【有元利夫展―天空の音楽―】東京都庭園美術館

3日。初の庭園美術館。有元容子先生の旦那様の展覧会。
実技の授業は一切とらなかったので自分とは面識がないのだが、やはり母校に勤務されている先生と縁のある方の展覧会ということで足を運んだ。
しかも図録の文章書いてるのはうちのゼミの先生だし、周囲の人から良い評判を聞いていた美術館だったこともあり、なおさら背中を押された。
天気の良い夕暮れは庭園も気持ちがよかったが、何より屋敷が素晴らしい!
階段、踊り場やちらちら見える閉鎖されて立ち入れない部屋や展示室として利用されている室内の構造・装飾!古き良き和モダンって感じ。
12月に館内案内ツアーみたいなものが開催されるようなんだが参加してみたい。


展覧会のほうはピエロ・デ・フランチェスカから決定的な影響を受けたというだけあって、本当に終始画風がぶれていなかった。
特に興味深かったのは「隠す」ということ。
《覆われた時計》という作品、メインは中央にあるはずの時計。だけども赤い布で覆われている。だからタイトルにもなっているはずのメインの時計が不在。逆説的でおもしろい。
幕やカーテンや大きな布で、空間や物を遮ろうとする表現が多く登場する。
有元のことをよく知らないし調べたこともないが、音楽に造詣が深かったようだし、舞台や劇場にインスピレーションを受けた哲学なのではないかなと勝手に思った。