2012年7月21日に全国ロードショーとなる、ディズニー/ピクサー作品『メリダとおそろしの森』にて、
主人公メリダの日本語吹替版本編声優を務める大島優子が、5月8日(火)に都内のスタジオで公開アフレコ会見を行った。
声優決定の発表からおよそ1ヵ月となったこの日、いよいよメリダとしてアフレコに初挑戦する大島優子は、
メリダをイメージしたような淡いブルーの涼しげなワンピース姿で登場。詰めかけた取材陣の前で公開アフレコに臨んだ。
披露したシーンは「メリダの結婚相手を決める対決をメリダが得意の弓を使って阻止しようとするシーン」だ。
お転婆で芯が強いメリダを演じ、既にメリダのキャラクターになりきっているかのよう。
アフレコ後のフォトセッションでは、弓を射る姿をリクエストされ、ばっちりポーズをきめて撮影に応じた場面も。
メリダに決まった時の心境を「ディズニー/ピクサー作品が大好きなので、(今回の声優決定を受け)まるで夢のようです」と喜びつつも、
初めてハリウッド作品に携わることについては「(ハリウッドについて)気にすると萎縮してしまうので、なるべく意識しないようにリラックスしてメリダを演じたい」と気負わずに平常心で臨んでいる様子。
初めてメリダの声をあててみて「(話す相手との)距離感をつかむのが難しいですが、どんな声を出したら良いか考えながらアフレコするのが楽しいです」と話し、
「実際にメリダの動作に合わせ動いてイメージしています」と、すでに本番モード。
メリダと自分を比較し「自由奔放でお転婆なところが似ている」と自己分析。
父親からは「控えめでいなさい」とよく小言を言われるそうだ。
作品に登場する森の魔法をもし使えたら?という質問には
「自分に魔法をかけて永遠に魔法を使えるようにしたい!」と、作品の世界観楽しんでいるようだ。
「メリダはお転婆で男勝りだけど、母親をとても愛していて、前に進みたいという芯の強さを持っている。みんなに愛されるように頑張りますので、是非ご覧ください」──大島優子
ちょっと驚いたんですけど、記事へのリンクには「AKB48」ってあるんだけど、記事の文中には「AKB48」って単語出てこないんですね。
大島優子は大島優子なんだと。ソロとして存在が浸透しているんだなあ。
以前あったジャニーズの方がアフレコしたとあるジブリ映画にはあまりよくない感想ばかりを持っていたので
今回もそのあたりで自分がどう感じるのかがこわいところではありますが、
考えてみれば、ジブリとディズニーの “声優”といっても、ディズニーの場合はオリジナルの英語版の“吹替”としての声。
日本語がオリジナルになるジブリとは異なり、あくまでも二義としての存在。
これまでにも「ヘラクレス」「ラマになった王様」「アトランティス」「ファインディング・ニモ」など
日本の俳優やタレントが日本語吹替版を担当することも結構あった。
「トイ・ストーリー」シリーズの唐沢寿明さん(ウッディー)と所ジョージさん(バズ・ライトイヤー)はキャラクターとして鉄板になっていたりもする。
大好きなディズニーに大好きなAKBのメンバーが参加させてもらえることは喜ばしいし、
優子がどんな仕事にでも本気で取り組んで仕上げてくれることは知っているけど、
それでも同時に存在する不安も大きい。
どんな出来になるんだろう?
今はちょうどドラマにも出ていて、“女優子”としてぐいぐい吸収・成長していくなかで、声の表現のバリエーションもいろいろ培われているだろうし
優子の活躍を楽しみつつ、ディズニーの吹替版としても長い歴史の前衛にしっかりと足跡を残してくれることを楽しみにしてます。
映画を観終えて、テレビで優子をみかけて思わず「あ!メリダだ!」と言わせるような仕事をしてくれたらいいなと思います。