優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

込山チームK「RESET」女性限定公演【20180920 18:30〜】

9月16日に修業したばかりなのに四日後の20日の女限RESETが当たりました(´ω`)こんなことあるんですねぇ。仕事だったので遅れていき、自己紹介MCの途中から入場しました。表題曲見れてないから実質楽しみにしてた「夢の鐘」公演。もちろん立ちの後ろのほうだったわけですが、上手のほうに行ってなんとか人の合間を縫って観てました。公演のセトリはもちろん知っているけど、観たことがあるのはSKE劇場、チームKIIの0start公演。秋葉原の劇場ではロビ観したことしかなかった公演なので、念願でした。

市川愛美小田えりな小嶋真子込山榛香下口ひなな中野郁海藤田奈那峯岸みなみ・武藤小麟・武藤十夢茂木忍・安田叶・湯本亜美・岡田梨奈・小林蘭・長友彩海

制服レジスタンスは先日のアイドル修業中で惚れこんだ安田叶さんが三つ編みしててかわいい。というか先日の修業中で時おり真顔だった安田さんとのギャップが凄まじい。チーム公演だと結構な後輩だから、やっぱりにこにこで大人しくなるのかしら…(あんなにヤンキーだったのに…)。あとは、レッツゴー研究生でクロスやった安田氏ならそのくらいバキバキにレジスタンスJKできるとおもうんだけど、真ん中にいるこじまこの不敵な笑みJKを邪魔しないように存在感薄めてるのがすごかった。あと清楚そうな蘭ちゃんのギャップ。先日の修業とは全然違う。

奇跡は間に合わないのなぁななんなん…。凛としてて衣装をとても着こなしている。意味不明なこと言うけど、全身の筋が通ったいい硬さをしてるし、この楽曲のそのポジションをやっていることをとても誇りに思っている態度。すばらしい。あやみんはずっとニコニコしててかわいかった。細くて白くて背の高い王子様みたいで、こういう子ジャニーズジュニアにいそうだなと思いました(?)そしてもう一人が岡田梨奈ちゃんか。MCで見てて真っ白でお嬢様な印象だったから奇跡やるとは思わなかったけど、白いブラウスにベストの衣装がちょっと女々しさあって似合ってる。きまるなぁ。

逆転王子様、みぃポジのこみちゃんはもう有無を言わせぬかわいさ。オリジナルかいって聞きたくなるくらい本当に似合ってる。その横の愛美もかっこかわいい。そんな2人の甘いいちごちゃんずの脇に立つ長身のいくみんがとてもかっこよい…何気に劇場公演で観るのは初めましての子。背がある上に巻いたアッシュの髪がとても似合っててとても存在感がありました。

明日のためにキスをは、なるちゃんアンダーのゆあみさんがメイン。劇場でお見かけするのは研究生のころの横A公演ぶりかもしれない。前から大人びた顔をしてたからあまり印象は変わってないけど、秋元ポジを全うしてて、たくましくなりましたよね。

心の端のソファー3人ともお綺麗!!!衣装がずるくて素晴らしい。みぃちゃんの声が非常にマッチしていて癒される。梅田ポジに入れるというのが偉い。十夢が優子のところというのも大変感慨深い。Kだな。茂木さんめっちゃ綺麗。踊った時のスカートの翻り方がだれより綺麗だった。

クセの強い後半戦は毒蜘蛛から。イントロで壁に蜘蛛の巣が設置されて、これこれ!この蜘蛛の巣じゃなきゃ!()って思いました(´ω`)SKEはモニター写しの映像だったんですが、そよいで揺れたりしないこのアナログの蜘蛛の巣が私は好き!()歌詞がそれはもうAKB版Innocenceで…もしRESETのほうが1年先だったらここはInnocenceだったのかななんて思う。過激なんだけど、Innocenceのような誘う感じはなくどこか悲劇的で男性を涙目で睨みつけてるような歌詞。その代わりダンスは背中を反らせたり膝立ちしたりやたら挑発的。こみちゃんとかこじまこみたいに髪ストレートで長いとよりそのポーズが生々しいですね。そして小麟がやり手。誘うような振りがうまい。演者だなぁ。

そのクセ強い流れで毒蜘蛛の次にオケラという。2番Aメロ上手側、「カウンターにもたれたゲイが〜♪」の小嶋真子さんが誰よりイケメンだったからな。ゲイが〜♪って口ずさみながら髪の毛くしゃくしゃにしてステージ前方に歩み出てきた真子ちゃんまじかっこよかったからな。楽曲だけだとあんまりとっかかりがないなと思っていたけど、やっぱり劇場で観ると違いますね。

クセ強い3曲はテイスト変わってホワイトデーには…だけどこれはこれでクセ強いからK公演っぽいなと思う。上手の茂木さんがよく見えたのはこの曲かな。甘くてかわいい曲なのにさっきまでのクセ強い流れを組んでるイエローの衣装の形がセクシー。あとようやくこんにちはできたこじまこさんのニコニコスマイルがかわいい。かわいい。かわいい。

ジグソーパズル48も、こじまこは綺麗だったなぁ。手付きや動かし方に小嶋真子の丁寧でしなやかな特徴がよく見えた気がする。下手側のほうに見えたなぁなが綺麗だった。そして蘭ちゃんとペアになる安田氏の微笑み方が子どもだ…かわいい…あれ先日かなぶんぶんとか言ってバイクぶちかましてた人だよ、信じられん…

アンコール明けは、星空のミステイクから。歌詞じっくり読むと相当切ないですよ。なのにこんな明るい楽しそうな曲調でやりおって…メンバーとニコニコ絡んだりしながらみんな歌って踊っているのに。サビのダンスがなんかちょっと他の楽曲にはない動きが多くておもしろい。脚を大きく跨ぐようにして動かしたり、急にポーズしたり。

ミステイクのアウトロからじわじわボルテージが上がってきて、夢の鐘。AKB劇場でこれを観たかったんだー!鳥肌もの。最高。かわいらしい制服衣装のブレザーをびりびりに破いて腕がのぞく白いブラウス。サビのダンスは激しさとその中にあるしなやかさ、優美さがメンバーそれぞれで違っていて、各々の戦場でひとりで踊っている気配。こじまこは腰つきから柔らかくて本当に綺麗なポーズを決めますね、この方は。「希望を」で手をぽんぽんと動かすのが、こじまこはすごく繊細で綺麗なの。光の玉が見えそうなくらいに。サビ後半で警告音のごとく鳴り響く早鐘を秋葉原の劇場で聞けて本当によかった。あの薄暗い劇場はこの曲と雰囲気の相性がいいと思った。
あとは、髪をくしゃくしゃにして頭を抱えていたり、ひときわ目立ったのはこみちゃん。2番サビでは上手にやってきて、長い髪を振り乱していて目が離せなくなった。やっぱり牧野アンナ公演は人格の殻を破らせたと思う。安田はジャンプの高さがおかしい。レッツゴーの家出の夜の瑞葵ちゃん並みのハイジャンプを見せていた。そして蘭ちゃんがすごい。あんな踊れるの。アップテンポでも音に動作をしっかりはめこんでいる気持ちのいいダンス。先日の修業とは印象がまるで違う。メンバーの切り替え能力ももちろん凄いけど、同時にアイドル修業中とRESETとではこうも人を変えるくらいラインナップが違うんだということに驚きました。KはKだし、柏木は柏木だなっていう、はっきりとした色の違いをみました。

引っ越しましたの歌い出しのみぃちゃんがそのままなのが偉い。そしてこじまこは相変わらずニコニコしていてかわいい。こじまこの笑顔は世界平和。あと確か2番Aメロの最後のフレーズってみちゃだったような記憶があるんだけど、そこのパートを歌ってるなぁなが声もビジュアルもとてもしっくりきた。ステージの花だな、本当に綺麗な人だ。引っ越しましたののんびりゆったりした曲調がKには新鮮な気がしていて、新しい風が入ったセットリストだなと思いました。

最後は、こじまこ・ゆあみが左右を固めて十夢センターのセンチメンタルトレインを披露。B5thの頃から十夢ちゃんの存在を知っていると、あれから地道に活動してきて選抜メンバーとして活躍していることがいい意味でちょっと信じられない。珠理奈のセンターポジで堂々と、ダンスもきびきびしてて、あの頃と比べるのがそもそも間違っているんだけど、同じ人なの?ってくらい輝いてる。人ってこんなに大きくなるんだなとしみじみしました。あとイントロとか間奏で左右に揺れるダンス踊ってる茂木さんがかわいい。やっぱり綺麗ね、茂木さんは。この曲の清涼感にぴったりに思いました。

お見送りでは、四日ぶりの安田さんに「ああああ!!!」と指さし頂きましたwレポなど観ていると、劇場客席のファンをよく見ている子みたいですね。しかしこんな影薄いヲタクよく覚えてくれていたな。ちょっと好きになっちゃいましたよ(単純すぎる)。


さくっとした感想になりましたけど、念願の夢の鐘を観られて本当に嬉しかった。やっぱ好きだ。すばらしいステージをありがとう。ただ表題のRESET聞けなかったのは、自分の都合なのは重々わかっているけど残念だったな。今度は頭からどっぷり観たい(´ω`)女限で今のAKB4全チーム公演制覇したい…!つーか目撃者入れて!シアターの女神入れて&ロビ観させて!というか劇場公演して!!!

劇団シアターザロケッツ第七回舞台公演「シャンパンタワーが立てられない」【20181007 14:00-@ポケットスクエア ザ・ポケット】

早紀ちゃんの舞台ということで観てまいりました。花雨のときと同じ会場だ!わかるよ線路沿いに歩くんだよね!と安心しきった私は、中野駅の北口と南口を勘違いして会場のザポケットから遠ざかるように北東に向かって歩いていたのでした…。南側に出直して歩いていってもT字路から会場にいく道もよくわからなくて、外観は同じだけど絶対に移転したんだと信じています(※していません)。

観たことある早紀ちゃんの舞台はいずれもIlluminus系列だったので、劇団シアターザロケッツの舞台は今回が初めてです。どんなお芝居をされるのか、楽しみにしていました。これから書く感想にはネタバレとか細部を含みますので閲覧注意でお願いします。

井上貴々 / 北澤早紀AKB48) / 飯野雅 / 網代将悟 / 根魏山リョージ / 渋木美沙 / 大橋篤 / 南名弥 / だんしんぐ由衣 / 渡辺啓太 / 森岡宏治 / 天野きょうじ / 林里容 / 加藤真由美 / 十二月一日絵梨 / 赤沼正一 / 松田佳子 / すずきつかさ

作・演出:荒木太朗(劇団シアターザロケッツ)
舞台美術: 仁平祐也
照明:高橋文章
音響:日影可奈子
舞台監督:林大介
宣伝美術:深田龍(深田デザイン事務所)
制作:小野義昭(劇団シアターザロケッツ)

薄暗い中みえる舞台セットは、斜めの天井のステンドグラスが綺麗で、壁掛けの燭台まであってとても凝った造り。赤いソファーのテーブル席が上下の手前と、ステージ奥に設置されていました。暗転しててよく見えないんだけど、下手奥には上に続く階段。地下にあるお店のようです。しかしすごいセットだ…撮可の時間帯があるということで、シャンパンタワーがそびえる写真(開演前かな?)がSNSに流れてきてたのは見ていました。また邪道なことを…と思った私でしたが、これだけホストクラブの雰囲気に凝って造ったセットだったら、少しでも写真に残したいし広めてほしいと思うだろうな。納得。

よく組まれたセットの影響なのか出演者の声がよく聞き取れない場面が結構あり、しかもそれに限って物語や伏線の説明っぽいセリフだったりして、一度しか観劇しなかった私には少々難ありという具合でした。なので以下の感想には若干の思い違いがあるかもしれません。それでも十分笑わせていただいた、楽しい舞台でした。

物語

店の存続が危ぶまれるホストクラブに、日付が変わると誕生日を迎えるという新しいオーナー候補がやってくる夜。店長とホスト、従業員たちはガラスの靴とシャンパンタワーでサプライズを準備します。でも全然仕事できない源氏名パンプキン氏がタワーを倒してしまって、サプライズの時間になる前から足りなくなったシャンパングラスの買い出し、来店したお客さんの接客と大慌て。こんなんで大丈夫か?と見ていて呆れるくらい、落ち着きなく締まりのないホストたち。シャツにリュックの冴えない姿で大学生・緑が入店して出演者がほぼほぼ出揃うと、Sing Sing Singでオープニングのダンス*1。曲中で、このあと演じられる登場人物たちのシーンが回想的にサイレントの演技で入ってきて、ちょっとテレビとか映画みたいなオープニング。凝ってます。

舞台セットでひときわ存在を放っていた白い文字盤の時計が11時から時間を刻んでいきます。普通セットの時計って動かないから、これ動いてるってことはマジで12時になるまでに台本がそこまで進むんだよな?っていう期待。そして演劇はその通りに進んでいきます。演出の荒木太朗さんのツイッターで興味深いエピソードが明かされましたが、その裏工作は適切な配役によるセリフとアイコンタクトでまったく違和感がなく進んでいて、全然気が付きませんでした。上演期間後の演者の皆さんのTwitterでとてもそわそわと気にかけながら0時までの演技に当たられていたことがわかりましたが、その感はまったく客席に伝わってこず(そのことを事前に知らなかったのも一理)、総じてプロのお仕事だなと感服でした。

ガラスの靴とかかぼちゃとか、シンデレラから拝借したアトリビュートや設定が散りばめられていたから、時計が0時を打つまでにきっかり芝居を進めるという緊張感は効果があったかもしれません。単にシンデレラから要素を借りてきただけでは実現しなかっただろう、立体的な説得力や体当たり感があったと思います。そしてその0時のサプライズに向けてせわしなく準備を進めるホスト達、そして次々現れる女性客の(結果的に)凛とした出で立ちというのは、男女の立場が逆転したシンデレラの再演のようにも思われました。

優しい嘘

緑の初めてのホストクラブを体験する大学生のそぶりに、私も、「あんな子が学生証偽造すると思います?」と信じて疑わなかったホスト達と同じように緑がついた嘘を本当だと信じてしまって、ちょっと面食らいました。「ステンドグラス綺麗ですね」と緑が気にしたあたりから、やっぱりもしかして?と思ったのですが(´ω`)

「何が本当で何が嘘か」「事実は1つでも真実は1つじゃない」不思議なくらい深い言葉を残していく緑。さっきまでのホストたちの茶番が信じられないくらい深いお題を突きつけられると、さっきのあのセリフって本当だったのかな?と虚構の世界の虚構がわからなくなってくる。だけど、1人ひとりのキャラクターがしっかりしているから、セリフでその人の視点や価値観が垣間見えて、うまいヒントの出し方だなって思いました。

早紀ちゃんってちょっと乱暴な口調とかシリアスなシーンだと声や身体が震えてしまわないか心配になってしまうくらいには女の子ですけど、舞台の上ではもう立派な俳優さんですね。堂々とした一人のオーナーでした。声をはって混乱するホストたちを制して諭す姿は立派なものでした。

冒頭からシャンパンタワーをぶち壊してドジばっかりのパンプキンが本当にまどろっこしくて、こういう物語には不可欠な役どころではあるんですが私みたいなせっかちはイライラしてしまいましたけど、幕が下りた後そんな彼が座長で挨拶してて、もう完全に度肝抜かれましたw パンフレットにも書いてあるし彼は全然嘘ついてないんだけど、私は個人的にカーテンコールまでずっと騙された感がありました(´ω`)w

松下幸之助信者の名言合戦、おもしろかったwあれ最高だった。知的な劇団だなと思ったし、素直にクリエイター役の人物をお客さんとして登場させて場を作っているのもよかった。あと個人的にはけんしろうさんがかっこいいなーと思ってみてたので、ナンバー1ホストっていうのは事実上は嘘かもしれないけど、私の中では嘘じゃなかったよ。

雅演じるお金持ちの真琴も、こういう素性のわからない少女っていかにもこういう場所にいそうで。雅の演技は初めて観たけど立派なものでした…ツンとして高級ボトルを注文するのにその実は寄せガールというww 三you亭への食いつきっぷりがいかにも楽しそうだったし、私もあのような演技をされる方とても興味あるので、三you亭さんが扇子でおそばすすってはる姿なんて、下手のソファーに座ってずっとサイレントでやっててほしいくらいには好き。おそばすすってるのほんとずっと観てたかった。

初回荒らしの静香が「私だって優しくされたい」と泣くシーンは胸が痛みました。さっきまでみんなから散々たんこぶ扱いされて、「ピーマンの肉詰め!」とか言われた時には私も大笑いしていたけど、ごめんなさいって思った。そんな彼女にエンジェルがガラスの靴を差し出しますが、想像の域を出ずサイズは合わない。悲しむ静香に「この靴が合わないということがわかったから合うものをまた探せばいい」と言う流れは名言合戦の集大成にもなっていたように思えて、とてもかっこよく聞こえました。誰だって夢を見たいですよね。それを叶えてくれるホストってロマンチックな人にしか務まらないお仕事なんでしょうね。

神無月になるとこの時期だけ月明かりがステンドグラスから店内に入ってくるから「神無」だなんて。ホストクラブの店名の由来までひっかけてくるとは、細部まで愛された舞台ですねこれは。素敵じゃないですかそんなの。何なの。観客くどいてどうするつもりなの脚本。

そして最後、退店する際の緑の言葉。「今日のような素敵な夜にシャンパンタワーを立てられないなんて、私の店ではありえませんからね」…いやかっこよすぎるだろ…溢れ出る品格……さっきまでのおいも学生緑さんどこ行きましたか…。演者が役の中で演技してるという二重の芝居に、やられました。ホスト達は「女、こわ!」なんて叫んでましたけど、このくらいの二重三重な一面って性別関係なく誰にでもあるもので、言い方を変えればそれこそ「優しい嘘」なんだろうな。

時計は深夜0時54分くらい。閉店。テーブルの食器はそのままにゴールドの布をかけて閉店を暗示させるの、最後までとても品がある。田舎のホストクラブの設定みたいでしたが、この舞台が終わる頃にはホストたちの振る舞いもまた成長したってことかな…なんて思いました。


シアターザロケッツの舞台、おもしろいですね。しっかりしていて、また観たいと思いました。後悔先に立たずですが、彩花ちゃんの佐山家シンフォニアを逃したのはかなり痛い…。また13期の子が立つようでしたら必ずや脚を運びたいと思いました(´ω`)ありがとうございました。

*1:OPを「It don't a mean thing」だと思っていたのですが、加藤真由美さんからリプライをいただき勘違いとわかりましたので訂正します!OPナンバーは正しくはSing Sing Singです。そのほか、劇中に流れるジャズナンバーはTake the "A" Train、Moonlight Serenade、In The Moodだそうですm(__)m10/22

柏木由紀プロデュース「アイドル修業中♡」公演【20180916 17:00〜】

いい加減ブログ溜めすぎだよー!\(^o^)/何本溜めてるのー!!たまには書いてー!!\(^o^)/と、ブックマークのはてなダイアリーのDアイコンを見るたびに心が叫ぶので頑張ります。どの記事も最後の2割が書き終えられない優気ですこんばんは。

9/16のアイドル修業中夜公演、初の映像倉庫で当たりました。マジムリ学園でHulu、セーラームーンスーパーライブを発端にアマゾンプライムと動画サイトに契約しまくっている昨今、今切るなら映像倉庫かなーと解約方法を調べた矢先の出来事だったので、なにか裏で力が働いたと信じてます()
チケットは31番。30番台が呼ばれて1巡、しかも2人目入場という村山生誕の大優勝との高低差が大変激しい展開で、最前上手寄りのドセンへ。ありが田口でぇーす(´ω`)


アイドル修業中♡公演は、柏木由紀さんプロデュースで今年5月から始まった公演。メンバープロデュースの特別公演としては村山彩希さんの手がけた16期生出演の「レッツゴー研究生!」公演以来2つ目で、7月に千秋楽を迎えたレッツゴーと入れ替わる形で続いています。出演はネ申テレビの合宿で選ばれた16期生とドラフト3期生が出演しています。

鈴木くるみ・田口愛佳・前田彩佳・安田叶・浅井七海・稲垣香織・田屋美咲・庄司なぎさ・本田そら・道枝咲・勝又彩央里・小林蘭・大竹ひとみ・齋藤陽菜・石綿星南・多田京加

overtureが始まると、暗転したステージの幕がすぐに開き始めます。メンバーはもう客席側を向いて前のメンバーは座って、後ろのメンバーは立って、ポーズをとっています。漫画のカラーの扉絵とかにありそうな陣形。しかも衣装は「上からマリコ」のパッチワークプリント!!うおおおお3年ぶり!!って高まりこ(伝わる人どんくらいいるんだろ)するじゃないですか。パンツ衣装はいなくてみんなスカートにジャケット。あの布地で新調したのかしら。しかし本当にかわいい。
後ろ向いてたりかぶってメンバーに隠れてたりすることなく、16人がそれぞれの向きでポーズをとっているからみんな客席側から顔が見える状態。どんな表情してるのかなと見てみるとみんな真顔。特に安田叶さんが真顔すぎて笑ってしまった。60秒後本当に公演なんだよね?しかも1曲目結構明るい曲よ?って思ってしまうくらいの真顔だった。butだがしかしthis is YASUDA。ステージが明るくなった瞬間アイドルになったのでした……これぞステージの人って感じでかっこいい。(overtureでこれだけ書けるってすごい公演だよな)

キミが思ってるより…は目の前に佇む田口愛佳さんとその隣の鈴木くるみさんを交互に拝むしかできなかった。すげぇの田口。ごめん、好意をこめて田口と呼ばせてくれ。本物だ。王道のビジュアルとちょっと違う独特なアイドルと私は思っているんですが、センターにいるせいか自信のオーラが凄い。後ろ向きでこっち振り返った時のウインクとか完璧にアイドルだった。強かった。アヒル口が可愛かった。

NEW SHIP、俺たちのーーー!!!NEW SHIP!!!!(同じGMF C/Wの羊飼いの旅神推しマンなので兄弟曲の感覚)柏木公演ということを考えるとちょっと不思議な選曲ではあるけど、明るい元気な曲なので盛り上がるのは間違いない。オチサビで寄り集まるように船の先端のようなフォーメーションを形作っていくのが好きです。

JK眠り姫で、そうだ今日は萌夏ちゃんいないんだと自覚する。田屋の記憶が妙に鮮明(だがしかし田屋はJC)。この曲よく聞けば聞くほど際どい()と思ってるうちに曲終わってしまった。田屋となーみん、背の高い二人がステージの真ん中にいて圧巻。

彼女になれますか?も圧倒的鈴木くるみ。他のメンバーも全力でパフォーマンスしていてかわいかったんだが、サビで鈴木が圧倒的に捕まえてくるんだ。「いいですか?」で目を細めて微笑むくるみちゃんが本当にかわいい。無邪気。しかもダンスはしなやかで動きが大きくて綺麗。どんどん調子乗れ。


ユニットはどこか懐かしいナンバーが続きます。Blue roseは4人とも似合っていたなぁ。ドラ3も顔がはっきりした子が多いから映える。なぎゅちゃんはこの衣装×キメ顔が似合いすぎてる。みんなスタンドマイクをちゃんと蹴って偉い。私が昔観た浦野はいつもやってくれなかった。4人みんなちゃんとやっていて度胸があっていい。そのひたむきな姿勢をこれからも忘れないでほしい。

投げキッスで撃ち落せ!も圧倒的鈴木くるみ。多田先輩を観たかったけど彼女のポジションはこの日の席からはちょっと遠い感じがした。でもやっぱり目がくりくりしててかわいい。さきぽん綺麗になったなぁ赤いハットがよく似合う。あとはーたんがかわいかった。当選した時フォロワーさんから言われたけど黒須はるかちゃん(はーちゃん)と勘違いしてしまってたことに公演中に気づきましたw(´ω`)はーたんはこの子やwはーたんはドラ3でBの研究生。これはかわいいぞ…。この曲は幼いと思ってたドラ3が楽しそうにのびのびパフォーマンスしてる印象が強かった。同期同世代との公演はやっぱりチーム公演とは違うのかな。

さあ。皆さんいいですか。蜃気楼ですよ皆さん。上下の花道からスタートする蜃気楼。私には声だけでは誰かわかりませんでした。香織ちゃんと、あともう1人は彩佳ちゃんだっけ?とか思っていたら下手からステージにやってきたのは浅 井 七 海 さ ん !!!!ママァァァァァアアアア!!!!!!忘れてたわけじゃないんだよ!ただユニットのスライドとかそういうの頭に入ってなかったからこの日のメンツであなたが蜃気楼やってくれるなんて思わなんだうわああああ!!!?というわけで声が出てしまった。

2人とも白くキラキラするドレスを着ていていつもの雰囲気と違ってめちゃめちゃ大人の女性。綺麗。ガラスのドレスみたいで、蜃気楼というタイトルさながらに触れたら溶けて消えてしまいそうな霧とか氷とかそんな脆さが見えた。
本当に美しい歌声で、なーみんはproduce48でも発揮した高く澄んだ歌声で詞の1つ1つを歌い上げていきます。香織ちゃんはアイドル的歌唱という意味できちんと歌える子で、かつ甘い声がたどたどしくて、物悲しさに拍車がかかる。これまでにもいろんなメンバーが歌ってきたナンバーだけど、なーみんと香織ちゃんのペアで見られてとても幸せでした。
完全に話を脱線させますけど、この歌詞のシチュエーションって百合小説のバイブル「マリア様がみてる」の白薔薇の物語「いばらの森」にそっくりなんですね。細部こそ違いますが情景や心情が。だから勝手に、蜃気楼→百合曲→なーみんのほうがお姉さんかな…(^q^)と脳内お花畑を満開にさせて遊んでいました。
劇場のステージなんだけど、そのくらい美しくて2人の儚い世界に惹き込まれてしまいました。はあ、また観たいなぁ。

雰囲気一変でツンデレ!は愛佳、かなぶん、彩佳。こんな3人組に渋谷とかで出くわしたら嫌になってすぐ帰ると思う。私が横Aで見たことある3人組は年齢差があって姉妹っぽさがあったけどこの3人ほとんど同年代だしほんと渋谷いそう。無理、怖い。安田とかマジ勘弁してほしいくらい怖かった。前田がマイルド役を全うしていた。

田屋ちゃんの虫のバラードは矢作アンダーで16期が入ってるのを聞いてどうなんだろ?と思っていたけど想像のはるか上の完成度だった。もともと声がでかいことをネタにしているだけあって声量は抜群によくて、そのおかげで音程のコントロールも安定感がある。先月にチーム4公演で観た時よりもまたさらに美人さんになっていて立ち姿も抜群にいい。落ちサビで膝をついて頭を振るところもドロドロした苦悩がしっかり出ていました。これからさらに表現力磨いていったらおもしろいことになりそうだなととても頼もしい。


修業中公演の後半戦はタイトル曲が続くし、曲数も4曲と多めで正直こってりしてないか?とオンデマンドで観ながら思っていたのですが、結局この私、爆上げすることになりました……。あと、「行ってみたい都内」のMCは最初から最後までおもしろかったですw

RIVERもまた田口。さすがにどの曲も田口すぎると感じたが、この人はセンターが似合うなとも思い始める。そして田口の下手隣にいるのは田屋。あの虫バラを観た後だったらもう同意せざるを得ない。圧巻のダブルセンター。

最終ベルが鳴るは劇場で観るの初めてだな。柏木さんもやりたかったのかな最ベル。安田叶さんがかっこよかった。あの子はKの人だなと。田野優花の残像。そばかすのキスだかアンコールだかの明るいナンバーで0.5ポジくらいの位置にしゃがみにきてたんですけど満面の無邪気な笑みを浮かべていて、最ベルのかっこよさ、ましてやovertureの真顔なんて信じられないくらい()オンオフあるアイドルをされていて、安田叶さんをこの日大好きになりました。
最ベルは修業中公演の中だとちょっと異色な感じした。K曲は他にも入っていたけど、かっこよくキメる曲がここで曲固まっていたせいかな。

シアターの女神はもう懐かしさでぶち上がってしまい、最前席に座っていながら立ち上がりそうになるくらいにはというかちょっと腰浮いたくらいには沸きました。振付の記憶はチャリと一緒、身体が覚えてるんだ…。歌い出し(柏木)がなーみん、Bメロ(河西)が香織ちゃんの蜃気楼をやった2人だったので、声がぴったりだったんだなと思いました。

そばかすのキスはチーム4ドル明け公演以来のお久しぶりナンバーでしたが、振りコピって覚えているものですね座席から飛び上がりそうになるくらい楽しかったです。嬉々として振りコピをしているとセンターにやってきた多田先輩と目が合い、「ライフセーバーのあの人と出会ったこの渚」で一緒にハートマーク描きました(*´ω`)京加ちゃんかわいい、目も顔もまんまる…。後のサビでは目の前のくるるんとも「後悔していないわ」でハートマークを描くという…沸いた、実に沸いた。B公演の楽曲の挿入どころがすばらしい。さすが生粋のBっ子柏木由紀

だけど…多田先輩のニコニコ笑顔が切なげな微笑みになっていたのにきゅんとしました。先月のチーム4手つなの遠くにいてもでは今ニコニコかwってくらいのところでにこっとあの笑顔を振りまいていたいのですが、片想いの切なさが沁みるこの曲ではきちんとその表情になっていて、さすが多田先輩だなと思いました。くるみちゃんは終始悲しそうな顔をしていたけどその悲しみ方が完ぺきだったので、これから経験を重ねて深みが増していくと思うととても楽しみです。


アンコール1曲目は遠距離ポスター。アンコール3曲中2曲は「神曲たち」からだし、柏木さんらしい選曲だなぁと。センターは安定の田口。ステージに立つ皆さんはアイドル修業中かもしれませんが良席で拝めている私には田口愛佳修業中でした。

チームFresh推し楽しかったー!めちゃめちゃ沸いてしまった。よっしゃいくぞー!の時に隣のおじさんに腕刺さったかもしれないごめんなさい。本当に楽しかった。B曲の盛り上がり方はアツい。バイブスが上がる。ただ、セリフなんて言ってるのか聞き取れない子がいてちょっと残念だったもっとわかりやすいこと言ってくれたらいいのになという感じ(´ω`)全然別の話だけど、キャッチフレーズも煽りなしでシンプルにやっちゃっていいと思うんですけどね。ここでこう言ってください、みたいなやつ。本人とメンバー達がやってくれてたら、ヲタも勝手に真似するから…って思うんだけどそうもいかないのかしらね。
さて、フレッシュ推しですが、ありがたぐちでーす!の芸人感。ラスト4人はさきぽんが偉い。よくその役を買って出てくれた。かなぶんぶんでバイクを吹かして片方の口角をつりあげて不敵に微笑む安田叶さんは完全にヤンキーのいで立ちだったので、やっぱりこの方はヤンキーなんだと思いました(?)。最後を締める田屋の「田屋パワー…(イケヴォ」に笑ってしまった。あともういっちょいくぞの間奏で田屋がステージから頭はみ出して土下座して推してくださいってお願いしてたのがすごかったです。子どもっぽいというか、不思議な人だwあとこの日は休演していたけど私もいつかクロストークしたいです。

ラストの君と虹と太陽とは柏木さんらしい終わらせ方に思えた。B公演の最後の1曲って空が見える感じといいますか、爽やかに締めるから。これもネオンカラーのかわいい衣装を着て踊る田口氏をもっぱら焼き付けて、センターサイドで存在感を放つなーみんとか香織ちゃんのかわい子ちゃんを拝んでいた。そらちゃんも結構ダンスがバキバキして元気そうでよかった。

アイドル修業中♡公演

思ったよりもこってりしてなく、劇場では大変盛り上がるし観やすいものでした。セットリストは5thまでのA公演、K公演楽曲が多い前半〜ユニットにかけてと、RIVERを皮切りにB楽曲が入ってくる後半戦。「神曲たち」収録曲も多い。柏木さんがアイドル修業をしていた頃のサウンドなのかなぁ。チームサプライズも入ってて、The選抜のAKBと、劇場公演のAKBがかけ合わさった公演だと思いました。
多田、いやただ、同時にこの公演はポジション固定が強いなとも気づく。大体真ん中は田口。お目当てだった多田先輩は上手にいることが多くて曲によって時々ステージの真ん中にやってくるくらいだった。同じメンバープロデュース公演でも「レッツゴー研究生!」は極端な話曲によってセンターにいく子が違っていた。トップリードプロデュース公演に関して苦言を呈したという話を人づてに聞いておりますので、我が推しメンは修業中をどう観ているんだろうなぁというのが気になりました。
でも逆を言えば、センターほぼほぼ固定性というのは、選抜メンバーとして初期からAKB48に携わっている柏木由紀らしいのかもしれません。


そしてこの公演をとても良い席で間近で観ていて、昇格した16期とそうでない16期の違いがはっきりと分かった気がしました。どうしてこの子が昇格したんだろう?とかどうして研究生のままなんだろう?という疑問に対しての、私なりの答えが見えた公演だった。
ドラフト3期生は他の期よりも大学生にあたる年齢の方も活躍していてしっかりしている場面が見えた半面、自分らしさが固定化されつつある年頃なのかなとも思うので、これからどんどん公演を盛り上げてほしいなと思いました。…以上、上から優気の感想(´ω`)


いずれにしてもとても楽しかったし、また観たいな。でもそれも、次観る時には相当変わっているんだろうな。
なーみんの歌声にとても惹かれた…ふつうにまた聴きたい。あと香織ちゃんの笑顔は世界を救えると思う。楽しい公演をありが…ありがたぐちでした!←

村山チーム4「手をつなぎながら」公演 佐藤妃星生誕祭【20180817 18:30-】

8月に仕事がお盆休みにかかる週、長らく休館続きだった劇場公演が大復活してくれて思う存分チケセンを投げることができ、幸いなことに17日夜に当選しました。この記事を更新している今日もチーム4の2回公演だったので若干混乱するタイミングでの更新失礼します(´ω`)

この日はきいちゃんの生誕祭で、この日に初日を迎えるメンバーもいる貴重な公演でした。なので、私は一度6月に彩希ちゃんの生誕祭で村山4の手つなを観ましたが、その時とは違った顔ぶれで新しいチーム4の一面を観ることができました。
今日は10,20番台がくるだろうなと思ったらチケット買うの早すぎて06番。予感的中で10,20番台はそこそこ早いタイミングで呼ばれ、1桁番台はじらされ()、上手側の立ち最に滑り込みました。上手ブロックの中央寄りでも壁よりでもなくちょうど中腹あたり。そこからはステージ中央はまったく見えず、0ポジ手前なら柱の横にぎりぎり見えるけどちょっと奥に行かれると見えなくなってしまうという際どい場所。
ただ思い返してみると、劇場の上手側ってあまり来たことない。推しのポジションの関係でいつも行くなら下手側ばかりだった。それこそ上手にきたのって初めて劇場入った時だけかもしれない。だから、立ち最の視界良好な場所をとれただけでも良かったとしようと割り切り、上手にいると何が観えるのかを楽しむことにしました。この公演、彩希ちゃんがもらったポジションは上手側に結構いくんですよ。ただ、上手の柱影or柱の外側という感じで、どこから観たらこの公演の彩希ちゃんを網羅できるのか難しいところ(答え:最前席)。

浅井七海・稲垣香織大川莉央大西桃香大森美優坂口渚沙佐藤妃星・達家真姫宝・田屋美咲・永野芹佳宮里莉羅村山彩希・山内瑞葵・石綿星南・黒須遥香・多田京加
大川莉央は一部のみの出演

僕らの風のイントロから早速、何も見えない()しばらくして間奏に入ると柱の外側にも伸びてきてくれて、彩希ちゃんが登場。上手側はサビの彩希ちゃんがよく見えて、本当に楽しそうだなぁと目を細めて見ていました。続いて瑞葵ちゃんがきて、その左右には田屋ちゃんとはーちゃん。他にもなーみんや香織ちゃんもそうで、16期の姿を見つけるとほっとするんです。山内田屋黒須の並びに「AKBの希望だ…」って思ったら、涙が出てきました。止まらなくて前見られなくなって、変な人になりました。

マンゴーNo.2のイントロとか最高にテンション上がる瞬間だと思うのですが、まだ泣いてた()。焼きそばカレーにハンバーグ〜で客席側を向いた時の黒須遥香さんのドヤ顔が相当決まってて笑いました。いつぞやのサビではまた彩希ちゃんが上手側に来てくれた。前半曲は上手、結構穴場ですな。腰を二回揺らす時に伏目になる彩希ちゃんの視線な。一瞬だけやけに艶っぽいんだよ…!!なんだあれはけしからん。父さん怒るぞ。

手をつなぎながらは、1番Bメロでこちらにくると瑞葵ちゃんとの絡み。すべてを諦めかけて袖にはけようとする彩希ちゃんとそれを止めようとしてるんだか何なんだか笑っている瑞葵ちゃん。ハイハイハイハイのところは以心伝心に失敗してはいましたが()大好きな二人の楽しい絡みでした。2番サビでは香織ちゃんと。16期ポーズをしていました。最後のサビは下手の花道で、渚沙ちゃん相手にだるまさんが転んだをやっていて(なぎちゃん軽く困惑している)自由な人だなと思いましたw

チャイムはLOVE SONGは上手で目の前にいた多田京加さんが凄かった。何あのレスポンス。この公演の週に初日を迎えたばかりとはとても思えない。表情がはっきりしていて大きな目でニッコリ笑い、めちゃめちゃレス飛ばしてました。振りコピが楽しいこと。5秒のデート中至福でした。落ちサビ前の間奏のダンスでは、彩希ちゃんがかっこよかった。ターン、キレがすごくて圧倒的な存在感。一瞬のパートだけどずっと観てられそうな光景でした(´ω`)

自己紹介MCに入って気がついたんですが、これだとユニット何も見えないのでは…?→予感的中Yes,正解!なにもみえなかったよー\(^o^)/

Glory daysはセンターの瑞葵ちゃんがぎりぎり見える位置。BDで登場した彩希ちゃんが見えたのは1サビだけという状況でしたが、結果的にちょうどいいバランスで全体を楽しめました。でもすごいですね、壁に写ったシルエットだけで彩希ちゃんのダンスってわかるんですから。ハットを押さえてターンしたり、1つ1つの決めポーズが本当にかっこいいんですよ。あちこち動き回るから一瞬だけとかも含めれば、どの位置の席にいても結構見えるんじゃないでしょうか。この公演に入る方にはぜひ注目していただきたいポイントです。

多田先輩は上手にいてくれるので、あのニコニコカービィちゃんがずっとそこに。瑞葵ちゃんはセンターで観えたり観えなかったりだったけど、動きが大きいので思っていたよりは観えましたかわいい。本当に幸せそうに踊る子。BDに香織ちゃんが現れたらまぁかわいいと声を上げ。本当にずっと笑顔でニコニコしてて、こっちまで笑顔になってきます。2番のAメロは上手に3人がやってきてくれ、対角線になる下手側のBDもよく見えます。後半になってくるとセンターの前の方に寄ってきてくれるのでよく見えるようになってきました。
さて、きいちゃんもこのGlory daysでは自信とか喜びみたいな感情を溢れさせています。アウトロのソロでは普段から綺麗なターンをくり返すダンスを披露しているのですが、この日はチアダンスをやっていた経験からシェネリープという技を取り入れていつもと違ったアレンジに。ターンの途中に脚を上げてバレエみたいに飛んでいるのがそれかな?優美でとてもかっこよかったです。

この胸のバーコードりおりんよく似合いますね。ビジュアルだけじゃなくて声も、なぁちゃんのパワフルなボーカルと異なり、この楽曲世界のなよっとした女子のイメージにピッタリ。かつ美しい。本当に見る見る美人になりますね…。左右を固める大森大西は歌えるし、ダンスはしなやか。どこまでもイニシャルOのチームです。

ウィンブルドンに連れて行っては3人が比較的ステージの手前側に出てきてくれるので姿が見えましたw(´ω`)真姫宝ちゃん、綺麗になったなぁ…。成長したと言うとめちゃめちゃ偉そうだが、この子見たのは横Aのただいま恋愛中W公演だったのである。弱冠JSであった。いやぁたつまき、大人になったなぁ綺麗になった。
正直なところ、キャラクター的に私の苦手な部類にいる彼女だが、春からの牧野アンナ公演をきっかけにしてここまでで魅力に気がつくことができた。長身で美しい身体のシルエットをしているのだけど顔はまだ未成年のあどけなさがあって、これぞ真姫宝。かわいらしい。イエローのドレスが美女と野獣のベルに見えたくらいには綺麗だった。その逆サイドに立つブルーなーみんも高身長で見栄えがいい。まさかこのユニットをやることになるとは、ちょっと意外だったけど、アイドルなーみんとても綺麗でした。ピンクでセンターの渚沙ちゃんは、甘いフェイスと小柄に相反してバキバキに踊るんですね。

雨のピアニストはもう見事にらんりーしか見えないよー\(^o^)/彩希ちゃんは右腕、はーちゃんは左腕しか見えないよー\(^o^)/なんてこった
なのですが、1番はスタンドマイクの前にじっと立って歌っていたのが、2番前でスタンドにすがるような振りをするあたりから動的になっていくんですね。時間が立つごとに動きが動き回る範囲が広く大きくなっていって、みんながよく見えるようになったんです。思わぬ発見でした。
彩希ちゃん、スタンドマイクを離れてステージを動く時は、腰に手を当ててくねらせたり、首を振って髪に勢いをつけてばさっと顔を隠したり。1つ1つの動作に、この歌詞世界の女性の情念のようなものがにじみ出ていて、切なげなんだけどねっとり、未練がある感じに見えました。
落ちサビ前の間奏で鍵盤を引き乱れる部分は、現状大人しいからもうちょっと振り乱れたところも見てみたいなと思うんだけど、指先はしなやかで綺麗に仕上げてきていました。松井玲奈さんとは表現方法が違うんだな。あえて変えているのかな?その代わりと言っては難だが、この部分で情念放出しない代わりに「違う曲を弾いて」で身体を前のめりにするところの、振り乱れた髪で表情が隠れるところ、すごいドキッとした。おとなしく静かに美しく仕上げてきておいて、最後のキメのところで失恋で負った深い影を見せつけてくる。切なげだけど、自分より大人だと思っていた彼にしっかりとその悲しさ見せつけてくる。あざとい。あやなんとは逆の方向にあざとい。

かつて河西さんがB5th公演に出ていた頃「髪の先まで完璧なパフォーマンス」と讃えられていました(し今もそうだ)が、この時の彩希ちゃんに同じ感想を持ちました。人の髪型に対してショート派ロング派と派閥を表明すること自体が信じられない私ですが、この雨ピの彩希ちゃんを見て、彩希ちゃんのショートヘアをめちゃめちゃ好きになりました。

チョコの行方、さややポジに入った香織ちゃんが登場すると、本日二度目のまぁかわいいが出てしまいました…かわいい…。しかもよくわからないけどサビの手振りとかなんかたどたどしくて、ひたすら可愛い人だった。あと、田屋はこのパンツ衣装がとても似合いますね。背があり姿勢もスタイルも良いし、これからどんどん綺麗になるだろうなという14歳。まだずっと先であってほしいですが、この公演が終わる頃にはまったく違った表情を見せるのでしょうね。

Innocenceの彩希ちゃんは下手〜中央にいることが多いから、対角線上で観えました(´ω`)ホッ 彩希ちゃんは表情が格別ですね。まわりに年下の後輩メンバーが多いこともあって余計に大人びて見える。サビの挑発的な視線とか、腰のくねらせかたとか、無防備そうな手首の手つきとか、細かいところまで表現の部分としてしっかり使っているのがわかります。

ロマンスロケットは芹佳ちゃんがずっと上手にいた記憶。サビとかになるとどこからともなく彩希ちゃんもやってきた3,2,1 ファイアーしていましたが。前曲とのギャップが凄いw歌詞内容はちょっと頭がおかしいですけど、メンバーの笑顔が見られるし明るくて楽しいですね(´ω`)

恋の傾向と対策は、京加ちゃん大西さんなーみんの絡みがおもしろかった。多田大西が突然なーみんを拝みだして、なーみんが巫女さんみたいなことをしておみくじみたいなもの渡してなんか占ってました。よくわかんないけどそう見えました。サビの振付はつい真似したくなる楽しさ。みんなニコニコと笑っていてさらに楽しい気分になる。Innocenceからのギャップがすごい、10分も経ってないのに。曲の最後、彩希ちゃんのペアは本日主役のきいちゃん。いつものようなバックハグではなく大変熱い抱擁をしてました(´ω`)

大好きの彩希ちゃんは完全に下手側でしたが、大西と一緒にきぃちゃんをハートでやっていたり、「大好きなの」で手を差し伸べた時にファンと以心伝心できたのか照れ臭そうに笑ってるのが彩希ちゃんらしかった。あとこれは間違いなく別曲なんですが、ちょうど同じポジションで同じようなメンツになった時にきぃちゃんに向けて盛大なケチャを捧げていたのがおもしろかったw前半曲かな?

アンコールはロープの友情から。サビにペアになってローブ握るところ、結構体重預けてますよね。腕肩ががくってなるくらい全力で後ろに下がってロープを引っ張っている子が多くて。ちょっと怖そうだなと思う。それができるのも、チームとしてパフォーマーとしての信頼関係や積み重ねがあるからだろうなと。サビでロープを引きあった後、正面を向き直って腰を落とすポーズをとるところが、この曲の力強さとずれてちょっとセクシーに見えたりして。

火曜日の夜、水曜日の朝ってこういう彩希ちゃんを見られる曲を久々に観た感じ。今までだったらドル明けの「好きと言えばよかった」っぽい感じ。女子高生の悲痛な気持ちが、そのまま表情に出て顔を歪めていた。君はこういう曲はとことん入っていくよね。勢いのあるサビも鋭くて近づいたらケガしそうな感情の発散。最後のサビは、瑞葵ちゃんが上手側にきてよく見えました。レッツゴー研究生!で右足エビデンスをやった時と似た表情の作り方だけど、あの頃よりも大人びた瑞葵ちゃん。少女の成長は本当に早い。毎日のように変わる。綺麗なんだ、これが。大人に期待してない瞳が。感情的というよりは逆に静かにツンと澄ましている。あと、高速MIX打つところでセンターにいる大西桃香さんが腕まわしながら腰落とすシルエットが綺麗で好きです。あー好きな曲。

アンコールが2曲終わり、MC瑞葵ちゃんが今日の感想で芹佳ちゃんに話をふった後、上手袖にはけるのになぜかちょっと戸惑っていたら、後列に立っていた彩希ちゃんが「いっておいで」と言わんばかりに微笑んで上手袖に促して送り出してあげてました。あと、芹佳ちゃんが今日の感想を述べている中、京加ちゃんが後ろの列にいる彩希ちゃんに何か言ってて楽しげなんだけど、彩希ちゃんは「前向いて!」と注意してて、キャプテンやっているなぁと感じました。曲中のメンバーとの目くばせも、「楽しんでる?」と聞かんばかりに笑いかけていて、しっかりしたなぁ。みんなのことを引っ張りながら、誰よりも公演を楽しんでいました。

手つなを締めくくるは遠くにいても。彩希ちゃんは上手側にいるんだなぁとぼんやり眺めていました。まっすぐ前を向くメンバーが多い中、彩希ちゃんは伏し目がちに斜め下を見てふとした時に正面を向く。空を見上げる振りは優しく愛しげな目をしていて、その指差す先に何があるのか想像が膨らみます。彩希ちゃんがしっとりと歌い上げるのですが、ふと目に入ってくる多田先輩は時折ニッコリと笑顔を見せてくれるのでそれにどこか安堵を覚えたりしました。
淡々と過ぎていく最後の曲目、落ちサビではメンバー達が一直線に花道まで延びて並んで立っている。私は上手の立ち最、柱から4.5の位置にいました。なんとそこがこの曲の彩希ちゃん0ズレの場所だった。なんてこと。そんなことあるの。中途半端なところに入っちゃったなと反省していたのに、遠くにいてもの落ちサビで彩希ちゃんが目の前である。こんなことが起こるのか。チケット番号が彩希ちゃんが好きな6番だったから?

マジで目の前で立ち止まったぞ。やばいやつじゃん。でももう泣かないぞ俺は。歌う彩希ちゃんを微笑ましく眺めながら、私は振りコピをしていた。すると、サビで空を指して見上げた彩希ちゃんが、泣いた。明らかに瞳が光った。どうした?なんだ?どんな気持ちでいるんだろう。穏やかな笑顔が見たくて、私は必死に振りコピを続ける。脳内で良い、この時だけは目があったと思いたい。時計の針の振りを真似したところで笑ってくれたから。サビが終わり、こちらを振り返るようにまっすぐ見据えて視線を送り、ステージの違う場所へ移動していく。その眼差しのまっすぐ澄んだことといったら、神秘現象を目の当たりにして動けなくなるような感覚を覚えました。本当に遠くにいってしまうような眼差しでした。なんなんだよ、彩希ちゃん。表現力バグってるよ。っていうか泣かすなよ。つか泣かないでよ。曲終わりでありがとうございましたってお辞儀した時に目元ぬぐったの、私は見逃さなかったからな。

この公演の後8月26日の握手会で、この日の遠くにいてもの感想を熱弁したところ、「だって泣いちゃうんですもん!今はなぁちゃんもいないし」と楽しそうに一言。遠くにいてもを歌いながら、いろいろ思うことがあるみたいでした。岡田奈々ちゃんはこの8月に喉の手術を受けて、術後も順調に調子を戻してきてレッスンやテレビ出演もできるようになり、今度の9月21日の瑞葵ちゃん生誕祭のチーム4公演で劇場に戻ってきます!よかったね彩希ちゃん(´ω`)楽しみだね。君はまた泣くのかなw

遠くにいてもってとても素敵な曲で、振りや歌詞にこの手をつなぎながら公演のいろんな要素が詰まっているように感じています。歌詞の「僕たちは傍にいる」「僕たちはひとりじゃない」が特に好き。誰かに語りかけるように歌うそれは、君はひとりじゃないけどそう歌っている僕も一人じゃない。僕がひとりじゃないのは君が傍にいるから……なんてとても素敵なことじゃないですか。だから「僕たちは」なんですよ。これがチーム、仲間。こんなにしっとりとしていながら熱いバラード。チーム4が大切にこの歌を歌っている時間が尊いです。こんなチームであり続けてほしい。

最後に村山チーム4の楽曲猫アレルギー。瑞葵ちゃんが曲振りをする直前、ポジションについた多田京加さんが後ろの彩希ちゃんに猫の手でめちゃめちゃちょっかい出してて彩希ちゃんびっくりして異変に気づいた瑞葵ちゃんの曲振りが遅れるなどありました。多田さんクソガキ認定おめでとうございます。遠くにいてもで否応なしに包まれる200%のしっとり感を吹き飛ばしてくれるくらい元気なナンバーです。「君の家ー♪おじゃましてー♪」で彩希ちゃんがピンポンを押しまくると、ピンポン押されてるのに何も反応がない瑞葵ちゃん・りおりんと、それに驚いてつっこむ彩希ちゃんっていうコント。5分前までの神秘現象は一体何だったんでしょうねっていうくらい、笑顔で楽しい1曲でした。サビの振りもひとつひとつが愉快で見ていて、動いていて、楽しいですね。…などとチーム4に笑わせてもらいつつも、遠くにいてもの衝撃を引きづっているメンヘラでありました。


そしてこの日は佐藤妃星ちゃんの生誕祭。仕切りはりおりんでスタート。お手紙は15期のみんなからでした。
AKBINGO!で火がつき、牧野アンナ公演で自信をめきめきとつけているきいちゃん。私は2014年の横A公演で初めて彼女を観てから、その後もチーム4でずっと観てきましたが、今回の村山4で初めて初日メンバーに選ばれ、いよいよやって来たなぁと感慨深かったです。
ダンスが大きくて小さい身体で力強いパフォーマンスをするのにどこか自信なさげでとっかかりがなかったのだけど、今はもう輝きに満ち満ちています。この日も上手側にやってきた時はツインテールの小さな主役を目で追っていました。このチーム4でも期で言えば上から数えたほうが早いくらいのお姉さんになりました。自分が好きなものもはっきりしていて、意見もよく言うきいちゃん。4を引っ張ってくれる1人だと思います。これからもチーム4を盛り上げてほしいな。お誕生日おめでとうございました^^

そしてこの9月の連休だった昨日は「アイドル修業中♡」公演を観てきました。良巡に恵まれ、とても楽しい公演でしたのでまたブログに書きます。今日9/17の手つなはオンデマンドで昼夜観ていましたが、彩希ちゃんの表現力がすごいこと!!!彩希ちゃんがいる公演が早く観たい(*´Д`)劇場公演ほんと大好きです…

"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Live東京プレビュー公演【20180909 17:00-@AiiA 2.5 Theater Tokyo】

あっという間で3公演目、千秋楽。トリプルキャストで公演されてきたこの東京プレビューの大千秋楽でもあります。が、まさかの電車遅延でうさぎちゃんさながらの遅刻をするという惨事に見舞われ(´;ω;`)余裕持って出たのに突然巻き込まれ、OP間に合わなかった…しびれるくらい後悔してるよ←いい教訓になりました…(´ω`)

さて、気を取り直して感想を…。この記事では舞台としての感想、セーラームーンという作品の感想を書きたいと思います。前回の9月8日観劇の記事のほうで河西さんやセーラー戦士のみんなの感想を書いてるので、併せてご覧いただけると幸いです。あと一応、ネタバレ気にされる方は注意です。


映像

汗だくで会場に着いた時、ちょうどOPの映像が流れてるところで、そこからプロジェクションマッピングセーラームーンの戦闘シーンまで定点カメラの映像で観ていました(こんな時にロビ観なんて!w)。
2公演ともに1桁台の前方列の席で観ることができたんですが、ど迫力のOP、引きで見たかったなぁと内心思ってたので怪我の功名というかなんというかwモニターの荒い映像でしたけど、ステージ全体を観られてよかったです。
映像と音と動作をシンクロさせるパフォーマンスは、テレビでプロのパフォーマーがやっているのを見たことはありますが、広いあのステージでやるとなると相当大変でしょうね。演者本人からは映像って色くらいしかわからないだろうし、風圧とか感触とかもないからいわゆるパントマイムみたいな演技になる。それでも飛んで攻撃をかわしたり、投げ返したり、ばっちりこなしているセーラームーンでした。正面というより横顔で右向いたり左向いたりしてて、ファミコンのゲーム画面を見ているような戦闘シーンでした。

こんな調子で、最新技術を余すところなく使ってくるこのスーパーライブ。60分の短い本編に詰まっている物語がとんとんと失速することなく進んでいく中、いくつもの技術を代わる代わる使って演出してくる。暗転して光を放った部分に注目させている間に次の展開を瞬時に表現してくるから、観る側は手品の魔法でも見せられてるみたいに驚きが続きます。
印象的なのはやはり光だったでしょうか。色、ライトを巧みに使っていました。
ステージ中央の上空には放射状に配されて浮遊している細長いライト。今思うと、お祭りで見かける装飾品のような形をしてました。ステージのセットの枠にもコの字型の長方形のネオンが取り付けられてます。セーラー戦士がパワーを出す時や必殺技を繰り出す時は、演者のポーズとともに光の色で表現されていました。アニメのような緻密な描写ができないけれど、誰が登場してくる誰の技だって、セーラームーンを見たことのある人にはきちんとわかる。変身する時など動作に伴う音も、アニメで聞いたことある音がそのまま使われていて、鳴るだけで「あっ!」とわかるようになってました。

セリフ

音楽が充実している一方で、台詞は極端に少なかった。発しても短い言葉を一言二言。あだ名の呼びかけや感情・思いを表す言葉だけ。文章といえるようなセリフはほとんどありませんでした。
フォロワーさんが指摘していたように、マイク音量も小さく、音楽のほうが大きく際立っていました。埋もれているといえば埋もれているんですが、この舞台は日仏交流事業「ジャポニスム2018」で今年11月にパリ公演が決まっています。パリに観に来る人に日本語が通じるのだろうか?という疑問は発表当初からありましたが、なるほど、言語の壁を越えて舞台を創るとこういう演出になるんですね。
名前とか簡単な日本語なら、海外の方にもわかってもらえるかもしれませんね。あるいは、この短い台詞はパリ公演ではフランス語に差し替えられるのでしょうか?それなら演者が覚えやすいし、発音や記憶が曖昧になってしまったとしても音楽のほうが際立っていたらさほど傷にはならなくてよさそうですね。どうなるんだろう?パリ公演には私は行けそうにありませんが…行かれる方はぜひ、目に焼き付けてきてくださいね。
「セラミュ」は観たことがないけれど、いつも観る舞台とはまったく異質のステージになっていました。観終わった今ならあのステージを「演劇」とか「ミュージカル」って言葉で形容しようとは思えず、「パフォーマンスショー」という呼称が最も腑に落ちます。

歌はしっかり日本語で歌うんですね。セラミュの曲もあったのかしら?
アニメ楽曲はもちろん登場。「乙女のポリシー」はセーラームーンRのエンディングテーマですが、1番Aメロ→2番Bメロの流れになるのは歌詞を劇中の場面と合わせるの重視だったのかな。違和感なく、セーラー戦士の歌でした。アニメのエンディングでは十番中学の制服を着たうさぎちゃんの映像が印象的な楽曲なので、後半のスーパーライブでは5人が制服姿で歌ってくれたのが嬉しかったな。CDでフルサイズを聞くと入ってくる後奏までしっかり披露してくれて、ピースしたりしながらスタンドマイク(風の鞄かけでした?)でパフォーマンスしてくれました。
5人で披露した楽曲って他にも、原宿のシーンとかでもあったんですけど、5人で歌う時センターは必ずしもうさぎちゃんじゃないのがとてもよかった。まこちゃんだったり美奈子ちゃんだったり、立ち位置もころころ変わりました。セーラームーンが一番の主人公ではあるけど、5人みんなが平等に大切にされていてとても嬉しかった。
うさぎちゃん/ムーンを歌った曲があって、彼女を「私たちの大切な宝石」と表現している歌詞がよかった。舞台ではあまり出てこなかったけど、セーラームーンが変身に使うムーンスティックやブローチにはめこまれている「銀水晶」と呼ばれるクリスタルはうさぎちゃんの“仲間を助けたい”という想いが生んだということですし、セーラームーンを指すにはぴったりの言葉です。
あとスーパーライブの「ムーンライト伝説」はフルサイズを全キャストで歌っているのがよかった。クインベリル様とクンツァイトが歌う2番は渋かったなwすごく意外だったけど、セーラームーンらしいなぁと思いました。

クンツァイトの光

クンツァイトが滅びてしまった時に、水晶のようなマゼンタの光の玉になったのがいいですね。前回のブログクンツァイトとヴィーナスの関係に触れたとおり、クンツァイトも元はエンディミオンに使える護衛、清い心を持っていたんです。
ちょっとだけ補足しておくと、地球国ゴールデン・キングダムの王子エンディミオン(まもちゃんの前世)の部下としてクンツァイトゾイサイトネフライトジェダイト(四天王って呼ばれてるみたいですね)がいるのですが、クインベリルが地球を襲撃した時にこの四天王も洗脳されてダークキングダムの手先になってしまったという経緯です。現世で四天王の彼らが過去の記憶を取り戻す場面はないと思うんですが、スーパーライブのクンツァイトは間違いなくヴィーナスとの過去、関係を思い出していましたよね。
クンツァイトが滅びた時に水晶のような美しい光になって消えていく描写は、悪に染められているだけで彼は本当は良い人なんだという表れ。真の悪を見抜き、セーラー戦士と敵対するキャラクターにもまた労りを与えるのが武内先生。寛大です。

美少女戦士セーラームーン」の魅力

私は今までずっとセーラームーンが大好きだったけれど、今回の観劇ではっきりと気がつけた作品の魅力がありました。それは、登場するみんなが人を愛しているということです。
うさぎちゃんはおバカだしドジだけど、誰よりも友達や家族を愛することができる人。亜美ちゃん、レイちゃん、まこちゃん、美奈子ちゃん一人一人を想いやっているし、まもちゃんを愛してる。時には相手を想う気持ちが強くて、うさぎ自身が考えすぎて悩んでしまうくらいです。

セラムンのネタを追っていると、「タキシード仮面が使えなさすぎる」というような感想を見かけることがあります。確かにこの作品ではタキシード仮面は全然戦えない。セーラー戦士に助けてもらってばかりです。

とはいえセーラームーンだって、戦うといっても、舞台中にもあったように力技の攻撃もできず、おっかなびっくりな戦い方です。マーズやジュピターみたいなパワー系の技は使えないし、マーキュリーやヴィーナスのような冷静な分析・判断も得意ではない。だけど、宿敵の悪を打ち破るとどめの一撃はセーラームーンにしかできないんです。
最後の決め技は、リフレッシュする、浄化するなどと言われ、技であって技でないというか。それでもやっぱり他戦士の攻撃だけでは、弱らせることはできても悪の力から解放はできない。
かなりくさい表現ですけど、セーラームーンの最大の武器って愛とか、母性だと思うんですね。人を包み込む優しさ、宿敵でも完全に悪とみず良心を信じて接する態度。セーラームーンがその想いを保つことができるのは、すぐ傍にまもちゃんや仲間がいるから。

たとえタキシード仮面の戦闘能力が弱くて愛する人を守り切れなかったとしても、うさぎはまもちゃんがさらわれてしまうと張り裂けそうになるくらい泣いて悲しむんです。そしてこれは「劇場版セーラームーンR」の話ですが、セーラー戦士が敵の人質にとられ「セーラームーンが攻撃をやめなれけば仲間を痛い目に遭わせる」と戦士4人を攻撃されると、セーラームーンは「みんなが苦しむのもう見てらんないよ」と泣き出して戦うことを放棄してしまうんです。セーラームーンは愛する大切な人が傍にいるから戦えるんです。だから、タキシード仮面はこの世界にはいないといけない存在です。他の戦士もみんなそうです。

月野うさぎちゃんは遅刻魔だったり勉強できなかったりしますが、それ以外の登場人物も皆、完璧な戦士のようにみえて何らかの弱点があります。喧嘩っぱやかったり、長けた能力を持っていてそのせいで人が近づいてこない。あるいは家族を失っていたり離れて暮らしていたりして、影がさす部分がある。亜美もレイもまこも美奈子も衛も、孤独です。その孤独を癒してくれたのがうさぎ。そして逆にうさぎにとってもみんなは傍に居てほしい存在なんです。

それぞれが発揮できる得意なパワーを持ち寄って、力を合わせて戦う。弱点は他の誰かが補ってくれればいい。誰も完璧に強くなどないんです。それでいいんだってことを、セーラームーンが教えてくれます。

アニヲタじゃない私でもこの作品は本当に何度もブームが来てハマりなおすんですけれども、きっとそれはこの作品が人を想いやる優しい愛で溢れているからだと思うんです。うさぎが衛を、亜美ちゃんをレイちゃんをまこちゃんを美奈子ちゃんを、時には戦う宿敵すら大切に想う気持ちが、この作品のすみずみまで通っているから温かいんです。そのことに、今回の舞台を通じて気が付きました。本当に素晴らしい物語です。

セーラームーンスーパーライブ

作者がこの作品に愛を通わせたように、今回のセーラームーンスーパーライブのキャストもまたこの作品を愛していました。各々のキャストがミュージカルやアニメを通じてセーラームーンに対する熱い想いを持っていることは、この作品の歴史を考えると想像がつきますが、こんなに忠実にステージ上の世界を作ってくるとは思いませんでした。それは声の出し方や、立ち振る舞いのすみずみにまで感じられました。愛に溢れたものにはいろんな人の愛が集まってくる……この作品も、うさぎちゃんと一緒ですね。
大千秋楽は終演後、会場が明るくなっても拍手が鳴りやまずカーテンコールに。キャストがもう一度ステージに登場すると私も嬉しさでつい飛び上がってしまい、拍手を送りました。会場中が沸いたスタンディングオベーションの瞬間、キャストが顔をくしゃくしゃにして目に涙を浮かべるんです。マーキュリーもマーズもそうでした。本番が終わり緊張がほぐれたムーンも。
ああ、河西さんだ。おかえりなさい。最高でしたよ。みんなで一列に手を繋いで礼をして、深々と頭を下げる河西さん。何を想っていたかな。泣いてたかな。顔を上げるとニッコリと微笑んで、ステージを去っていきました。
人ってこんなに輝けるんだっていうくらい、本当に身体の芯から輝いている感じがしました。セーラームーンスーパーライブは、作った人・演じた人の人生も、ステージを目撃した観劇者の人生も明るく変えてしまう舞台でした。この"最高"を海外発信して、世界中を最高にしてほしいです。地球を征服したクイーンベリルもびっくりしちゃうと思います。いろいろ書いてきましたが、本当に最高でした。なんかもう、この言葉しか出てきませんごめんなさい。
この舞台に出会えたことに感謝してブログを終えます。河西智美さんとこの作品に携わったすべての方々へ、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。


最後になりましたがアマゾンの諸リンクを載せておきますので、原作・アニメに興味持たれた方はぜひ!この素晴らしい作品を一度(/∀\*)あるいはもう一度w
アマゾンプライムでは原作第1部(アニメでいうところの「無印」)の全話が見られますよ!あと優気おすすめの劇場版セーラームーンRはもう!!!お願いだから観て!!!!

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"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Live東京プレビュー公演【20180908 17:00-@AiiA 2.5 Theater Tokyo】

6月の終わりに発表があってから待ちに待った当日。8月31日からトリプルキャストでの上演、河西智美さんがムーンで率いる♪チームは9月7,8,9日の3公演です。

このブログをやっている私は河西智美さんのファンであるわけなんですけれども、セーラームーンのアニメとともに大人になったセーラームーンどストライク世代なんですね??
アニメなんてリアタイで毎週見てましたし、5年の放送が終了した後も定期的に見たくなってどハマリするリバイバル期が(個人的に)きてビデオなりDVDなり見返しては拗らせてましたし、そのたびに作品の魅力を再確認していました。
漫画が苦手なお子ちゃまだったのでずっと読まずにいた原作は大人になってから読み、「美少女戦士セーラームーン」という作品の奥深さ、壮大さに感銘を受け、もう大好き…ライフワーク……。好きなだけでまったくヲタではないんですけど、
セラムン世代なんですね?私。
今回のスーパーライブのブログ、冷静に書ける自信とかまったくないよ?
ということを先にお断りしておきます(/∀\*)
あと、内容とか演出とか明記してますのでネタバレを気にされる方は閲覧注意でお願いします!

♪キャスト
セーラームーン月野うさぎ :河西智美
セーラーマーキュリー水野亜美 :替地桃子
セーラーマーズ/火野レイ :長谷川 唯
セーラージュピター木野まこと :山粼紫生
セーラーヴィーナス愛野美奈子 :後藤紗亜弥
クイン・ベリル :哀川まこと
クンツァイト :真田怜臣
小泉もえこ 新橋 和 土定美月 大澤涼風 大橋美優
タキシード仮面/地場 衛 :立道梨緒奈

チケット取れるかだいぶ不安でしたが土日でとることができたので、まずは本日、行ってきました。AiiA 2.5 Theater Tokyo、JR原宿駅から代々木公園沿いに10分くらい東京らしいアスファルトの道を歩いていったらこじんまりとありました。プレハブ…なのか…?常設の劇場なんでしょうけどサーカスのテント感があって、意図せずセーラームーンの敵が潜伏してそうで雰囲気バッチリだなと思いましたw
パンフレットの武内直子さんの言葉にもあるとおり、原作第1部のストーリーをたどる60分。そして劇中の楽曲パートを再演しつつ馴染みのナンバーが披露されるスーパーライブが20分。濃密な1時間半でした。

舞台を覆い隠す巨大な薄いスクリーンにプロジェクションマッピングで映像が映し出されます。クイーンベリルのアジトから、街中ですれ違ううさぎと衛まで。二人が向き合い見つめ合うと、スクリーンにも同じシチュエーションの原作のイラスト。「ムーンライト伝説」が鳴り響いた途端に涙目になりました←漫画の絵でキャラクター紹介からタイトルコールのOP、そして遅刻で大急ぎのうさぎちゃんの日常へ…。

「遅刻だー」とか「もういやだー」と慌てふためいてるうさぎちゃん。やっと着いた教室シーンでは担任の英語の先生も同じセーラー服を着たクラスメイトも一切しゃべらずに踊り、ダンスパフォーマンスだけで表現。
その中でちょいちょい短いセリフを挟むのがうさぎちゃん。あれ?河西さんだ。発声の仕方がね、もう三石琴乃さんなの。懐かしいよ。あーもう、うさぎちゃんだよ。月野うさぎって実在する人物なんだな。あれ、顔よく見たら河西さんだ。河西さんってセーラームーンだったの?マジかよ。AKBの頃からずっとファンなのに知らなかったよ。あなたセーラー戦士だったの。

クイーンベリルがちょいちょい悪さをしてきて教室のみんなが妖魔に取り憑かれたところに登場するタキシード仮面。その後はアニメおなじみのタキシード仮面様にベタぼれのスーパー妄想タイムに突入したり。何気にアニメって問題解決までのシリアスな場面が描かれることが多いから、ああいう楽しい場面だけをピックアップして描かれることって無いんですよね。だからちょっと新鮮でした。

スーパー妄想タイムが去り妖魔から開放された教室で授業が終わると放課後。仲良しの5人は集まります。描写はなかったけど、いつもの場所は火川神社だよね?制服姿の5人が集まってくるのをみると、制服や髪やアクセサリーの色味がなんかもう懐かしいの。見慣れた景色。ああ私ってまじで世代なんだな。俺今すごいの見てるよ、推しメンが大好きなアニメ作品の舞台やってるんだから。いや違う、推しメンがセーラー戦士だったんだよ。

カルチャーとしてのセーラームーン

原宿に遊びに行く下りなんかはアニメの雰囲気が伝わって楽しくも、ゴスロリのドレスを着たダンサー、ポップな衣装や和装をまとったうさぎちゃんの仲間たちと、アイドル美奈子()を取り巻くオレンジサイリウムを持ったヲタ芸集団()など、セーラームーンが一世を風靡した'90年代にとどまることなく現代の日本のカルチャーをも反映した表現になっていました。
5人の地元は東京タワーが景色に溶け込む麻布十番。うさぎちゃんまこちゃん亜美ちゃんが通うのは十番中学、美奈子は港区立芝公園中学ということもあり、原宿という場所は意図せずともセーラー戦士5人の日常と大変ゆかりの深い地でもあります。
ゲームセンタークラウンもみんなが集まるおなじみの場所。衛とうさぎがゲームをプレイする姿を通じて、二人の特徴や関係性が、セリフが極端に少ないのにとてもよく描かれていました。そこからゲームの中に取り込まれてしまったかのようにクンツァイトが出現して敵との戦闘に進んでいく展開も完璧。

ピクセルデザインのファミコンゲームのビジュアルも、日本のカルチャーとして注目されるものの1つですよね。ディズニー映画「シュガーラッシュ」で主題歌を務めたのは我らがAKB48でしたが、そのMVでもゲームプレイするシーンが漫画のコマ風に描かれていますし、映画自体もゲームを描いたものですがマリオなどおなじみの日本生まれのキャラクターや演出効果もたくさん出てきます。

本舞台、「東京プレビュー公演」と呼ばれていまして、日仏交流の文化事業ジャポニスム2018で紹介される芸術作品の1つとして、秋にパリ公演が決定しています。つまり海外発信のために作られたステージ。海外から見た日本、日本から見た日本の要素が、これでもかというほど詰め込まれています。ここまで書いてきたとおりです。中高生の子ども達がセーラー服を着て学校に行くという文化からして日本的であって、そんなものもすくい取ったら日本らしい要素なんてもっとたくさんあるはずです。そういうものの写し鏡として、セーラームーンという作品がぴったりとフィットしています。

ストーリー展開

そんな日本の魅力を披露するステージが進みつつ、戦うセーラー戦士。細かく編まれていて、戦闘シーンが何度も挿入されていた記憶。

タキシード仮面が連れ去られた時のセーラームーンの泣きじゃくり方、本当に、リアルなうさぎちゃんだった。
私はセラミュは観たことが一度もないんですが、アニメの人物が3次元空間に実在してるような、すごい不思議な感覚。声の出し方に人柄が出ていて、うさぎちゃんそのものだった。弱々しくて、実直でそれしか見えなくなっちゃって。でもそんな、愛する人が消えてしまった身を切るほどつらい思いをしているセーラームーンを支えて励ますセーラー戦士乙女のポリシーはここで歌いましたか…良い歌や。戦士みんなで歌うと思わなかったから、亜美ちゃんの歌い出しで始まった時はちょっと笑ってしまったが。

そこからのセーラーテレポート発動は思わず「キター!」と声出てしまったwセーラーテレポートで敵陣に飛んでいき、タキシード仮面がクイーンベリルに操られてしまいセーラームーン愛する人と剣を交えることになってしまうという、第1部の象徴的な展開へ。アニメ無印の最終決戦や、劇場版Rの展開とも似ています。セーラームーン前半作といえばこの展開。

アニメだと剣は使わず、星型のオルゴール(ムーンライト伝説が流れる)をかざすと正気を取り戻してくれる展開だったのですがそのようなアイテムが登場していなかったのでどうなるかな?と見守っていたら、ハグでした(*´ω`)博愛、さすがセーラームーン。みんなのママ。

5人の個性

セーラー戦士の格好をしていた時に、特に5人の個性を感じました。戦士としてではなく月野うさぎ水野亜美火野レイ木野まこと愛野美奈子という個人としての個性が出ていました。
ジュピターは背が高くて力が強い。敵が現れるとファイティングポーズで様子を伺っている。スタイルがよくて、本当に漫画から出てきたみたい。かっこいいなぁ。
マーズは妖気を気にする気品ある立ち姿。漫画とアニメでキャラクター描写に大きな差があるけれど、この舞台では漫画よりのお嬢様になっていて歓喜。美しい…
マーキュリーは、ピアスを押すと目元にしゅいんって登場するモニターみたいなメガネを出して敵の分析をするような仕草をしていて、ああ亜美ちゃんだああってなりました(ライトファンなのであのアイテム名わからないんだけどアニメ見たことある人ならわかるでしょ)。
あとね、私ヴィーナスが一番好きなの。三枚目のおバカキャラだけど、あんなに切ない戦士はいないよ。でね、このヴィーナスの発声も、少し鼻にかかった深見さんの声だったの。美奈子ちゃんだって、本当に懐かしかった。
ヴィーナスは月の王国でプリンセス(ムーン)が戦士として成長するまでの間、自分がプリンセスの影武者として活躍する。策士的な存在でもあり、戦士5人で移動するときは先陣を切ってみんなを誘導する姿も、ステージで見ることが出来ました。剣を召喚するのもその由縁のはず。
ヴィーナスが一騎打ちをしたクンツァイトは、地球のゴールデンキングダムの王子エンディミオンにつく護衛の1人。護衛はクンツァイトの他にゾイサイトジェダイトネフライトがいます。この4人は、月の王国の守護戦士(マーキュリー・マーズ・ジュピター・ヴィーナス)と対になっている存在で、プリンセスセレニティ(ムーン)とエンディミオン(まもちゃん)のようにそれぞれ恋仲でもあったのです。それが前世。アニメだと完全に端折られてる設定なので、漫画でみた時悶えました。武内先生半端ないって。
なので、クンツァイトと対になるヴィーナスは、一騎打ちになった時に過去の関係をシンパシーで思い出して、クンツァイトが消滅してしまった時にあのように悲しんでいたわけです。ああ、この描写が他の誰でもなくヴィーナスなのが嬉しかった。これでこそヴィーナス、愛の戦士。

そして、今まで正直なところ、みんながタキシード仮面にベタぼれしてるのが信じられなかった←んですけど、めちゃめちゃかっこよくないですか…。セーラームーンに登場する唯一の男性戦士ですがこの舞台で演じているのは女性で、立道さんめっちゃ美系。宝塚か?ってくらいすらりとしてて品格があって、抱かれたい。あれは抱かれたいしうさぎちゃんが何かにつけスーパー妄想タイムに突入してしまう気持ちもわかる。
ステージ上の階段側面や足場にはそのフレームの形を縁取るような長方形のネオンが付いてて、シーンによって、戦士が攻撃すればその戦士のカラーに光ったりして演出されていました。まもちゃんが歌い出してネオンの赤いタワーが立つと長方形のネオンは白っぽいブルーに光り、さっきまでの矩形が一瞬にして東京の街のビル群に様変わりして見えた。
見る者が持っている記憶や経験を引っ張り出すことで、ただの長方形のネオンで街を表現する。シンプルな舞台装置を余すところなく表現に利用している。その発想力に、海外発信されるステージの芸術性の高さを感じました。

月野うさぎ/セーラームーン

さて、思うままに書きつらねてきたけどそろそろ長くなってきたので、うさぎちゃんの話をしようか。
セーラームーンはドジっ子を発揮していっぱいいっぱいになりながらも、てい!やー!と敵と戦います。やられてアニメさながらに泣きじゃくっていると、ジュピターちゃんやマーズが助けにきてくれてパッと笑顔になります。仲間が技を食らって痛がっている時はかけよって肩を支えてあげます。タキシード仮面が連れ去られてしまえば身体が崩れてしまうほど泣いて、攻撃してくるタキシード仮面に「いやだ」と拒みながら向かい、自らクイーンベリルに突っ込んでいき身を滅ぼして、本物の悪と戦います。

うさぎちゃんの魅力って、誰もが経験したことのあるような平凡さだと思う。普通に生活して楽しいことして遊んで好きな人と一緒に過ごしたい、普通の女の子。悪や敵と対峙した時にセーラームーンが滲み出す人間性が、社会で生きて様々な葛藤と戦う人々と重なるところがある。おっぺけぺーで遅刻魔であんなにドジなのに、人を思う愛に溢れていて本気を出すとすごいところとか。

セーラームーンという作品に触れれば触れるほど、月野うさぎという人物の寛容さが見えてきます。この舞台の隅々でもそう。ステージに立っているはずの河西智美さんは、素と思われる仕草や素振り、愛嬌や、体や表情の動き方までうさぎちゃんそのものだった。カーテンコールで登場して屈託ない笑顔を振りまくところとか、仲間たちとはしゃいでぴょんぴょんしてるところとか。はける時に階段を下りていったと思ったら、舞台セットに肘をついて頬杖ついてみたりとか。河西智美さんが月野うさぎを演じているという感覚が全然なくて、結果的に「河西智美さんって月野うさぎだったんだな」という、想像してもなかった着地点に今到達しております、観劇後の私です。本当にかわいらしい、うさぎちゃんらしさが120%詰まったうさぎちゃんでした。

…勢いだけの取り留めのないブログにここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。
セラムン原作、アニメをご存知ない48由来のファンの方にも少しでもこの舞台を楽しんでほしいと思い、世代の私、はりきってしまいました…。妙な説明も交えつつ早いうちに何か書いておこうとここまで書き進めてきましたが、なんか逆によくわからないことになってしまったかもしれんな…。やはり自己満。でも私は楽しいぞ。いいんだもう。なんてったって推しメンがあの憧れのセーラー戦士だったんだから。

明日は♪チームだけでなく、この東京プレビュー公演の千秋楽でもあります。好きなものしか詰まってない舞台。伝説をこの目に焼き付けて、楽しみたいと思います。

青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」【20180728 15:30- @東京国際フォーラムホールC】

行ってきました(´ω`)この週末は台風が近づく大荒れの天気でしたが、東京駅着で国際フォーラムまで屋内通路で移動できてとても助かりました。本当に親子連れが多くて、ヲタク族いるのかしらってくらい家族連ればかりでした。ちびっ子から小学生高学年まで。夏休みだもんねー…と会場の雰囲気に押されて到着直後から泣き出しそうになる私()。がっぽり列の半分は席が空いているところもあったりして、台風でお出かけできなくなっちゃったファミリーも多かったんだろうな。

開演時間になると、客席通路から久保田磨希さんが登場。ステージの幕にプロジェクションマッピングされた巨大な本を開くとお話が始まります。ライザは、下手端あるいは上手端にあるスツールに腰掛けて、観客と同じように舞台を観ています。
子ども連れで楽しめるように他にもたくさんの仕掛けがあって、拍手や声を出すシーンがあり、上演時間の配分は事前に細かく貼り出されていて、休憩は1時間起きに2回入り、舞台は3部構成です。ロビーにはフードコーナーで買った食べ物をみんなで座って食べられるスペースがあり、フェイスペインティングや迷路やボウリングのゲームが用意されています。休憩明けでステージに登場したライザが、「フェイスペインティングした人〜?(挙手を煽る)…少な!!!電車が遅れたのかしらねえ」なんて笑いを誘っていましたw 休憩時間や終演後にはロビーにピーターとフックの着ぐるみ(と言ってしまっていいのか…)がお見送りや記念撮影に応じるなど…。この舞台はホリプロで38年続いているそうですが、その長い歴史だけあってもう徹底的に親子連れが楽しめるようにコミットしていました。

休憩中に後ろの親子が「ウェンディがおやすみおやすみ♪って歌ったら、●●くんも本当に寝ちゃったね」と笑っていたのが微笑ましかったです。河西さんの歌声は心地良いですからね(´ω`)あとそういえば、私が小学生だった頃、親が連れて行ってくれた着ぐるみの舞台もピーターパンだったのを思い出しました。子どもも楽しめる舞台演目として鉄板ということなんでしょうね。

吉柳咲良…ピーターパン、河西智美…ウェンディ、莉奈…タイガー・リリー、入絵加奈子…ダーリング夫人、久保田磨希…ライザ、ISSA…フック船長/ダーリング氏
萬谷法英…スミー、笠原竜司…ヌードラー、章平…スターキー、森山大輔…チェッコ、井上祐貴…マリンズ、小島亜莉沙…スライトリー、鈴木亜里紗…ニブス、滝川華子…トゥートゥルズ、鈴木麻祐理…双子、出口稚子…カーリー、小山圭太…ジョージ・スコーリー、長嶋拓也…アルフ・メーリン、松本城太郎…チャールズ・ターリー、石上龍成…フォジェティ、三浦莉奈…ナナ/ワニ、持田唯颯…ジョン、岡本拓真…マイケル

ピーターパンは本当の初出が1904年の舞台で、その後にピーターパン名義で小説が出版されてまた舞台化してシリーズ続編が出て…を繰り返したちょっと珍しいパターンの作品です。1953年のディズニー映画ではピーターパンがスパッツのようなピッタリとしたボトムスを履いていますが、あれは初出の舞台へのオマージュだと雑誌で読んだ記憶があります。(私は単に空を飛ぶに当たって空気抵抗少ないほうがいいよね!という理由でスパッツだと理解してたんですが違ったみたいですw)

話の大筋はディズニー映画のピーターパンと同じでした。ウェンディの氏名も同じ。フルネームは原作から変わっていないのかしら。ダーリング夫妻と愛犬ナナがウェンディ、ジョン、マイケルを寝かしつけると、ピーターがやってきます。見知らぬ少年が窓から覗き込んでいるのをダーリング婦人は気づいていて、ピーターパンの影を引っぺがして抽斗に隠してしまいます(ディズニーだと婦人じゃなくてナナだったような…?)。

ナナは良い役していましたねw登場するだけで笑いが起こる3枚目なポジションでしたが、会場をなごませてくれました。時おり、飛行装置とりつけのために時間稼ぎが必要なつなぎの場面があり、ピーターパンならではだなと。命にもかかわる重要な作業で手間も時間もかかりますが、横着せずにたくさん飛行してくれたのが嬉しかったです。空中で自在に動き回るのを見ると本当にこの人はピーターパンなんだなって思いました。

この主演の吉柳咲良さん、14歳なんですって。信じられますか?私は信じられませんでした。パンフレットの鼎談を読んだ今でも信じられないです。お腹からの発声がよくわかる太い声で、彼女自身の若さも相まってとても初々しいピーターパンでした。初々しいといっても演技は若さから想像できなかったほどしっかりしていました。堂々としていて、舞台向けのお化粧をすると本当に少年のよう。かっこよくも子どもっぽい愛くるしさがありました。

歌って踊れるフック船長はまさかのISSA。河西さん増田さんの舞台を追っていて、彼にお目にかかるのはこれで何度目だろうか?() ウィズの時もそうでしたがISSAの顔立ち、立ち振る舞いってファンタジーの登場人物にぴったりですね。悪役ですけど、ちくたくワニを怖がっておどけて見せたりするところはコミカルだけど、悪事を働くところのダークさには深みがあって、いい味を出していました。

先にも出しましたが、印象的だったのはライザ。途中、ネバーランドロストボーイズに鳥と勘違いしてウェンディが矢で射落とされてしまいます。ロストボーイズ達はミッションを遂げてピーターに褒めてもらえると大喜び。でも、ウェンディは死んじゃったんじゃないの?そんな不安を鑑賞者はぬぐうことができません。この後、ピーターがあげた"キス"(お守り)を首から下げていたところに矢が刺さっていたおかげでウェンディが無事だったとわかるまで、ライザはずっと不安そうな顔をしていました。他の場面でも、楽しい場面では笑って手を叩いたり、リズムに乗って歌ったり、会場に目配せして話しかけるそぶりをしながら一緒に観劇しています。
観劇経験が少ない子ども、あるいは子どもを連れてきたはいいけど観劇慣れしてない親御さんだとどこを観てどういう感情になって楽しんだら良いのか、わからないんですよね。舞台と客席の仲介役になって寄り添ってくれる存在が必要で、それが久保田さんのライザでした(大きな絵画なんかでも1人だけこっちを観て描かれる人物がいたりする作法があります)。ライザはファミリー舞台ならではの役だなと感じました。

河西さんが演じるのはウェンディ。ディズニー好きを公言していたし、毎年恒例のホリプロのこの舞台を観に行っていたのも知っていたから、出演が決まった時は嬉しかっただろうなぁ。河西さんを思うと、最初は飛ぶのを怖がりそうだなーとか想像してしまいましたが、そこはもちろん、ステージに立てばおとぎの世界に夢を見るひとりの少女。ワクワクしながらピーターパンを見てて、妖精の粉が降りかかるとふわりと宙を舞います。飛んだ瞬間、この日会場に着いた時からこらえていた涙が溢れて止まらなくなりました。正直自分でもどういう感情で泣いているのかまったくわからなかったし、今思い返してもよくわからないんですが…。河西さんの立場にしてもウェンディの立場にしても、夢って想い続けると叶うんだなというのを観客の子ども達に交じってうるうると感じてしまいました。次の舞台にセーラームーン、それも月野うさぎ役なのが決まっていたこともあるかもしれません。本当にこの御方は、どこまでいっちゃうんだろう。

教養のあるお姉さんのウェンディはピーターパンの影を縫い付けてあげ、みんなに食事を作ってあげ、シンデレラをはじめたくさんのおとぎ話を聞かせてあげます。「ママ」と呼ばれているように、ネバーランドに住む彼らにとってはママに変わる存在になります。
そういえばこの舞台には「人魚の入り江」や人魚たちは出てきませんでしたね。ディズニー映画だと、ピーターパンに惚れてる人魚たちと女のドロドロした争いになったりして正直面倒()なんですが、タイガーリリーはその類とはちょっと違うし、この舞台では唯一ティンクがその位置にあったと思います。ティンクはプロジェクションマッピング上のシルエットや、光の色だけで描かれていて人の言葉をしゃべらない特別な存在で、パンフレットで河西さんも触れているように「ピーターパンとウェンディ」の物語になっていて、よかったですね。
ピーターパンは孤高の少年という感じ。永遠に子どもで居たいのであればパートナーを見つけるのも絶対必要ではないし、そうすると台本で恋愛模様を描くのも二の次になりそうですね。「大人/子ども」の間で揺れるみんなの姿が描かれていました。特にお年頃のウェンディ。ピーターパンという永遠の存在に憧れつつも、素敵なママになることを夢に描いている。

ママとして愛され、みんなをまとめていくウェンディ。思ったんですけど、子どもの時ってどうしてあんなに大人になって”ごっこ遊び”するんでしょうね。女子はのりのりでママ役とかお姉さん役とかやりますよね、男子にパパ役押し付けてパパ役は他の男子とわいわいサッカーとか”お仕事”してるんですがwwウェンディが読み聞かせてあげてる本の内容が、自分たちの物語(ピーターパンのあらすじ)になっているのはゾクゾクしましたね。おとぎ話の世界の人になってしまって、もう戻っていかれないような不安。子どものままで居たいと言いつつも、やっぱり日常への後ろめたさはあるんでしょうね。

ジョンとマイケル、迷子達を束ねた大きなままごとは、演技とはいえ次第にピーターを苦しめていくことになる。子どもでありたいピーターがふてくされてぶっきらぼうになる態度は、観ていて面倒くさいなあとかつては感じていましたが、大人になった今きちんと向き合ってみると、「大人になりたくないから子どものままでいるけど、周りの仲良くなった人は皆大人になっていく現実」というのはなかなかに重たかった。迷子たちはピーターを慕っているけど、大人になることについては肯定も抵抗もないから、多くの人に慕われ囲まれていながらピーターパンは孤独なんだなと。子どもの笑い声とともに生まれて、信じる気持ちが消えたら命が尽きてしまう「妖精」。ティンカーベルのような妖精を従えているのがピーターパンだけなのも、この舞台で聞いて納得ができました。舞台の最後、迷子たちはダーリング家の子どもになって大人になっていきます。本当はウェンディは、ピーターパンにもこちらの世界に戻ってきてほしかったでしょうね。

フックが仕掛けた毒薬をピーターが飲んでしまわないように身代わりになって飲んだティンクを生き返らせるためには「妖精はいるって信じること」が必要で、「信じてくれる?」とピーターが問いかけた時、会場から即答で「信じるー!」と子ども達の声が上がりました。何度か問いかけるたびに声が「信じるー!」と声が増えて、最後には同意を求めるピーターに向けて盛大な拍手。なんて素直なんだろう。素直に思ったことを叫べる子ども達にちょっと安心しました。正直「いねぇよw」と押し黙った子もいるのでしょうけどそう思う動機も含めて、どうか無垢のままで。

舞台の最後、ピーターがウェンディに対して「君は大人になりすぎた」と言うのはずいぶんグサリとくる一言でした。部屋にやってきたピーターパンにはしゃいで楽しそうに空を飛んでいる娘のジェーンの下で、切なげな表情を浮かべているウェンディ。どんな気持ちで二人を見ていたんでしょうね。シンプルな答えはない場面だと思いますが、河西さんはどんな気持ちで演じてたんだろう。やっぱり自分が飛べなくなってしまったことが悲しかったのかな。ピーターパンとジェーンはあの頃と変わらず空を飛んで楽しそうにしている一方で、大人になったウェンディのほろ苦い気持ちを強く感じたまま、舞台の幕が降ります。

私自身はまだ大人になりきれていないので、まだ空飛ぼうと思えばちょっとは浮けると信じているんですが←、ピーターパンの舞台に出てくる「大人」「子ども」って言葉は、年齢による区別ではない気がしました。ネバーランドにフック船長や海賊(おっさん)やインディアンがいることも含めて。
この物語ができた時代を考えると、整えられた文明社会で時計が刻む時間を目安にして雇用主のもとで労働し金を稼ぎ生活をしていくという、作者の立場での「現実」とは相反して、私利私欲や自然、自由に従って生きている存在として、世界中をめぐって金銀財宝を奪う海賊や、文明を知らないインディアン(厳密にいえばインディアの地ではないから原住民ということになりますが)がいたのではないでしょうか。親を失い居場所を失くした子どもが群れて生活するというのも当時らしい。当時にありそうな偏見的な言い方をすれば、幼稚とかいうことになってしまうかもしれないけど。
作者にとっての「大人」が文明に溶け込んで社会の歯車になり生活をまわしていく人間で、その反対になれる条件であることが「子ども」としたら、その「子ども」で居られる要素を存分に詰め込んだのがネバーランド。そしてその場所に住み「子どものままでいたい」という強い意志を吹きこんで描かれた少年が、ピーターパンなのかなと思いました。考えてみれば「パン」って神様ですし、フック船長におまえは誰だ!?と聞かれた時ピーターが「若さ、喜び、自由!」と答えたのも、それを象徴していると思いました。


ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」
【終了】2018年7月21日〜8月1日(東京国際フォーラム ホールC)
【終了】8月12日(大阪・梅田芸術劇場メインホール)
8月22日(金沢歌劇座
8月25日〜26日(名古屋・御園座

7月からの東京公演、先週末の大阪公演が終わり、残すところは来週の金沢・名古屋の4日間です。まだチケットの残っている公演もあるようなので、金沢、名古屋に近い方はぜひ!

今年3月にステージに終始出ずっぱりで主演を果たした「サイト」の直後、ドクターストップで声出すこと禁止になるほどの喉の不調と戦った河西さん。そんな中でも次々に発表されていく次の舞台出演。サイトの後は「華」「スペリングビー」(←ブログ今書いてますw´ω`)、現在公演中のピーターパンに、9月にはセーラームーンスーパーライブの舞台も決定しています。昨年はアルバムリリースがあって歌にライブに沸いたけど、今年は恒例のワンマンではなく歌ってくれる食事つきのイベントが多くて、演技に腰を据えている年なのかな?と思います。本当に頑張り屋さんですね…嬉しいですけど、どう考えてもハードなスケジュール。どうか元気に完走してくださいね(/∀\*)私もR-1を飲んで9月に備えていますw