優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48祝20年

村山彩希 卒業公演【20250615 18:00-】

2ヶ月が経って、AKB48 20th記念全国ツアー愛知の様子をHuluで見た余韻で書いてます。もうそのステージに彩希ちゃんはいないのに思い出しては掻き立てられるものがありますね。

 

ぴあアリーナMMでのコンサートは、春コン卒コン昼公演の記事を公開済みです。卒コン夜公演の感想より先に、活動最終日の感想ブログを出すことをお許しください

この後、幸いなことに早くも劇場に足を運ぶ機会が何度かあったため、その感想を出すためにも村山さんの卒業公演を書き切りたいのです。(大箱コンサートの感想って書くの難しくて…)

目次:

 

村山彩希 卒業公演【20250615 18:00-】

出演メンバー:
村山彩希岩立沙穂福岡聖菜向井地美音・小栗有以・倉野尾成美・下尾みう・髙橋彩音・徳永羚海・永野芹佳橋本陽菜・千葉恵里・鈴木くるみ・田口愛佳・長友彩海・武藤小麟・山内瑞葵・大盛真歩・太田有紀・佐藤綺星・秋山由奈・工藤華純・迫由芽実・成田香姫奈・八木愛月・奥本カイリ・丸山ひなた

セットリスト:
M00. overture2.0
M01〜M16.「僕の太陽」公演
En01. ゆいりー
En02. シアターの女神 

 

卒業公演という名の僕の太陽公演

言葉がない。「僕の太陽」公演って楽しい、だからもうこれ以上の言葉はない。けど書いていく。

 

幕が開くと大好きな僕太制服のみんなが立っている。16人が揃っている。Dreamin' girlsが始まる。なにも変わりない、彩希ちゃんの笑顔。短い1曲目が終わると何の迷いもなくRUN RUN RUNのイントロが鳴る。ユニット、アイドルなんて呼ばないでにバックダンサーのポンポン隊がいる。アンコール、Lay downに3本のスタンドマイクがある。すべての曲できちんとセリが上がる。16人の人数の圧がステージから溢れそうなくらいに押し寄せてくる。

2007年に目に焼き付いた僕の太陽公演を思い出すことばかりでした。

リバイバルもありましたがセリが壊れてて上がらない時期もありました。振り返ってみると同じ条件下での劇場公演って本当にない。私は人より多くは入場していないけど、劇場に入って観た、記憶に焼き付けた1回1回が宝物です。

 

瑞葵ちゃんがいる僕太

大好きな瑞葵ちゃんのいる僕太、ついに一度も入れずに人生を終えることになりどれだけ嘆いたか…(2024年夏に叫んでた記事)。悔やんでも悔やみきれない落選祭り。ずきちゃんのいる公演に限って全然当たらなくて…不運を嘆きましたが、「生きているといろんなことがあるなあ」という一時期の口癖を、彩希ちゃん卒業の日再び口にすることになるとは思いもしませんでした。

Dremin' girlsから僕の太陽まで瑞葵ちゃんがずっと、全体曲にずっといる、全部いる。大好きな僕太の制服を着てるずきちゃん! 中盤曲の大好きなそんなこんなわけでデジャビュの大人っぽいずきちゃんもかっこよく美しかった。大好きがぜんぶ揃ってました。本当に最後、終演前のお見送りのご案内を言わなきゃいけないのに彩希ちゃんのドレス姿をまじまじ見て改めて泣いてしまった瑞葵ちゃん。泣かないように手で隠してご案内を始めた瑞葵ちゃんもおもしろかったw

 

こんな機会を創れるのも彩希ちゃんならではだなとつくづく思います。最後の最後までありがとうでいっぱいです。


ユニット5曲全部出てきた件

彩希ちゃん、5曲全部やったわねえ…。自己紹介MCでなるちゃんが「すごいことになってます!」って興奮気味に言ってた意味がわかった気がしました…アイドルなんて呼ばないでのアウトロでささっと捌けていった時にw

そして僕とジュリエットとジェットコースターが始まり、1番の自分のパートに間に合うようにさっと登場する村山さん。さも「これが普通ですが?」と言わんばかりの平生さ。かと思えばまたいなくなり、あんなに汗だくなヒグラシノコイを観ることもないでしょう。しかも白くるみと黒ゆいりなので増田ポジションです。ありがとうございました。

ここまでやったら全部やるよな。それはそう。

愛しさのdefenseで後ろに率いてる中に工藤華純さんがいたのは特筆したい。なんならこの曲のために呼ばれてるまである。5月の卒業コンサートのShe's goneでポジションを任せられただけありますね【卒コン夜公演のブログはまだ下書きなので後日リンク貼る】。そんで向日葵も間に合わせるっていう。あやなんの卒業公演ぶり。8人公演では2ユニットやったこともあるし研究生の頃から何度も何度も立った公演だからユニットが全部出来てしまうという条件が揃ってのこの演出(この後のMCにて彩希「一度やってみたかったんですよねー!(ニコニコ)」)、どのユニットの彩希ちゃんも大好きで思い入れのある曲なので全部観れるとても特別なステージでした。

 

そして早着替えの裏側。衣装さん何人体制だったとか、映像では絶対に見られないけど聞いてみたい。何をどうしたら、早替えを想定していないユニット衣装を4着、アクセサリーもきちんと揃えて間に合わせられるのか。パート割や演出の調整のおかげもありますよね。エピソード聞いてみたいなあ

そんな早着替えといえば彩希、になったきっかけが13期公演あたりだったことを考えると、本当にすべての経験が今の彩希ちゃんにつながっていて、欠けていい出来事などひとつもないということをしみじみと思います。

 

夕陽を見ているか?

懐古厨で申し訳ないのですが、夕陽を見ているか?でふと、ひまわり組の僕の太陽公演を思い出しました。思い出すことばかりですね、この公演走馬灯か?

 

親の顔より観てきた公演なのにどうして急にあの夏を思い出したのか? あまりにも唐突で、でも直感的な感想だったんですが…。
入場時のことをつぶさにメモってるのできしょいくらいわかったのですが、2007年8月26日「ひまわり組 僕の太陽公演(夜)女性限定公演」を「良巡。センブロ2列目 上手柱2,3席」から観たみたいです。
そして彩希ちゃんの卒業公演を観ていた私の座る席も、あの日と同じセンブロ2列目上手側だったんです。

夕陽を見ているか?は2番サビで肩を組んで揺れながら歌いますね。8人公演でも一列になって肩を組みますがそれでは得られなかった、16人に圧倒される感覚。全員ひとりひとりが未来明るく輝いて見えたあの日の光景が、脳裏に甦ったんだなと。

新劇場になっても"あの頃の公演"を感じられた経験は、この時の私にとってとても大切なことでした。それはステージと客席の距離感やキャパシティが大幅には変わらないこと、相変わらず柱があることのおかげかもしれないけど、AKB48シアターの精神は見えない形できちんとあるのかもしれないと思うことができたからです。

 

この日出演したメンバーたち全員のパフォーマンスもそうです。

劇場公演=非選抜の仕事になっていた不遇の時代を見ていたから思うのですが、今の現役メンバーたちは、AKB48というグループが専用劇場を持つこと、そこが20年続く神聖な場所だと認識しているのか、日々のツイートやモバメ、Weverseをみていて大体のメンバーから劇場を大切にしている姿勢を感じることが多いです。劇場のステージを捌ける時に手を振りながらではなく一度立ち止まりお辞儀をする姿も印象に残っています。

 

これは個人的な感想ですが、劇場公演が大好きでずっとAKBを応援してきた私にとって村山彩希という存在はあまりにも偉大で、彼女がいたから今の劇場、劇場公演に対するメンバーたちのマインドがあるんじゃないかなと思ってしまうほど。

劇場公演が好きだからゆいり推しになったのかその逆かはわかりませんが、彩希ちゃん推しになってからメディアより劇場に出る彼女を追うためにどうしたらいいかを考えて課金して()、劇場公演に入る回数がどんどん増えていきました。ロビ観やDMMをふくめてたくさんの公演を観ましたが、こんなにも自身のコンディションの良し悪しを表に出してこないメンバーは後にも先にも村山さんくらいな気がします*1。そのくらい毎公演を全力で楽しんでいる彼女を応援した長い時間は、私にとってとても大切なものです。

 

BINGO!からはMCやユニットで一部出てきていたメンバーたちも勢揃い。あんなにみんながボロボロと泣いている僕の太陽は初めて目にしました。あやみんも涙で歌えなくなってたり。特に2番A,Bメロでは本格的に泣いてるメンバーが多かった気がします。歌詞がね。刺さるんですよね。私も大好きです。

卒業する当の本人はいつも以上の笑顔なんですが、今までは泣いていた側の彩希ちゃんがついに卒業するんだなと言う実感がわいてきた瞬間でもありました。そして何よりそれだけ多くのメンバーたちが彩希ちゃんを想って愛しているんだということを感じた喜びもありました。

 

一人きりで夜の闇に怯えないで 僕はいつも君のそばにいるよ
もし世界中が敵に回っても 僕は味方さ

だから悲しいことなんて忘れて 何でもないように笑って
一人じゃないよ 君は 夜明け待つ人がいる

「僕の太陽」歌詞 2番より

 

卒業セレモニーパート

彩希ちゃん着替えをつなぐメンバーたちのMCタイム。瑞葵ちゃんが自分のエピソードを話し終わった後、緊張が緩んだのか他のメンバーが彩希ちゃんとのエピソードを話すたびに泣くのを我慢する顔して見えました。割とずっと泣くの我慢してる顔でした。

 

卒業ドレスで登場した彩希ちゃんのゆいりー。暗転したステージにスポットライトで照らされる彼女はとても美しく、そして力強くありました。どこか儚げで消えてしまいそうな印象はもうありません。

歌い終わった後「いつもと変わらない公演だけど、公演終わり汗だくの私が誰よりもきれいにしてもらってるということは卒業なんだ…」という話が素敵でした。

余談ですが、この記事を書いてる8月は目下、革命ミュージカル「新・幕末純情伝」の上演期間中。初日公演の折にも「今までは1曲終わるたびに拍手をもらっていたけど、2時間のステージが終わった後にカーテンコールで拍手が聞こえてくる」という趣旨のツイート*2をしています。

 

「いつも」との違いで特別な出来事を認識するっていうのが、とても彩希ちゃんらしい。先輩、同期をふくめ何人ものメンバーの卒業を劇場で見送ってきたからこその経験談ですね。*3 それもこれも、劇場公演を誰よりも頑張って毎回毎回を噛み締めてきた彩希ちゃんだからこそ言えることだなと思います。

 

ゆいりー

卒業コンサート夜公演で、ドレスを初披露して歌い始める前、MCは次の言葉で締め括られました。

「秋元先生が『ゆいりーという架空の憧れの存在がいて、その憧れている存在が卒業するというのを歌っている曲だよ』と教えてくれました。だから今日はAKB48のゆいりーに感謝をしながら歌いたいと思います」

 

5月にあのコンサートを見ていた私は、この言葉の意味にピンときていませんでした。でも卒業公演の席で理解した。

AKB48村山彩希と、村山彩希は別なんだと。彩希ちゃんが「AKB48村山彩希」とバイバイして新しい自分としてソロのステージに進んでいけるように、AKB48メンバーとしての自分を脱ぐための曲として、秋元Pは「ゆいりー」を彼女に贈ったのかなと。

 

去年の生誕祭スピーチでは「活動歴13年だけど、新しい事務所に入ったので1年生の気持ち」という話をしていました。「卒業」を決めた以上自身の人生に影響する大きな区切りを迎えることは確かですが、ひとりで立ち新しい挑戦をしていく中で、生真面目な彼女なので過去の経験を思い出してはどうしてできないんだろうと自責の念に駆られかねない。

そんな彼女に対して「あなたは"AKB48村山彩希(ゆいりー)"を卒業して、村山彩希として歩いていってください」と言わんばかりのメッセージを、この日この曲から私は受け取りました。

 

……秋元Pやるなあw

いろんなプロデュースを手掛けて大忙しの秋元先生の作詞に対して、現代ではメンバーへの「当て書き」が言及されることもなくなりました。けど、「それでも彼女は」で劇場での功績を見てくれていたこともわかったし何よりそんな彼女への卒業ソングですし、彼なりに村山さんを見て思うことをひとつの楽曲に詰め込んでくれたのかなと思っています。

 

「こんなに幸せでいいのかな」と個人的な感想

最後のMC、ドレスと同じ生地で飾られたメンバーからのメッセージアルバム贈呈はさっほーとみーおんから。花束は16期5人から渡されました。泣いた痕跡が生々しい小麟がぼろぼろでちょっとおもろかわいかったw

話して、笑って、メンバーから受け取った花束とアルバム彩希ちゃんが「こんなに幸せでいいのかな」と言ったときに、みーおんが「いいんだよ。幸せになるべきなんだよ」と間髪を容れず答えてくれたのが素晴らしかった。

 

私は後日視聴することになりますが、20250615昼「ここからだ公演」最後の村山彩希生誕祭で読まれたみーおんからのお手紙は、長く一緒にさまざまな活動をしてきたからこそ書ける言葉に溢れていました。そこにもこの会話と同じメッセージを書いて伝えてくれてたんですね。

みーおんの、ヲタクの気持ち代弁力は凄まじいですね。美しい書簡です。

(前略)

でもね、ふと思ったの。最初は、ただひたすらに歌って踊ることが大好きな1人の女の子だったはずが、その姿に心を打たれる人の数が増えれば増えるほど、いつしか自分のやりたいことをやるだけではいられない日の方が多くなって、時には自分自身さえも追いつけないくらい『ゆいりー』というアイドルが大きくなりすぎてしまった時もあったんじゃないかな。
それなのになぜゆうちゃんは、そんな想いも葛藤もすべて輝きに変えて舞台に立ち続けられたのか。それはずっと、誰かのために生きてきたから。
13年半ゆいりーでい続けてくれたあなたに、明日から始まる村山彩希としての人生は、どうか自分のことを一番に考えて、幸せになって欲しい。
だけど、きっとゆうちゃんはいつものように「私のことはいいから」と笑って、自分の幸せより誰かの幸せを願ってしまうでしょう。
それなら、「ゆうちゃんが幸せになることが、あなたのことを愛する皆の幸せ」だと、私が何回でも言い続けます。だからずっとそばにいさせてね。

引用:https://akb48-blog.net/letter/mukaichimion-murayamayuiri-20250615/ より抜粋。

 

私も過去、卒業発表の折に触れたブログで所感を綴って状況や気持ちの整理をしてきた中で、似たような想いを吐き出したことがありました。*4 誰よりも彩希ちゃんに近いところで、同い年の同じメンバーの目線で彼女をみてきたみーおん。みーおんと同じとまでは到底及びませんが、一人のファンとして彩希ちゃんと向き合ってそれと似た"想いの境地"に自分が至れたことが、ただただ嬉しかった。

そして客席に向けてこれからを語る彩希ちゃんが、徐にこちらを見て力強く語ってくれたこと、その言葉に目を合わせて相槌が打てたことがただただ嬉しかった。

 

というのが個人的な感想でした。

 

本人も「私本当に卒業するのかな?」なんて言って場内を笑わせてましたが、お見送りで一番最後(下手の花道手前)に立っているシチュエーションに慣れない私に、彩希ちゃんが劇場でかけてくれた最後の言葉が「そこ段差あるから気をつけて!」(なお私の返答「あいよ!」)だったのが、本当に…w 最初から最後まで"いつもらしさ"を大切にする、彩希ちゃんだなあと思いました。

これが人生で彩希ちゃんと話す最後の機会だったら黒歴史ものですがw、彩希ちゃんのおかげで「次」が待っているから気持ちに余裕があるという。

卒業の翌日には、ファンクラブの更新とともにアプリを開設、チャットやブログで毎日のように気軽にコミュニケーションできる場を作ってくれました。ファンミーティングは7月に3rdを開催し、8月にはミュージカル、9月には1泊2日の旅行イベントと楽しみをたくさん用意してくれています。有難いったらないです。

 

ファンのことを思ってくれてるだけでなく、メンバー想いでもある。卒業後もAKBのコンサートに行ってメンバーたちと交流してる。逆に今上演中のミュージカルに村山総司を観にたくさんの仲間やメンバーが行ってくれているから、"メンバー想われ"でもある。なんだそれは。良い言葉はないか? 愛されてるということです。

 

彩希ちゃんがたくさんたくさん人から愛されてることがわかって、その事実を本人が「幸せ」と思ってくれていることがわかって、それを全部ひっくるめてヲタクとして幸せです。村山彩希を推してきた自分の10年はとても楽しく、貴重で、幸せな時間でした。誇りに思っています。

本当にいつもありがとう。これからもよろしくお願いします。

 

 

出演メンバー集合写真

飯野雅さんツイッターから(行けなかったから土保さんに送ってもらったそうです)

 

彩希ちゃんのブログにこのハッシュタグをつけるのも、この記事と5/6卒コンが最後ですね。

*1:強いて言うなら、胃腸炎で死にそうになりながら一部消えては出演しつづけた牧野アンナ公演の日に見たな…くらい。

*2:https://x.com/yuirii_murayama/status/1953816309143089317

*3:そしてこのスピーチを聞いて、写真集のタイトルに付けられた『普通が好き』という言葉と秋元康Pの帯コメントは、彩希ちゃんの感性の本質的な部分を見事に表しているなーとも脳裏をよぎりました。

*4:AKB48村山彩希2024雑感(ポエムです) https://4everdnk8f.hatenablog.jp/entry/2024/12/29/213609