新公演の音源化なんて一生のうちにそう何度もある機会ではないのでブログ書くことにしました。そんなつもりなかったので、いわゆる「緊急で動画を回しています」状態。緊急で感想を書き出しています。
AKB48~studio recordings コレクション~AKB48 18th Stage 「ここからだ」
音源を聴いた感想です。劇場でも観たことのある公演ですが、まずは音源を聞いて、それからいろいろ思ったことをつらつら書きます。走り書きなので結構適当に、言いたいことだけ言ってますのでご容赦。
1. overture2.0
2分あるのかw これまで本来のovertureに向かって少しずつテンションを上げていく。最初は長いなと感じたけど聞き慣れたものですね。
DJが"20th year!!"って言ってるけど、20周年過ぎたらどうするんだろう? 劇場公演で流すものは変更あるのかなあ
映像付きの初出は2025年2月のAKB48歌謡祭だったか。(なぜか)限定公開で映像がアップされてて、彩希ちゃんもいます。
2. ここからだ
鐘で始まるの好き。全体を知った上で振り返ると、アンコール1曲目のはじめに鳴るブザーと呼応するものを感じる。2番Aメロの錆びた鐘を鳴らすという歌詞、「夢の鐘」おばさんとしてはイメージしちゃいますね。打ち続けろっていう。
雰囲気は全然ちがうけど「目撃者」のような、伝えたいものをまっすぐ静かに伝えてくる1曲目。過去のAKBのフロントチームを踏襲したのだろうか…。厳かなのは、ボレロのような裏旋律?があるからでしょうか。ステージを観るではなく音源で聴くと、また受け取るものが変わって面白いですね。
3. 恋愛カンニング
メロディがかわいいし楽しくて好き。「ため息がそよ風になって〜」の発想が変態で好き。初恋がよくわからないからモテる親友の言動を盗み見て真似するとか、歌詞がかわいくてやっぱり好き。(語彙力ごめん)
4. ロマンティック男爵
恋愛カンニングからの流れがあるせいか、ファーストインプレッションは令和の「脳内パラダイス」でした。そう申しましたが、ソフトクリームぺろぺろするところくらいしか一緒じゃなかった()。ラグビー部の男の子なんですねなるほど。妄想じゃないだけまだ大丈夫だよ…。
多少言い回し違いますが似た歌詞が出てくるC/W楽曲「昨日よりもっと好き」では片思いの妄想で頭パーンってなってたので、時を経て付き合えてよかったね(10年以上かかってるけど)。
5. 劇場へ ようこそ!
令和の劇場公演らしいタイトル。「シアターの女神」みたいな立ち位置だけど、明確に今のAKB48の目標を歌っている。M.T.に捧ぐ公演ぶりだし、こんな曲が1曲くらい入るか。
…とここまで書いてて、前半曲にチームA目撃者、チームK脳内パラダイス、チームBシアターの女神と、AKB48でオリジナル公演をもつ各チームの特徴が感想の中に出てきたのは興味深いですね。
6. Lollipop
これから楽しいユニットが始まることを予感させるほのぼのとしたイントロが大好きです。
ロリポップと聞くとやはりB5thのユニット「キャンディー」を想起せざるを得ませんが、Lollipopは幼馴染男子との仲睦まじいストーリーが描かれてて可愛らしいですね。オチサビ前の「甘すぎて食べきれないよ」はダブルミーニングでいいですね。
本来であらばリア充爆発しろ案件ですが、メンバーも衣装も歌も詞もすべてかわいいので許す。ずっきーかわいい!
7. 風の待ち伏せ
世界観が強すぎなくて勝手ながら"休憩曲"の印象ですが、空ちゃんがいつだか「スルメ曲」だということを書いていたので、音源化されて歌詞が出るのを待っていました。
星とか空とか、よく使われる言葉ではあるわけですがそれとなく星空が連想されるのは私が百合ヲタだからですねごめんなさい。
8. クリスマスリング
倉野尾さん曰く「クリリン」ですが、ユニットでクール系の曲が1曲なので存在が際立っている。なるみ率いる5人がとにかくかっこいい。切なくてクール。鈴木くるみのソロパート、その美しい歌声で収録されていることにものすごい価値を感じる。
歌のことから離れてしまうんだけど、この曲の登場は確か左右の袖からだったと思うんだけど、旧劇場だったらステージ奥の黒い回転扉からバン!となるちゃんが出てきて、4人はブラインド越しに姿を見せたあとに袖ないしは回転扉登場ってすごくかっこよかったと思うんですよね。「嵐の夜には」を観すぎたかな。でもやっぱり、暗転したステージに徒歩入場は、曲頭のインパクトが強い曲なだけあって惜しいなと思ってしまう。
9. 2月のMermaid
あづちゃんのソロ曲。音源も堂々としたものですね。
2S写真会で瑞葵ちゃんから「実は…」と、ユニットのifの可能性があったことを聞きまして、もしかしたらこのソロの調整で他のユニットメンバーの編成が変わったのかななどと邪推している。
10. 振り向きざまのキッス
彩希ちゃんとみーおんの声がする。劇場公演のCDから。二人とも在籍が長いから、いろいろあったけど本当に念願だねと目を細めてしまう。推しのオリジナル公演、あらためてとても嬉しい。
いとももセンターなのも優秀。ユニットは全体的に初見でやや意外性があったけど、思えばチーム制がなくなった上で18thステージとして作られたわけで、シングル選抜に近いメンバーが16人抜擢されるとこういう采配にもなるか。と謎に納得した。
11. 夜中過ぎのアウトロー
中盤1曲目。ザ・中盤曲の始まり。瑞葵ちゃんの歌い出し良き。こういうクールな曲が当てこまれたのは嬉しい。山﨑「防犯カメラを見れば誰の仕業かわかるだろう」空さんもとても似合ってて好き。ステージの振りがかっこいいから好きなんだと思ってたけど歌も好きなんだな。
MCメンバーが2番登場という「森へ行こう」演出は、技量も経験もある現メンバーにはもったいないと思ってしまう。彩希ちゃんがいるフルサイズのアウトローは観てみたかったなあ(※彩希ちゃんがフル出演してる森へ行こうも観てみたかったです)。
※ユニバーサルさん、このタイトルのところ誤植ありますよ
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12. 奇跡が消えても
あからさまな盛り上げ曲、煽り枠。今までの劇場公演にはなかった。コールのタイミングや振りまねがメンバーからレクチャーされる曲。
コールも振りコピも勝手にヲタクがやるものだと思っていたけど、それら込みでAKBのステージの盛り上がりなんだ!というのなら、これが時代の変化というものだろうか。と公演に入るたびに感じている。それに、コロナ禍で声出し禁止期間が2年近くあって、ペンライトとうちわで応援する文化が根付きましたけど、コールや合いの手に馴染みのない人もいるだろうから、今の時代の新公演には必要なのかもしれない。
で、歌詞だけ読むと全然印象が違うというとても不思議な一曲。続くシクラメンの世界での恋愛と話が続いてるみたいな見方もできますし、初日公演の日のメンバーインタビューで誰かが言っていた気がするな。
13. シクラメンが咲く頃
この公演には花のイメージが多く出てくるなと思う。「ここからだ」では覚えている香りとして存在がほのめかされ、「劇場へ ようこそ!」では「私たちの夢に花が咲く日まで見守ってください」と比喩があった。ここで具体的な花の種類が出てくる。それがシクラメン。
先日の柱NIGHTで、瑞葵ちゃんが「歌詞を読めば読むほどただの失恋ではないな」と思ったと発言されてた深い1曲。みーおんから話された「12月8日(AKBが始まった日)の誕生花がシクラメン」という説もある。
個人的歌詞解釈(飛ばしてOK)
以上のことから人の数だけ解釈は分かれるし、秋元Pのことなので答えは一つではないはずという前提を掲げつつ、私の解釈をつらつらします。
- 決定的に物理的距離ができてしまったことによる別れ。
- ただし死別ではない。その根拠は主人公(僕)が、「可愛い娘と知り合っても興味持てない」ことから、将来を見据えた恋愛を始めるのに遅くない年齢*1=若者であるだろうということ。そして死別にしては楽曲の曲調が明るいこと、若くして経験した死別だとしたら過去として昇華されすぎていて、時間が短すぎるだろうという想像による。
以上から、死別でこそないが、物理的に会えなくなる別れであると想像する。 - (私は花に疎いのですが)今までのAKB楽曲で花といえば桜だったりタンポポだったり屋外に根を張る植物だったことに対して、このシクラメンは「近くの花屋で買った」「鉢植え」の花ということで人の手によって育てられた花、対照的な表現である。「鉢植え」を「西陽が差している窓辺」に置いていることから、日光を浴びせる必要がない=もう枯れてしまっている、過去に育てていた花という印象があり、これはすでに終わったことを示し、決定的な別れに呼応する表現だと思う。
- 私個人の経験を重ね合わせると、「芸能界を去る決意をして卒業していったメンバーとの別れ」が想起された。みーおんの「シクラメン12月8日の花説」と重ね合わせれば、AKBを卒業していった推しを思うファンの心情を重ね合わせることができる。
不謹慎ながら自分が推しの卒業を見送る中でそのような経験と思いを抱いたことがあるのでそう思っている。「上手に忘れるなんて絶対無理だよね」、心が上書きされて「月日が過ぎた分だけどんどん好きになる」はそれを的確に表していると思う。自分の生活から推しの存在自体がぽっかりと無くなってしまって、強弱こそ大いに異なるわけだが死別したに近い感情が湧いてくるのを感じた。 - 本曲の歌詞を「死別」と解釈する線もあるけど、それにしては楽曲全体に悲壮感がなく、愛する「君」を懐かしんで愛おしく思う感情のほうが大きいので、以上を個人的見解の落とし所にした(死別というのは公演曲にしては重たすぎるから個人的に避けたいという思いも強い)。
余談ですが、イントロに彩希ちゃんの声で「あれからもう誰とも恋をしていない」と歌われた後、サビ前に瑞葵ちゃんの声で「上手に忘れるなんて絶対無理だよね」って聞こえてくるの、個人的にめちゃくちゃ慰められている感が凄まじくて死ぬ。エモいとはこういうことか。
14. まだ見たことのない景色へ
劇場で観るとモニターと連動した演出で視覚的に注意を惹かれるので、歌と歌詞だけに集中して楽しめる音源に謝辞。
オチサビでスネアドラムが入ってきて意思が増幅していく感じ、行進するイメージが付与されていいですね。オープニングの「ここからだ」とも呼応するものがあり、「目撃者」と「命の意味」みたいな関係に感じるという軽率な素人意見を置いておく。
ここで本編が終わる。そしてここで思い描いた夢は、アンコール明けの緞帳に続いていると思う。
15. 緞帳を上げてくれ!
ブザー始まりが公演ならではなのは、劇場で観る楽しみになっていいですね。「隕石の確率」のハイハットみたいなものか。ということは、あのブザー音は楽曲のイントロではなく演出なんですね。興味深いし愛を感じる。
緞帳を上げてステージをさせてくれっていう前のめりの歌詞なので、がっつくような食い気味な歌い方(と言っていいのか?)が素敵ですね。やっぱり何度聞いても熱くなる。そして歴史の重みと敬意を忘れていないという、「ここからだ」公演の特徴が出ている。
個人的見解 敬意の変化(個から全体へ)
チームA 7thstage (AKB48 17th stage)「M.T.に捧ぐ」は、初日の二ヶ月後に卒業していく高橋みなみ(初代総監督)がイメージされると言われているわけだが、「M.T.に捧ぐ」が個人に対しての敬意だったものが、「ここからだ」ではチーム・グループ全体への敬意に広がっているのは極めて重要。
M.T.が2016年2月からの実施なので、実質10周年企画にかぶせてきていると言えなくもない(周年プロジェクトではなかったと思うけど)。たかみなの卒業時もプロデュース公演が実施されたり大掛かりなプロジェクトが打たれていたけど、それはやはり個人が軸にあった。その軸が20周年でAKB48という歴史を編んできたグループに意向した。悪い見方をすれば"突出した個人の不在"ということもできるけど、良い見方をすれば"AKB48というチーム"を一つの個として捉えて尊重してるということでもある。
AKBの10周年から20周年の間で、在籍するメンバーや運営陣はもちろん、環境だったり世界情勢だったりいろんな変化があったわけですが、その中で流されたどり着いた主軸が、秋葉原を拠点に活動を続けているAKB48という純粋な意味でのチーム*2なら、劇場公演から入ったファンとしてはこれ以上嬉しいことはないですね。
16. そんなに好きだったら
走る曲って印象は、後ろのでかモニターの影響か(あれ何て呼ぶんだっけ)。ここにきて放課後の学校の恋愛ソングという王道楽曲をぶちこんでくるバランス感覚がさすが秋元Pである。そんで、アンコールで最後の最後までこんなに走らせるのも秋元Pらしい。
17. Hungry love
シクラメンに次ぐ古参涙不可避楽曲。ソメイヨシノが出てきて、AKBらしい「桜」のイメージを回収。
「僕たちはどうなるの?」に対して「神様にもわからないね」って真顔で言っちゃうような「君」は、「振り向きざまのキッス」の登場人物と似ているような気がする。「これからの二人がどうなっていくのか? その先が見えないから恋なんだ」って言っちゃうような人だから。
LA LA LAと歌いながら「永遠の別れじゃない」とあるのは、シクラメンへの答えだろうか。劇場公演が終わっていくことになぞらえて「あっという間に過ぎちゃったね」「またすぐにきっと会えるよね」と歌うのはエモいですね。
単に歌詞や言葉が似通っただけか? でも公演の最後にこう言われると、いろんな楽曲と呼応して収まりよく終わっていく感じがしていいですね。
謝辞
「ここからだ」公演を作ってくれたすべての人に感謝します。
AKBから生まれたものはステージやメンバーの個性だけじゃない。秋元康Pのプロデュースした楽曲とダンス・演出に、専用劇場。衣装部門は「オサレカンパニー」という会社になって、展覧会にとどまらず書籍や講演、制服デザインなど幅広い活躍を見せ、超大きな存在となって輝きを放っている。
AKB48はそれらの生命的源泉とでもいうべきか。人がつくったものに宿る愛情とか、観たものの熱狂とか、いろんなものが詰まっているなぁということを、久しぶりのオリジナル公演を浴びて思ったのでした。
また劇場で、オンデマで(あるいはロビ観で)観て楽しませていただきます。素敵な演目をありがとうございました。
最後に小言:ジャケ写について(ただの文句。注意)
どうにかならんかったの?(白目
公演開始一年でCD音源化されてサブスク解禁までされたので、誰もあえて文句言わないと思うのであえてツイッターでもつぶやきましたが、ジャケットデザインはもっとどうにかならなかったのでしょうか…武道館で予算尽きたのかな。
ユニバーサルにレーベルが移ってからはシングルもタイプ別にジャケットデザインを変えることもなくなり、表裏以外は1シングル1デザインが基本になった。
ファンが期待してるのは音源と付いてくる特典(握手会なり写真会の参加権)だし、今はサブスクもあるからCDで音楽を聞かない。そんな"パッケージ"にお金かけたって意味ないという考えなのだろう、という印象を持っています。
キングレコードからユニバーサルミュージックに変わって、OS盤の販売方法だったり情報管理だったりの面で運営側はいろいろ便利になったかもしれないけど、消費者が受けてる恩恵って何かあるんだろうか。
2S写真会の会場でパネル展示してたあれ、ブックレットに載せればよかったのでは。一緒にパネル展示されてた緞帳の写真のポスター、あれジャケ写にすればよかったのでは? 卒業メンバー1名、音声がよかったなら写真も使わせていただけたんじゃないの? …などと、内部事情を何も知らない一ファンとしては思ってしまう。
もしかして今ヲタクの手元に届いてるOS盤(旧「劇場盤」)がそうなだけで、オフィシャルショップからアルバムCD単体で買うものはまた違った仕様だったり?する…?(望み薄)
私もサブスク版のアルバムはライブラリに追加しましたが、自分で届いたCDをAppleMusic(iTunes)に取り込んで、本記事の最後に載せた写真(パネル展示にあった一つ。ここからだ公演アルバムのポスター)をアートワークに設定して聴いてます。こっちのほうがアガるから。
ここからだ公演アルバムCDはofficial shop限定商品ですけれども。個人的には楽しみが減ってとても残念でした。というか一般商品として流通させないのはなぜ?ジャケ写手抜きしたのも限定商品だからか? AKBファンになる障壁が高くなったように思うけど、まあ、サブスクあるしなあ。本当に欲しかったらこっちに買いに来いってことか。
こうやって文化が変わっていくんだなあ
✌公式によるサブスクリンク集は下記URLから✌
AKB48 18th Stage ▶︎▶︎ここからだ◀︎◀︎
— AKB48公式 (@AKB48_staff) 2025年12月16日
本日12月17日(水)アルバム発売👑
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配信もスタートしました🎪🎠⋆꙳
ぜひヘビロテしてくださいね🎧🎀
AKB48~studio recordings コレクション~AKB48 18th Stage 「ここからだ」
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