酔狂落語~二〇二一春の陣~【20210223 11:30-】

久しぶりに舞台のお知らせを見かけたのでチケットとって行ってきた。この回は完売だったらしいけど、一番後ろの一番端っこだったからギリギリ取れたのかもしれない。コロナ禍の配慮なのかわからないけど1時間ちょっとで観やすかった。

「かくかくしかじか」北澤早紀(AKB48)
「ぴいひゃら」佐藤海里 (NGT48)
「月が綺麗ですね」北澤✕佐藤

観た演目のメモをしたいためだけにここに書いているけど、どれも面白かった。落語の言葉の綾を楽しむのはもちろんだけど、時間軸が現在にあって48のアイドル文化などなど絡めた今のお話だったのでどれも取っつきやすかった。

AKBを追う中でいろんな舞台を観てきたけど、落語は新鮮。手ぬぐいをお財布に見立ててお金を出すのとか、文鎮みたいなものでドアをノックする硬い音を表現したりとか。現代にあるものもちゃんと表現できるんだな。芸術鑑賞会で昔みた時から"閉じた扇子でお蕎麦をすする演技"が大好きだった勢なので、落語のこういう特有の表現が面白かった。

瀬戸酒造店の日本酒のPRで3話どれもお酒が出てくるお話だった。早紀ちゃんの「かくかくしかじか」は凄かったな。12月のさきりんご公演生誕祭で委員が用意した幕にも使われていて、今回の舞台は以前やった演目の再演だったみたいだけれど観れてよかった。右向きと左向きで人物を演りわけるのはもちろんだけど、素面⇔泥水の二役を一瞬で切り替えるのが圧巻だった。声も表情も全然違うし。

「ぴいひゃら」は展開に込められたメッセージが現代的でよかったし、「月が綺麗ですね」でまさかかわいいお嬢さん二人が老夫婦をやるとは思わなかったけど、腰のひん曲がり具合とかしゃがれ声とか再現率がすごかったし、耳の遠さからくる聞き間違えのキャッチボールが逐一笑えた。浮世と言わんばかりに死ネタが盛り込まれた時のあの間。それまでと変わらない温度と速度で物語が続いていくのに、息を呑んだような間が会場全体を支配する。そしてその中で耐えうる演技。北澤早紀はすごいよ。



メンバーの舞台を追う中でILLUMINUSの舞台もいくつか観てきた。私個人としては、興奮気味に感想を語るヲタクほどにはのめり込めないことが多いというか、演出の意図がよくわからんかったことが多くて、言ってしまえば当たり外れの差を強く感じてきた。でも酔狂落語は面白かった。会場も駅のすぐ近くでこじんまりとしているけれどいい箱だった。

大きな会場での音楽のコンサートが難しい昨今だけど、映画館とか中小規模の劇場で観る演劇なら、客席の熱量が上がりすぎずに楽しめて今の時代にちょうどフィットするんじゃないかと思う。春先には瑞葵ちゃんが「フラガール」に出るし、河西さんも「アニー」に立つ。あと全然別だけど、好きなアニメの映画が今年だけですでに3作品決まっている。2021年はいろんな作品を観に行けますように。

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