優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

OTODAMA SEA STUDIO 2019 GIRLS WAVE FES 2019【20190905@三浦海岸】

河西さんの歌って、ふとした時に「聞きたい…!」って衝動に駆られるんです。それでCDとか聞いちゃうともう「LIVEは!?」って欲求が止まらなくなってしまうほど定期的にライブで体験したい音楽をされる方なのですけど、ちょうど予定があったので久しぶりのOTODAMAに行ってきました。
今年6月のは行けなかったから、本当に久しぶりのOTODAMA。由比ヶ浜ぶり…ブログ遡ったらなんと4年前。その時の由比ヶ浜も「2年ぶり」と書き残していた。河西さんのOTODAMA出演歴が確実に続いている証。すばらしい。

OTODAMA SEA STUDIO 2019 河西智美セットリスト
1. Blue…
2. キエタイクラ
3.僕のSummertime blues
MC
4. Memory
5. 助手席RAIN
6. No Return

はじまりは海と夏を感じる3曲。ああ好き。Blue…のサビで手を振った時点でもう、今日来てよかった!って思った。声がきれい。響き方がきれい。AKB卒業してもう何年も経って、河西さんがソロであることにはすっかり慣れたけど、一周か二周まわって、デビューからずっと変わらずにある歌声のベースがくっきりと聞こえた。ような気がした。声の響きや伸びの中に、やわっこくて甘い、でもコクとパワーのある河西さんの歌い方をはっきりと聞くことができた。ように思った。久しぶりのLIVEだからだろうか。はあ好き。来てよかった。
そして、舞台稽古中だなあと感じる感情の入り方。キエタイクラのサビの最後は発声がはっきりして情がこもるし、空っぽな瞳でうなだれるように揺れたりして、そのまま続いた僕のSummertime bluesでも失恋のさびしさみたいなものを感じたけれど、♪古い木のテーブルのコップの水の跡とかいつもかかってたドリカムとか頬杖ついた君とか、ものすんごい懐かしそうなほほ笑みで歌っていた。あれは懐古の顔だった。はあ好き。サマブル歌ってくれてありがとう。大好きなんだこの歌が。蒸し暑かったやるせなさと、思い出せない大事なこと。

MCでは、まず今日の電車の事故の話。そう。会場、三浦海岸だったのです。開演予定の2時間ほど前に京急電鉄の事故があって、もともとの開演時間とタイムテーブルが30分押しになりました。河西さんの出演も17:20から17:50に変更。「思ったよりも大事故だったけど、その中でみんな別のルートで来てくださったのかな?遠くから来た方はもっと大変でしたよね。こうして無事に開催できて嬉しいです」と挨拶。こういうニュースに触れるの、変わったな…ネガティブなニュースにもきちんと向き合って、客席にお礼を言って。すごい背筋がしゃんとして見えました。会場にいた私も、たどり着けるかわからなかったけど、京急の運休区間が最小限だったおかげで、JRで迂回しつつ足止めなしで行って、帰ってくることができました。京急電鉄の皆さん本当にありがとうございました。
さて、MCでは、音霊はいつも雨など涼しい日に立つ記憶が強かったらしく、秋らしい衣装も持ってきていたらしいのだが、涼し気なワンピースと2着持ってきておいてよかったwってお話から、「昨日「もう夏終わっちゃったの?」ってインスタグラムを更新したけれど、この夏はこれということをせずに終わっちゃったな」と言いつつも、舞台「ピーターパン」にウェンディ役で2年連続出演したお仕事の話はしっかりと。それが終わるとすぐに9月26日からのアイランドの稽古が始まったそうです。キャストがほぼ変わらない中でやるからチーム意識、愛着がとても強いそう。「「アイランド」は2年ほど前に出演した、自分にとって初めてのがっつりしたミュージカルだった。それをまた、その時と同じキャスト、同じ演出家さん、同じ演目で立てることをとても嬉しく思っている。変わらないといっても微妙にキャストさんが変わるから全く同じではないけど…。それまでミュージカルを観ることは大好きだったけど、私にミュージカル(に立つこと)を好きにさせてくれた作品が「アイランド」。自分が出る舞台は観に来てとすべての作品で言うけど、アイランドは特に家族や知り合いに絶対に見に来て!と強くお願いしたくらい。魂が震える作品。今の河西智美を感じていただけると思うので、ぜひ観にきてください」と熱弁。行きますよもちろん。あのIMAホールから天地を揺らすようなティモーンの魂の演技、楽しみにしてます。

急に日が落ちて暗くなりましたね。さっきまでいい感じの夕焼けだったのに。今スポットライトをすごい感じる」とポカリスエット(※スポンサー)を飲んで始まる後半は、しっとりと。Memoryがこのタイミングで今日は半月で、♪ムーンライト 誰もいない夜の砂浜で……。時間帯がぴっっったり!天才か。4thのC/Wだけど、Memoryも海の情景の歌ですね。キエタイクライのハワイロケは河西さんの音楽にかなり影響を与えているように思うというか、河西さんが海。河西さんは海です。最後はそのまま続けて助手席RAINNo Returnとアルバム曲でしっぽり。No Returnのあの感情の入り方、なんなんでしょうね。フレーズの1つ1つがビターで、彼女の歌唱スキルを存分に発揮できる名刺代わりのような1曲。緩急というか、抜くところと入れるところが絶妙で本当、耳に心地よい。会場の後方から抜けて見える空も、日が落ちた後の涼しい風も、すぐそこの三浦の海も、途中で会場内に入ってきてステージをびゅんびゅん飛びまわってた鳥(コウモリかしら?)も、あんたら河西さんの歌聴けて幸せだな!!ってくらい最高の空間でした。はあ。楽しかった。

No Returnが終わると持ち時間の30分がすっかり経ってしまってて、本当にあっという間でした。もっと聴きたかった…(河西様、運営様、chapter live待ってます!!!!!)けど、河西さんの歌をひさしぶりに生のステージで観れたのも、思いのほか早く着いたから海でのんびりできたのも楽しかった。いい休日でした。ありがとうございました(´ω`)

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