優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

河西智美LIVE Chapter7 【20160521 18:00-@渋谷チェルシーホテル】 

久しぶりのライブーーー!!(/∀\*)24歳のお誕生日イベントにいくことができず、2期生の10周年関係のイベントは全然だったので、Chapter6大阪ぶりの河西さんです。
今回のグッズが「10th」Tシャツであるように、AKB48でデビューして10年というのを念頭に置いてのChapterライブだからか、AKB楽曲多め!そして曲数も多め!そして、何かがいつもと違った……AKBの劇場に立ったことで何かが変わったのかな?もちろんいい意味です。

河西智美LIVE Chapter7 東京
1. Choose me!
2. MARIA
3. 抱きしめられたら
-MC
4. まさか
5. Touch me!
6. Mine
-MC
7. キエタイクラ
8. それでも…
9. 今さらさら
10. M・U・I・S・H・I・K・I
-MC
11. 未来予想図II (DREAMS COME TRUE)
-MC
12. 遠く遠く(槇原敬之)
-MC
13. キャンディ
14. Lovely days
15. Illumimation

E1. 約束よ
E2. Enjoy your life!
E3. 草原の奇跡

WE. To be continued.

グッズTシャツ購入者は「1曲目予想を当てたら河西さんとツーショット写メ」という企画があったので、一同大注目の1曲目。Choose me!でした。2名ほど正解者がいたそうなんですが、近くにそのうちの一人がいらしたこともあってか、ギターのイントロが鳴った瞬間の場内の高まり方すごかったです。意外な変化球でしたが、今の24歳の彼女が歌うとまた別の味がありますね。落ちサビではファンが待ってましたとばかりに全力のケチャを送っており(今回のライブでしばしば見られた現象)、こういう所謂ヲタ芸ってたまには打ちたくなるものですよねww
この流れで48かな?と深く考えずにいたらMARIAがやってきて、まさかくると思わなくて、イントロから終始ぞくぞくと鳥肌立ってました…。MARIA MARIA MARIA……あの歌いだしに始まり、終始河西さんが立派に歌いあげるMARIA。まさかこの歌を一人で歌う日が来るなんてね。当時は歌唱力はまだ全然だったし、「有華や梅ちゃん(あるいはめーたん)みたいにかっこよくできない」とパフォに納得できていなかった曲だと思うのですが、そんなのは微塵にも感じられずたくましかった。あのステージ衣装は厳格な黒だったから、それと真逆に真っ白なMARIAはとてもキラキラとしておられました。
抱きしめられたらはもうすっかり御馴染ですね。「私のすべて両手で」での目をつむった繊細な表情はとても優しくて、色っぽかったです。大切にしてるんだなぁ。何度観てもドキドキします。
MCでは早速最近の活動でもっぱら多かった2期生公演などの特別公演のお話に花が咲き、最後は「(赤ちゃんに話しかけるような口調で)巻きなのね?(/∀\*)」としぶしぶ話を切っておりましたw(以下MCで話していたことを書きますが、あくまでもニュアンスでまとめておりますので、話の流れや言ったことすべてが再現できてるわけではありませんのでご注意を!)
AKBを卒業した時は悔いはなかったなと思っていたけど、2期生公演をやって成仏?w本当に成仏された感じがした。これで本当にAKBに悔いはないなと。天に召された感じ
見てくれた人はわかると思うんですけど、なんであんなに泣いたんだろう?悲しいとかそういうのではないんだけど、一度泣いたら涙が止まらなくなっちゃって…。AKBを卒業するちょっと前はつらいことがあってあまり人前に出たい、ステージに立ちたいと思えなくなっていた。もしかしたら心のどこかで、公演をもっともっとやりたいって気持ちがあったのかな。私はステージが本当に大好きなんだなと思いました
(2期公演は)今の若いAKBのメンバー達にも見てほしい。メンバー同士で支え合って、チームってこうやって作っていくんだよっていうのを知ってほしい。授業みたいに由依が仕切って、VTR観ながらさ……うざいかw(/∀\*)」とも言ってたけどw現役時代ステージできくときは「ゆいはん」だった記憶が強かったので、ふいの由依呼びにはキュンとしました。2期公演のためにファンが有志で準備したKのペンライトを会場に持ってきていた人がいた流れで、「ファンの方が作ってくれたKってペンライトを、当日MCの時に急遽お客さんから借りて、それを使わせてもらって1曲披露しました(僕の打ち上げ花火)。これがAKBなんだなと思ったし、こうやって交流がある頃を経て今のAKB48がある」とも。
実際は、河西さんが思ってる以上に2期生をリスペクトして目標としているメンバーは多いんですよ。実が伴っていないのは正直否めないんだけど、きっとたくさんの現役メンバーがあの日の公演を観たはずですよ。

そして結果的に最初のMCが一番長めになるという希有な展開でしたがw、ライブステージはまさかへ。48からのソロ曲。安定してたなぁ。そういえば2番後の長い間奏中に47コールみたいな長いコールをしてる人がいたんだけど、まさかにもこういうのあるんですか?知らなかったw何て言ってたか聞きとれなかったのだけど気になる…。「まさかは最初のころは苦手意識があったけれど、今は歌っていて楽しい曲。ライブも前は本番前にはぶるぶる震えてたり、出てきて1曲目歌いながらファンの人の顔を見て泣いてしまったり、ファンの方も願いながら聴いてるし…w それが今では、落ちついて歌うことができるようになった」そうですよ。
Touch me!は絶対くるだろうと信じていたところ本当に来たw河西さんこの歌よく歌うイメージある。お気に入りなのかな。落ちサビ前の間奏では、ダンスらしいダンスをしていました。いつもは身体揺らしたり乗ったりしてるだけなのに、あれはダンスとか振付といって差し支えのない動き方でした。
続いてMine来たよーーー俺のMine!私の1曲目予想はこの歌でした…まぁ衣装はものすごくMineのジャケ写っぽかったけどね!(?)渋谷チェルシーホテルがかわいらしい雰囲気で絵になるライブハウスだったので、落ちサビに差し掛かった時には会場方向からもうひとりの河西さんがポニーテールを揺らして入ってきそうでした。そんなMVでこじらせてるMine大好き人間なのでちょっと泣きましたw
余談ですが、このMVを撮られた真利子哲也監督の映画「ディストラクション・ベイビーズ」がなんと時を同じくして5/21に上映開始だったのです!こんな偶然があるんですね。そんなタイミングだったのでもし今黒澤さんが河西さんのご担当だったらまちがいなく1曲目はMineだったはずなんです(過信)

曲明け後は、どうでしたか?が「どうでしか?どうでしかた…?」になったり、シングルを「シング(/∀\*)」って言ったりして、「なんかさっきから少し足りないね?(/∀\*)」って笑ってるのかわいかったですw
なんだろう。話し方が変わったのかな…。ソロステージのMCはもう何度も経験してきているから慣れてきたということもあるけど、それとはちがって、何かが変わっていたんですよ。何だろう。着飾ろうとしてないというか無理してないというか、とても穏やかな印象を受けました。

こんなこともできるんだと、ターニングポイントになった曲」と紹介したキエタイクラ。歌いだしがちょっとグラついたから大丈夫かな?と思ったけど、持ち直し力が増したらしく揺れても引っ張られることなく持ち直せるようになってる!と感じました。やっぱりいつもと何かが違う。AKB48劇場のステージや馴染みのメンバーと一緒に立つステージが続いたから、それがいい刺激になったのかな。
久しぶりのそれでも…はまじまじ聴いてしまったのですが、こんな歌詞だったんですね。いつもより切実に聞こえた。なんかね…と友達の恋愛話を聞いてるような感覚。切なさが声や顔の表情ににじみ出ていました。
そして、今さらさら。この曲では珍しく歌詞を詰めて歌う部分が多いんですよーみたいなことをいつぞやに言ってたと思うんですが、そのアクセントが癖になりますね。口ずさんでいて気持ちがいいし、それが続いた後のCメロの上がり方、好きだなぁ。
なんだか今回のセットリストは、順番やくくりにはっきりとした意味付けがありますね。AKBから3曲やった後で、まさかからリリース順での歌唱を軸に自分のナンバー。このライブで河西さんのマネージャーのツツミさんがその担当を終了されるとのこともあり、10thにふさわしい考え抜かれたセトリです。

いつもはM・U・I・S・H・I・K・Iになると妖艶なお姉さんに切り替わるのだけど、今回は衣装が真っ白でお花のヘッドドレスをしていたから悪戯な妖精さん感ありました。ステージライトが緑でちょっと意外な取り合わせに思えたんですが、前の方にいたファンの方が持ってたペンライトが赤だったので、私の視界にはものすごいリンゴでしたwww
このあとMCに入るとすぐ「毒りんごってなんだって感じですね(/∀\*)」とか言っちゃって、いやいやいやあなたが書いたんですよ河西さん!ww確かにまじまじと歌詞を見返してみると、かなり思いきった世界観ですよね。「歌詞を書いた時はこうしたかったんだろうけどすごいね」と自分で自分の作詞にびっくりしてました。「M・U・I・S・H・I・K・Iは“毒りんご”ありきで作詞したんですよ。毒りんごといえば白雪姫?だから眠ったふりでもしてみようかなーって書きだした」というエピソードでした。それならたまにタイトルを言う時に「毒りんご」ってまちがえて口走っちゃうのもわかりますね。

ここまででもう10曲歌っているんですが、なんとまだ歌います。「4曲連続は未知だったけど、余裕?(/∀\*)」と言っちゃって、さらに歌うんだからすごいですね。こんなに曲数歌ったソロライブってあったっけ?
ここから2曲カバーが続きます。ツツミさんのご提案で決まったそうな1曲目は、ドリカムの未来予想図II。卒業してからもう3度目の春……まさに今。ピッタリですね。いい歌が河西さんのしっとりした歌声でさらに愛しさを増していました。そして私も愛してるのサインを河西さんへ出したかったのにサイリウムがないという失態をおかしました卒業してからもう3年くらい経って、あっでもソロデビューしてからは3年より経った……あれ、私今どういう感じ?」って混乱してたのが可愛かったですwソロデビューのほうが半年くらい早かったですよね。
続いて、遠く遠く。なぜこのチョイスかと言うと、カバー曲の間のMCで、河西さんから今後についてちょっとしたご報告があったからです。この記事の後ろのほうにちょろっと書きます。近況として、少しのあいだ活動が減りますってことと、でもSNS等は引き続き更新していきますよーということでした。その流れの話で、最近MacBookを買ったそうなんですけど「パソコン買った(/∀\*)マック(/∀\*)かっこいいでしょ?」みたいなこと言ってて、言い方がなんかもうネット社会からかけ離れた生活してる感もりもりですねwww河西さんだなぁ

そして「ここからは明るめの曲になる流れだったはず…そうだよね」と、キャンディー。河西さんのソロステージで何度も聴いたナンバーですが、そういえばAKBの曲ってどれも何人ものメンバーにパートが割られているんですよね。キャンディーもそう。聴く時によってはパートが割り当てられてたメンバーの歌い方の癖とかを感じられることがあったけど、もうすっかりソロ曲だなと思いました。
Lovely daysの時、後ろから「おーれのともーみちゃーん!」って(多分)女ヲタの声が聞こえてきたのおもしろかったですwみなさんこんなコールしてるんですねwwこりゃ歌詞もすっとぶわwwTouch me!と同じ熱量で盛り上がりますね。
Illumimationでは、おなじみのラーラーラーラー♪を客席に煽って歌わせて、歌いだす前に「OK(/∀\*)」と頭上で手をくっつけて大きな丸を作っていたのですが、そのポーズが「真っ赤なゆいりんご!」ポーズにしか見えなくて笑えてしまった…www村山彩希ちゃん(AKB48)がキャッチフレーズでやるポーズなんですが、河西さんだってライブでこういうジェスチャーって出してたはずなんだけど今まで彩希ちゃんを思い出すことはなかったので、私もすっかり彩希ちゃん推しになったもんだなとしみじみ、自分に笑ってしまいましたw(´ω`)さてさて。スーパーヒーローで同じポーズやった後の「強くなれたらいいのにね」のところだったと思うんですが、左腕をムキッてして強めのポーズしてたのが可愛かった。いつもこの曲のここでやるこんな身振り手振り、みたいのがいつもと違うものが多かったのかな。そんな印象。

さて。アンコールは、AKBの頃の馴染みのナンバー。アンコール明けに鳴り響いたギターのイントロは…なんと約束よだああああああ(´;ω;`)リアルに「うわあああ」って声が出ましたwwBメロくらいから2番歌詞にスライドさせての1ハーフでの歌唱でした。「約束よ」は本当に本当に大好きな歌なんだけど、河西さんや私が敬愛するメンバーが立つステージでは観たことがなかったんです。でも大好きだから、たかみなプロデュース公演でも3月の2期生各々の卒業公演や10周年記念公演でもずっとずーっと待っていたのですがどこにも出てこず…もはや「約束よ」という歌の存在自体を知っているのは全宇宙の中で私だけになってしまったのではと思いました(※もちろん被害妄想)。爽やかで素直でまっすぐな真っ白になれる歌……だから、河西さんのソロで聴けて本当に嬉しかった。よくわかっていらっしゃる。河西さん、本当にありがとうと心から言わせてほしい、楽しかった!
Enjoy your life!も久しぶり。他に披露した機会があったかもしれないけど、私はもしかしたら下手すると赤レンガLIVE以来かもしれないです。音源にメンバーの声が残っているんだけど、前ほどみんなの歌というのに固執した印象は受けませんでした。先にも書いたように、河西さんの歌でした。
そして、草原の奇跡。ソロの持ち歌じゃないものはどれも1ハーフだったんですが、草原はフルで歌ってた記憶。1番も2番もカットできるメッセージはないよね…。この歌いだしを河西さんが歌うのを想像したことがなかったので、懐かしさ半分、新しい一歩の力強さ半分でした。

ダブルアンコールはこれからも河西智美が続いていくという意味を込めてTo be continued.。本当にアンコールの曲しか入ってこないアンコール。曲の並びとしても、アンコール頭の約束よ、それぞれ公演を締めた草原とTbc。AKB48でのステージ経験や演出の印象が、彼女の中に今でも根付いているんだというのがわかりました。あの頃の歌が“懐かしい思い出”で終始しない、今の河西さんが大切に思って歌ってくれるというのはとても嬉しいことですね。
最後は先日の10周年公演の時に導入されていた新しい“お見送り”のシステムをやりたかったそうなんですが、河西さんがいつまでもステージにいるだけで導線が作られずにファンが全然帰らないという事態になったので、急遽ハイタッチに変更ww「気をつけて行ってきてください」と伝えることができました。

河西さんからのお知らせ*1

嬉しいご報告ではなくて、ファンの方にとっては悲しいご報告かもしれないけど、私にとっては嬉しいこと…」というような切り出し方だったと思います。しばらく、海外に行くことに決まったそうです。その理由はいろいろあるみたいなのですが、かねてから行きたかったのがちょうど今タイミングが巡ってきたこと、シンガポール等海外のイベントに出た時に言葉の壁を感じたこと、逐次通訳のタイムラグで生じてしまう現地ファンとの距離感を縮めたいということ、だから言葉やダンスを勉強したいとのことでした。そしてそこでいろんなことを吸収して帰ってきたら、まだ正式には言えないけれど次のソロ活動に繋げていきたいということでした。
とはいえ、「来年の4月1日までに、今日のライブとは別に10周年記念のイベントをしたい。そしたら私がともちんの記念イベントに出たみたいに、逆にともちんが来てくれてもいいよね〜(/∀\*)」とも言っていたので、そんなに長期間行くわけではなさそうです。そして、上にも書いたように、InstagramTwitter、LINEブログ等のSNSはこれまで通り更新しますということでした。
ライブ終わりのお見送りでまだステージ上に居た時、See you again〜♪(/∀\*)とか言ってファンを送り出していたら客席からおおーと関心の声が上がったのに対して「バカにしてるでしょ?w」なんて言ってましたが、その英語を勉強したい動機がとても明確で芯がしっかりとしていて、それがファンを想ってのことというのが頼もしかったです。このライブの間ずっと感じていた、いつもと何か違うなーという感覚は、もしかしたら河西さんのこの決心だったのかもしれません。とてもキラキラしていたんですよ。穏やかで、余裕のある感じで、今立っているここだけじゃなくて広い世界が見えて風が通っている感じがしたんです。
彼女がこれからしようとしていることには全部にきちんとした動機と理由があって、我々ファンに「これからもソロアーティスト河西智美を待っていていいんだ!」と思わせてくれました。彼女が語ったこと以上に、歌やダンスやミュージカルや、一等級の文化が交差する国では毎日いろんなことに触れられるはずです。間違いなくいい経験になります。少し寂しい気持ちもありますが、シングルリリースも長らく止まっているから今後どうなるんだろう…?という不安があったのも正直なところです。そのまま自然消滅で活動休止なんてことも珍しくない業界だからです。だから、とても嬉しいです。彼女がこれまで以上にもっともっと前に進んでいけるなら、喜んで応援したいチャレンジだと思います。
がんばれ智美さん!ありがとう!

*1:どうしようか迷った結果、少し伏せる形でやんわりと書きました。河西さん曰くこのことを公言するつもりはないそうなんですが、彼女の希望としては「あれ?」と想っているファンの方が周りにいたら教えてあげてほしいということでした。優しい方ですね。