが当たっていてとても良い。やはりチームコンだな、と感慨深くなっていると、メインステージの玉座に田口愛佳氏がどっかりと座り超キメ顔でラップしていました。笑いをとりにくるとかじゃなくて本当に真剣にかっこつけてラップを歌っていてたまに前かがみなったりとか身体動かして。ラップと共にステージを去りましたけど、むちゃくちゃ真剣でかっこよかった。会場からは曲中にもかかわらずあたたかい拍手が起こり、くるるん怜ちゃんのふんわりな世界に戻っていくという、今の夢…?みたいな演出が楽しかった。

そしてまたも懐かしすぎるギターのイントロ。血が騒いだ…今度はDiVAの月の裏側。ポジションはおそらく下尾増田、後藤宮澤、谷川秋元、奥本梅田。プデュ参加も含めてダンスに定評のある実力メンバーが結集されていた。スレンダーなシルエットだけど長い四肢を美しく魅せているし、ボリュームがあった。聖ちゃんは特に髪を振り乱して、気迫があったな。NWMのセンターをやるだけある。歌も安定しているし洗練された1曲でした。(そういえば昔DiVAのLost the wayを全ツでやってくれたのもAだった。派生ユニットも織り交ぜるのがAらしいセトリの作り方なのかしら)

背中から抱きしめてはメインはゆいゆいとずんちゃん(たかみなポジ)で、名の知れているメンバーがまとめユニットに入るというかなり珍しいパターン。最後に玉座に座って決めポーズをとったのはずんちゃん。歌もダンスもセンターで堂々としていたし、彼女が昇格してあの場所に立てて(間に合って)本当によかったと思いました。

後半は谷川聖さんセンターのNO WAY MANからスタート。聖ちゃんのダンスは圧がすごい、表情の作り方もあるのかな、迫力があった。上手のあやなんも頑張っていたしかっこよかった。続いて何が来るんだろうと思ったら、従順なSlaveなんて懐かしいものを…。あやなんのパフォーマンスが本当にかっこよくて、オチサビとかもう何かが降りてきてた。両手首をあわせて拘束されてる時の翻弄されてるかのような艶やかな表情とか、身体の動かし方のしなやかさとか、髪の振り乱し方とか…表現に入り込んでいた。13期公演のInnocenceの時のような「あ、スイッチ入ってる」っていう感覚。あんなに小さいのに他の誰も見えなくなって、目が離せないんですよ。そういうパフォーマンスをする方です。

だらしない愛し方はみーおんれなっちの印象が強いアンダーガールズ曲だけどA曲みたいで雰囲気ぴったりですね。良い。「気の抜けたコーラは…」のセリフが西川えりぃだったのも良い。大声ダイヤモンド歌い出しは田口、ずっとずっとのほうはみーおん。明るい公演曲が少なめなチームだからくるかなと思っていたけど、やっぱり観れて嬉しかったな。いいですね。

ラベンダーフィールドはサインボール投げで、メンバーが通路に出てきてくれました。あやなんは上手通路にいたのですけど、想像以上にボール飛距離あってびっくりしましたw微妙に届かなかったんだけど、高いものだと2バル当たってた。サビはみんな各々の場所で踊っていましたが、上手通路側の方々が羨ましい…あんな間近で見られるなんて。「今なら君を」とかレスしていたし、いいなぁ。

摩天楼の距離でまたも篠崎彩奈タイムがやってきた。得意な曲がはっきりしているのかもしれない、またしても何かが降臨してきた。あやなんのパフォーマンスを最優先でじっくり観た機会って今回が初めてだったように思うのですが、彼女は曲を披露している中で表現が変わっていく、熱量が上がっていくのをものすごい感じるんです。間奏のダンスは同じだけど、イントロとアウトロでは表情がまるで違うんです。右へ左へステップを踏む時も、リズムに乗っているというよりはリズムをあやなんが自分のものにしているように見えたし、脚を踏み鳴らす時とかなにかに憑りつかれた踊り子みたいな妖艶な表情をしててドキッとした。摩天楼の距離はあおきー公演でもやっていたから彩希ちゃんのパフォーマンスで観る機会も多かったわけですが、あやなんは憑依型というか表現主体で踊る子だなと感じました。いや、かっこいい。これは劇場でぜひA公演を観たい。

なんて素敵な世界に生まれたのだろうもなつかしさでいっぱい。Aって河西さんまりんちゃんの頃だけで自分にはあまり馴染みのないチームと思っていたけど全然そんなことなかった。楽しい。ニコニコと客席を眺めるあやなんがずっと上手に見えて楽しい。本編ラストはParty is overで本編が終わり、大道芸人たちのレヴューを挟んで短めのチームAコールがあると、くるるんと怜ちゃんが出てきて曲ふりをしてPARTYが始まるよでアンコールがスタート。Only todayもメンバーが通路・客席にやってくるスタイル。

横山センターのギンガムチェックはなんだか感慨深かったな。ダンスがバキバキで優子を意識しているのかなと思ったけれどちょっとがむしゃらすぎて笑えてくるくらい、頑張っていました。あやなんも良いポジションで前の方にいるなと思ったら、昨夜のSHOWROOMでの裏話によると小嶋さんポジションだったようです。最後はOvertakeで爽やかに終演。あやなんの笑顔が爽やかで、もはや表情だけでなくダンス自体がニコニコしていて、あやなんがチームAに来られて本当によかったと思いました。小嶋さんリスペクトだからなおさら、チームAにきて生き生きしてた。このチームがずっとずっと続いてほしいな。

最後、麟ちゃんからは兼任メンバーがキャプテンをしている珍しい状況という前置きがありつつ「誰が何と言おうとAKBではAが先駆けるチームでありたい」と語っていたのはかっこよかったし、これぞA!と嬉しく思った。過去から受け継ぐものを大切にしつつ、彼女たちの色にチームを染めてほしいと、ステージを観て思いました。本当にいいチームAでした。

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唇触れず…衣装

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ラッパー田口