優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

塔の上のラプンツェル

こちらはもう少し前、10日くらい前にみてきた。
3Dの字幕スーパー。

ツイートした内容の再編なのでぽろぽろな文章ではあるけど
言葉として留めておくことにする。




光と闇、素直と嘘、駆け引きと言葉。
なにより、明るい少女の重ためな物語は、台詞のひとつひとつが胸に刺さった。

音楽は思ったよりもアラン・メンケンらしくなかった。ファンタジーっぽくなく、あくまでも古風。
「昔昔…」の童話らしい民謡音楽は、ディズニー映画には新鮮だった。


そういう古典的な世界なのに、登場人物がもつ個性がみな現代的。
ゴーテルとラプンツェルの依存させ束縛する関係もまた重たい。
けどそれと対照的に、フラゴナールの《ぶらんこ》をモチーフにしたという作品世界はCGも美しく、温かく陽気なラプンツェルのような色調の映像だった。

ラプンツェルの存在の有無で変わる、画面の明と暗の極端な描写。髪の毛の光こそがこの世界の幸とでも言わんばかりで、あからさま過ぎるほど。
けどそれがまた主人公らしくて、自分は結構好きだな。


笑う場面と、心臓が高鳴るほどシリアスな場面。
夢を望む純粋な光と、私欲にまみれた闇。
いろいろな場面で、ギャップを感じる作品だった。





ノートルダムの鐘』、『ターザン』、『リトル・マーメイド』や『眠れる森の美女』などの場面描写のデジャビュ多数。
同じ展開でももっと違う表現や、キャラクターのアクションがあるはずなんだけどなぁ。