優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

高架線



自分には伝えるために時間が必要みたいです、といつだかのブログに書いたけど
メロディー、歌詞、映像と、非常に短い2:30でこれだけの世界を構築できるってすばらしい表現力。
ただ無表情で歩いてるなか、最後の最後でちょっとだけ微笑むところとか。
ELLEGARDENの楽曲はどれも好きですが「高架線」は歌に自分の情景を重ねやすいのでとくにお気に入りです。

電車

じつは結構、電車が好きでして。
乗り鉄とか撮り鉄とかいうほどではないのですが。
思い起こしてみると、ガキの頃から漢字が好きだったのだけど
難読漢字として地名もあれこれ気になるようになりまして。
路線図を眺めるのが楽しくて仕方なかったりして。
そんな私は千葉県民なのですが、読めなさすぎてスレッドが立てられてしまうようなところですし。
住んでるのは線路沿いだし、春まで6年やってたバイトも駅の構内だったし。
さらにはなんと私が惚れた愛する画家エゴン・シーレも親が駅長だったり生まれ育ったのが駅舎だったりで、運命感じたりもしてます。


最寄りの路線が終日運休になった日に、やる気に満ち溢れていた西洋近代美術史の講義に出席できなかったことがあります。
あまりにも異常な出来事だったのでメディアでも大きく報道され、「困るねぇ」といった利用者の声がありました。
確かに、授業にも出らんないし、会社や取引先にいけずにずいぶんな支障が出るけど
そんな基本的な日常生活のレベルやリスクを高めているのは、技術が進んだゆえの"便利さ"なんだなって実感したんですその時。
通学には電車で2時間かかりましたが、
もし江戸時代だったら、自分が大学まで行くために1日以上歩いただろうし。
それが、10分を乗り換えのために歩き、1時間50分はぼけーっと突っ立ってるか席に座っていればいいんですから。
そうじゃなかったら、あんなに遠い大学を選ばなかったと思います。


そう思い始めてから、電車好きだなあって意識をもつようになりました。
美術館にいくにもいろんな路線をひたすら使いますし。
遅れたり止まったりはするけど、いつもお世話になってます。
って気持ちは忘れないようにしています。