優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

中野ブロンディーズ 東京千秋楽【10月10日夜】

早いですね−。
席は1階19列。祝日ながらTAの授業が入ってしまったので数分遅刻(´Д`)それでも池袋の乗換を2分で済ますヲタ芸を披露した結果w予定より10分は短縮しましたw
最初の曲の音漏れをトイレの中で耳にし、(*´ω`*)ワ・ク・テ・カ♪ のタイミングで席に案内されました。



客席

盛り上がり方が、躊躇気味だった初日とは大違い!
何度も入ってコールやかけ声のタイミングを覚えた人がたくさん居て、挿入歌の後にもちゃんと拍手が沸くようになってた。
こんなにも変わるもんなんだ。



心配

舞台の内容はもう初日の記事で書いたので、もうないのだけど
だいぶアドリブ効いてたらしい。2回目だとさすがによくわからなかった。寿美枝さんのセリフは全然違う内容で笑いまで起きていたからわかったけど。
2人組になって肩車する技(名前がわからないのだけど)で、有華がアップされた時若干がたついてヒヤッとした。
中央の大きな櫓で梅子が開脚気味に持ち上げられる技も不安定で、くるっと回って下りて支えられるところもずいぶん下手側に崩れてた。
あとでフォロワーさんと話をしたところ、テーピングをしていたのでは?とのこと。梅子も有華も、衣装の下にそのような施しがされててもおかしくない感じだったそう。以前テーピングなどをなさってたことがあるそうで、そう見えたらしい。
ぶっ続けて5日間上演してたら不調が出てもおかしくないよな。
そこに“慣れ”っていう恐ろしい感覚がくっついてくるからややこしい。
今週は他のお仕事でバタバタするみたいだけど、1週間空くことで体を休めるいい機会になる。身体壊したら元も子もないもん(´Д`;)
不安なところはちゃんと確認して、神戸に臨んで楽しんで大千秋楽を迎えてほしいと思います。



メッセージ

劇っていうのは、オリジナルであれ他作のリメイクであれ、台詞と演技がすべて。
なので注意深く聞くようにしてる。表情や言葉って細かいし次々にくるものだから覚えきれるものではないけど、大事な部分は役者も特別な発声をするし、だからだいたい頭に残ってくれる。
それを、後のシーンや、劇が終わった後に見つめなおすと、劇の本質に近づける気がするから楽しい。


瑞希にとって大切な漫画から、離れる必要はない。好きなら好きでいればいい。誰の迷惑にもならない。
これはセリフの中でもいろんな場面で繰り返されていること。
けどただ、その落ち着ける場所・趣味だけでは生きていけない。ちゃんと外に出て、全然違うタイプの人がたくさん居ることを知ったり、見えてきた自分のダメなところを直したり、受け入れたりして、人間的に大きくことを疎かにするなよ。
っていうような瑞希への大きなメッセージが、「中野ブロンディーズ」というミュージカル自体にはっきりと見えました。



有華の涙

大会で“特別賞”が決まったシーン。
東京千秋楽という一区切りの幕だから、ステージもまた特別な雰囲気だったわけだけど、
「私、ひとりじゃ何もできなかった。みんなありがとう。」を涙につぶれながら言って、歌へ。
崩れることなく笑顔で歌っていたけど、あんなに泣いて涙声になるくらい感極まってて、本当に入り込んでた。
いや、入り込んでた、というよりは、瑞希っていう登場人物が有華らしさを持ってるんだなとつくづく思った。


トロフィーをもらう前かな。梅子と泣きながら長い間抱き合っていたのが印象的で焼き付いてます。
あのシーンはもう、役ではなく役者としての感情がにじみ出てたなと。
演じ切れていなかったとかいう否定的な意味でなくて、その感情がより一層、役に深みを持たせていたなということ。
それが自然とステージ上に現れる内容の台本だから、本当に感動的だった。



最後の感想

「DVD化しません。観たければ劇場へ!」って内容のツイートが、中ブロ公式アカウントから流れてきた。
惜しむ反応も多くあったけど、すべてのステージが一度それっきりだっていう劇としての美学をしっかり持ってくれてるんだなって、僕は嬉しく思った。
それはAKBの劇場公演とも同じようなもんで。オンデマンドでいくら観れるからって、結局オリジナルの会場の空気を味わえなければ、1/10観たとも言えないわけで。動画で移される映像は、カメラが切り取った、現実のごく一部ですからね。
ただ…せめてサントラは欲しいなぁ(´Д`*)←。メインテーマだけでもいいから欲しいw


内容やシーンの構成は初日に覚えてしまってたから、すべてがあっという間に終わってしまった、っていうのが正直なところ。
2時間って劇にしては短いし。もっともっと味わいたかったな。
神戸に行けないのが悔やまれる(´Д`)けど、2回も観れたんだから今の僕にはいいかなって。


1日の終わりにとびっきりの楽しみが待ってるっていいものですね。劇中だけじゃなく、公演期間中はずっとそんなワクワクした気持ちで生活できました(*´ω`*)
もちろん劇だってとても楽しませていただきました。
こんな安直な感想しか書けませんが、増田推しとして、表現者増田有華とその成長を目撃することができました。その喜びに尽きます。
有華にこのような素晴らしい機会をくださった関係者一同、スタッフ様一同、そして役者の皆様。本当にお疲れさまでした(*´Д`*)ノシ ありがとう!ありがとう!