優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

「AKB48 ユニット祭り」【1月23日】

AKB48 ユニット祭り」などというネーミングは虚構。ただの「リクエストアワー2012 5日目」。

岩佐が「無人駅」、DiVAが「月の裏側」を披露した後、Not yetが2曲続けて披露したのちに岩佐と5人でMCがはじまった時点で「ユニット祭り」の行く末はみえた。はっきり言って。
映画館の中継を観たわけだけど、場内がまだ暗いうちに席を立ったことは、映画作品でも中継でも昨日が人生で初めてだった。




セブンネットの応募券での抽選で“23日夜公演”ということが決まっていたにもかかわらず、いざ申込が始まってみると「昼」に変わっていたとのこと。
披露された「昼の部」での曲は10数曲、チョコレート配布。
そして「夜の部」は、それはもう「ユニット」が何なのか「祭り」が何なのかその言葉の意味を考えさせられるほどの詐欺的な内容。
1曲目でなぜか「背中から抱きしめて」が披露され、篠田が呼ばれていた時点で、もう諦めはついてたといっても過言じゃない。(運営がこれだから彼女を好きになれない)
高橋でさえ憎いと思ったのは昨日が初めてだった。


ステージMCで「楽しい楽しい」「念願」と満面の笑みをみせるのは、皆、選抜上位。
結局、運営が魅せたいのは決まり切った“メディア組”なんだなぁと。


そのことは「ユニット祭り」の計画のなさによく出ているし、
そもそも「リクエストアワー」から「ユニット」の楽曲を切り離したにもかかわらず、そのライブ開催がリクエストアワーからまったく切り離されていない。
分離したのではなく、整理されて増えた曲の分の1公演にすぎない。
ユニットもかけもつ宮澤や大島なんかは、4曲に1回は出演している計算になるらしい。
そりゃ、ベスト100披露の準備とリハーサルに時間を割かれて、「ユニット祭り」の準備が疎かになるのは当然。


手の空いてるメンバーをAKB問わずにSKE、NMBに求めればビッグ・サプライズはいくらでも作れるけど、
はたしてそれが「ユニット祭り」になるのか。
「ユニット」とは、リクアワの枠から外された、「派生ユニット」とそのメンバーを指すのではないかと。
今のAKBファンはもはや当然のように思っているかもしれないけど、“投票形式”ではないのだしどんなサプライズを用意するにしても、ライブの出演予定メンバー一覧が公開されていないのは非常におかしいこと。
なにも公表していない分、運営はどんな言い逃れもできるんだから汚いとしか思えない。




日程が違えば、内容も違ったのだろうなと思う。
リップシンクが当たり前、音源をとって、振り付けとポジション把握さえできればステージパフォーマンスが成り立つという事務処理的な考え方の運営がダメ。
ライブがただの「見世物」になってる。
メディアとか撮影とかさまざまな仕事を控えて、ひとつのステージに力を注ぐべき。
AKBの活動が「薄まってるなぁ」と感じていたのだが、こういうことなのだろう。
いろんなことをやるのはいい。ただ、そのいろんなことの内に幾つかは確実にやっつけ仕事になっている。
そんなのは冒涜でしかない。


AKB紅白のノエルの夜はまぁ黙って過ごしたにしても、今回ばかりは。期待した増田界隈のファンが山ほどいたのは否めない。
負けたくないなとおもったっていう梅田のコメントにDiVA代表としてすべてが凝縮されていた気がする。