作者不明の絵 ゴッホ作と確認
オランダの画家、ゴッホの作品として美術館に購入されたものの、その後、「特徴が違う」と指摘されて１０年近く「作者不明」と見なされてきた絵画が、最新のエックス線調査によって、やはりゴッホが描いたものだと確認されました。
この絵画は、縦１メートル、横８０センチのキャンバスに、花瓶に生けられたポピーやフランスギクなどの花を描いた静物画です。
オランダのオッテルロにある美術館が、ゴッホの作品として３８年前に購入しました。
しかし、その後、専門家からキャンバスの大きさや署名の位置などが当時のゴッホの作品と異なると指摘されたため、美術館は２００３年に「作者不明」と見なしました。
今回、専門家チームは、過去の調査で判明していた静物画の下に描かれている２人の男の絵を、最新のエックス線調査で詳しく分析しました。
その結果、２人の男の絵の筆遣いや絵の具の特徴などが、ゴッホが１８８６年にベルギーで絵画を学んでいた頃の作品と一致したということで、静物画もやはりゴッホが描いたものだと確認されました。
早速、静物画はほかのゴッホ作品とともに展示され、作者が誰なのか、紆余曲折した経緯をまとめた本も出版されるということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120322/k10013885221000.html
昨日の朝日夕刊の紙面で知りました。
NHKのWeb記事には載ってないけど、画家の美術館につぐゴッホ作品数を誇るクレラー・ミュラー美術館が所蔵しているもの。
背景のうねった感じがゴッホっぽいなと。
ベルギー・オランダ時代の暗いイメージにははまるけど、こんなに古典的な静物画なんて描いたんだね。アカデミーの課題かな。
にしても。ゴッホってこんなに上手いの？ｗっていうのが率直な感想。
ミレー作品を模したデッサンはお世辞にも上手いとは言えないから、ちょっと目を疑った。
実物を観れるまではしっくりこないかもしれないなｗ
ゴッホといえば日本の巡回をはずすわけにはいかない（収益的な意味も含め）気もするけど、観る機会はあちらから来るかしら？
