優しかった気持ち

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AKB48 18th stage「ここからだ」公演【20241223 18:30-】

彩希ちゃん・瑞葵ちゃん初めてのオリジナル公演、初めての新しいAKB48劇場

始まってすぐの新公演に2024年のうちに入れるとは、まさか思っていませんでした。そして今振り返れば、彩希ちゃんが卒業発表するより前に何も考えることなく純粋に新公演を観る機会は貴重でした。ありがとう劇場の神様。

新劇場に足を運んだのもこの日のことですが、新劇場自体の感想は別記事ですぐ出しているのでそちらをご参照ください*1

 

 

「ここからだ」公演の備忘録【20241223 18:30-】

小栗有以・倉野尾成美・下尾みう・鈴木くるみ・千葉恵里・永野芹佳・水島美結・向井地美音村山彩希・山﨑空・秋山由奈・新井彩永(本日初日)・久保姫菜乃(本日初日)・山口結愛・平田侑希・山内瑞葵

(12/23 13:00情報)
休演:伊藤百花・花田藍衣

瑞葵ちゃん出るの!??!??!?

公演当日のお昼に出演者変更の情報が出まして。めいめい休演→瑞葵ちゃん出演、いともも休演→平田ゆきさん出演に変わった。

ユニットのいとももちゃん観るのをすごく楽しみだったからとても残念だったけど、私本当に瑞葵ちゃんのいる劇場公演が当たらないマンなので、こんな機会は二度とないだろうと当日まで慎ましく生き命を失わないように秋葉原に向かいました。

 

総監督のなるが秋葉原の街を歩いてドン・キホーテに向かうVTRはこの時はまだ上映ありました。それに続いて60秒より長くなった新しいOverture2.0。オンデマで何度も観ていたがまだ慣れない。あと緞帳が開き始めるタイミングが遅くなりすぎて焦ったが、開幕スピードが上がったってことなんですね。

前半戦、初手ここからだ。初日公演は定点映像で釘付けになりました。盛り上がり方がボレロみたいで良い。恋愛カンニングロマンティック男爵、劇場へ ようこそ! ともに可愛らしい曲が続きます。彩希ちゃんもずっとニコニコ。個人的には恋愛カンニングが好き。歌詞と、サビのダンスがちまちましててかわいい。

自己紹介MCはかなり短くするようになりましたね。話をして最後に名前。キャッチフレーズの説明もみんなカットするようになった点は、以前から気になっていたので改善されて良き。

 

ユニットは今回はメンバーも書いていこう。大事なことだ。

Lollipopはゆいゆい、ずきちゃん、えりぃ。
とてもキラキラしていた。3人とも背が高くて存在感がある。瑞葵ちゃんはいつもより輝き増し増しで発光してた。長い四肢の動きは美しいし、サビ最後のポーズ取る時のキレがサバサバしてた。私のユニット曲!っていう喜びに溢れているような気持ちがオーラになってい出ていたように思う。

はい、M6ですよ空ちゃん。風の待ち伏せはひなのちゃん(綺星ポジ)、由奈ちゃん、みずみん、そらら!! この歌をユニットでやるメンバーがみんないい歌だっていうんだけど、歌詞のストーリーをまだきちんと把握できていないからこの時はピンと来なかったからスルメだと思っている。そららがずーっとニコニコしてて、でもジャケットとかかっこよくてギャップすごいなって思った。中盤でまた豹変することをわかってるので尚更。

クリスマスリングかっこいいよねえ。なる、下尾、せりか、くるみ、ゆいちの5人。
下尾くんのポテンシャルが大爆発してる。そしてくるみ。短い自パートで、4人の真ん中で誘うように指をくねらせる鈴木くるみに息を呑んだ。歌が抜群なのは僕太で承知していたが、いつの間にこんな刺すような表情するようになったんだ。衝撃がすごかったクリスマスリングでした。

やぎあづきソロ曲の2月のMermaidをやったのは、この日初日のあらいさえちゃんでした。ステージの横長巨大モニターには歌詞が。全曲これやってほしいくらいにはまだ歌詞把握できてないw でも何か表示されてるとモニター全体の明るさでステージ上のメンバーの顔が暗くなって見えにくくなるから、良い点と悪い点がはっきりしてきたなと思ってます。

振り向きざまのキッスはみーおん、ゆきねえ、彩希ちゃん。

まさかいとももを挟んで美音彩希とは想像もしてなかったし、初日メンバー発表以降いとももちゃんがものすごい緊張感を持って取り組んでいるのがわかったので、(大丈夫か…仲良くなれるか…?)と、劇場公演ヲタクと星屑テレパス夢見てごめん限界ヲタク(?)のふたりの私が葛藤を繰り広げていましたが、ももちゃんのメールを見る限り公演に限らず2月にあった歌謡祭のレッスンなどを経て信頼関係ができてるのは伝わってきたので安心してます。
振り向きざまのキッスはイントロアウトロ最後のベースがクセになる。衣装も赤と白で目を引くから3人みんな可愛くて、でも彩希ちゃんしっかり見たくて…で目が何個あっても足りなかった。あっという間に終わっちゃった。彩希ちゃん出演、また観に行けるかな。あと、いとももちゃん出演のここからだもいつか絶対に観にいきたい。

 

ユニット明けMCのあと中盤へ。夜中過ぎのアウトローかっこいいね。

ユニット明けメンバー4人が2番サビからの登場、そこに彩希ちゃんがいるというのはひまわり組2nd夢死なの「森へ行こう」を彷彿としますね。イントロから彩希ちゃんのいるアウトローが観たい。自分のポジションを守り抜くか、別のポジションを覚えて存分に公演を楽しむかも見どころだなと思います。
あと、落ちサビから最後の決めポーズで、上手柱モニターに、推しがオリオン座の真ん中のように3人並んでるのが綺麗に収まって写ってました()

奇跡が消えてもの煽り。アウトローのかっこよくて防犯カメラで指差されてたスカしたそららと同一人物とは思えないギャップよ。ニッコニコで爆レスしてるかわいい。

シクラメンが咲く頃、もう圧倒的に大好き。「中盤3曲目」を絵に描いたような曲(齟齬)。耳馴染みの早さが桁違い。一番最初に記憶に残ったと言っても過言ではない。AKBらしい楽曲なのかもしれないし、発音がしやすい歌なのかもしれないが歌詞がスッと入ってきてストーリーをしっかりキャッチすることができた。「ここからだ公演で卒業するメンバーが出てきたらシクラメンで大泣きするんだろうな」ってふと想像したりした。まさかその数日後に彩希ちゃんが卒業発表するとは、この時はまだ思ってなかった。

本編ラストはまだ見たことのない景色へ。これも歌詞がモニター全面に表示されるタイプ。「M.T.に捧ぐ」のような。先人のメンバーを思いながら彼女たちが通ったであろう険しい道をいくという。そして歌詞の世界観にどこか「羊飼いの旅」を重ねてしまうヲタクは多分私だけだ。自信がある。


アンコールは、暗転した場内に鳴り響くブザーからの緞帳を上げてくれ!…… 痺れる…。シルエットからあんなにかっこいいイントロずるいよ。振付がモーニング娘。出身の鞘師里保さんということで、センターに立つ彩希ちゃん的にも胸熱な一曲。レッスン期間も色々あったみたいで、1月にラジオで二人で語る神番組がありましたね。振付師という立場でありながら、同じアイドルグループのメンバーとして彩希ちゃんを尊重する低姿勢であることに感銘を受けました。当時の娘。は追ってなかったけど名前は何かあるたび聞いてた。素敵な活躍をされたメンバーさんなんだろう。

この公演全体を通して、メンバーが満遍なくセンターに立つようになっているのとても好き。彩希ちゃんの望む劇場公演の形にはなってるなと思った。

緞帳が終わるとそんなに好きだったら急に純粋な学園恋愛ものソングで、MCを挟んでラストのHungry loveシクラメンに次ぐ卒公で大泣き必至楽曲である。一度もらっていっぱいにはならない、お腹が空くのと愛情をもらうことを重ねるなんて、秋元康Pの作詞能力はまだ捨てたものではないと思った。グゥ。

 

2024年12月23日公演出演メンバー

20241223が初日だった さえちゃんとひなのちゃん と彩希ちゃん

休演メンバーが出たため急遽出演した瑞葵ちゃんと平田さん(二人ともDヲタ。柱night収録回でトークが早送りでカットされるくらいにはDの話が弾んでしまう)

 

 

「ここからだ」公演と新劇場

・リニューアルが完了して劇場公演が本当にちゃんと再開したのは嬉しかったけど。20周年という力はでかい。

・新公演の感想を書きたいのに、同時に起こったリニューアル後の新劇場がどうしても介入してきてしまって純粋に公演だけに集中して観ることがなかなかできないのが悔しい。また入れるかな。

・新しい劇場は目新しくてワクワクはしたけど愛着を持てるかというと時間がかかりそうだなとロビーで思っていた。眩しすぎて。ヲタクには。新劇場感想のブログにも書いたけど、どんなにオシャレな空間にしてあがいたって、ここ秋葉原ドンキホーテじゃん…と思ってしまう。フレギュランスなんて焚かなくていいよ。階下のタバコ臭さが漂ってくるくらいが落ち着くというか、そういう「劇場」に慣れてしまったから意識をシフトしていくのが大変だなと感じた。

 

ポジションのこと(辛い考え)

「推しメンにはソロが来るかなー」とか「ダンスナンバーのセンターかな」と考えていましたが、現実はそうなったりならなかったりでした。

振り向きざまのキッスで13期と15期を左右にセンターで踊るいともも(12/23は平田さん)を観て思ったのは、言葉を包み隠さずに言ってしまえば「在籍が長くいつ卒業してもおかしくないメンバーを良ポジに入れるより、この先長く在籍が見込まれるメンバーを良ポジにつかせた方が"息の長い公演"、"息の長い楽曲"になるだろう」ということでした。こんなことを感じて考えてしまった自分をすごく残酷だなと思いました。

 

A7th(AKB48 17th)stage「M.T.に捧ぐ」ではオリジナルメンバーの枠で通常公演絶対出ないだろうというメンバー・兼任メンバーが良ポジを掻っ攫っていき、チームA公演と言いつつチーム内でスライドしたり、当時はまだ他チームからの正規メンアンダーがOKだったからアンダーだらけになり、「誰のものでもない劇場公演」になってしまったというのは猛省すべきことだった。

そういう点では、まだ走り出したばかりで劇場公演の場数を踏んでいく(べき)17〜19期がAKB48 18th stageの初日出演に選ばれ、良いポジションでユニットに立つというのはポジティブなことで、決してネガティブではないと思った。残酷だけど。

 

彩希ちゃんのこと

「もしも18th stageで彩希ちゃんがユニットセンターで良ポジだったら卒業を考えていなかったのか?」という議題で考えることもできるけど、そういうことではなかったと今なら思える。劇場公演の内容よりも、劇場自体の変化が決定的だったように私は思う。なるたおちゃんねるの成美と彩希ちゃんの対談*2で、新劇場を初めて見た後に寂しくて泣いてしまったと語ってるくらいだから。

2024年9月1日に大好きなAKB48劇場とさようならをした時に大きく傾いた気持ちが、オリジナル公演のユニット良ポジくらいで戻ることはなかっただろうって思った。(と強い書き方をするのは、彼女は公演出自分が立つポジションを「目標」に定めてはいない&今後でもそれを獲得する実績と実力があると思ったから)。

 

「私はAKBの新劇場を好きでいられるだろうか」と年末考えてた。でも彩希ちゃんは「まだまだ改善できることがある」と、卒業までにできることに全力で取り組んでいる様子だった。後輩に伝えられることも限られた時間で伝えていることだろうから、私もうじうじ言ってる場合ではない。後悔のないようにとプレッシャーをかけるのは自分に向かないんだが、でも本当に最後だから、後悔のないようにAKB48劇場AKB48 村山彩希をしっかり焼き付けていこうと思う。