ようこそアムステルダム国立美術館へ

(今日では日本の恥ずべき大都市である)渋谷のユーロスペースへ行って来た。2時間ほどのドキュメンタリ映画。
 予備知識なしで鑑賞したのだが結局開館にはこぎ着かず、延びに延びて2013年予定に。美術や芸術はなにも悪くないのに、自転車通路の配置や維持についてだとか、建築家や美術館側の新しい建築にたいする意見の違いに、開館延期にともなって膨らんだ予算。どうしようもない社会的な問題のせいで10年以上も閉館を余儀なくされているという事実。 オープニングの工事現場の雑音がとても耳触りで心地が悪かったのだが、エンディングの本来美しいはずの弦のBGMの低音でさえ不気味で耳にこびりついた。オランダの当館だけでなく、多くの「美術館」の社会での肩身の狭さ。芸術性よりも実用性を望まれてしまう建築。それなのに「外観が不調和」だとか主張される始末。工事や経済、事業に関わる人間のモチベーションの問題もある。一刻も早く解決して、「美術館」として帰ってきてほしいと思う。