優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

【mixiログ】昨日の神話

昨日の夕空は綺麗だった。


淡い青の真ん中に走る、少し濁った細長い白。
その下には陽に染まるわずかな赤。



あの雲は君につけてしまった傷だろうか。
緑の硬いトゲが君を裂いた痕だろうか。
こじ開けてみたら一体何があるんだろう。
押し込めた涙と、言葉にならないもろい想いが溢れ出して、空が剥がれるかな。
すべてを包んでいる優しさが破けるかな。


どんなに寛大な青空にも秘め事がある。
それを知ってから
世界にひとりじゃなくなった。


もうじき闇がやって来て、すべてを隠す。
気まぐれな月がきっと癒してくれるから。
そうしたら会えるよ。
あんな雲、次の夜明けにはなくなってる。


そんなのを永遠に繰り返すんだ。





繋がることはないね。
そこにあって惹かれ合うのに絶対掴めないとわかってる。
こんなもどかしいことってある?
この世界では、1番欲しいものは手に入らないようにできてる。
きっとその気持ちを忘れないように、
微かな痛みをもって心を亡くさないように、そうなってるんだ。



雲ひとつない蒼穹よりも
どんな夜の帳よりも
青と赤が重なる、夕刻の幻想がいつよりも好きだ。

それは限られた一瞬だから
締め付けられて、切なくて
なによりも綺麗なんだ。
一瞬だから
毎日空を見上げて、この眼に焼き付けるんだ。


だからきっとこうやって空が色を変えて、地球がまわって明日がくる限り
絶対消えることはない。
それは信じていいこの世の摂理だ。



いつかこの世が破滅して
光と闇が寄り添えるようになったら
そしたら
君の傍、離れないよ。
哀しくなるほど重なってひとつに溶けよう。







この気持ちは何だろうともがいて
どうしてこんな想いを抱いてしまうのかと途方に暮れた。
けど
そんな自分を咎める必要がないと教えてくれたのは
こんな自分を責める必要をなくすかのように受け取ってくれたのは
君だよ。


世界でひとりだけだよ。


信じていいよと笑ってくれた
存在していいよと望んでくれた、必要としてくれた。


もう戻れないね。
もう忘れないね。


生まれて初めてこの喉が勇気を絞り出したあの言葉は、
変わらないから。
いつでもまず君を想うから。


これから先
どんな未来がきても
どんなに遠くへ行ったって
おいらはずっとここに居るよ。


愛してる。