優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

岡部チームA「目撃者」公演 篠崎彩奈生誕祭【20190207 18:30-】

2月のあやなん生誕、キャンセル待ち当選が繰り上がりました。ビンゴは干されましたが、「目撃者×あやなん=上手側!」というのはわかっていたのでお立ち台に向かったところ知り合いのあやなんヲタさんがいらして、周囲の方のご厚意で観やすい位置に入れていただきました。

あれから仕事でバタバタしてたのと創作のほうを優先させていたので、ブログを久しぶりに書いています。今までは作品を観て思ったこと感じたことをたくさん書いてきたけれど、長ければ長いほどいいブログというわけではないから、すべての曲について詳細に書くことについてはもう無理をしないと決めて、印象に残った感想を残していこうと思います。

 

小栗有以・加藤玲奈後藤萌咲・下尾みう・篠崎彩奈・鈴木くるみ・田口愛佳・谷川聖・千葉恵里・西川怜・人見古都音宮崎美穂向井地美音・山根涼羽・横山由依・本田そら

前座ガールズは佐藤美波ちゃん、道枝咲ちゃんとドラ3の古川夏凪ちゃん。前座のイントロがかかると夕方18時という感じがして当時のロビ観の空気を思い出すから大好き。ミニスカートの妖精、さとみなちゃん好きだ…かわいい。がんばれ。

overtureからの映像。オンデマンドで観てる時スクリーンの出てくる位置って考えたことなかったけど、幕が途中まで開いた状態でステージの手前天井から下りてくるんですね。あの位置にもスクリーンがあったなんて知らなかった。田原公演の時もこうだったっけ?目撃者。倒れてたのが立ち上がって少しずつ振付の動きが大きくなって目覚めていく感じがとても好き。2番Bメロ「遠いかすかな記憶は」大好きおばさんの私はあやなんを凝視してました。足元は見えなかったものの上を向いた横顔の美しさたるや。いやぁ好き。

そして前人未踏やっぱり大好きおばさん(おばさん発動しがち)。衣装だけでなく振付もA6thとは違っているように思いましたが如何に。それでもサビの後半で片腕を上げながらターンする大好きなところは健在で嬉しい。いびつな真珠は歌い出しの加藤玲奈さんの美しさたるや小嶋ポジにふさわしい。そんなに激しい曲というイメージはなかったけど、後藤萌咲さんの動きはかなり動的で、バロック!!*1と思いました。腕振ってまわるサビが好き。目撃者ってやっぱりかっこいいポイントが目を引く。そんな中で憧れのポップスターのあやなんは、これでもか!ってくらい笑顔を振る舞いながら踊ってた。Aなのでイントロは\ずんちゃんかわいい!/コールではなかったが、やっぱりレッツゴーを思い出さざるを得ない1曲であった。楽しい。

なんだかA楽曲のあやなんは、今まで観てきた彼女と違うな。楽曲世界が憑依してても、ポップなナンバーで笑顔でいても、とにかく生き生きしていた。

あやなん、ユニットはトップバッターで登場。腕を組んで。柱でほぼほぼ見えなかったけれど、上手の段差上の立ち見エリアから見てちょうど柱の鏡が役に立つということがわかりましたw(今までどこの上手立ちにいても柱の影は見えなかった)。

鏡越しにみるあやなんの手ぶりのしなやかさとか、下手側にみえる怜ちゃんの透明感とか、綺麗だったなあ。こういう聴かせる曲だから、あやなんみたいなお姉さんがひとりいると締まりますね。

2番でれなっちが下手花道で歌っている時のライト、れなっちより上のほうにポツポツと模様の入った明るいグリーンのライトがまわっていて、なんだろう?と思ったら、ちょうどれなっちの立つポジションの背後にある劇場壁の梁を幹に見立てて樹の葉っぱにしてるじゃないか!!!それポプラ並木だよね!!!となってテンションが上がりました。ああ好き。オンデマ観てるだけじゃわからないことたくさんあるな。

炎上路線ゅぃゅぃヵヮィィ…昨年のマジムリやその舞台でリリーを演じるかっこいい小栗さんばかり観ていたので、かわいいアイドルアイドルした小栗さんに思わずため息。前に入った女限の8公演(会いたかった)にも小栗さんいらしたのですが、二年半の月日を感じたし目撃者では前田ポジションということもあるのか尚更オーラがすごかったです。愛しさのアクセル後藤下尾かっこよ…思わず声が出た。produce48で洗練されたパフォーマンス本当にかっこよくてキレキレで、ブレードこそ持たなくなったけれど四肢の動きの鋭さで斬れそうな気迫があった。☆の向こう側のイントロでアクセルのほとぼりが冷めていく感じがとても好き。麟ちゃんポジにいたずんちゃんがとてもよかったし、そこに愛佳と一緒にいるのもよかったし、横山・宮崎のボーカルで曲の世界に浸れた。サボテンとゴールドラッシュは圧倒的鈴木くるみ感。9月に「アイドル修業中」公演を観たあの日はずっと目の前にくるるんがいたからそのせいで圧倒的なんだと思ってたけど、そうじゃなかった。確かに立ち位置がいいというのもあるが、目を惹く。奥から手前に歩いてくる歩き方、堂々とした身なり、くっきりとした表情。何だろう。あれがオーラというものなのか。

生で観たくて夢にまでみた美しき者はとてもぞわぞわした。不気味な冷風が足元を掠るようなミステリアスなイントロに始まり、舞踏のような楽曲は続く。オンデマだとサビは台詞を言ってるメンバーに注目してしまいがちだけど、実際同じ歌詞を歌っているメンバーたちも艶やかで素晴らしいパフォーマンスをしていて、あやなんも翻弄されてるようで素敵だったな。オチサビで決めてくる前田ポジの小栗さんは、リリーとして見慣れた小栗さんに近かった。なるほど、この孤高感か。

アイヲクレいいなぁ。斜めにひねるようにしてターンするところに、あやなんのしなやかさが出ていてとても綺麗だった。TDCであやなんに見惚れた摩天楼の距離の憑依も健在。客席の頭に埋もれてあまりよくは見えなかったけど、楽しそうに舞っていて良き。あやなんはかわいいだけじゃない。

命の意味で、目撃者公演におけるライトの意味を考えた。腕を組んでではポプラ並木を表していた。愛しさのアクセルでは一列にまっすぐ並ぶライトが波打つように光って、まるでハイウェイのトンネルを走っているような感覚で視界を流れていった。この公演においてライトはきめ細かな描写に用いられていると思った。そして陰鬱とした、あるいは気だるい楽曲が続く目撃者公演でもっとも眩しい光を放ったのがこの、命の意味のオチサビだった。「この命を与えられたのは…」と悩みぬいた後にその意味を悟ったかのような強い光で、目の奥がずきずき痛むほど真っ白に、客席に向かって輝きを拡散させた。舞台に倒れている自分が何のために立ち上がったのかを時間をかけて体験させる、とても神秘的な構成になっていると思った。以上私見

アンコール明けはまたも暗い底に戻ってきて、I'm crying。ぐちゃっと潰れたような感じにおわってからの、ずっとずっとのイントロでものすごい助走をつけてテンションがぶち上がったのを感じました。シリアスな曲、しっとりした曲が多い公演だからこそモチベーションを保つことが難しい故ハードル高めの公演とかねてより聞いておりましたが、最後の最後でずっとずっとを仕掛けてくる秋元康Pはすごい。上がるよこれは。本当に楽しかった。詳しくは下記。そしてPioneerで駆け抜けるラスト。AKB的な存在意義に戻ってきて終わる。笑みを浮かべてガツガツ腕を振るのが楽しいし、全体を見渡しても素敵なメンバーが揃ってて、AKBのフロントにふさわしい良いチームだなと思いました。 

 

1月生まれのあやなんですが2018年は開催がとても押して、チーム異動後の2018年6月に、新チームA公演の2公演目、トップバッターで生誕祭が行われました。ずっとずっとの時、サビの「ずっと ずっと」にかぶせるように「あやなん あやなん(そばにいたいよ 君のいない世界は無意味)」とコールを入れるのを、生誕委員の皆さんが企画されていたんです。オンデマで見た時に聞こえて、涙が溢れました。こんなに愛のあるコールってあるんだな…と。
今年の生誕祭も同じ目撃者公演で、ロビーで受け取ったフライヤーのコール表にも同じコールが記載されてて、私もこのコールが出来るんだ!!と嬉しくて、とても楽しみにしていたんです。
一方で、私はどんなに声を張って出しても細くて全然通らない声をしておりまして、大好きな劇場公演でコールをしたって全然届かなくて空気に溶けて消えてしまう戦力外なのはわかっている。でも、通らないとわかっていてもこの日は全力で、「あやなん!あやなん!」と叫びました。
その時に思ったのですが、コールは自分の声が届くか届かないかではなく、自分が声を出すか出さないかなのだと、それが大切なんだと悟りました。私のあやなんコールがステージまで届いたかはわからないけど、きっと劇場全体を包んだあやなんコールの中の一筋の音波くらいにはなることが出来てたんじゃないかなと思うことにしました。
あとこれはovertureの時だけど、「化繊飛除去」のところを後ろに立ってたフォロワーさんが\しのざきあやなー!/って叫んでたのがきれいにハマっててめちゃめちゃ楽しそうで笑ってしまったwコールが楽しい公演でした。以上余談。

 

生誕祭は、大学を卒業して社会人になってから48の活動をする環境に変わって、今まで以上に有難みを深く感じることが増えたというお話。「人間ね、永遠って言葉は難しいし、変わらないっていうのが一番難しいと思うんですけど、でも変わらずずっとずっと好きだよっていう気持ちで応援してくださったらすごい嬉しいなって思います」って言葉は、どんどん変化していくアイドルの世界、人の気持ちの核心を突いていてズキッとしたけれど、想うことを言葉にできるあやなんは賢くてしっかりしてて素敵なアイドルだなと思った。素敵、いや、可憐だ…(次のネーチャンズ☆8ブログに続く)。

 

あやなんは、アイドルの夜明け公演をやっていた頃の峯岸チーム4で知って、それ以来彩希ちゃんと仲良しのメンバーということで気にしていて、マジックトレードセンターで舞台をするようになってから演技の仕事で完全に心を掴まれました。それから最近まで舞台を中心に応援してきたけれど、握手会に行くようになっていつも楽しくしてくれて、48としてのステージももっと見たいな…と思っていたところでチームAへの組閣があり、今年1月のTDCホールの単独公演も観ることができ、目撃者公演に入ることができ……ふりかえってみると完璧すぎるくらい順調にあやなんを推す道を歩んでおりました私です。最近になって、自分で思っている以上に私ってあやなんのこと好きなんだなって自覚を持てるようになりましたwこれからもたくさん応援させてくださいね。

初めての目撃者、初めてのあやなん生誕祭、とても楽しかったです。あやなん、チームA、親切にしてくださったあやなん推しの皆さんも本当にありがとうございました(´ω`) 場所を入れてくださったフォロワーさんに劇場を出る時にご挨拶したら「筆を折るなんて言わないでよ」と勇気づけてまでくださり…最後までありがとうございました。これからものんびり書いていきます。

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*1:美術様式の呼称、ポルトガル語で「歪んだ真珠」の意味