タロー20周年記念舞台『お笑い家族』【20200215 18:00-@浅草九劇】

ブログ無精になりがちな季節ですが、初恋タローさんの舞台はなんかすごいよかったんで雑記ながら感想を書いておこうと思う。取り留めないけど許してください。おもしろかったしいいお話でした。千秋楽後にアップしていますが、ネタバレ有なのでご容赦。 

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まず、お目当てで行った篠崎彩奈さんなんですが、三人姉妹の長女役でした。芸人のお父さん(のみやまつよし…で合ってますか?)とその娘(長女うらら)の話ということで、ヒロインというところでしょうか。

実際あやなんはお兄さんたちがいる兄妹の末っ子だから、長女らしい長女の役って意外でしたが、ちょー不機嫌そうな反抗期JKに両親が気を使いまくってる様子が、昔の我が家をそのままトレースしたような感じだったので開演1分で引き込まれました…。私も父親と顔を合わせれば喧嘩してたんで…そうそうそう…という激しい同意があってどうしてもブログを書きたくなった。むしろそこの人間描写に尽きる。

 

長女と同じ高校の次女、中学生の三女が出てくるんだけど。しっかり見てるんですよね、お姉ちゃんはこうだからとか、お父さんはこうだからとか、良い所も悪い所も…妹のほうが本当に家族のみんなをよく見てる。身体はりまくり後輩同期に頼りまくりのThe芸人の父に「人に迷惑かけまくりでダサい」とか言っちゃううららに「そうだな」って相槌してしまうところに父の人としての弱さが見えたりして、でもそんな反抗しまくりの長女うららだって、父との仲の悪さを周りにめちゃめちゃフォローされて生きてるんですよね(そしてそれを本人は自覚してない)。で、本気のスイッチが入るとやるんですよ。結局似てる父と娘。顔は似なくて九死に一生を得たけど。それがいい。

そんな設定に感心しまくっていると、うららの友達こはく役に岡田彩花ちゃんが出てきて、彼女の演技をみるのは一昨年のスナップアウェイぶりだったんですが(もうそんな前?)、元気なJKはあの時の新社会人役よりも入りやすかったかもしれないけど、なんというか、しっかり喜劇の明るさを纏っていて良い役をされていました。あやなんとお笑いコンビを組むんですけど、オーバーリアクション上手くなったなぁ(笑)おもしろかったし、垢抜けましたね彼女。

 

出演するバラエティ番組のシーンが結構長くて、そこに日替わりゲストが登場するのですが、この回のゲスト、なんと柏木由紀さんwwwwwwチケット買った後発表があって「なんで?wwwwwwww」って思ったんですが、どうやら初恋タローさんとゆきりんさん、既知の仲で仲良しみたいですね。エピソードも披露してくれたのですが、「二人でご飯に行った時(ゆきりんに)「これで週刊誌撮られたら最悪」と言われた」は笑いました。むしろ見てみたい。なんかいいな、こんな話もできちゃうアイドルって。堂々としていて強い。

ゆきりんから初恋さんへは「酔っぱらった時同じ話ばっかするなー!」とおしりに鞭を飛ばしていましたが(同番組内のゲームの罰ゲームで鞭だったんですが割愛)、「俺同じこと話してるんだ…」と結構ガチ目に刺さったようでポカンとしてたのがおかしかったです。

身体を張る芸人の役なので、初恋さんパンツ一丁で終わるんですけど、まあーお肌が綺麗www上半身脱いでる時からスキンケア完璧やんって思って見ていたけど、パン一になったら脚まで綺麗でしたよちゃんと脱毛されてて。テレビでお笑いの人が脱いでるとウゲ…って思うことあるけど、皆さん頑張っているんだろう。見方が変わりそうだ。生で見たらきっと初恋さんみたいにみんなお肌綺麗なんだろう。

…と見てみた吉本の初恋タローのプロフィール、趣味の最後のとこに「筋トレ」って書いてあったけどあの腹でこれは嘘だろ。

喧嘩の仲裁に入ったりもするタイプで、そんな野見山さんに救われたという後輩コンビの話、「二人が本気でいいお笑いを突き詰めていったら当然ぶつかることもある。コンビによるけどね」は核心をついていた。本気で極めていったらそうなりますよね…。寝ても覚めてもお笑いが大好きな人の舞台なんだなあ。

台本や設定は結構ベタというか、ぶっとび気味の展開というか、こうなるんじゃないかな?の予想が当たりつつ進む感じだったんですが、普通に漫才楽しかったし、漫才のシーンと演劇の境目が見えなくてそれが秀逸で、常にどこかおかしくて(父のセーターのダサさとか)、台本設定のベタさがどうでもよくなるというか、ちょうどよくなってくる。最後とかめちゃめちゃよかったじゃないですか。大好きだし、同じステージに立ってる二人が羨ましいなと思いました。

 

あやなんの演技は舞台で何度も拝見しているけど、観るたびグレードアップしていて、今回は漫才でボケもツッコミもやっちゃって。「包丁で指をスパって切ったら血が出ます」ってそりゃあなた()。そういえばすっかり包帯取れてて安心したけどもあなたね()。すごい笑い起きてましたね。あと中学時代にいじめてきた奴らを列挙したとき聞いたことある名前ばっかなのも笑ったよ。村山いたよね。

ボケもツッコミもできちゃって、アドリブも自然にできて、そんで素の篠崎彩奈に戻ったらいじられ屋さんでしょ。事務所移籍してゴルフまでやっちゃうでしょ。この人にできない事ないんじゃないかって思う(不良でおらつく役は除いた方がいいかもしれませんが←ネーチャンズ☆8)。

長女のあの不機嫌そうな表情といい、むすっとした態度といい、棘のある物言いといい棘あるんだけど超意地張ってる子供なところもよくて、妹の前で冷静にいようとするところとかもリアルで。こはくと二人でコンビを組んで漫才の活動をする中で出会う人々から父の話を聞いたり、身体を張らないとやっていけないって業界の話を聞いたりして、父への考えが変わっていくんですね。ダサいとか思ってたのに。根性あって素直ないい子じゃないですか、親に似て。

周りがボケの演技して笑いをとってる時ってクスクス笑っちゃうもんだけど、あやなんはしっかり役に入ってるから全然笑わないで自分を演じてるのね。その点は他でコメディのお芝居をした時も、あやなん上手だなあと思ったところだけど、今回のあの環境でもそのスキルが発揮されていたのは改めてすごいなと思いました。まあ電話のシーンのあの母は笑うよ()

何より素晴らしいと思ったのは、テレビ見てる時の何考えてるのかわからない無の表情と、父親と話してる時何か返さなきゃいけないんだけど何て言おうか本当は何も言いたくないんだけど…みたいな面倒くさそうな話し方が、遺伝子レベルで長女だった。本当に素晴らしかった。なんか、あやなんってすごいよな。半分くらい自虐なのに偽王子でステージ出ちゃうところとか、指切って3針縫った数時間後にもう笑い話にしてる姿とか見てて改めておもうけど、強いよ。ありがとうあやなん。身体張ってくれてありがとうあやなん。ありがとうございました。

 

そして、

出演者
A班:初恋タロー篠崎彩奈岡田彩花、安森彩那、横屋敷ありさ、菊地侑紀、古川龍慶、小川紘司、辻逸平、橋口巧、堀ノ内翼、望月崇望、大谷健太、今井瞳、ゲスト出演:柏木由紀

原案:初恋タロー
脚本・演出:荒木太朗
漫才脚本:中村元樹、初恋タロー

脚 本 演 出 あ ら き た ろ う …!荒木太朗さん!シアターザロケッツの!!その事実に気づいたのは観劇後なのだった…

入場して席に置いてあった舞台のチラシにだんしんぐ由衣さんのお写真を見つけて妙な安堵感を覚え(彩花ちゃんが出演予定のシアターザロケッツのものだったのですが)、今日の舞台は当たりだろうなあと思い、実際観劇して大当たりでとても楽しかったのですが、荒木さんでしたか…やられた…。笑いと心揺さぶる展開とのバランスよ。その切り替えの間合いも完璧でおもしろかった…今回も楽しませていただきました。

年度末が近づく繁忙期と、進めなきゃいけない同人誌の原稿で根詰めな日々を過ごしていますが、2時間の息抜きは本当にお腹の底から声出して笑いました。ありがとうございました。

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*1:写真は二人のツイッターから拝借しました @ayana18_48 / @ayaka_o1106

AKB48山内瑞葵ソロコンサート~“MY” Revolution~【20200126 14:30-@TDCホール】

行ってきた。とにかく入れてよかった。インフル再来も怪我もなくynコンで致死的に病むこともなく無事に1月26日のTDCホールにたどり着くことができて本当によかった。

アリーナの最後列だったけど思ったよりは観えました。日曜の3公演ということで物販が地獄でしたがFFさんのご協力のもと無事欲しいグッズも手に入れることができ、心ゆくまま公演を楽しみました。

開演前の場内BGMは「彼女」。延々彼女。

M01. シンクロときめき
M02. 初恋ドア
M03. 必殺テレポート(客席)
M04. それでも好きだよ
M05. 伝説の魚
M06. 回遊魚のキャパシティ
M07. ALIVE
M08. 君はメロディ
M09. LOVE修行
M10.(ダンスパフォーマンス)
M11. Make Noise
M12. 右足エビデンス
M13. 点滅フェロモン
M14. 私は私
M15. My Revolution渡辺美里
M16. モニカ、夜明けだ
M17. 走れ!ペンギン
M18. ファースト・ラビット
M19. Reborn
M20. 猫アレルギー
E01. 恋するRibbon
E02. ラッキーずっきー
E03. 大声ダイヤモンド
E04. 抱きつこうか?(16期メンバー、フルサイズ)
E05. 僕は頑張る

魔法使い映像から始まったのはいかにも王道アイドルなセトリ。シンクロときめきそれでも好きだよ……初恋ドア大好きだからすごい嬉しかった!!!聞きたかったの。声をかけるような手振りとかかわいいの。ああ好き。はあ好き。夏に向かう春のあたたかさというか華やかさというか、ワクワクしちゃう感じ大好き。瑞葵ちゃんだからもっと好き。はあ好き。

必殺テレポートでほうきにまたがって客席にテレポートした演出もよかった。この曲でそれをやる意味があった。モニター映像でも飛行してましたが、またがってるのがめっちゃ竹のほうきでよかった。質素。

曲中に「ペンライトをくるくるしたくなるー!」などラッキーずっきーの魔法をかけて会場を沸かせていたところ、MCに入るとマスターオブ魔法使い(推定田口愛佳さん)が登場。「魔法使い見習いとして人間界にやってきたというのに…」とお叱りを受けて、アイドルとして修行し直すことになるというくだり。落ちを言ってしまえば、マスターオブ魔法使いに与えられた試練「魔法を使わずにアイドルとしてパフォーマンスで人々を魅了する」を、ずっきーはこのコンサートを通じてクリアします。

劇団四季から演技、ミュージカル、ダンス各種などなど豊かな経験をしてきた中で、瑞葵ちゃんがAKB48に入ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。何より、魔法の国でもホープと思われただろう神々しい御姿でこの惨憺たる穢れた人間界に降りてきてくれたことに全人類を代表して(するな)この場で御礼を申し上げたい。

実写でステージに登場したマスターオブ魔法使いの田口愛佳さん、とても存在感あった、ちゃんと腰が曲がっててかわいかった。映像で写ってるときも、瑞葵ちゃんと対面で話す後ろ姿だけなのにすごいインパクトがあり、その思い切った姿にちょうど1年前のラッパー田口が思い出された。ずっきーのエピソードMCも一人で進行してくれた。瑞葵ちゃんがMCが苦手な分愛佳に頼んだのだろうけど、頼もしい。まなずきいいですね。

 

さて、人間界に送り込まれ修行し直すという流れで、奈落の底に落とされる映像から始まったのは伝説の魚。海の中の人魚姫みたいに手を上に掲げるダンスは、指先まで繊細でしてね…表情もいいし、美しい。本当にこういう表現が似合う。歌もじっくり聴きましたが瑞葵ちゃんの一人称「僕」はいい…風情がある…。回遊魚のキャパシティは魚つながりだったのかな。確かに峯K最ベルにアンダー出演した時にやりましたね。K曲からの連想なのかALIVEきました、沸いたー!瑞葵ちゃんがK曲はちょっと意外性があるけど、親しみがあったんですかね。自分を奮い立たせる歌詞が多いから、選曲に瑞葵ちゃんの想いを見た気がした。 

君はメロディLOVE修行はサブステに移動しつつ会場をトロッコで一周。AKB加入のきっかけになったHKT48宮脇咲良さんと、初めて所属するチーム4(厳密には研究生の楽曲だけど彼女にとっては4で披露し尽くしている曲だものなあ)は、瑞葵ちゃんにとって大切な存在なんだね。
ステージに戻ってきて、落ちサビ「涙をいくつ乗り越えればいいの?」を歌っている時一瞬泣きそうになってるように見えた。気のせいかな。ちょうどモニターを見てたんだけど、目がうるって輝いた気がしたんですよ。感受性豊かな人だなーと思う。

ダンスパフォーマンスに続くブロックは、Make Noiseから。謎に殺陣がありダンサーさんをバッサバッサ倒してました。からのBD付きで右足エビデンス点滅フェロモンとかっこいいセクシーな曲が続く。戦っているイメージが強い。

右足エビデンスはさぞバキバキにやってくれるのだろうと思ったら全然そんなことはなかった。レッツゴー公演の頃よりも落ち着いていて、美しく魅せるために自分にできる全力パワーをこの曲でもうまくコントロールしていると思った。表現者だな。素晴らしい。レッツゴーから約2年。垢抜けて、表情のひとつひとつがさらに鋭く、美しくなった。これからもっと磨きがかかっていくのだろうと思うと希望しかない。 

私の席からは足元の動きはよく見えなったけど、手先や腕だけでもその美しさを堪能できる。本当に綺麗な人。これはもっと序盤の曲だったかもだけど、複数の曲でバレエ由来の美しいターンを何度も拝めて嬉しかった。

  

淡いブルーで肩がアシンメトリーの美しいドレスで出てきて歌いだしたのは、私は私。尊敬する人に村山彩希さんを挙げているから、何か縁のある曲の披露がないかしらと思っていたのですが…そうきましたか。彩希ちゃんも去年のソロコンで歌った、みぃちゃんのソロ曲。瑞葵ちゃんと彩希ちゃん、人見知りだし、自分を表現するのに時間がかかる子だし、悩み方とか似てるんだろうなあ。

おろした黒髪に、普段着ないドレス。ふいにとっても大人びていてドキドキした。もう18歳、高校を卒業する歳だもんなあ。早い。大人びた容姿と裏腹に、舌ったらずなところがあってあどけなさが残っていたりするのですが、それも18歳の等身大な感じがしていいんです、瑞葵ちゃんって。私は好き。

 

そして唯一48外の曲で取り入れられたのがMy Revolution。このコンサートタイトルが発表された時から、そんな流行歌があったなぁと連想はしていたけど、まさか歌うとは…。直球。ミュージカル経験を生かした歌唱という印象を受けました。声が裏返る部分もあったけど、それなんかも逆に今の自分をぶつけてきている感じがして良い。「夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃだめさ」の瞬間にモニターに写った瑞葵ちゃんの微笑み…。"そうだよね"って歌いかけてるような優しい顔で、すぐに泣いてしまう自分へ向けた励ましのようにも取れました。

瑞葵ちゃんって、歌を自分の世界に引き込むのがものすごく上手い。それまで何の関係もなかったのに、山内瑞葵が歌った途端に山内瑞葵を語る歌にしか聞こえなくなる。このMy Revolutionという時代を代表する流行歌すら、瑞葵ちゃんは自分の世界に染め上げてしまっていた。只者ではない。

 

自身がWセンターに立っているモニカ、夜明けだを、クラウンを頭に乗せた衣装で披露したのは意外で驚いた。衣装が変わるだけで印象が変わるなあと思いつつ、右肩に掛けたローブに身を包んだ瑞葵ちゃんの表情は、いつもと何ら変わらず真剣にモニカなんですよね。モニカ大好き。オリジナル衣装のMVはこちら。
そしてやっぱり、この方、手先の動きが美しい(そんなところがまりんちゃんに似ている…)。手が大きくて指が長いからなおのこと映える。モニカって瑞葵ちゃんが映えるための振付、瑞葵ちゃんが引き立つための歌詞なんですよね。素晴らしい。

走れ!ペンギンファースト・ラビットと続いたところは動物メドレーかしら。かわいい。私にとってはKの印象が強くて懐かしい2曲だけど、瑞葵ちゃんにとっては全ツ4公演研究生公演で披露した、彼女の歩いてきた道を示すナンバーなんですね。そう考えると、魚メドレーも何となく腑に落ちる。かわいい。
どちらも自分を奮い立たせる系列だけど、明るく元気な曲調だから楽しめました。瑞葵ちゃんはマニアックな曲をぶち込む変化球がないから、アイドル48のライブとして普通に楽しめた。

そしてここで………待ちわびたエレキのイントロがかき鳴りまして。Reborn!!!イントロで叫んでしまった。世界の誰よりも大喜びした自信ある。まりんちゃん、あやなんのいる、大切で大好きな曲です。

日が変われば誰も生まれ変わる……歌詞が今の瑞葵ちゃんにぴったり。タイトルがリボンみたいだから選んだのだろうけど、ポジティブで明るいナンバーは図らずも瑞葵ちゃんにぴったり。振付もオリジナルそのまま元気にハキハキ踊ってくれて、かわいくて似合ってて、すごく嬉しかった。チャームポイントのお耳と切れ長の目で踊る瑞葵ちゃんの姿に、まりんちゃんを重ねて思い出した…感慨深い。長くヲタクしてると何があるかわからんですね。

本編は、村山チーム4でセンターを任されることになった大切な曲として猫アレルギーで締め。お馴染みの歌い出しからずーっと瑞葵ちゃんの声の猫アレルギー。MVの制服姿が思い出されるのだけどあのハーフツインの髪型のせいか瑞葵ちゃんでこの曲ってなんだかちゃんと猫感あるんですよね。不思議と。かわいい。好き。

 

そして皆さん。アンコール明けで山内瑞葵のセンスが大爆発することになったのです……

リボンの衣装に身を包み恋するRibbon。まず、衣装どうした?となる。大丈夫か?頭ぶつけたか?ってくらいぶっとんでいて、ジャケットには大量のリボンしかついていない。スパンコールすらリボンをかたどっているし、スカートもリボンのパターン柄である。徹底的にリボン。リボンリボンリボン。

村重選抜の本曲は初めて聞いたので、瑞葵ちゃんのための書き下ろしかと思うくらい瑞葵ちゃんの歌だった。どんなけリボン好きなんだよ。最高。「選抜落ちてもリボンリボン(ニコッ」じゃあないんだよ(褒めてる)。

さらに次の曲名が「ラッキーずっきー」とモニターに映って一瞬考えてしまったけど、どう考えても知ってるイントロで、ドラフト会議の時に見たことのある四チームの大きなフラッグが出てきて行進がはじまり……「ラッキーセブン」文字りの替え歌でした。天才か。言葉遊びの天才。リボンだらけの衣装で満面の笑みを湛え、まっすぐに腕を掲げ、堂々たる様で ♪勇気はラッキーずっきー……笑ったよ。瑞葵ちゃんの本気のセンス、おちゃめなところ大好き。天才。

大声ダイヤモンドは最後のサビから16期が登場。みんなで絶対にフルサイズでやりたかったという抱きつこうか?はキラキラしてたね。やっぱり同期は特別な存在なんだな。なーみんとハグして顔合わせた時のわかり合っている感じがあたたかかった。私はといえば単に自分が同期推しで沸くのが好きじゃないから、妙に沸いてたヲタク達がちょっとムカついたけど←。

本当に最後の曲は僕は頑張る。AKB49の曲ですが、どうやらやってみたい舞台としてこのAKB49を挙げているらしく。山内瑞葵のメッセージをどこまでもまっすぐに飛ばしてくる。人柄と考えが選曲に出まくっているセトリでした。

 

終演後はお見送りがあり、アリーナは最後のご案内だったので長いこと会場内に居ましたが、終演後BGMは「永遠より続くように」。あおきー公演のアンコールで瑞葵ちゃんも披露したことのある曲です。そして私にとってはまりんちゃんがAKB48として一番最後に劇場で披露した曲でもあり…ものすごく感慨深い。

お耳が大きくてなんとなく似ているところが、瑞葵ちゃんとまりんちゃんに共通しているだけのことなんだけど…。こんなこともあるんだなあ。最近は似てると思うことも少なくなっていたけど、瑞葵ちゃんにまりんちゃんを重ねがちな日だった。偶然か必然か。

…と個人史に浸りつつも、もちろん、瑞葵ちゃんに希望的な光のみえる最高のソロコンサートでした。

 

瑞葵ちゃんらしく

セットリストを作るにあたり、言葉少なな瑞葵ちゃんが、自分と同じ想いを示してる曲をひとつひとつ一生懸命選んだんだろうな…と目頭が熱くなってじんときました。

今回のソロコンサートは、瑞葵ちゃんの表現能力が生かされるセットリストであるのはもちろんだけど、それ以上に彼女の想いを示しているセットリストだったように思う。自分を表現するために歌詞やお芝居を使ってる。アンコールに16期が登場したけどMCもないくらい一瞬の出演だった。自分自身を伝えるために、ゲストを呼ぶ時間すら惜しかったのかもしれない。

そうだね、君は不器用。言葉選びは上手だし文字なら素敵なことを言ってくれるのに、口を開いてもびっくりするくらい言葉が出てこない。

だからこそ、1曲1曲の選曲の動機がすごくはっきりとしていて、全体的に見た時このソロコンサートのすべてのことに「山内瑞葵」の理由があった。瑞葵ちゃんがその歌を歌って踊ることに意味のあるステージだった。この方は今アイドルの世界にいるけど、ミュージカルや子役経験で養われた繊細な感性、ものの見方、考え方はアーティストそのものだと思った。

 

ステージで920%魅せてくれる瑞葵ちゃんが大好き。むしろバラエティー性やキャラクターに媚びず愚直なまでステージで輝いている姿は、一周まわって純粋な希望と思う。ユーチューブを開設したりしてAKBはこれからどこに向かうんだろうと思うところもあるこの頃だけど、瑞葵ちゃんはまっすぐに脇目もふらず"AKB48を知ってほしい"という想いを抱いて上に登っていこうとしてる。必ずやこのグループ全体に革命を起こすでしょう。
これがAKB愛というやつだと思う。じゃなきゃ #手洗いうがいAKB なんてタグ思いつかない。当たり前にAKBを思ってほしい、日常に寄り添える存在でいたいっていう、熱い気持ちを感じる。自分が輝いて努力することがAKB全体の夢に繋がると信じて活動している。とってもポジティブ。瑞葵ちゃんなら何だってできる。

 

僕は頑張る どんな時もあきらめない

瑞葵ちゃんは自分の"頑張れる力"を信じていると思う。ラジオでは「自信を失くすこともある」と話していたけど、それでも落ち込んだ底から"わたしならできる!"と立ち直れる、自分自身の生命力の強さを信じてるように見える。

MCでうまく話せなくて泣き、みゃおの部屋でリアクションに困って泣き…でも瑞葵ちゃんは、必ずすぐに行動を起こすんです。自分のSHOWROOMで普段やらない企画をやって箱買いしたじゃがりこを積んでみたり。躓くたびに何かを試して、変わろうとするんです。まだ高校生なのに、仕事に対して切なくなるくらい健気。

その成果はじわじわと実を結んでいると思う。年始のラジオ(収録)ではずいぶんあれこれ話して笑えるようになっていた。リクアワ最終日の57th選抜とセンターの発表があった時も、しっかりと自分の言葉で、泣くことなくコメントしていた。

 

そしてこの日のソロコン、アンコールではファンに向けてのメッセージを、MCのトークではなく、お手紙で読み上げてくれた。言葉にすることが苦手な彼女だからこその手紙の形だったと思う。うるっと堪えた瞬間はあったけど最後まで泣かなかった。

瑞葵ちゃんは強くなった。苦手なことは苦手かもしれないだけど、間違いなく、強くなった。そして、読み上げた手紙の中で言っていた。

AKB48にとって欠かせない存在になる』『センターを任せてもらえるようになる』と、加入してから毎日1回以上、心の中で思っている

センターに立つことがゴールじゃなくて、もっと自分を磨いて、センターにふさわしい人になる。そうしてパフォーマンスで世界中の人を笑顔にできた時が本当のMY revolutionだから」と…。

なんて希望に満ちているの。18歳でここまで輝ける彼女ですから、本当に明るいと思いました。 これからももっともっと輝いてほしい。

 

リボンを結んで

このソロコンサートのロゴ。見れば見るほど形状も色もかわいいこのロゴ、リボンの足が長くうねうねと延びた先の上に結び目があるのが、瑞葵ちゃんが目指している道のように見えたんだ。私にはそう見えました。星と一緒に高いところにある無限∞の形をした大きな結び目に向かって、うねうねと続くリボンの道を今瑞葵ちゃんは歩いてるんだなと思ったのです。

ソロコンを楽しんだ後、これだけ完璧な瑞葵ちゃんでもまだまだ極められる部分があるんだなぁとちょっと嬉しく思いました。瑞葵ちゃん本人も思ったこと感じたことがたくさんあったはずだから、このソロコンサートの経験を今後の活動に結びつけて、リボンの道の先に進んでくれることでしょう。

そして、瑞葵ちゃんが涙をそっと拭って隠していることを、彼女を愛するメンバーのみんなが知っているから、きっと傍で支えてくれる。そんな次回シングルのセンター。こんなスターがいるんだな。ああ、なんて希望。

 

あなたが大人になった時、2ndソロコンサートを観られることを願って。楽しい時間をありがとうございました。

 

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参考・画像拝借

・Music Voice AKB48山内瑞葵、涙と笑顔のソロコン 16期サプライズ登場に大歓声 https://www.musicvoice.jp/news/202001260139525/

・Entamenext AKB48新センター山内瑞葵、ソロコンサートで“革命宣言”「センターはゴールじゃない」【写真9点】 https://entamenext.com/articles/detail/3586

・Entamenext 泣き虫からの卒業…人見知りのパフォーマー 山内瑞葵がAKB48の新センターに立つまで https://entamenext.com/articles/detail/3608

ドワンゴジェイピーnews AKB48山内瑞葵ソロコン「⽇本を代表するようなアイドルになりたい」懸命のパフォーマンス  https://news.dwango.jp/idol/45567-2001

時事ドットコムニュース AKB48山内瑞葵「一直線に突き進む!」 「センターにふさわしいメンバーに」と決意 https://www.jiji.com/jc/ak?s=news&k=2020012600535

ゆうなぁ単独コンサート〜かけがえのない時間〜【20200122 18:30-@TDCホール】

行ってきた。迷ったけど、観た後で書いておきたいことがあったから書く。連番はあやなん推しのFFさん。声かけてくださってありがとうございました。

出演:村山彩希岡田奈々


overture(Gacharic Spinのバンド演奏でスタート)
M01. LOVE修行(バンド)
M02. てもでもの涙(バンド)
M03. 君に会うたび恋をする(バンド)


M04. なんか、ちょっと、急に…(岡田ソロ、バンド)
M05. Stoicな美学(岡田ソロ、バンド)
M06. 僕だけのValue(岡田ソロ、バンド)
M07. わかりやすくてごめん(村山ソロ)
M08. 水の中の伝導率(村山ソロ、BD)
M09. 点滅フェロモン(村山ソロ、BD)


寸劇「りんご姫」
出演 りんご姫:村山
   なな王子:岡田
   継母兼りんご売りのばばあ:峯岸みなみ
   あやなん王子:篠崎彩奈
   4人の子どもたち:髙橋彩香、歌田初夏、平野ひかる、多田京加
劇中歌 ガラスのI LOVE YOU(子どもたち)
    毒リンゴを食べさせて(BGM)
    おしべとめしべと夜の蝶々(りんご姫・なな王子)
    ラスベガスで結婚しよう(全員)


M10. タブーの色
M11. メロディーズ *GAM
M12. I'm sure


ゆうなぁリクアワ
3位 M13. 涙の表面張力(岡田、村山、向井地美音茂木忍
2位 M14. ハートの独占権
1位 M15. 友達でいられるなら


M16. コイントス(村山ソロ)
M17. それでも彼女は(岡田ソロ)
M18. 大声ダイヤモンド(客席にて)
M19. ジャーバージャ(客席にて)
M20. You should know it... *DIVA


E01. 1/2(バンド) *川本真琴
E02. sprinter(バンド) *Kalafina
E03. レインボーローズ(バンド) *山本彩
 岡田⇒村山にお手紙
E4. サステナブル
WE. ずっとずっと

知らない曲がいくつもあったから歌詞重視で聞いてたけど、恋愛楽曲揃い。サウンドは爽やかなものから、ちょっとシリアスなものまで幅広。この二人が歌うとLOVE修行ですらニュアンスが変わるのだから、ゆうなぁの世界観って強いんだなと思う。

なぁちゃんソロのなんか、ちょっと、急に…がすごくよかった。個人的に大好きな曲だし、なぁちゃんはこの歌詞を聞いて彩希ちゃんを思い浮かべるだろうなってくらい、彼女にぴったりな歌だと思ってたから。
この方は感情を歌に乗せるのがものすごく上手くて、いつもかっこいい方に振り切れたがるけどこのかわいい歌をかわいらしく歌ってくれたことが嬉しかった。多分昨日みた洒落た恋愛映画 軽く影響受けちゃったのかもね……ってまるで誰かに話聞いてもらいながら照れてるような顔して。甘酸っぱいのに切ない。また観たい。自分も遊んだ帰り道に一人でこの曲を聴いて目頭を熱くするタイプの人間なので、多分、気持ちわかる。明日からも一緒にいたいだけ。

歌にかけた岡田さんに対して、村山さんはダンス。やっぱりそうなりますよね。
点滅フェロモン以外初見だったとおもうけど、よくあれこれ見つけてくるね。どれも良い楽曲だった。わかりやすくてごめんが可愛くて好きだった。最後まで会場歌唱で観たかったけど…あの映像は新体感ライブ向けの企画か何かだったのかな? 席が最果てだったから、振り返ったところにある小さいモニターでしか見られなかったけど、ちゃんと観たいな。ソロ後半の2曲はダンスがセクシーで挑発的。攻めたね。身体の見せ方よくわかってる。痩せすぎて骨浮いてたけど骨の動きも綺麗だった。リクアワの時から気になってたけど太ももが好きだった。彩希ちゃんだなって思った。伝わらなくていい。

メロディーズもやってほしかったから嬉しかった。アイドル百合楽曲の古典、ハロプロのあやみきです。最初は座って歌ってたし、立ち上がってからも本家オリジナルままの振付ではなかったので、ビジュアル的にエッチな要素はあんま感じなかった。歌詞はコテコテに同棲カップルですけど、ハモリで魅せるデュエット曲なので声の重なりが綺麗。二人の歌唱で聴けてよかった。

I'm sureの上が彩希ちゃんってのは沸いたね。いつもはなぁちゃんがエスコート役をしたがるように見えていたけど、リターンマッチとかおしめしでさえ常にゆうなぁのポジション逆だろって思ってる界隈なので、折り合い次第ではワンチャンと期待してました。やってくれましたね!!
上いいね!!なぁちゃんを見下ろして膝立ちになってるの、背の高い彩希ちゃんの方が権力握ってそうに見えたからあの圧の出し方はすごい。目がねえ…誘って微笑んでるの。妖艶な笑みというやつなのか。あんな目で見下ろされたらなぁちゃんも相当いい怯えの顔をしていたんだろうな。本当にすばらしい演者。サビに向かう音の高鳴りとともに、勢いよく(引力任せに見えたのもいい)床に手をついた瞬間の非日常なステージにすんごいドキドキした。上手側だったので頭側が見えたけど、彩希ちゃんの細い肩が綺麗だったし、腰のうねりとその反動からくるペチコートの揺れが生々しくて…キタ…。曲中つかの間のエロスは永遠のように長く焼きついた。モニターは全然見えなかったから表情は見てないけど。
成人コンおしめしは嫌がって説得された末の披露、全ツ4公演ではI'm sureを断ったというのに、この日は意を決して振り切れてましたね。プロだわ。

寸劇「りんご姫」の話ですけど、上手の最果てだったので下手側の袖が丸見えだったんですね。壁際の陳列棚が見えるくらい丸見えだったんですが、りんご姫と子どもたちが本ステにたどり着いてワチャワチャしてる時、下手袖になぁちゃんの隣にもう一人、少し背の低い見慣れた風貌の子が出てきた。双眼鏡を覗いてみますと我らがあやなんでして、相当緊張しているらしく、なぁちゃんに軽くハグされたりして励まされていました。

偽王子とか言われて汚れ役だったけど、あやなんが出てきたら面白いのになーと思っていたし、一方で叩かれるのが怖くて出てこないかな…とも思ったから、出てきてくれたことが嬉しかった。それも、彩希ちゃんとの大事な人間関係(ゆいなん)をきちんと引き入れた上でのゆうなぁ寸劇だったから、人権がちゃんとあって良いと思った。なな王子に張り合えて成り立つのはあやなんなんだ!って公式に出してくれたことも誇らしかった。

ゆうなぁゆうなぁ言われてる中でもゆいなんを尊重してくれたし、ずんりー/ゆうなぁずんのずんちゃんも関西弁のきくストーリーテラーにしてくれて、尊敬する先輩としてみぃちゃんも、かわいい後輩の4メンバーも揃ってて、二人の世界に閉じこもる感じじゃないのがよかった。キャストも最高だったし、セリフのテンポや間合いも抜かりなくて笑えたし、おもしろい寸劇でした。
成人メンバーコンサートで一度披露したおしめしをここにさらりと入れて最後まではやらない、キスは寸劇としてっていう構成もよかった。うまい。
ただ一つ注文をつけさせてもらうなら、なな王子とあやなん王子のBLが欲しかったです。残酷な雨アレンジいけたんじゃないですか?需要ありますよ(こういう話も3次元百合としては本当は鍵アカとかSSサイトですべきなんですけど、この際この話題なんで書きましたよ)。

途中客席に出て歌ったジャーバージャ、一緒に選抜入りしたこの曲は二人にとって大切なんだろうな。ただ普通にしっぽり聞きたかった。そのくらい良い歌唱だった。彩希ちゃんがなぁちゃんが歌うパートを歌ってるのも、everybodyをそれっぽく言ってるのも貴重。いつもと違うアレンジを楽しんでいるのが伝わってきました。

彩希ちゃんのコイントスは、なぁちゃんのそれでも彼女はとのシャッフルでした。コイントスのオチサビ、泣くのかなってくらい言葉を詰まらせて歌いだしたように聞こえて、表情も揺らいでいてドキッとした。仕掛け方がうまいなって思った。セトリもただ普通に持ち曲をやるんじゃなくて「お!」って思わせる工夫をしてくるところが良かった。熟考されたセトリだと思った。

なんといってもYou should know it...がパーフェクト。彩希ちゃんがこの曲にハマってると人づてに聞いていたし世界観も二人にマッチするからやるかなと期待してたので、イントロ鳴った瞬間にキターって言っちゃった。推しメン増田有華さん作詞のDIVA楽曲、アルバムに収録されてますのでぜひ。

彩希ちゃんが才加パート、なぁちゃんが増田パート。彩希ちゃんは何かと秋元ポジをやったことがあるし、岡田さんはゆうなぁヒグラシも、僕夏の脳パラも、4全ツのMARIAも(多分)増田ポジだったし、増田岡田って何かとハマるのね。わかるよ。「このまま堕ちていくだけの運命なら終わりにしよう 私から」をなぁちゃんあなたが歌ってくれた。至高。増田さんの世界観はビターですよ。曲調もEXILEとかにありそうな感じ。
今まで散々ラブラブイチャイチャを見せつけてきた本編ラストにこの落とし方は痺れる。岡田⇒村山のお手紙に時々「つらい」とあったその一抹の憂鬱、二人がこれだけ恵まれた環境にありながらどこか帯びている憂いが、セトリ中このYou should know it...の存在に凝縮されてたように思う。情が籠っていたし、百合的に見てもこういう楽曲をきちんと織り交ぜてくるのは核心をついていて、逃げてない。最高だった。

アンコールは1/2とかいう懐メロ。楽しそうにニコニコと歌ってました。サビの「愛してる」で彩希ちゃんのほうを向くなぁちゃんに対して、わざとそっぽ向いたまま次の「愛してる」を歌う彩希ちゃんが平常運転で好きでした。Kalafinaは彩希ちゃんのチョイスかな。

レインボーローズも素敵だった。高い音の伸ばしが本当に綺麗なの。声がしっかりとしてて、きちんと彩希ちゃんの歌になってた。1年前のソロコンからみても遥かに上手。音楽に関することはよくわからないけど、少なくとも私は普通にアーティストのライブみたいな感じで終始聞いていられたから、それはきっと彩希ちゃんの歌唱がとても安定しているということなんだと思う。生歌最高。いっぱい自信持ってほしい。彩希ちゃんの歌をこれからもっと聞きたいと思った。

MCでは話題に出るのは尊敬する柏木さんのライブのトークのことだったりして、着替えで入れ替えになって1人でMCする時もちゃんと話せていたし、おもしろくて楽しい時間でした。普段立ってるステージとはいろいろ違うから、生バンドでの歌唱も、曲が終わるときに腕をまわして巻いてからジャンプするのも、MC中に水分補給するのも、客席からの「お水おいしい!?」も新鮮だったみたいで、ひとつひとつのことを楽しんでいました。ソロコンの時よりリラックスできてるのは、場数を踏んで自信がついたり気を付けるところがわかったこともあると思うけど、一人じゃない安心感もあったのかな。

なぁちゃんもなぁちゃんで、いつもの神々しい印象がちょっと和らいでというかなんというか、イヤリング?が取れたり衣装とれたり肩にかけたタオル落としたりと抜けた部分が見えたのが、私の目には新鮮でした。彩希ちゃんは落ちてしまったタオルを、グッズを投げながら歌い続けるなぁちゃんの肩にそっとかけ直してあげていました。拾ったイヤリングはMCでなぁちゃんが話し終わったいいタイミングで手渡してあげたり。浅井七海さんが最近メールで触れていたように、お互いの欠点をさりげなく補い合えるのがゆうなぁだというのが垣間見えました。

アンコールラストも二人が選抜のサステナブル。ダブルアンコールはずっとずっと。これからもずっと好きでいてねっていう、会場に向けたメッセージのように感じた。どちらもいい歌。最後の最後で振りコピできたし、明るく終わって楽しかったです。終演後はお見送りもありました。

手紙を受け取った後のMCでも話していたように、選抜についても考えが振り切れたところがあって、メンバーやAKBのために自分が大きくなると決めた彩希ちゃんは、最近はテレビの仕事も選抜仕事も堂々と楽しんでいる。
迷いがなくなってるように見えるから、観ているこちらも苦しくなくて楽しむことができたと思います。当日は終演まで何やるんだろうってずっと緊張してたからめちゃめちゃ疲れたけどw後々思い出しても観られてよかったコンサートでした。行くことができて本当によかったです。ありがとうございました。

ゆうなぁコンを観て思ったこと

ここからは辛いことも書くのでご容赦。

2018年岡田ソロコン、2019年村山ソロコンではそれぞれ魅せた歌なりダンスなりのパフォーマンスを極めて魅せた。けど今回2020年ゆうなぁコンは、ソロパートの数曲に絞っていて、メンバーを呼んでの寸劇や百合楽曲などエンターテイメント性が追及されていた。
もちろん歌もダンスも文句なく上手いし、やりたいことをやった最高級のエンターテイメントで百合曲もあるレベルまで昇華できるパフォーマンススキルを存分に発揮してた。けど、彩希ちゃんもなぁちゃんも百合に媚びなくたってあなたたちは魅せられる人たちなのに、二人で見せる世界の作り方は(言葉が硬いけど)芸術的に表現を磨いて深くすることからは離れていってるように思えた。

例えばメロディーズ、オリジナルを知っているのでやってくれたことが嬉しくて沸いた。けど、歌い方に個性が出ていたらあのパートの歌い方がよかったと思えたと思うけど、私にとっては歌自体の印象が弱かった。そういう意味ではI'm sureなんかはエンタメ性重視だからちょっとジャンルが違うけど、百合を匂わせる楽曲はどれもメロディーズと同じでゆうなぁコンでやること自体に意味があり、その表現に磨きをかけて高めようとしてる感じはあまり強くなかった。歌詞の物語から二人の関係性が妄想できればよくて「(精神的にも肉体的にも)エッチなのが見られれば満足なんでしょ」みたいな、見限りがあるようにも思えた。

エロスに頼るとインパクトでそのものの本質を見てもらえなくなることがある。
22歳でいろんな表現に挑戦して「大人になる」のはいいけど、大人になる=性を尖らせるでは必ずしもないし、もっとあなたを生かす表現はあるってことは思ったので、ここに書かせて。

拡散されたそれは、百合どころかゆうなぁに嗜好のない人たちの目にも触れ、ゆうなぁ推しでも岡田推し村山推しでもない第三の立場にはただの性の見世物になってしまったりして、別の角度から煽られる。アイドルなので仕方ないと言われたらそれまでだけど、推しが性の目で楽しまれる形で広まっていくのは、やっぱり心が痛む。

百合をやってこそゆうなぁだ!という人もあるかもしれないが、村山彩希岡田奈々がそれぞれ選抜なり劇場公演なりで高め合ってきて、その努力があって今の関係と実績があるのだから、一人一人で立っているゆうなぁのほうが強く出ていたら嬉しかったなと個人的な感想として思う。
メンバーたちすら「ゆうなぁ婚」って騒ぐくらいの親密度、二人で一つの感が強いけど、なぁちゃんは総選挙で右肩上がりの着実な信頼を得ていて、彩希ちゃんは劇場公演に熱を注いでシアターの女神を目指して支持を得ているのだから、そんな二人がペアを組めば当然売れるので、「"ゆうなぁ"だから人気」だとはファンにも世間にも本人たちにだって認識してほしくない。1月22日は二人がどんな歌を聴かせてくれるのか、"ライブ"のつもりでTDCに来たというファンが、私の他にもたくさんいた。

百合としてのゆうなぁ

百合はどうしてもセクシュアリティの伴う嗜好で、ゆうなぁをその路線で魅せてくるのであれば受け取る側の好き嫌いは必ず出てくるし、距離を取るファンだってもちろん出てくる。
いくら「好きになってほしい」と望まれたとしても、本来、百合はそれを好きな人が自分から拾いにいって能動的にひっそりと嗜好するもので、こんな大々的に打ち出されて受動的に楽しむものではないから、無理なんだ。タバコやお酒を他人に強要しないのと似ている。
だから、百合的色合いが強くなったゆうなぁを運営が推して活動拡充していきたいなら、彩希ちゃん・なぁちゃん単体で推してる人たちの全員を味方につけたままでいることは不可能で、切り捨てられる層のヲタクは潔く切り捨てられるしかないと思っている。

私も百合は好きなのでゆうなぁは好きだけど、私の目に見えて私の頭の中にある美しいゆうなぁが好きなだけで、百合的思想でアイドルを応援するのは胸が痛いし解釈違いの喧しいヲタクも無理だから、自分は切り捨てられる側の人間という自覚でいる。「"どっちの味方"かわからない」と思われるだろうが、そんなの物事次第で私にだってわからない。それだけいろんな考え方の人がいる。

エロスの印象は強烈だから、一度付けた印象を戻したり他の印象に色に変えたりするのは相当難しい。ゆうなぁ二人のステージに割り切りは見えたから"戻す"という表現が正しいかわからないけど、不可能に近いくらい難しい。二次創作がスタンダードになってるマーケット内ならまだいいかもしれないが、AKB48はアイドルであって、百合以前に大切に守るべきものがいくつもある。
百合を許容するアイドルファンも増えてきて、文化・価値観が変わっていく過渡期にあるのかもしれないけど、それでもCP違い・解釈違いの論争は永遠に終わらない。だから1つの百合的アプローチに全員が賛同できるわけがない。そのくらい、とてもデリケートな嗜好だから。

現状と今できそうなこと

ファンやメンバー・運営も含めた外野の人間は、自分らがゆうなぁを求めるほど二人の首が絞まることを心しないといけない。彩希ちゃんだけじゃなくて百合好きななぁちゃんでさえ、力加減を間違えて絞めあげてしまったら死んでしまう。今の雰囲気を見ていると、いつかそうなっていくんじゃないかという不安が拭い去れない。

「二人の仲が良いこと(プライベート)」と「ゆうなぁをどう魅せるか(仕事)」は違う話だから、本人にはプライベートを切り売りするようなことは絶対にしないで、もっと自分たちを大切にしてほしい。外野の人間(ファン・メンバー含む)だって楽しいことばかりに浮かれてないで、守らないといけない節度がある。

ファンは基本的に何もできない。ただただ応援していくだけ。だけどできることだってある。例えば、自分だけに教えてくれた話には際どい話題もあるだろうから、人目に晒され拡散される場所には載せないとか。それを見かけた奴も、何かみたことを匂わせる投稿を我慢し、いいねも押すのを我慢し、RTなんて当然しちゃいけない。SNSで2ショット載せてくれとせがんだり、話を根掘り聞き出したりする行為は目も当てられない。

一人一人が百合の(というか人を尊重する最低限の)モラルを守ることは、彼女たちを守る。いたずらにメンバーのプライベートが晒されるべきではない。街での目撃情報もそう。つい話されてしまった暴露話もそう。SNSで瞬時に拡散される今の時代、有名であればあるほどそのリスクは高くなる。ストーカー被害やもっと残酷な事件にだって繋がる。

昨年はNGT48の件でかなり荒れたが、芸能という仕事をしている以上、彼女たち、彩希ちゃんやなぁちゃんは明るい場所に出て笑っていなくてはいけない。そのためには、この業界とそれを飽きず監視している世界の中で、無事に守られ、守ってもらえないならば守り合いながら、生きなければいけない。

2次元の百合だったらいいのかもしれない。でも3次元は違う。彼女たちは人間で、今このくそ長いブログを読んでくれているあなたと同じ、この世界で生きている。だからそのプライベートは守られなければいけないし、そのためにメンバーも運営もファンも、本人たちでさえ守らなければいけないモラルがある。それは彼女たち自身のためでもあるし、ゆうなぁの関係性ではなく歌やダンスのステージを観て彼女たちについてくるファンのためにもなるはず。


ユイリマン

最後に。コンサートのMCで二人も触れていた会場の横断幕(&ロビーのスタンドフラワー)は、岡田・村山コミュニティの合同企画でした。百合としてのゆうなぁ推しじゃない、非百合ヲタクのゆう/なぁ推しの人たちだって、ちゃんと彼女たちを見て、応援してる。
あと、アンコール発動したのがどなたかはわかりませんが、「ゆいりー」「なぁちゃん」コールだったのも現場を先導してくださるファン層の一端を見た気がしました(Wアンコールは自然にゆうなぁコールが沸いてましたが)。

何かお祝いすることがあった時、みんなの目に見える形で、記憶にも記録的にも残る形で華やかさという愛を添えているのはこういうファンの方々なんですよ。ゆいりー推しもゆうなぁ推しも名乗り、百合についての思想に関わらず、彼女が彼女として映える最善を考えて盟友たちもきちんと尊重して、行動を起こすことができる。

そして三年前の2017年1月16日、13期公演のきっかけを作り、盛り上げ、AKB48に影響を与えたのもこの人たちだということ*1。13期公演が実現していなければ、彩希ちゃんが仲間と意見をぶつけながらコンサートを作ったり、セトリ作りのためにたくさんの楽曲を聞いたり考えたり、プロデュース公演のお仕事で才能を発揮したり、衣装の超早着替えに磨きがかかったりすることはなかったかもしれない。
13期公演がなかったら、今の村山彩希さんはなかったかもしれない。
大げさに聞こえるけど、傍から彼女を観ているとあの公演を実現させるまでの時間はそのくらい大切なものに思えて、その中にはファンの存在が少なからずあると思う。

有志のことはあまり書かないようにしているけど、こればかりは。彩希ちゃんが歩いてきた彩希の道の脇で、彩りを与えている熱いファンがいることは忘れないでほしい。You should know it.

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*1:鈴木初日『13期生公演はいかにして実現したのか』第1・2・3回 https://ch.nicovideo.jp/48journal/blomaga/ar1289286

村山彩希2019雑感

現場から足が遠のいてるうちに、推しの活動環境が大きく変わった。2019年は特にそれが大きかった。「と思う」ではない。大きかった。言い切れる。

どんちさんの流してくださったCDTVのキャプチャを、笑顔が見られるようになったなあと眺めた。最初のうちはカメラ目線すらしなかったのに、今ではこっちを向いて楽しそうに笑っている。フラゲにはすっかり彼女の色が付いた。披露されるたび話題になる。

うん。いいことだ。

 

個人的に、一人のメンバーをこんなに長い期間コンスタントに推したことがないので(推し始めると大体2年で卒業してたから)、長距離マラソンに疲れてしまって私が勝手に立ち止まっているだけなんだけど。

劇場公演がなにより好きだったので、劇場公演を頑張る彼女のスタイルに惹かれてずっと応援してきて、楽しかったよ。最高だった。そうやって知られて人気になった先の未来に選抜仕事、メディアがあることも承知していた。けどどこかで、劇場一筋に生きてくれるんじゃないかと期待してる自分も、いなかったといえば嘘になる。でも、そんなことはなかった。人間だから。もちろん。

 

考え方を変えれば、彼女が外仕事で目立つことで幸せになれる人が多いのは確か。確かすぎる確かなこと。

実際、昨年のことだけどAKO選抜に選ばれたのは私にとっては嬉しい外仕事だった(って伝えた時、彼女は渋い顔をしたけど)。結局ただ好き嫌いに左右されるエゴでしかない。

それに、こういうブログを書いてしまうのは年末のせいもある。紅白選抜について考えた時もそうだったけど、私の記憶に鮮明なのはレコ大なんだ。

2015年のレコード大賞、村山さんは何も言わずにテレビに出た。上手の一番端。すぐ近くで田野優花が踊ってた。高橋みなみ最後のレコ大、AKB48が受賞に向けて一致団結したのが見える素晴らしいステージだった。

僕たちは戦わない。その年の7月、チーム4公演で披露したすぐ後、当時の推しメン小林茉里奈さんが卒業発表した。僕たちは戦わないが終わると誰かがいなくなる。そんなトラウマができた。思い出してしまって、楽しめない曲になっていた。

それを救ってくれたのが村山彩希その人だった。総選挙に出ませんと言って劇場公演に専念し始めた最初の年、周囲ともめごともしたという2015年の暮れだったから、彼女は何の告知もしないで真っ白なレースにyのイニシャルの入った新しい衣装で、レコ大のステージに立った。昔からテレビが大嫌いな私だから、彼女が出なかったら見ていなかったと思う。かっこよかった。切れてた。私はテレビに出た彼女に助けられた。それ以来の推しだ。

そうだよ、劇場公演だけじゃなかったじゃん。昔から。

 

 劇場公演は彼女にとって大切なことに変わりはないと思うけど、いつでも帰ってこられるホーム。いつでもドンキの8階で待ってる。「かわいい子には楽しいことをさせよ」と言いたいところだが、やっぱり、かわいい子には旅をさせたほうがいい。その旅を本人が楽しいと思えるなら尚更それがいい。

…と、考えるのが今の精いっぱいだけど、そういうことにしていいですか?村山さん。

 

ソロコンが終わってからどんどん変わったね。ペア仕事も増えましたね。ほんとに。私は泳ぎ疲れてくじけて、あなたのスタゲも会場で観ることができませんでしたが、頑張ってるって話はたくさん聞こえてきた。わざわざ古い友達からLINEがくるんですよ。「今ゆいりーテレビ出てるよね!?めっちゃ映ったね!」って。そんなだからあれこれ噂されるのも、そういうもんなのかなーと思う。

キャプテンも選抜も引き受けてAKBを引っ張る立場になった村山さんが、みんなのために強くなりたいって決めたなら、少しでも柵なく楽しんでほしいと思う。ただ粛々とこなすんじゃなくて。最近は笑顔も見られるようになってきたから、もうそんなこともないのかな。

自信を持って。あなたは凄い人なんだから、何でもできるから。だから人と比べるな。今までそうしてきたように、誰かの希望になって彩ってやれ。素直に自信持て。その方が綺麗だから。キラキラしてっから。村山さんあなただけをきちんと見てる人はたくさんいる。

 

彩希は彩希の道をいって、どこへ行ってもいいんだけど、劇場への愛だけは褪せないでほしい。2020年はもっとたくさん公演出てくださいね。自分はまあ、たばこの匂いが上がってくるロビーが好きなもんで。当たりもしないのにまた手紙出しに行きますから。

 

さて。この気持ち悪いブログの最後に、あの頃のチーム4を引用して終わる。

 

最後の別れじゃない いつでも帰っておいで
でも言葉にしちゃいけないんだ
つらくなっても歯を食いしばれ
頑張れよ 頑張るな

 ― 涙は後回し

 

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Tomomi Kasai Birthday Live【20191116 18:30- @目黒Blues Alley Japan】

お誕生日当日のライブ!楽しみにしてました。会場は2月にもバレンタインライブをした目黒のBlues Alley。私はまた例によって夜の部に参加。今回は久しぶりにグッズ販売がありました。早めに並んだのでポーチ以外のグッズはぎりぎり買えました。再販ないかなあ(´ω`)ないかなぁ

河西智美Birthday live20191116
1. STAR-T!
MC
2. キエタイクラ
3. 助手席RAIN
4. No return
MC
5. クリスマス・イブ
MC
6. 友よ(宮澤佐江ちゃん登場)
7. Virgin love(with佐江)
8. 僕の太陽(with佐江)
9. 転がる石になれ!(with佐江)
さえともMC
10. ぎゅっと!
E1. キャンディ(客席まわってお菓子配り)
E2. Lovely days
MC
E3. 草原の奇跡(with佐江)
E4.  Enjoy your life!(with佐江)

 

生バンドのSTAR-T!いいすわ…LIVE限りとはいえすっかり顔なじみの皆さんです。明るい曲は元気になれますね。スローなテンポでしっぽり始まるキエタイクラも好き。いい。目を閉じて歌うフレーズの多いこと。思い出に浸るような微笑みと、Cメロのずんずん進んでいく逞しさと。助手席RAINはムーディーで、会場に合いますね。ムーディなんだけど歌詞がこざっぱりしてて好き。きっと私だけだと思うんですが、イントロからメロディに合わせてノリノリのヨシマサさんが脳裏にちらつく現象がしばらくあったんですけど最近やっと抜けてきました(?)。No returnはもう安定で、身を委ねて聞く心地よさよ。至高。なんでいつもあんなに神々しいんだろう。

MCは何を話すかなと思ったら、お誕生日当日にライブがあるのが久しぶりな件に触れつつ真っ先に「みんなグッズ買えた?」とグッズの話。久しぶりだもんね。「ボルドー、ベージュ、黒の3色がテーマ。アイテムはチェックにして、Tシャツは3色を使ってロゴを作りました。あんまり河西智美Birthday!って書いてあるのだとチユリスは着たがらない人たちだって知ってるから、普段しれっと使えて、智とチユリスだけが(うんうんわかるの顔)ってなれるデザインにしました」という思考の凝らしよう。中でもポーチは裏地の柄にも拘り、自分関連の文字が印字された英字新聞風にしたとか。ふと智ちゃん足りないな…と感じた時に、グッズを使ったり見たりしてほしいとのことでした。気配りが彼女らしい。Tシャツもマグカップもタオルも、普段使いできるようなおしゃれなデザインなんですよね。上手だなあ

衣装は、昼はかわいいワンピースだったそうなのですが「夜は黒1色でチュールたっぷりに。こんな衣装、もう誕生日じゃないと着られないでしょ?w 河西智美と言えば”ぷりっと、くるっと”でしょ!って勝手に思ってて、「細く見える衣装お願いします」とお願いしたらばっちりその通り作ってくださった。黒いベイマックスみたいでかわいいでしょ? いい感じに作っていただいたところに(頭に)BIRTHDAY GIRLとか付けちゃう」とのりのり。以前真っ白なベイマックス仮装した時もチュールたっぷりのふりふりしたやつでしたもんね…好き。

メイクはいつもの通りじゅーしーで、楽屋でさっきすごいどや顔で「メイク完璧。私天才かも。全然くずれないし、天才?」とじゅーしーが言ってたら、周りの衣装さんまで「私もすごいわ。よくこんなすごい衣装を…天才?」って盛り上がっていて、楽屋がとてもハッピーな雰囲気だった。自己肯定大事。」と、おかしくて笑えるけれどハッピーで大事な話。河西さんの周りにはハッピーが集まってくる。

11月はハロウィン終わっちゃってるしクリスマスにはまだ早い半端な時期…ひと足早く、クリスマス・イブをカバー。男性ボーカルの曲でも全然きつそうじゃない。過去にもミスチルなど歌ったことありましたが、低い声まできれいに出るようになったの、舞台の成果かしら。

あらかじめ席には指鈴が用意されていて、アンケート用紙の端にマステで留められていたのですが、一足早いクリスマス・イブで使うように促され、河西さんが鳴らすのに合わせてみんなでシャンシャンと鳴らしました。「リハの時は想像しかできなかったけどこんなに綺麗なんですね。ちょっと寒いときに鈴の音が聞こえると、ドキドキする」とかわいい話をしつつ、「指鈴はお持ち帰りできないので回収ですw 結構するみたいなんだよそれw でもこういうのいいですよね。次回以降も取り入れたい」とのこと。だいぶリアルな運営話でしたがw、頑張っていろいろ企画しているんだなあというのが伝わってきた。うん。支えたい。

客席に用意されていたアンケート用紙については最後に触れてお知らせしたのですが、その時には、「舞台のアンケートとか結構大事なんですよ!ピーターパンなんかだともうこんな(分厚い)たくさん来て、みんな見るんですけど、ピーターパンかっこよかった、フック船長怖かった、タイガーリリー綺麗だったとか書いてあるのに、ウェンディ、全っ然書いてなくてスタッフさんに「ウェンディ人気ないっすね~w」とか言われてwwwだから、その練習もかねて今日はアンケート書いていってください。なかなか皆さんの声を直接聞ける機会ってないし。アンケート(設問とか注意事項)は手書きで書いてるの、昼と夜とで違うんですよ

舞台のアンケートに答える時はいつもしょうもないことばっかり書いてるけど、河西さん経由で今この場に来ましたってことはちゃんと伝えたいですね。でも確かに、ウェンディのことは書かなかったかもなw 河西さんごめんw けどこういうことでも笑いながら話してくれるのはちょっと安心する。次回からはもっとちゃんとアンケート書きます(´ω`)

 

そしてMCをあっさりと締め、スタンドマイクをセットし高さ調整し、後ろを向いて準備を始めたと思えばハーモニカを構えだしまして、まさか…?くるのか…?の予感が当たり、友よのイントロで頭が真っ白になるような喜び。友よ、いや智よ。歌い方が優しくて大好き。と思ったらBメロ、CDで聴きなれた声が会場の後方から…宮澤佐江ちゃんが登場(現実の認識が追い付いていない)。卒業公演以来のふたりの友よ……エモい。最高か。と浸ってたらまだまださえともは続くのだった。

友よからのVirgin loveは予想してなさすぎてニヤニヤしてしまった。「早く誰か奪って」のハモりが最高。さらにもっと予想してなかった僕の太陽やるとは…セットリスト作ったの私ですか?ってくらい、K3rdとひまわり組から入った民には熱すぎる選曲でして…。河西さんLIVEで僕太はかなり意外でしたが、どうやら佐江ちゃんが好きな曲らしいと聞きました。

先ほどからどの曲も、二人ともゆるく振付をやってくださってましてですね…。Virgin loveの見栄っ張り〜♪の手つきよ。しなやかでとても好きよ。僕太はマジで至福。ゆるいステップが好き。ちゆちゆしてる。いい歌、いい振付。YES、楽しい振りコピ。ともみちゃんに恋したあの夏に引き戻される。懐かしさがすごい。佐江ちゃんの手振り好きだなあ。綺麗な人。やっぱりつい目がいってしまう人。

そして転がる石になれ!で締め。会場がAKBの彼女たちに熱狂した頃のテンションを取り戻す中、転石でどこまで沸いたらいいのかわからず様子を伺っていたヲタクたちを救ったのは、宮澤さんの「ああああよっしゃいくぞー!」の煽りであった。ディナー付きのライブハウスだけどmix打ってええんか…!?まあ打ちました。ちょっと笑いました。拳振り上げてめちゃめちゃ煽ってくれてだいぶ盛り上がった。やっぱり楽しいですね。

 

佐江ちゃんと河西さんのMC、気の置けない二人の会話は終始楽しくてですね…。以下順不同でもちろんそのままの言葉ではないですが、覚えてるやり取りをメモしたいと思います。

 

智美「夜公演は佐江に来てもらうことになって、実は昼のほうがお客さんが多い予定だったんだけど、当日券とかで駆けつけてくれた方が多かったみたいで、通路が…wハーモニカ吹きながら、佐江出てこられるのかなって思ってた

佐江「人がすごいから「すみません〜(かき分けるジェスチャー)」って言いながら、風〜は〜♪って。気持ち入ってないみたいな歌い方してごめんねw でも本当に、立ち見まですごい人。今までもどこかでお会いしたことあったかもしれないけど、チユリスの皆さんとこうして会えて嬉しいです。お誕生日当日だけど「16日空いてる?」とともが連絡をくれたから、今日出ることができた。私はファンの方とこういうイベント(ライブ付の)はまだやったことがないからやってみたい

智美「普段のLIVEではAKBの曲はたくさんはやらないけど、佐江がいるならやろうよとなって歌うことになった。友よとか懐かしいね。この曲を教室で歌ったことなんてないのに放課後の教室の風景が浮かんで、帰りたくなくてなんとなくみんなで残っておしゃべりしてる感じがして、懐かしい

 

佐江「ゲストなのにワチャワチャしてごめんね。腕輪落としたり、譜面落としたり…Virgin loveの。よかったね、もう終わってた曲で。そういえばさっきも、歌詞ゴニョゴニョって歌ってなかった? ねえ、皆さんが甘やかすからね、こんなんなっちゃうんですよ!w
智美「そうやってすぐ(客席に)近づかないの!w
お互いを分かりあってるさえとも全開の微笑ましいMCに笑いました(*´ω`)歌詞混乱するのはいつものことなのですっかり慣れましたが←佐江ちゃんが突っ込んでくれるといっそ潔いですねw

 

佐江「今年は舞台「ピーターパン」で共演しました。AKBの時は私の方が一つ年上だからお姉さんになってたけど、(智美「そうだった?」)成長を感じた。朝、ちゃんと起きるんです。私は10分くらい先に目覚ましをかけて起きてて、ともの様子見てるんだけど、目覚ましが鳴ると一発で「あ、起きよう…」って一人でちゃんと起きるの」との話に会場騒然、河西さんも「でしょ!?」と念押し。現役時代には考えられなかった大成長ですね。

智美「佐江って日本語全然…ねw 日本語が不自由で伝えたいことが伝えられないw 稽古とかで演出家さんから注意されても、言われてることが難しいとわからなかったりして
佐江「「腑に落ちる」って言葉を主演の吉柳咲良ちゃんに教えてもらった
智美「それがもうだめじゃん
佐江「ともちんとかだとさ、軽い感じに「わかんない」とか言えるんだけどね
智美「そうそう。ともだと「わかんないっす」って言えるんだけど、佐江は気遣いが混ざっちゃってるから、「すみませんよくわかりません…」ってすぐネガティブになっちゃうの。昔から明るくてゲンキング!とかやってたからギャップがあって
佐江「ゲンキングって言い過ぎたよねw
智美「私よりも繊細。佐江にも素敵ないいところ沢山あるんだから、自信もって!今日の楽屋見たでしょ?凄かったでしょ?じゅーしー(メイクさん)も衣装さんも「私凄くない?」って言ってて超ハッピーだったでしょ?自己肯定大事だよ
佐江「それ見て私、(困惑の顔再現)…。メモしたよ

 

virgin loveと僕の太陽は井上ヨシマサさんの曲だったので、「ヨシマサの曲多いね」とヨシマサ話がスタート。先ほど歌った助手席RAINもヨシマサさんの曲なので「ソロも頂いてる」と河西さんが言うと、「呼び捨てできないね」といいつつ、いつも「ヨシマサうーす!」みたいな挨拶をしてると佐江ちゃんが再現。仲良しの音楽プロデューサー。楽曲から懐かし話に発展して、佐江ちゃんが切り出す、
佐江「レコーディング大変だったよね。誰とは言わないけど、小林香菜とか
智美「ねえ、そういうのよくないよ。でも大変だったよね。小林香菜とか
佐江「がんばって歌ってるんだけど全然できなくて、ヨシマサがブースにキーボードを持っていって(弾いて)この音!!ってw
智美「香菜も泣きそうなやばい顔しててねw笑いそうだけど笑っちゃいけなくて
佐江「今はもう笑い話」と、いないKKのレコーディング話に盛り上がる。

 

佐江「ちゃんと確認したんですよ。今日、誕生日のライブでVirgin love歌っていいんですか?大丈夫ですか?って
智美「秋元さんの曲、語弊のないように言っておくとどれもいい曲。いい曲なんだけど、よく聞くと際どい
佐江「AKBの中で聞いてれば普通だけど、それだけで歌うとね
智美「めーたんの気持ちがよくわかるようになったよね。大堀恵っていう人がいるんですけど
佐江「当時、私達は「いい歌だから歌おうよ!」ってなっていたけど、めーたんは
(佐江ちゃんが言うのに合わせて、ちょっと甘えた感じで「歌おうよ!」の不満そうなジェスチャーと顔してる河西さんがかわいかった)
智美「「いいのかしら〜?」って。秋元さんの歌詞って一見そうじゃないんだけど、よく聞くとそういう意味に取れる曲が多くて。となりのバナナとかね、そんなことないと思うけど、おしめしとかね。抱きしめられたらみたいのはよかったけど、となりのバナナ…
佐江「智の曲だとそういう歌詞多かったよねw
智美「秋元さんの歌詞ってトリッキーなんだよね。…トリッキー、意味わかる?トリッキー
佐江「………ポッキー?
智美「ポッキー()

 

一生聞いてられる。 もはやどんな話で締まって佐江ちゃんが退場していったか覚えていない()

本編最後は河西さんソロに戻ってぎゅっと!。今日はぎゅっとを聞きたい気分で開演前に待機してたからとても嬉しかった。元気になれる曲ですね。歌い方の節々のチユウチユウした感じが出る歌だから好き。良い。伝われ。

アンコール明けは、客席後方からカゴを持って登場。キャンディを歌いながら客席をまわってキャンディを配ってくれました。Lovely daysの歌い出しは前かがみになって客席の方を向いて歌ってました。楽しい。いい。

会場後方から歌って登場したこともあり、飾ってあった有志チユリスからのスタフラのお話。「スタンドフラワー、毎回すごいもので。ライブとかと違って舞台はチケットが少し高いし、遠くから来てくれたり、遠くの会場まで来てくれたりするから、チユリス大丈夫?って思うけどwすごく嬉しい。舞台で全国をまわると、会場によって違うものが届いて置いてある。これまでも一緒に出たことのある共演者の方にとっても風物詩みたいになっていて、「次はどんなお花だろうね?」とか「智ちゃんは本当に愛されているね」って言っていただける。私も「そうなんです、私愛されてるんです」って胸を張っていられることが嬉しい」と大好きな話。嬉しいですよね。

MCが進行していくと、ハッピーバースデーの歌とともに誕生日ケーキを持って佐江ちゃん入場。だがしかしケーキ両手持ちでスタッフに導かれてやってきた宮澤さん、最初マイクを忘れたらしく途中で歌が止まり、「ぴぴーぴぴー!ww 段取り大丈夫?w」と本日の主役自らツッコミを入れるなど。とってもさえともでした。ケーキはグッズと合わせたカラー。ハッピーバースデーをみんなで歌って火を吹き消す下り、佐江ちゃんの仕切り方、もはや劇場公演の生誕祭に近くてエモい。

エモすぎて、ここで河西さんが語った抱負の話が記憶からすっぽ抜けてしまった。大事な話のはずなのだが、要所要所で大事な話してくれたからそれと混ざってる。「ブロードウェイに立ちたいという夢がセーラームーンスーパーライブで叶った。ピーターパンにもまた出演できたり、たくさんの夢を叶えられた1年だった」と27歳を振り返っていたのは覚えている。

 佐江ちゃんからの感想では「私、1年休養してたんですよ。その後復帰してホリプロに入ったんです。それで、智と同じ舞台に出演できて…。」と感極まり、それを見てもらい泣きする河西さん。「この人「友よ」の時から泣いてるからほんと顔見合わせたくなかった」と言って涙ぐむ二人。
佐江「今こうやって笑ってステージに立ててるのは智のおかげ。2019年、宮澤佐江が1番感謝してるのは河西智美。私もこういうライブイベントをやりたいからもっと上手くなりたい
智美「佐江の歌をもっと知ってほしい(そういう機会があってほしい)。ライブやりたいね

うるうるしながらの草原の奇跡は記憶の限りフルサイズ。パート割的に高いキーのパートが多かった佐江ちゃん。あの頃と比較するのはあまりにも無理があるのわかってるけど、でも本当に素敵よ…。二人の歌、ずっと聴いていたい。長い間奏ではバンドメンバーの紹介、尺ぴったり。やっぱりいいな、草原。そしてEnjoy your life! は至高…やっぱりメンバーと一緒に歌うEylは河西さんが楽しそうで、生き生きしてて良い。ピアノの温かみも増す。あらためていい歌だなあ。

ファンのみんなを愛してるし、そう思える自分を大好きになれている。智ちゃんが頑張ってるから明日頑張ろう、今日一日頑張ろうって思ってもらえるような存在でいたいから、しれっと横にいさせてください

いいこと言ってくれるなまったく…。端くれながら、ファンでいさせてくれてありがとうと思う。

  

河西さんのライブはほんとにいつも最高。行く前から最高なのわかってるけど、ライブ観るとやっぱりそれを上回って最高って思う。佐江ちゃんとの歌も、久しぶりの48曲の振りも観れてさらに最高。最高しかない…楽しい時間、本当にあっという間でした。28歳も素敵な一年にしてください(´ω`)

 

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研究生「パジャマドライブ」公演【20191005 17:00-】

初めての研パジャ。研究生公演といっても昇格した正規メンバーも結構います。今年5月1日に5000回記念のリバイバル公演がありましたが、その話を彩希ちゃんとした時に「パジャドラはみんなに観てほしい公演」だと言っていたので、彩希ちゃんの出演する日に入ることができて嬉しいです。ビンゴは10〜12巡くらいだったと思うけど、下手立ち最へ。とっても楽しかったし、大変よく観えました。

 

佐藤美波・道枝咲・岡田梨奈・小林蘭・長友彩海・大竹ひとみ・齋藤陽菜・多田京加・村山彩希・佐藤詩識・古川夏凪・末永祐月・永野恵・石綿星南・蔵本美結・吉橋柚花

とはいっても、初日の円陣で、ステージ中央は柱でまっっっっったく何も見えないと知ることになるのですがww円陣で3、4人しか見えないとか笑ったね。

でも曲が始まってすぐに、3列目の彩希ちゃんが下手側にきてくれて、ああここに来れてよかったと思った。なんだか泣きそうな感じで目がうるうるしてて、白くて、制服が似合うね。オチサビの下手を見渡せば、多田先輩、せなたん、ゆず恋、彩希ちゃんで実質4公演だった。多田先輩は相変わらず楽しそうに客席見るね。小さいのに目が大きくて存在感が強い。かわいい。必殺テレポートの明るい感じもいいし、この制服衣装を拝めるのが嬉しい。サビの振りコピを覚えて行かなかったことが悔やまれた1曲。彩希ちゃんがひたすら楽しそうに歌ってて、かわいい。

パジャドラ公演は終始、衣装に時代を感じる。衣装自体もだし、色、装飾の部分にティーンエイジャーの趣味嗜好を感じる。ご機嫌ななめなマーメイドの衣装もそう思った一つ。おかりなさんは髪切ってからたなみん感がすごい。Kの奇跡で観た人とはまるで別人だった。垢ぬけて綺麗になって見えた。

2人乗りの自転車って素晴らしいですね。イントロからなんて爽やかなサウンド。彩希ちゃんはペアのさとみなちゃんと楽しそうに目合わせてね。あやみんと一瞬絡んだのもこの曲だったかな…。今まであまり意識したことなかったけど、下手客席のある程度の場所からなら、下手3番ポジって案外ちゃんと見えるものですね(定点映像で観てると目の前に席がなくて惜しいななどと思ってしまうけど)。

ここまで(相変わらずこっち見ませんよね…わかりますよ…)と微笑みつつ、推しを眺めていました。どうでもいい私事ですが先日のA女限に入った際に最前で透けるというミラクルを起こした()ので、たまには自己主張してみてはどうかと血迷い、overture~初日でソロコンのりんごサイリウムを青色に光らせていたのですね。といっても振りコピの邪魔になり結局初日のうちにすぐに消灯したんですが、それが見えていたのでしょうか、2番Aメロで急な指差しがこちらへ。続けて手でりんごを作るから、私も咄嗟に同じことをしてしまうなど。
過去の映像など見ると、このパートでの指さしはデフォルトのやつですかね?でもいいのです。完全脳内でいいのです。彩希ちゃんと2人乗りできたのだから。レスとはヲタクの脳内で生成される現象なのだから。私一般人だけど。

 

ユニット割をあまり覚えずにきたのですけど、天使のしっぽも、せなたん、くららちゃん、ゆず恋だったので実質4公演だった。吉橋さんは甘いフェイスでダンスが力強いですね。くららはまだまだ大人しいんだけどかわいい。せなたんは衣装が似合いすぎてて多分小学生だった。

パジャマドライブはダンスを見ればわかる、蘭ちゃんはKの子。ほんとKの人。詩識ちゃんが個人的に気になってるのですが、いいすわ。いい。ピンクのパジャマ。美波ちゃんは先月のAコンサートで昇格したけども、もっと自信持っていいのにな。素敵なところがたくさんある子なのに、まだ自分の魅せ方を掴みきれていない感じがしてもどかしい。

パジャドラ公演ってユニット曲が公演名になっているという稀有なパターンですけど、劇場で改めてこの曲を聞いて、いやぁきわどいなーと思いましたw 「パジャマのままだからこんなにドキドキしてるのかしら in 車」って世界設定だけでなんかもうアレじゃないですか。中盤曲で危うい恋愛を歌ったものが多いのも、この公演のコンセプトということだろうか。衣装のティーンエイジャーみが甘さなら、楽曲のきわどさが苦みになっている。

前曲のメンバーが次の楽曲のイントロだけ踊って間奏で捌けていくの大好きマンなので、純情主義のイントロ踊ってるのかっこよかった。詩識ちゃんがいい。甘い顔立ちでかっこつけて踊られるのに弱いらしい、私。そして大竹さんは声出た。実は7月にはB女限に入っておりまして、その日の前座ロマかくが大竹さんだったのですけど、いやとても同一人物とは思えぬ。あの西日の射したステージ上の失恋女子ではなかった。あれはあれで強かったけど、純情主義は赤い衣装と歌詞の女性像の問題だとは思うのだけど、もっと強い。大竹強い。さきぽんもずいぶん堂々となった感じがした。末永さんは最後の最後までよく見えなかったのだけど、もっとよく見えたらよかったな。

てもでもの涙をなめていた。ステージ中央が何も見えない我が位置をなめていた。柱ぎりっぎりに村山さんが見えるくらいで、はーたん一切見えなかった。柱がはーたんだった。

てもでもって無表情で淡々とした雰囲気なのに、彩希ちゃんはあんなにも感情を入れてくるんですね。泣き出しそうだったり苦々しい表情だったり。オンデマで観た時よりは抑えられていたけど、それでも従来のてもでもの殻はぶち破ってました、間違いなく。本当に面白いことをする方だ、村山さんは。歌もパワフルで、声を聴いただけでしっかり村山ですとわかる声をしているから、ユニットでソロパートになっても色があって映える。贅沢なユニット。

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鏡の中のジャンヌ・ダルクは多田先輩とあやみんでした。まず多田さんが小さな体でひたすら頑張っていまして、これまで見てきたユニットの彼女は客席にひたすらニコニコを振りまく振る舞いのことが多かったので、拳をあげて踊っているのはちょっと意外な印象だった。そしてターンが綺麗だった。長友さんは、私が今まで見てきたのが愛の色、記憶のジレンマ、奇跡などで、今日はジャンヌ。多重人格でしょうか、長友さんなんでもできるんじゃん。かっこよい。

 

チームB公演セトリの中盤曲には必ず切ない毒をもる曲が入ってくる件について、あちこちの記事で書いていますが、パジャドラではそれがTwo years laterとかいう神曲でありまして。教会とか恋愛で背負った十字架的なちょっとだけファンタジックな世界観が、MARIA君ペガ、あるいはConfessionあたりと被り、初期の公演曲の味わいになっているなと。

彩希ちゃんの腰つきとかしなやかで、なめらかでね。衣装のブラウスがちょっとスカートからくしゃくしゃと出ているのも相まって色っぽい。
2番サビは下手3番一列目で、よく見えた。サビ後半「だけど薬指に…」のくだりの、心臓を握りつぶされるような切なさが大好きなのですけど、その歌詞のときにわざわざマイクを右手に持ち替えて左手で振付をするのが、AKBの振付表現の丁寧なところだなと思う。そしてその左手を苦しそうに見つめる彩希ちゃんと、苦しそうなのに大切そうな左手の重みがまたもう、良い。手を伸ばしたあと、視点を定めるように片目を瞑ってまっすぐ前向いてて、そのままふっと視線を逸らして去っていくの。孤独だね。ほんと繊細。もうあの頃になんか戻れない。ありがとうございました。

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そして完全余談ですが、峯岸チーム4でやっていたB4thアイドルの夜明け公演はこの中盤の切ない毒曲が「好きといえばよかった」だったのですが、今の彩希ちゃんが演ったらどうなるのかな。当時は体力に物言わせるタイプのどちらかといえばテクニカルなダンスをしてたように思うから、今の彩希ちゃんだったらどんなふうな表情でどんな表現するんだろうって、観てみたいと思いました。いつか観れる機会があるといいな。

 

命の使い道は、フードを振り乱して踊るおかりなさんが最高だった。そして詩識ちゃん。おかりなさんも詩識ちゃんも、踊りたい気持ちは山ほどあるんだけどフィジカルについていってなくてものすごい振り乱した感じのがむしゃらなパフォーマンスになるタイプと見受けられた。いいねえ。ランキングMCもおもしろかった、ブレイクしてるおかりなさん好きよ。彩希ちゃんの目に光のない感じとても好き。厳密にいえば青いライトはずっとついてるんだけどトンネルの中みたいに暗かったり、上がったセリに一列に座ってのアウトロのシリアスだったりも好き。

そこからのキスして損しちゃったの不敵な笑みも好き。サビのダンスも脚や指やらを強調する振りでね、こういう時ニヤッとした微笑み方をしてね、上手いのですよ村山さんは。ずるい。似合う。最後のサビではーたんが目の前にきたのですが、あの子も幼くほんわりしていながら客席への視線の向け方をよくわかってて、あざとい。かわいいだけじゃない。人気の理由がよくわかった。

そんな恋を弄んで大人な微笑みをみせたり、命の使い道がわからなくなっちゃったり、2年前の彼を思って苦悩したりと、3曲3葉の表現とストーリーで魅了してくる中盤曲で、星の髪飾りをした制服衣装がきちんと現実の劇場のステージに引き戻してくれる感じがとても良い。
"濃厚かつきわどい恋愛事情3曲をころころ表情を変化させて演じる彩希ちゃん"から、"まこちゃんねるのヘアアレンジ動画を真似してコテで巻いて髪爆発させる彩希ちゃん"にきちんと引き戻してくれる感じ。この制服衣装大好き。幼さをそのまま閉じ込めたようなのがいい。

 

 B公演セトリの本編ラストに「花」が共通することに気づくなどした。僕の桜タンポポの決心、B5thは歌詞に出てくる比喩だけど「悲しみはいつしか美しい花になる」。なんとなく秋元PにとってのBの世界観が見える。

僕の桜ってこんなエモいんか。テル公演で観てた時は感じなかったけど、謎にエモいぞ。彩希ちゃんはずっと目がうるうるして輝いて見えて、泣きそうだなーなんて見ていたら、そんな綺麗な方が下手の目の前にやってきて、歌うでもなくただ2番ABメロずっとそこに立っていた。神秘か。私は手拍子すらできず、動けなくなり、ただただ見とれていた。昨年夏の公演の「遠くにいても」で、推しを正面から拝んだ時の神秘に似ていた。でもあの時にみた湖畔の幻影みたいな立ち姿ではなくて、彩希ちゃんは制服を着て桜の木の下に立ってそうなひとりの少女で。そりゃそうなんだけど。

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一体、何と競い合っていたのだろうね。全ツ4公演のブログでも9月の手紙でもずいぶん憂えたことを書いてしまったけど、彩希ちゃんが立てる劇場のステージはちゃんとここにあるのにね。
公演ができて嬉しいね。劇場での楽しい時間が、彩希ちゃんの時間の中でずっとずっと続けばいいのになあ。

あとこの曲で、ソロコンのりんごサイリウムがピンク色に光らないことを知った。

 

アンコールは、まず大余談ですがコール発動がレッツゴー研究生公演でよく耳にした、紳士なビッグボイスのヲタのかたでちょっと嬉しかった。アンコール明けのレッツゴー研究生!もまたレッツゴー(村山P公演)以来でとても懐かしいし、もうあと3曲で終わっちゃうのにぱっと明るくなる感じがあって好き。そして思ったよりも彩希ちゃんが下手側にいた。今日はやたらとハート作るわね。

レッツゴーが終わったら岬へ続く道全力走りそうになるわけですが、ライトが真っ赤になって、これが、噂の…水夫は嵐に夢を見る…!イントロは柱横からかろうじて見えるあやみんを見ていたのですが、笑顔輝く長友さんなので、レッツゴーのニコニコからの真剣な表情はドキッとしました。
うおおおおおと盛り上がって目の前のポジションに現れたのが、私の中で狂気じみたダンスパフォーマンスを見せてくれるランキング2TOPの大竹さんとおかりなさんで、すまん笑ってしまった。大竹さんは芯が強い感じで頼もしい振り乱れ方をしててかっこいい。おかりなさんの嵐とともにすっ飛んでいきそうな振り乱れ方も好きです。水夫ってセトリの位置的にも「チームB版転石」と思いこんで聞いていたけど、ダンスが凄いがっつりしてるわけではないし、やっぱりBはB、KはKなんだなと性格の差を思った。

 

最新シングル披露のサステナブルは、個人的な話になりますが夏体調を崩してたから全然追っていなくて、先月の全ツ4公演でやっと観て覚えましたw 彩希ちゃんは下手側のポジションだし柱で何も見えないだろうなと思っていたら、下手3番でばっちり見えた。何なんだ。こんな時になって、女神はなぜ私に微笑む。彩希ちゃんサビをものすごいがむしゃらに踊ってて、すごい笑顔でちょっとおかしかった。楽しそうで嬉しそうで、それを通り越したがむしゃらさ。

 

そして本当に最後、大好きな白いシャツ。パジャドラ公演自体入るのが初めてでしたが、白いシャツだけはなぜか昔から好きでよく聞いていた。あやみんとせなたんがペアになった時に頭をぽんぽん撫でてあげてるのがかわいかったのはこの曲だったかな。あやみんのニコニコ大好き。水夫やジャンヌもかっこよかったけど、あやみんにはやっぱり笑顔が似合う。
彩希ちゃんも、えくぼができるくらいニコニコして、シャツの腕を振ってた。あまりに真っ白に輝いているから、好きになっちゃってごめんと思った。下手の目の前にいた時も、上手の花道にいったときも彩希ちゃんしか目で追えなくなってた。最後には推ししか観てない、公演あるある。

 

メンバー一人ひとりに見応えがあって楽しい公演でした。そしてパジャドラという公演自体、曲によっていろんな性格があるからメンバーのいろんな表情を観ることができる内容になっていて楽しいし、おもしろい公演だなと思いました*1。楽しい時間をありがとうございました(´ω`)

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*1:あと、研究生公演という名義なので女性はチケットが1400円なのですが、全然一番高い額でよかったし、あと1000円払わせてください運営さん。

ミュージカル座 ブロードウェイ・ミュージカル「アイランド かつてこの島で」【20190926 19:00- & 20190929 16:00- @IMAホール】

アイランド、2017年1月ぶりの再演です。河西さんが再演を望んでた1番の舞台*1。初日から圧倒的なパワーで魅了され、終演するといきなりのスタンディングオベーション。あっという間に千秋楽。アイランドとは、愛しかないトラジェディだということがわかった。ある意味では悲劇ですらないと思った。本当、素晴らしい舞台。

本ブログ、ネタバレもりもりですので閲覧ご注意

アイランド(2019) | ミュージカル座
河西智美【ティ・モーン】
上野聖太【ダニエル】
森田浩平【トントン・ジュリアン(ティ・モーンの養父)】
岡田 静【ママ・ユーラリー(ティ・モーンの養母)】
小林遼介【パパ・ゲー(死を司る悪魔)】
えまおゆう【アサカ(大地の母)】
三森千愛・尾川詩帆【エルズリー(愛の女神)】
清水 廉 ・杉浦奎介【アグウェ(水の神)】
藤澤知佳・木村つかさ【アンドレア】
矢山 鈴・森田瑞姫【リトル ティ・モーン】ほか

ティ・モーン

育ち育ち、育ち育ち……登場する河西さん演じるティモーンの美しいこと。客席、いや世界を見渡す、純真無垢な目なんですよ。これから何が起こるんだろう?って希望に満ちた、文字どおりに視線が透き通っていた。2年前は感極まって泣きそうなのを堪えたこともありましたが、もうすっかり成長なされて頼もしいのなんの…ぐっ…本当に、綺麗になった。今までも綺麗だったけど、どんどん綺麗になる。
車を見かけてから歌い出す最初の歌、だらしなく座ったり、段にもたれたりしながら歌うのだけど、その仕草もすべて、ダニエルと出会うと変わるんだよね。河西さんが演じるひとつひとつのことが繊細。そして歌、声量。誰よりも小さな身体のどこからそんな、世界を震わす声が出るのですか?最初から最後まで全部パワーアップしてて、驚きと喜びで圧倒されっぱなしでした。本当に底なしの天井知らず。とってもかっこいい。

ダニエルのことしか考えられないほどのティモーンの狂気を、この再演で強く感じました。でもその狂気には自然信仰による自信とたっぷりの愛情が通っているから、パパも街の人たちもみんなが彼女に魅力を感じて、突き動かされる。パパも、ダニエルも、門番も、ダンスパーティーで彼女のダンスを観て喝采した人たちも、神々さえも。

旅の途中のアサカの歌、やっぱ好きだな。本当に楽しくなるし、アサカに手を取られて踊るティモーンのおどけた感じ、目のキョトンとした感じがおかしくて。舞踏会でも、ティモーンは楽しそうな笑い声を漏らして踊る。脚を踏み鳴らして、指の先までピンと張り詰めさせて、周りの人たちを巻き込んだペザントの踊りは、グランズォムのそれと違って野性的かもしれないけど、それは文明に比べて遅れてるとか幼稚というわけではなくて、生命の通った元気の出るダンスだなと思いました。いや、だって本当に楽しかった。

そこからアンドレアを紹介されて、ティモーンの夢が散っていくのは何度見ても切なくて。
パパゲーに喉を絞められて漏れた声、別れて泣き崩れた時の弱弱しさは、深みが増してて胸が痛くなった。セーラームーンのスーパーライブで磨きかかったのかなと思った。恥じらいもなく、ただただ恋に焦がれる少女。愛し合ってると信じて疑わなかった少女の、嘘でしょ?と現実を受け入れられない目が、どんどん弱っていく。
「ダニエル・ボゾームの愛人です」と言いかけた口の戸惑い、誰も口にしなかった愛人と言う言葉をこの劇中で初めて口にしたのは彼女。自分の喉を振り絞って出た言葉の虚しさ、悲しさ。「彼には私が必要なの!」と信じて疑わない無垢さとかけあわさった狂気の演技は、喉を痛めそうなほどの迫真。何日も何日も待って、結婚式のコインを投げる習わしでダニエルに手を取られた時の安堵の表情、からの絶望。
空色の瞳に心を奪われてから翻弄されていく少女の物語を、こんなに情熱的に力強く、美しく表現できるなんて。

パパゲー

このブログ主はメンヘラなので、パパゲーに魅力を感じて仕方ないんですが、4柱いる中で誰も彼の存在を疎まないんですね。平等に扱われ、尊重されている。大地の母、水の神、愛の女神と、死を司る悪魔。ってことは「死神」ではないんだな。
死は悲しくて誰もが縁起の悪いもの、避けて通りたいものだけど、このアイランドのペザントの世界では、神々が望んだものならば死は必ずしも悪ではない。人が死んでしまったとしても、神々が望まなかっただけで、誰かが悪いわけではない。ある意味、死にすら寛容で楽天的。その価値観が根付いてるからこそ、ティモーンの運命を決めて見守る神々のシーンがあるのね。この気付きは、クライマックスに私を泣かせることになる。

恋愛

身体を重ねるシーンは、再演で絡みが濃厚になりましたね。愛の女神の歌とともに。いわゆるラブシーンだけども、セクシャルとかエロティックとか肉欲的ではない。愛のある愛というか、優しく通い合った穏やかな愛。唇を重ね、腕に触れ、頬を撫で、しっかりと抱き合う。二人の触れ合いがあたたかくて、ドキドキと見入ってしまった。美しい永遠の世界。
二人がとにかく楽しそうで、幸せそうでね。惚気るシーンすら、その後の展開を思うと愛しくて。

ダニエルのソロも素敵だったな。化粧をし香水をつける文明の女とは違って、太陽、月、風、星のような自然で飾らないティモーンに魅了を感じつつ、許嫁の存在と天秤にかけざるを得ないのが切ない。上手のセットにいるアンドレアのほうを見て彼女を思い出しては、旋律の合間に泣きそうな(に見えた)切ない表情を浮かべる。父親に声をかけられた時は「ティモーンを愛してる。遊びじゃない」と答えるけど、アンドレアを前にして変わってしまったのは、ダニエルの優しさであり弱さであり、時代だったのかもしれない。

ティモーンが旅に出て街で旅人に靴を貰う時、パパゲーが現れて「代償にそれを履け」みたいなことを言ったけど、ティモーン(ペザント)が文明(グランズォムの世界)に近づいた代償って意味だったのかな。
ちなみにティモーンが靴を履いてるのはこのシーンだけ。旅人から靴を履かせてもらって「いいよ!」と言って門を通るまで。それ以降はティモーンはずっと裸足。ダニエルは怪我が治った後も、ダンスパーティーまでは靴を履いてなくて、ティモーンと同じ裸足だった。それは彼の気持ちの現れでもあるようで。
ダニエルの白いエナメルの靴、無機質というか、綺麗すぎて色がないというか。文明の象徴みたいな靴だった。

楽器のこと

舞踏会のシーンで奏でる、フルート~クラリネットの音色が本当に綺麗だった。バンドの右端にかけてた方、しかも持ち替えがちょースムーズ。吹き方全然違う楽器なのに。パパゲーが登場した時のアルトサックスにも痺れました。コンガの焦らせる感じも最高。演技のほうに集中していて二の次で聴いてしまったのが惜しかったけれど、どのシーンでもぴったりの最高の音楽。アイランドの魅力の一つですね。

ティモーンの愛の力について

心通わせたダニエルの気持ちがいつティモーンから離れていったのか、ちょっと気にして観てみた。

パパゲーにそそのかされたティモーンがナイフを向けた時に、事実上は離れている。そりゃそうだ、わかってくれてると思ってた人がわかってくれてなくて、自分を殺そうとしたのだから。結婚式のシーン、コインを渡す時、一切セリフがない。表情もあまり動かず、何も伝えようとしなかった。
そんな彼の態度に触れたティモーンは、最後の力すら尽きて死んでしまう。悲しんだ神々が彼女をホテル・ボゾームの庭に咲く木にする。大きくなった木の木陰は、グランズォムとペザントを分け隔てなく守った。ダニエルの子どもたちはその木に登って遊び、その木陰で休んでいたダニエルの息子は、木の上から世界を見渡すペザントの少女に恋をして、二人は結婚が許された。

息子とペザントの少女の結婚を許したのって、父親のダニエル本人じゃないですか。

ダニエルも時代に、家系に、仕来りに翻弄されて生きていたんだ。でもそれを振り切って、自分の息子には種族を越えた愛を許した………わかるだろ?

ダニエルはティモーンを忘れることなく、ずっと愛していた。ダニエルがその当時にティモーンの死を悼むことができたかはわからない。けど少なくとも、愛し合った時間を忘れてなどいなかった。だって彼は自分の子ども達を庭の木で遊ばせた。その夢を語ったのは誰? ティモーンがダニエルに与えた愛は、彼の中にしっかりと根付いて生き続けていた。

「離れていても気持ちはいつも傍に」。ティモーンとパパ・ママがそうだったように、ティモーンとダニエルもそうだったんだ。ダニエルはティモーンの手をとって言った、結婚しなくても「ずっと一緒にいられる」と。気持ちは離れてなどいなかった。だから自分の息子の代で、結びを許すことができた。

ティモーンとダニエルの愛は、かつてこの島の戦争に敗れたフランス貴族アルモンドが末裔にかけた呪いにすら立ち向かっているのかもしれない。誰も予想なんてしなかった、神々すら彼女の夢を笑ったけど、ティモーンの愛は死に勝った後もダニエルの中で生き続けた。そして、種族を越えた混血の愛が報われる時代がきた。

ごめん、言わせて。他作だけどいわせて


ミ ラ ク ル ロ マ ン ス


もおおおおおおおおおおお!!!!今までずっと「ティモーン可哀想!」の感情で思考停止してた私をパパゲー様に殺めていただきたいくらいもおおおおおおおくそおおおおおおおおアイランドマジ神(語彙力が死んでしまう契約を交わしたようです
なんで気づかなかったんだろう!!!こんな大事なことに!!!!ぼうっと観てしまう自分が恥ずかしくてたまらんけど、優れた舞台は何度観ても気づきがあっておもしろいからやめられない。そんな雷に打たれている間にも、ティモーンもダニエル(の息子)も「さあ踊ろう!」と楽しそうに踊っていまして。くそ…前が見えねえ……俺は人と泣くポイントが違うんだ。報われた後の笑顔に、弱い。

カーテンコール座長挨拶

河西さん「身体を使う舞台なので怪我と隣り合わせだけど、やっぱり私はこの仕事が好きだなと思いながら立つことができました。アイランドというこの作品がいつまでも続きますように。皆さんの中にこの作品の小さな種が残って、花となり、木となり、これからも繋がっていきますように


終 演 後 も 泣 か せ て く る 推 し


河西座長の後ろで上野さん、木を見上げてから目押さえてたからな!!見たからな俺は!!!
まったく、パワーしかない座長。愛の塊。河西智美ってきっと愛なんですわ。そんなティモーンとリトルティモーンは、二人で「はっ!」って両手をこわばらせてポーズしたり、手を繋いで捌けていったり。本当にあっという間の時間だったけど、最初から最後まで愛しかったです。

金属音についての謝辞

2017年の時のブログに「自動車、ナイフ、コインはいずれも金属で、それはダニエルやティモーンを引き裂き死をもたらす象徴。そのくらい重要なものだからもっとこんな演出がよかったんじゃないか」という感想で、落ちた時の音のことを書いたのです。それについて当時演出助手をされていた椛島さんが引用ツイートでリプをくださったんです。
読んでくださる方がいるのだな、素人がずいぶん生意気な感想をしてしまったなと反省しました。

そして2年半が立ち2019年9月26日、再演初日。パパゲーに手渡されたナイフがティモーンの手から滑り落ちた瞬間、「カラン」…音が鳴った…!!!まさかと思ったコインも、ティモーンの手を滑り落ちた瞬間に、音が鳴った。
マジかよ。ティモーンの死を悼むことも忘れ、感謝と謝罪とで気持ちがいっぱいになりました。あの時は生意気言ってすみません、最高でした。

でも、それだけじゃ終わらなかったんだ。

今日2019年9月29日。コインが落ちた瞬間、「チャリン」……静かに血が沸きました。だって3日前の初日は、コインが落ちる音を被せていた。それとは聞こえが違うんです。
今日は音がぴったりと合っていた。被せなら大成功だけど…被せ?いや、死せるティモーンから近い4列目上手席にいた私には、生の金属の音がしっかりと聞こえた。スピーカーからの音ではなかったように思う。

上記のすべては素人の勝手な過信、妄信でいいのです。もはやそこで音が鳴ってなくても構わないとすら思う。私の耳は確かに、ティモーンが尽きる金属の音を聞いたのだから、それだけが事実で。

そしてそんなことよりも美しい、このミュージカル座のアイランドという舞台が生きて進化したという事実。2017年から、再演の初日から大千秋楽まででさえ、アイランドという舞台を作るすべての方々の挑戦が続いていたという事実。
河西智美様、中本吉成様、すべての演者の皆様。本当にありがとうございました。アイランドという息の根が聞こえる生ける舞台と出会わせてくださり、本当にありがとうございました。


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パンフレット表紙、美しい
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ポスター、美しい