優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

フライングゲット個別握手会によせて【9月10・11日】

須田レーンでの不審物、河西の訴えのツイート、宮澤の倒れんばかりの号泣、大島の体調不良、秋元のブログ。
今日は倉持の生誕公演だったが当の本人は不調だったそう。
25日の最終日程を残して、ここ数年のAKB48の急成長による「問題」がいくつも浮き彫りになった。


「東京ドーム公演」を目標に掲げながら、「会いに行けないアイドル」と揶揄されることは問題視しているらしい。
撮影や個人のお仕事が絶え間ない中、なにも変わらない個別握手会のプラン。
やすやすと破られているのを知ってか知らずか妙に複雑な個人確認の仕組み。
“マナーの悪さ”が目立つ、ファン。もしくはファンと呼びたくもない客。


「ファンと近い距離」を重視するも、安全は守られていない。
不謹慎なメッセージを伝えるファン(と呼べるかもわからない客)に対する規制や罰則は一切ない。
金さえ払っていれば、誰でも一定時間メンバーと「近い」ところまでいくことができる。何をしたってかまわない無法地帯。
OJS48がいたって、彼女たちの気持ちは守れない。いつ身体的に傷つけられてもおかしくない。




「無理なスケジュール組むな」と言いながら、無理なスケジュールが組まれるのは、推しが参加していればどんなに金と時間をかけてもどんな手段を使ってもどこまでも追いかけてくるファンがいるから。
要するに、メンバーは「金のなる樹」と。それを生んでいるのが運営だとして、それを育てているのは紛れもなくファン。
そうしてどんどん大きくなって、企画は拡大して、研究生がどんどん入って、オリジナルからかけ離れればかけ離れるほどポリシーを背負い切れず、辞退・休養という不祥事が生まれる。




大好きなメンバーの握手レーンが過疎っているのも嫌で、けど頑張りすぎて体調不良になるのも嫌で。
メンバーにとって、ファンにとって、どちらか幸せなんだろう?
誰かに迷惑をかけたわけではないのに、悪いことをしているような感覚。
「運営が悪い」という声がもっとも目立っているし、tgsk支配人への訴えも納まるところを知らないけど、
ファンもファンで、推しを守る意思と態度を固める必要はあるかなーとは思う。




風が吹いている個別の2次申込をそろそろしたいところだけど、まだどうするか決まり切ってない。
「ファンと近い距離」に居てくれる彼女たちに、会いに行ける自分たちになにができるのか。
個人的には、地元で行われる握手会なのでふらっと立ち寄れるイベントなのだけど、なんだかいろいろ考えてしまう。