優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

私には、今年大学生になった妹がひとりいる。
ディズニー(原作主義だが、リゾートも)大好き、デイジー・ダック好きはもはやヲタク。千葉住まいで舞浜が近かったり、ビデオなど興味を持って見ていたりで、もともと我が家とディズニーは縁があったのだけれど、妹のフィーバーに触発されたかたちで自分や母も近頃ではすっかりはまってしまっている。
年下というのは甘え上手なものらしい。それを取ってほしい、あれが欲しい、これ買っておいてなど、人を平然と遣う。もちろん、購入した場合は代金を立て替えて、後で返してもらっているが。
友人にもそのような振る舞いをしていたらすっかり干されてしまっているところだが、そうではないらしい。友人は異常に多い。少なくとも姉からみてそう思う。とにかく人のことをよく見ている。誰がどういう人かをよく観察し、何をしたら喜んでくれるかもわかっている。そういうまめな性格と、我の強さが、彼女の魅力なんだと思う。
姉である自分もそこに惚れきっているひとりで、本当にかわいい妹である。それまで自分のことばかりだった自分が、妹を通して、人を喜ばせることの喜びを知った。対人関係でも彼女のほうが寛容で、勉強になるところがある。
妹を喜ばせたいと思うと、ついついその要求の数々をのんでしまう。出かけたり買い物に行くタイミングだとか、いろいろと運よく事が動くのである。いい意味でも悪い意味でも"都合がいい"ところに、姉ないし母がいるのである。しかし、これでいいのかとふと思う。注ぎ込んでいるこの優しさは、甘やかしなのではないかと思う。「自分でやりなさい」と一言いえないのはなぜだろう。母(も妹ポジション)は緩いので、ここは姉である自分がびしっと説教をしてやらないといかん。
自分の性格上の問題だと思っていたが、やはり言うところはちゃんと言えるようにならなければ。兄弟姉妹の上下関係でこういうことがあって、社会に出ても部下を注意できるようになるのだろう。「家庭」での人間関係っていうのは大事なんだなと思う。