優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

救護室

 昨日18日土曜日、リドアイルで倒れた。
 真昼の13:10の回のマウスカレード・ダンスを鑑賞中のこと。センターやや左の通路側、立ちの2列目。女の子週間1日目でインしていた自分は、ミッキーとチーデーで通路にやってきたあたりで座りこんでしまった。
 自分らの後ろで妙に場所を広くじんどってる親子に腹が立って、段差の上に乗ってみたり(もともとそこの段には自分が座って待っていたからそこに居ても違反ではないのだが、自分の背の高さを考えるとちょっとした“嫌がらせ”になっていたのだった)、地面に置いてたリュックが邪魔でドナルドの通行を阻んでしまったりとか、いろいろあった後の体調不良。なんとなく呪われた気になる。段差の上か下かどちらかにじっとしてろってハナシだ。そして荷物は端に寄せとけってハナしだ。けど何となく、足もとに気がきかなかったのも、動いてないと落ち着かなかったのも、体調悪くなる前兆だったのかなと今になると思う。
 ふっと力が抜けて、なんとなく呼吸しづらくなって気持ち悪くなって、人間って死ぬ時こんな感じなのかとかよくわからないことを考えてながら袋を口に当てていた。けど朝ご飯以降なにも食べていなかったために吐くにもなにも吐けず。横の通路でしゃがんで監督しているキャストさんが自分を見ていることに気がつく。ちょっと休めば良くなると思ったのもつかの間、突然の発汗と耳鳴りにもうダメだと悟った頃に、キャストさんが声をかけてくれた。デイジーに夢中になっていた妹もようやく隣の異変に気づく←。「大丈夫です」と答えたかったのだがまともな返事すらできず、生理痛にのたうちまわってトイレに行けば治るとおもい、キャストさんの肩を借り、リドアイル出入り口付近にいた男性のキャストさんに背負ってもらい、ゴンドラ乗り場近くのトイレに搬送。出すもん出せば治る!とおもっていたが勘違い。眩暈がよくならないし、力も入らない。ドアを開けると車いすが待っていた。


 救護室のベッドで横になるとずいぶん楽になり、キャストさんが看護してくれ、診断できる先生に診てもらったので薬も処方してもらえた。どうやら血圧が相当低くなっていたようで心配された。今までにないほどの生理痛だったが、それだけでなく貧血を起こしていたらしい。
 今までにも1日目で若干の生理痛があってもインしたことはあった。だがそれに加えて、空腹、秋とはいえこの炎天下……条件が重なるとこんな事態に陥ることもあるのかとおもった。マウスカ待機中も、妹が座っていた日陰と場所替わろうかと言ってくれても「大丈夫」と、やせ我慢じゃないけど身体を労らずにいたことも今回の一因かなと、考えてみればいろいろ省みるところはある。薬を飲んで出かけなかったこともそう。そのせいでこんなにも多くのキャストさんや妹に迷惑をかけたし、周りにいたゲストにも不快な思いをさせた。そんなことを考えると、とにかく情けない。恥ずかしくて悔やまれてとても忘れられそうにない。土曜日の忙しい時間、今年のこの酷暑を考えると、こんなような事態も稀ではなかったのかなとなおさら申し訳ない気持ちになる。
 けれど、それと同時に、あの時あの現場で自分を助けてくれたキャストの皆さんに本当に感謝の気持ちがあふれてくる。自分でも経験したことのない体調不良に、迅速で無駄のない、あたたかい対応をしてくれた。朦朧としていたし、妹も動揺していたから、(特にリドアイルでお世話になったキャストさんは)名札も顔もちゃんと記憶できていなかったのだけれど、救護室のスタッフも含め、すべての人にお礼を言いたい。本当にありがとう。
 

 あらためて挨拶にいってもある時の1人の客人なんか覚えてられないだろうし時間もとってしまうから、こういうときこそ手紙を書いてみようかな。言葉も物にすれば全員に見ていただけるかもしれないし。どこ送ったらいいかわからないけどせっかくの年パス持ちだし、また行く場所なんだから、そうしよう。