地元すぎてわろた。こんな何もない場所にAKBが来るなんておもしろすぎるやばい。駅前にセブンができるまでずっとデイリーヤマザキ一強だったんだぞ。マックすら潰れてファミレスしかないんだぞ。なんでこんなとこにAKB来んだよ()
劇場工事中出張公演 in 千葉「今日だけ綺星/ほて/ちょっと由奈に恋をする?」公演
ということで推しメンは誰一人出演予定でないのですが、千葉県民として投げたらここだけ当たりましたのでシンプルにコンサートを楽しみに行ってきました。
座席は8/27の彩希ちゃん生誕で入ったのとは真逆の下手側後方だったし、出演メンバーの顔ぶれもガラッと変わるからまた違った誰恋公演を楽しめることでしょう。
出演メンバー:太田有紀・小栗有以・佐藤綺星・髙橋彩音・田口愛佳・徳永羚海・永野芹佳・橋本陽菜・平田侑希・福岡聖菜・布袋百椛・正鋳真優・水島美結・秋山由奈・久保姫菜乃・迫由芽実
17:25 影ナレ(綺星)
M00. Overture
M01. ロマンス、イラネ
M02. 性格の悪い女の子
M03. 恋愛サーカス
M04. オネストマン
-自己紹介MC
M05. クサイものだらけ(平田侑希・佐藤綺星・秋山由奈)
M06. 地下鉄のTeddy boy(太田有紀・布袋百椛・徳永羚海)
M07. 一人想い(小栗有以・永野芹佳・田口愛佳・正鋳真優)
M08. タブーの色(水島美結・福岡聖菜)
M09. 負け男(久保姫菜乃・迫由芽実・髙橋彩音・橋本陽菜)
-ユニット明けMC(正鋳、平田、徳永、田口)
M10. 特別披露パート(各1ハーフ)
重力シンパシー
大声ダイヤモンド(歌い出し彩音)
恋チュン("ちばけん"煽りみずみん)
-短めMC(衣装早替え)
M11. 君の嘘を知っていた
M12. ダウンタウンホテル100号室
M13. ハッピーエンド
M14. 君だけが秋めいていた(前後半MCなし、衣装替えなし(中盤曲の衣装まま))EN 01. AKB参上!
EN 02. 運命の歌
EN 03. 僕にできること19:15 終演。会場前の廊下にてお見送り(前方列から順にスタッフ誘導で退場)
考察が始まるよ:一般的な箱で「劇場公演」をやることについて
ドンキ8FのAKB48劇場だから「劇場公演」が成り立っていたことがよくわかった。
劇場公演ができるのはドンキ8階の劇場という空間しかないといっても過言ではなかった。あの空間が特殊すぎたんだ。
まずもう、ロマイラでセリが上がらないことへの違和感。
パネルがないので背後から登場できず、上手袖・下手袖からしか登場演出がないことへの違和感。
美浜文化ホールは背後にたくさんのライトが埋まっていてエメラルドグリーンとかも表現できるようなカラフルなライトではあったんだが、劇場ステージのごちゃごちゃと(いい意味で)いろんな装置があっちゃこっちゃにあった環境とはあまりにも違いすぎる。
そして何より考えたのはファンの楽しみ方。もうほぼほぼペンライト。手拍子勢敗北。
本日の会場のキャパは300ちょっとで劇場よりちょっと多いくらいなのですが、会場がなだらかな勾配になっているため全席見やすい代わりに、ステージに対して客席が縦長で広くて天井も高いせいか、気持ちの障壁が高くなりコールがしづらいww
ちなみに全席着席でした。
美浜文化ホールが特別良い会場とか悪いとかそういうことではなくて、250人が映画館のような場所に満席になるのと、ドンキ8階の劇場天井の低いこじんまりした空間の席だの立ち見だのみ密集するのとでは訳が違う。「このコールは届くのか」「この手拍子は届くのか」という謎の緊張感から、劇場だとちょうどいいバランスを保たれていた「ペンライトうちわ勢」と「手拍子コール勢」の比率が崩壊。みんなひたすらペンライト振ってる状況に。
周りがあまりにもペンライト振り振り勢なので「手拍子していいのか?手拍子うるさいか?」って気持ちすら芽生えた。あと、落ちサビ前でケチャになるところとかタイミング把握してない人が多かった。ぼーっとしてたのか知らないのか。誰恋公演を初見の人も結構客席にいたみたいだから仕方ないかもだけどそれにしても。
「AKB48劇場だからできていたこと」ってたくさんあったんだ。劇場だから叫べたコールが、叩けた手拍子があったんだ………
…と、ステージを眺めながら頭の中で哲学が広げられるそんな出張公演でした。
もちろんステージは楽しかった
ほてちゃんかわええ
オープニングのロマンス、イラネから下手側にいたのでよく見えたけど、結構いろんなメンバーがあっち行ったりこっち行ったりするんですね。ほてちゃんとあいちゃん(なるポジ)はシンメになって真反対にいることも多かった記憶。
先に書いたとおりですが、美浜文化ホール、めちゃくちゃ地元にありまして慣れ親しんだ街の公共施設にAKBがやってくる、区役所の裏の会場にヲタクが集まってくる光景がまずおもしろかったのですが、
いざ公演がはじまると「こんな何もないベッドタウンの小さなステージで綺星ちゃんやゆいゆいやAKB48がコンサートしてるよ…」という「わたしの日常にAKBがやってきた!」と感覚をひしひしと覚え、ロマイラなのに目頭が熱くなるという謎現象起きました。地方公演ってこんなに嬉しいんですね。そして地元でもド地元(日本語)だとこんなにも感動が倍増するんですね…
実は、今でこそ空ちゃんが始まりましたが(?)17期研究生で一番最初にビジュアルが刺さったのは布袋さんでした…。個人的にほてちゃんを観るのは1年前の研究生公演(ただ恋)以来の久しぶりのステージだったけど、パフォーマンス変わったね。めっちゃアイドルになってた。この後の恋チュンのおにぎり握ってるほてちゃんがマジでアイドルの形相だった。川栄を思い出すフォームだった。
これだけ逞しかったら、そりゃ「星屑テレパス」の重要な秋月部長のオファーも来ますわ。おばさんは嬉しい。
恋愛サーカスとオネストマンはB推しの魂が叫びたがってたので楽しませていただきました。ゆいゆいと愛佳がかわいかった記憶。ナイフ投げ楽しかった。
どんなにペンライト地蔵がいようとも、オネストマンのMIXを華麗にぶち込めるヲタクがいることには感動すら覚えますね(私はいまだに入るタイミングに自信がないので←誰かのよっしゃいくぞーについていくヘッポコですw)
大箱になると自己紹介MCは短めになる傾向にあるけど、思っていたよりは通常の公演通りの自己紹介MCが行われていたようには思った。まさるちゃんが「ふなっしーを見た時人生で一番笑った」とのことで「今日はまゆっしーが盛り上げます!」と言ってました。ま…まゆっしー………
クサイものだらけの由奈ちゃんがすごかった。スポーツしてる方だし声量があるのでしょうか、自分のパート歌い出した時の声の圧が凄まじかったです。圧倒的存在感。
地下鉄のTeddy boyのメンツいまいち想像しきれてくて、笑顔のほてちゃんが出てきた時に思わずかわいい…って限界ヲタクvoiceでつぶやいて頭抱えました。あなたくるみのポジションだったのねなるほど…。左右にはゆきたんとれみたん。輝かしい。
一人想いは、先日の村山さん生誕の自分の位置からは見えなかった方々もよく見ることができました。愛佳はいい仕事をしますね。歌もですが、パフォと表情の作り方までさすがレッツゴー仕込の村山チルドレン。
タブーの色よかったあ…。 衣装にあたるライトの色がエメラルドとピンクではっきり別れた。劇場では見ないライトできれいだった。せいちゃんは他のタブーメンバーよりお姉さんなせいか他ペアでは観ることのない落ち着きがあり、この曲には一見似つかわしくない笑顔。まるでパートナーの不安を落ち着けるような。彩希生誕で観た時ぶりのみずみんも、回を重ねるごとに反抗的な鋭さがまろやかになっていきますね。
間奏の背中合わせになって体をうねらせるところ、OPと同じポーズに戻っていくところは村山P曰く「絵画のような」美しさを追求しているんだろうなと舌を巻くなど。いけないとわかってるけど好きなのよって気持ちがぐるぐるとオルゴールのように同じところを何度も周回して、結局同じところに戻ってくるというね。似てるよね。いいよね。(落ち着け(今日は百合を語る記事ではないのでそろそろ自重します。
負け男の久保ひなのさん、存在感すごいね。思うんだけど昨今のAKBメンバーは背の高い子が増えた気がする。気のせいか? 迫さんはこの日のステージで初めましてだったけど、雰囲気が落ち着いてて久しぶりに見るキャラクターな気がしました。
ユニット明けMC備忘録
しきり愛佳。劇場公演をしている秋葉原の劇場がリニューアル工事に入ったため出張公演している経緯を説明。お題は、新しい劇場がこうなってたらいいなということ。
田口「何かある人ー。正鋳!」
正鋳「壁の色が緑なのをかわいい色にして映えてほしい。赤チェックとか」
愛佳「あの壁って公演が始まると緑が目立たなくなるのよ。非常口の緑も気にならないでしょう?」
正鋳「ならそれで大丈夫です()」
徳永「ロビーで屋台出してほしい。昔はあったと聞いた」
正鋳「CDや雑誌の販売をしていたのは聞いたことがある」
田口「ハッシュタグで過去の写真をアップしてくれてる人がいた」
平田「公演合間にカルピスを飲みたいので、カルピスが出る専用のサーバーを置いてほしい」
田口「それは…()」
正鋳「いつもカルピス飲んでるよね」
田口「ロビーの自販機に追加してもらうのはどう?」
平田「ペットボトルじゃだめ。紙コップで飲みたい」
田口「それじゃあ……がんばってください()」
特別披露パート
後半戦スタート。劇場だと投票楽曲披露のパートが、出張公演の楽曲特別披露になっていて、重力シンパシー→大声ダイヤモンド→恋するフォーチュンクッキーの3曲でした。衣装を仕込んだ上に羽織るのは"上からマリコ"衣装ですありがとう!!!!
悔しいですが、公演の楽曲がいずれもニッチなのでこのパートは指折りの盛り上がりポイントでした。悔しいのですが。彩音ダイヤモンドはちょっとうるっときました。同時にここが美音ポジと言うことも把握しました。やはり1回だけでは観きれないのが劇場公演。
恋するフォーチュンクッキーの煽りはみずみんによる「千葉県〜♪」でした。ほてちゃんが目の前にいておにぎり作ってるのくそ可愛かった。本当に垢抜けたわねかわいい。あと「占ってよ」のゆなちゃんがかわいかったです。ありがとう千葉県民。
今のメンバーのプロフィールを把握してる訳じゃないけど、出演メンバー16人いて千葉県出身が2人は少ないような気がする。東京神奈川勢が増えたのは体感としてあるけど、減った…?
以降のMC全カット
そしてここから終演までの流れが劇場よりとっても早かった。
特別披露(劇場でいう投票曲披露)の後に衣装替えためにMCを挟むことをせず、ステージ奥に一列になって8人脱いでトーク交代→一人2人分の脱いだ衣装を持って残り8人が袖にはけて、次の曲にいくという進行に変えられていたから。
本編ラストの前後半入れ替わりMCもなく、後半戦衣装のまま君だけが秋めいていたを歌うというイレギュラー展開。衣装は合っていたし悪くはなかったが。
MCが大幅カットされたことで1時間45分で終演。そっけなくてちょっと物足りない感じはあった。
中盤〜アンコールまで
君の嘘を知っていた、ダウンタウンホテル100号室はいつ観てもいい。前半と雰囲気がガラッと変わるからいい。ただし出張公演だとステージまで距離があるので、AKB劇場でやってるのと同じような照明にされちゃうと後方座席じゃ暗くてよく観えない。双眼鏡は持ってきてはいたけど、16人いるので探し出すのも大変なものですね。
けどほてちゃんは視認性が良いらしくすぐ見つけられました(?)髪型やシルエット含めて似たメンバーがいないからかもしれん。ハッピーエンドは今日もゆいゆい先生を楽しませていただきました。
AKB参上!の「よっしゃー!」を叫ぶことに命をかけてるヲタクが私の近隣にはあまりいなかった(でかい声を上げてるヲタクは遠くの席には散見された)のをみるに、本当にこの地方出張で初めて誰恋公演を観にきているという人が多いのかもしれない(そしてこのあたりでさすがに、みんなマジで劇場公演見てないの?声援もなく推しサイ2色揃えて振っておけばOKとか思っちゃってる?テレビ見てるのと違うんだよ??)と思いました^q^
さて、運命の歌大好きおじさんと化した私。サビの歌うメンバーと踊るメンバーに分かれるところが他には見ない演出のように思えて好き。歌も大切なんだけど、その歌詞をダンスと表情で黙々と伝えてくるところが大好きです。
綺星と由奈のダンスのキレは一際目立ちますね。まさるもたくさん見たかったんだけど、村山さんのポジションに入っていたものだからこの日はあまりじっくり観えなかったのが残念。
運命の歌からの僕にできることも生で観るという洗礼を受けるとものすごく素直にその素晴らしさを受け入れることができた。いい流れ。さすが村山Pの編んだアンコール、公演で盛り上がる楽しさとメッセージが両方とも真っ直ぐに伝わってくる。いい終わり方ですね。
終演後は1列目から順次退場でお見送りがありました。
考察の続き:「劇場公演」と客席
AKB48劇場と出張公演会場との場所のギャップは色々とあると思うんですが、外部会場でのコンサートだからとペンライト・うちわが圧倒的多数だったことは大きいと思った。
でもぴあアリーナとか武道館と違ってそこまでの大規模ではなくあくまでも客席キャパはAKB劇場に近い300程度というところから、「どっちの楽しみ方に寄せたらいいんだろう」という戸惑いはありました。実際私もドンキには絶対に持って行かないのにペンライト2本用意して行ったし(結局途中で使うのを諦めたw
ペンライト文化の推せないところは、手が塞がるので手拍子ができなくなるところなんですよね。
コロナ以降でファンになった人たちは「声出し禁止公演」がベースになっているんだものな。声出し解禁した時に「歌声が聞こえなくなって邪魔」って私自身思ったことがあるのも事実だし、それに気づいた価値観のファンが生まれたのも事実としてあるとは思う。厄介な大声でヤジ入れて炎上したおじさんもいた。
この日のアンコール発動もちょっと怪しい雰囲気ではあったし、先導して声を出すファンの少なさも感じた。メンバーを呼ぶ声援も、劇場でやる劇場公演より少なかったのは先に書いたように会場の広さと気持ちの問題だろうか…?
会場を沸かせるコンサートを作るのはもちろんステージに立つプロの出演者だけど、客席からの「盛り上げようぜ!」という気持ちを、声なり手拍子なりの「音」の形にして伝える姿勢は、アイドルの音楽を楽しむライブに行くんだったらあったほうがいいと思いました。この日鮮明に思いました。私も省みる部分がありました。
人それぞれの楽しみ方があって然るべきではあるんですが、かなりの倍率で当選したからには終始楽しむ、客席から盛り上がる心持ちでいることって大切ではないだろうか。
出張公演のほか会場がどうかっていう空気はわからないし、チケットの当落について新規優遇を悪とは思わないけど、私が入らせていただいた出張公演ツアー2公演目の千葉でおぼえた妙な感覚や感想は記録しておきたかったので、ネガティブかもしれませんが書かせていただきました。
これから出張公演に行く皆さん(ヲタクもメンバーも)、どうかいつもと違う「劇場公演」の空気に飲まれないように。ちなみに私はいつもの劇場より座席がふっかふかだったので座り慣れず腰が痛くなりました^q^そんなところも気をつけて…