人生のだいたい半分
これまで当はてなブログにはAKB48に関するいろんな感想を書いてきた。
その中で「この曲は"あの時あの推しがやった曲"だ!」など、ほかの推しと関連づくことが最近増えてきた。推したちに偶然の共通点があるというだけじゃなく、それだけ私がヲタクとして観てきたものが蓄積されてきたってことだとも思う。
2018年を最後に選抜総選挙がないから、最近は投票後アンケートで「ファン歴は何年ですか?」と問われることもなかった。でも大きく振り返ってしまえば私の人生のほぼ半分にはAKB48がいる。さらに厳密に言えば、人生のだいたい半分に「AKB48劇場がある」ということになる。
リクアワも総選挙も傍観していたくらいで、大箱のコンサートもほとんど行かない。私が好きなのはAKBじゃなくて劇場なんじゃないかと思うくらい、"推しを通じたAKB48劇場と劇場公演の一部"しか知らない。
はてなブログ(旧・はてなダイアリー)を始めたのもAKBを好きになった時期と偶然にも重なっており、振り返ってみると本当にしょうもない覚書からいろいろと残してきた(なんなら推しに対して辛いこと書いてたりもする)。AKBを好きになってから長い年月がある程度経ってしまったという事実を避けることができなくなってきた。著名なヲタクのようにグループ全体を俯瞰できるスタイルなら良かったんだが自分はそのようなタイプではないので、このブログが個人的な備忘録であり続けることをあらためて断っておきたいと思った。
今書いているこの記事は下書き供養も含め、私がみてかんじてきたことを残すためのとても個人的な備忘録です。そのためお世辞にも読みやすさはなく、ただただ長いです。断じて嘘(フィクション)は記しませんが記憶違いや勘違いもあるかもしれない。その点はご容赦ください。
#あなたのAKBどこから
年明け、Twitterで #あなたのAKBどこから のハッシュタグがトレンド入りした。メンバー、関係者、ファンがどんどん投稿していた。自分も便乗してツイートした。
私が初めて公演に入ったのは2007年5月7日のチームK脳内パラダイス公演だった。
「秋葉原におもしろいアイドルがいる」と友達に誘われて行ったAKB48劇場で、チームKの脳内パラダイス公演を観てから
— 優気 (@yuuki_BraveT83) 2021年1月14日
#あなたのAKBどこから pic.twitter.com/h9JwEZXbwj
K3rdの備忘録
200705-06
チームK 3rd「脳内パラダイス」公演、千秋楽まで1ヶ月半を切っている時期に初めて観た。そこから3回しか入ってないのだけど、今でも振りコピと劇場の沸き立つ感覚を体が覚えている。劇場公演の経験の大きさ、鮮烈さ、楽しさを感じる。
そして、当時の振りがいかに「覚えやすい」ものだったかを知ることにもなった。メンバーにとっても覚えやすく、ヲタクも真似しやすい。公式グッズにサイリウムはなくて百均のペンライトは生誕など特別な時に使うという感じだった当時、そりゃヲタクは振りコピに徹することになる。だって楽しいもん。みんな一緒にMARIAで十字切ってたんだから。6/3にAKB劇場初めての女性限定公演もこの時のK公演だった*1。
初めての公演に入る前すでに「夏海がかわいい!」コールの存在は聞いていたが、大箱のライブ文化だったら定着しないだろうと思った。250人キャパでヲタク一人一人の顔をメンバーも運営もファン同士も見知った中だったからこそ定番になっただろうなと思う。
20070622
K3rd千秋楽の日、本当はロビーは公演当選者のみしか入れなくて入場規制されていた。けど今井優、高田彩奈の二人の卒業公演。デビューからずっと一緒にやってきた2期生16人のチームK最後の日でもあった。そんな大切な日、落選したヲタクはもちろんじっとなんかしていられなくてドンキにやってきた。運営に「たまるな」と言われてもゲーセン階にたまり続けるから、渋々ロビーが解放されて8階に上がれるようになった。
その当時、確か7階(多分)が卓球ができる有料施設になっていたから「ロビー入れないならもう1階分推しに近づいたところで音漏れ聞こうぜ!」的なヲタクが楽しそうに卓球をやっていた。そしてロビー規制が解かれてエスカレーターを上がっていく人々に、「卓球やろうぜ!」って言ってたのをなぜか覚えている。
公演MC中、ロビ観してるヲタクが劇場扉に寄っていくとタイミングを見て係員が扉をちょっとだけ開けて、その隙間からでっかい声でメンバーの名前コールして場内沸かせていたのはすごい記憶に残っていたりする(記憶に残ってるのは奥様推しのヲタク)。
草原の奇跡でロビーのヲタクたちが肩を組んで揺れていた。TAKADAは腹筋しながら山手線一周言っていたような気がする。入場していた友人は優ちゃんの「ありがとう」のCDを貰って出てきた。*2
今の「ヲタク」からは想像つかないくらい個性豊かで強烈な方々だった。
話しかけていただけて嬉しくなって「よくいらっしゃるんですか?」なんて軽率に聞き返そうものなら、「殿堂入り3回してるんですよ」とか言って壁のプレートを指されたこともあった。
そんな次元の違うヲタクの方々ばかりだったから、新参者の私がお知り合いになれそうな人は誰一人いなかった。強いヲタクの皆さんに追いつけない私は隅っこから見ているだけだったけど、でも現場のあの感じが大好きだった。ここからおもしろいことが始まるんだろうと感じた。
運命の風はいつも 生まれた日から
変化のスピードが上がって街も人もどんどん変わっていく中で、秋葉原ドンキホーテの8階はあの頃のままある。メンバーは入れ替わって体制を変えてもAKBは会いに行けるところにいる。こんなに長くAKBを観ることになるとは思わなかったけど、この愛着は年数を重ねるごとに強くなる一方。本当に。
どうして脳パラのことを書いたかというと、昨年12月末に入った北山さきりんご公演で10年以上の時を経てMARIAと草原の奇跡を観ることになったから。出演二人の公演なので全然条件は違ったけど、でもやっぱり、推しが推しの曲やってるのは純粋に嬉しかったです。
北山さきりんご ソーシャルディスタンス公演 北澤早紀生誕祭【20201227 19:00-】
北山さきりんご公演に関して知ってたのは「出演が2人のみ」「曲数が通常より少ない」「最後は草原の奇跡を歌う」以上。それだけ。
なら今の私でも観に行けるかなと思ってチケセン投げたのが11月。BIG ONE GIRLSもアマゾンの封筒から出してようやく読んだ。そうして向かった劇場ロビーで「関係者に新型コロナウイルスの濃厚接触者が出た」と公演の延期が決まったことを知らされた。11/30 開演1時間前だった*3。
それから1ヶ月後の2020年末。厳しい状況は続くけど無事年内、1ヶ月後に開催することができた。本当によかった。
生誕委員からのロビーの花は違うデザインになっていた。配布物(うちわとフライヤー)は、廊下の先のロビーで事務机に並べられたものを一人一人が取る形式。フライヤーは演出指示が変わっても対応できるような4ページ+とじ込み1枚になっていて、配慮が見えた。BOGに北山さきりんごが特集されたこと、早紀ちゃんが立ったステージ・演劇など仕事の一つ一つを丁寧に振り返っている内容で、みんな早紀ちゃんが大好きなんだと伝わってくるフライヤーだった。とても久しぶりに感じた気持ちだった。
センブロ最後列下手1ずれあたりの席。MIXのないovertureは初めて劇場公演を見た時と同じだった。幕が開いて見えてきた。ああ、上手側だね。わかるよ後ろ姿で。目頭が熱くなった。まだ始まってもないのに大好きを実感する。それがこの場所。「この劇場公演が最後になるかもしれない」と思った。全部を焼き付けてやろうという気持ちで楽しんだ。
01. シアターの女神
02. 女神はどこで微笑む?
自己紹介MC
03. 夜風の仕業(村山)
04. 君のC/W(北澤)
05. MARIA(村山)
06. 黒い天使(北澤)
07. それでも彼女は
MC
08. 摩天楼の距離
09. すべては途中経過
MC(じゃんけん勝負 二度あることは三度ある vs 三度目の正直)
10. 草原の奇跡
早紀ちゃん生誕祭(しきりで茂木忍登場)
お見送り
シアターの女神で始まるのか。B公演で観た早紀ちゃんと、1月に特別披露で観た彩希ちゃん。そこから次のイントロが鳴る直前まで客席のファンに愛嬌たっぷり手を振っていたのに、女神はどこで微笑む?が1音鳴った瞬間に一気に表情変えるのだからかっこいい。僕夏公演でもやっているけど衣装が違うだけでこんなにも印象は変わるんだな。上下の花道に別れてスタート→ステージに戻っていくイントロはやっぱりかっこいい。
ここで前半2曲でMCをはさみ、ユニット5曲は変わらず。衣装替えは全然ないんだな。
村山さんの夜風の仕業、よかったな。柱で見えなくなった時、下手の壁に横顔の影が映っていたのだけどそれがとても綺麗で「どんな気持ちかな?微笑んでるかな?」とか想像しながら聞いていたら、シルエットに表情が見えてきたんだからすごい。横顔で語るとは。
早紀ちゃんのソロはまず君のC/W。この日を境にやっとこの曲覚えられた気がする。サビでボックス踏みながらターンするのが綺麗でもっと観ていたかった。前半戦で観ていてやっぱり透き通っていて白いなあと感じていた。
MARIA
そして彩希ちゃんによるMARIA。K3rd公演以降、何かとオリジナルと比較されてしまい披露されなくなった曲。プロデュース公演の流れでSKE48 KIIの0 start公演でセトリに組み込まれたり、HKTが脳パラ公演をやったりしたが秋葉原では機会が巡ってこず。レッツゴー!研究生公演でもユニットの候補には入るも最終的にその枠はクロスになったし。
だからまさか、秋葉原の劇場でまたMARIAを観られるなんて思いもしなかったよ。
劇場でのMARIAは約13年ぶりだったと思う*4。推しと推しのユニット曲を推しがソロで。さらには一人での披露とはいえ振り付けはオリジナルのまま。足なしのマイクスタンドもステッキさながらにしっかりと持っての披露。ライティングは機材が変わったこともあるだろうし変更は加わってるはずだけど、違和感なくあの頃にひたれた。
レッツゴー公演プロデュースの時から変わらずオリジナルへの敬意がある。そのまま演った演出や振り付け、マイクスタンドを蹴り上げるのも、この劇場で演ることに対するリスペクトを感じた。ただ個性を持っている村山さんのパフォを持ってしても、河西増田(そして梅田かもしれないし大堀かもしれない)の姿がちらつくくらいだったのでそれだけオリジナルのインパクトが強い楽曲なのだろうとも感じた。
そんな中で、最後の決めポーズ。マイクを握りしめて下向きになった。おや?オリジナルから変えてきたんだ。私の記憶としては最後スタンドマイクを手に持って膝をつき斜め上向きにポーズして終わるので、ちょっと新鮮だった。調べてみるとHKT脳パラ公演では上向き、ただしSKE 0start公演では下向きのポーズを取っていた。個性の強い栄なのでアレンジを加えてきたのかな。なんにしろ面白い変更。
推しメン曰く、さきりんご公演に際してはオリジナルの映像を劇場監督から観せていただいて練習したということだった。正誤を言いたいわけではないのに若干ムキにさせてしまってごめん推しメン。でも最後どうして上向きなのかは当時から少し不思議に感じていた部分でもあったし、さきりんご公演で下向きで終わるMARIAは、マイクを握り目を閉じる姿は祈りを捧げているようで綺麗でしたよ。
(この感想書きたかったからこのくそ長い記事出したまであると言って過言ではない)
からの早紀ちゃんの登場とポーズよ。かっこよ。エンターテイナー北澤降臨。ソロ2曲目が黒い天使は意外だった。C/Wとのギャップよ。そして思い出すつもりなくても思い出されるのが、劇場おばけの推しの面影。峯岸アンダーの村山がすっ飛ばした帽子が思い出された。小朝公演であった。 *5
二人で歌唱するそれでも彼女は、微笑みながら歌うとは思わなかった。劇場公演を愛する彼女を投影して書かれた曲、嬉しそうな反面でプレッシャーに感じることもあったんじゃないかと思うけど、劇場を支えるツートップの歌唱はいいね。曲の雰囲気に似つかわしくなく笑みを見せるのは楽しい時の彩希ちゃんに見られる気がしてるよ。
彩希ちゃんの摩天楼の距離、どこかで観たことがある…あおきーだ。楽しそうに舞うあやなんの姿も思い出されるし、13期公演のメドレーでもやっていたな。イントロで「これ好きだった曲だ」となったけど確証が得られずサビでやっと納得したすべては途中経過。爽やかで前向きでいい歌。彩希ちゃんと早紀ちゃん二人の声がとてもよく似合う。これは確かサムネイル公演で覚えたな。真子ちゃんと朱里が出演してるのをオンデマを観て一発で好きになった。あやなんが出演した時だったっけな?
…好きなメンバーを追っているだけでも結構わかるもんだな。私、AKBのこと大好きだったんだな。
そしてラスト。あっち向いてホイで決める最後の曲の歌い出し。Twitterでバチバチしてたけど、今日はなんかそんな気がしていた。仲間の生誕公演でじゃんけん勝ちがちなドル明け時代の村山さんだったし何の根拠もなく今日は勝てるって信じてたんよ。そしてやっぱり村山さんの勝利。ママに勝つ方法を相談して掴んだ作戦勝ちでした。
草原の奇跡もまた脳内パラダイス公演ぶり。劇場公演でまだ観られるなんてね。じゃんけん勝てるってなんかこの日は根拠もなく信じていたんだよ。才加の歌い出しを推しが気持ちよくやってくれるなんてね。二人とも上手くて澄んだ声してるから合うの。
TDC見逃した公演でもみた。何か機会があるたびコンサートでも観てきた。でもやっぱりこの250人の小さな箱で観る草原が味が濃い。ドンキ8階の暗くて狭い劇場から未来が広がって光が射すような。当時はまだチームからがなく緑のイメージはなかったけれど、チームKのグリーンが草原を拠り所にしているように感じることも多い。MARIAも草原も、大事な歌を歌い継いでくれてありがとう。
お見送りでメンバーの立ち位置が変わりすごい奥まっててちょっと笑ってしまったけど()最後まで楽しい思い出に残る公演でした。
2019-2020下書き供養(出演メンバーメモりたいだけの備忘録)
ここまできたらもう今まで下書きに溜めてたやつ全部載っけちゃおうという暴挙に出た結果女限ばっかりで草。私の劇場公演は女限とともにあると言っても過言ではない。っていうか女限しか入れない。
牧野アンナ「ヤバイよ!ついて来れんのか?!」公演 女性限定公演【20190330 18:30-】
鈴木くるみ・西川怜・山根涼羽・下口ひなな・長友彩海・武藤小麟・安田叶・久保怜音・山邊歩夢・浅井七海・佐藤妃星・田屋美咲・村山彩希・横山結衣・行天優莉奈・黒須遥香
11月のアンナ公演初女限に行けなくて悔しかったのが今回念願の当選。と思ったら、田屋ちゃんの卒業発表があり、アンナ公演に出演できる16期8人が集まる田屋ちゃんにとって最後のアンナ公演。それも女限は夜公演。とても貴重な時間に立ち会うこととなりました…
幕が開いて見えてきた後ろ姿を眺めて、彩希ちゃんはあの子かな?と始まりのワクワクがもう楽しい。恋愛総選挙できらきら始まる。私にとっては全然とっつけない曲だったのだが、劇場で観るといい。楽しい。彩希ちゃんずっとニコニコしていて、なーみんにひたすらおでこ突っつかれててかわいい。僕だけのValueも引き続きずっとニコニコしてて楽しそうなんだけど、サビの「世界中の美女たちより」の手つきなり視線の流し方なりがふいにセクシーでドキッとした。
12月のカンガルーは明るくて大好きだけど、彩希ちゃんは全力で明るくてやっぱり大好き。「僕の中には」で指さしをビシっと決めるところとか、ジャンプして全力で大の字になるところとか腕がきれいだなぁ。ホライズンかっこいい。
ナットウエンジェルは、なーみんセンターで小麟と行天。推定マーマレードは長友さんがかわいかったな。奇跡は間に合わないでは王子様みたいだったけど、あやみんの笑顔はこういうぶりぶりな曲でも映えますね。きぃちゃんは表情が漫画に出てくる女の子みたいにくっきりして綺麗に見えた。制服レジスタンスは鈴木・安田・山根の16期3人でよきものを観ました。安田さんのレジスタンスは2回目(前にKで観た)だけど相変わらず似合うし、くるるんとずんちゃんの中でスパイスになっていた。Green Flashはリアルタイムで追えない日でも帰りの電車の中でオンデマ起動してこの1曲は必ず観るくらい大好きです。いつか見た海の底は怜音が輝いていた。ふんわりわたあめのような甘い女の子でありつつ前よりも、芯がしっかりしたなぁと感じました。
これからWonderlandきたー。オープニングかっこよ!Get you ! はイントロ始まるやいやな上1枚脱いでから村山さん煽りの導入早い!コール小さくてすまん!wピノキオ軍はずんりーのアイコンタクトでめちゃくちゃ楽しそうに笑ってて近くにいる田屋ちゃんも巻き込んで本当に楽しそうでした。僕らの風は村山4公演で見慣れたはずの曲なのに衣装があの夏の僕の太陽公演アンコールで懐かしさがすごい…あの時もセンターにいた彩希ちゃん、この衣装がとてもよく似合う。未来とは? イントロかっこいいな。いい歌…
田屋ちゃんが出演する最後のアンナ公演、心を込めて歌いますと彩希ちゃんが極振りした旅立ちのとき。彩希ちゃんも目がうるうるしているし、見渡せば16期も顔を赤くして泣いていました。そしてファーストライン「夢を見るその難しさ わかっている」が刺さる刺さる….。
新曲披露のジワるDAYSはもうイントロからくるみが泣いていて、その近くで笑顔でいる田屋ちゃんがまた切なさを加速させる。泣いてるくるみちゃんをさすさすしながら笑ってた彩希ちゃんも、オチサビで前方にしゃがんでパフォーマンスしながら目を閉じて涙をこらえているように見える場面があった。
岩立チームB「シアターの女神」公演女性限定公演【20190716 18:30-】
岩立沙穂・太田奈緒・大盛真歩・大家志津香・奥原妃奈子・川原美咲・北澤早紀・久保怜音・佐々木優佳里・清水麻璃亜・田北香世子・谷口めぐ・中西智代梨・福岡聖菜・山邊歩夢・吉川七瀬
岩立チームB「シアターの女神」公演女性限定公演【20191027 17:00-】
岩立沙穂・大竹ひとみ・大盛真歩・奥原妃奈子・北澤早紀・久保怜音・齋藤陽菜・佐々木優佳里・田北香世子・中西智代梨・服部有菜・樋渡結依・山邊歩夢・吉川七瀬・永野恵・蔵本美結
ぽろぽろとツイートで感想を呟いて記憶を手放してしまった節があるのだけど…。今はもう卒業してしまったメンバーもいるけど、いいチームBだった。
増田・河西の頃はマジで入れなくてロビ観ばかりだったから、この公演を劇場内で楽しめるというだけで本当に至高。ロビーじゃ振りコピそんなできないからね。100メートルコンビニとか誰も止められないよ。オチサビの最後の決めポーズで一緒にガッツポーズ突き上げたらついうっかり頭より高い位置にいっちゃって、柱のところにいたスタッフがすっ飛んできたけどね。佐々木さんがセンターポジションにいたからテンションが上がっちゃって。
岡部チームA「目撃者」公演女性限定公演【20190908 17:00- 】
加藤玲奈・下尾みう・篠崎彩奈・鈴木くるみ・田口愛佳・千葉恵里・西川怜・前田彩佳・宮崎美穂・向井地美音・山根涼羽・吉田華恋・佐藤詩識・古川夏凪・本田そら・道枝咲
岡部チームA「目撃者」公演 篠崎彩奈 生誕祭 【20200218 18:30-】
加藤玲奈・下尾みう・篠崎彩奈・鈴木くるみ・田口愛佳・千葉恵里・西川怜・前田彩佳・道枝咲・宮崎美穂・向井地美音・山根涼羽・横山由依・吉田華恋・本田そら・末永祐月
女限で観た愛しさのアクセルについて特筆する。下尾のダンスの迫力がすごくて。この公演、本当に運よくセンブロ最前列で観ることができたのだが、ステップを踏むたびにステージからの振動が足元に伝わってきて生々しくて、五感で伝わってきて涙目になった。
以前観た時は下尾と後藤萌咲のペアで、その時はバキバキなパフォーマンスをする後藤をなかばサポートするように下尾が踊っていたのだが、この日は逆。長い手足で力強いダンスを存分に披露する下尾を、柔らかくしなやかな吉田のパフォが支えていた。すげーペアだった。
村山チーム4「手をつなぎながら」女性限定公演【20200118 15:30-】
女限荒らしなのでとりあえず投げるんだけど、女限のつもりで入ったら(女限だったのだが)推しメンの劇場公演出演が1000回ということでめちゃめちゃ祝われていた回。
浅井七海・稲垣香織・大西桃香・大森美優・川本紗矢・行天優莉奈・坂口渚沙・佐藤妃星・高橋彩音・多田京加・永野芹佳・平野ひかる・馬嘉伶・村山彩希・山内瑞葵・蔵本美結
この日の入場順はだいぶ遅かったですが、上手の一段高いところの手すり沿い確保できた。手つな入場順最弱芸人にしては、見晴らしがよく全体を楽しめました。やっと落ち着いてこの公演を観れたと言っても過言ではないくらい、今まで本当に手つなの入場順に恵まれなかったのでw
僕らの風好き。上手に来てくれるからよく見える。マンゴーNo.2冒頭は彩希ちゃん。いいね。かわいい。手をつなぎながらは1B~サビのずきりんごペアを微笑ましく拝んだ。チャイムはLOVE SONGやっぱいいね。今日は特に元気にはきはき踊ってた。
Glory daysの瑞葵ちゃんの透明感凄まじかった。透明だった。もともと綺麗な子なのだがますます綺麗になったな…。2番Aメロできぃちゃん香織ちゃんが歌ってる後ろで、帽子をとんとんって叩いてうっすらドヤっぽい表情したのがすんごいかわいくてだな…。誰かへのレスだったのかな。かわいい顔してたのよ、尊かった…好き…
この胸のバーコードのショートの大西さんもだいぶ見慣れたけど、ボーイッシュキャラになりつつあるのいいよな。MCもさばさば進めてくれて頼もしいし、たまにイケヴォで話おとすところも好き。ウィンブルドンへ連れて行って多田先輩かわいい。
雨のピアニストの綺麗なこと…。間奏でしゃがんでマイクスタンドにすがるようにするところ、あの一瞬で時が止まりました。記憶の残像がすごい。この歌詞の彼との時間を彷彿とさせる表情。チョコの行方。さややかわいいな。あんまり変わらないけどかわいいな。彩音かわいいな。
Innocence、2番行天歌い出しの後ろに、1番同パート歌ってた大西村山が整然と立ってるのアツいな。そんで2Bメロ歌い出すんだからいいよな。ロマンスロケットは客席にレスしまくってる彩希ちゃんを眺めてほくほくしてましたw 今日相当楽しそうだな。 そりゃそうか。恋の傾向と対策は、イントロでくるくる回してる右腕の反対側で、下ろした左腕を斜めにピンと張っていたのが気になったらしく後ろにいた大西が腕を掴むという謎ハプニングがありましたがあれは何だったんだろうか(笑)。特別な公演だったから緊張してたのかな。その後踊りながら桃ちゃんと「さっきの何だったの」って感じの表情してたのがかわいかった。
MCのお題も、いつもの女性限定公演だと「気を付けてるお手入れ」とか「女子力」みたいなテーマが多い中、今日は女限<ゆいりーさんらしく「ゆいりーさんとの公演での思い出」とか。自己紹介MCも「1000回続いたこと」など。
大好きは柱できぃちゃんが見えなかったけど、登場からずっと大西と漫才していました。ロープの友情のロープの行方を追ってたんですけどすんごい複雑に見えますね。持って出てくるメンバーが、1サビでパスし、2サビでまた受け取る…など。でもそつなく披露されているのをみると覚えやすい方法があるのかな。なぎちゃんとペアになるところが好き。火曜日の夜、水曜日の朝、2番の「何かが足りない」の彩希ちゃんの粗ぶり方がとても好きだった。切なかった。遠くにいても、ずっと目がきらきらしてた。泣いてたね。
シアターの女神って
なんなんでしょうね。
(↑ここで下書き終わってたからこのままにしときます)
誰のための1000回記念
20200118の手つな女限について、このくそ長い記事なんでしれっと吐き出してみますね。
女性限定公演自体にはとても感謝している。おかげで今までいろんなチームの公演を楽しめたし。今は逆生誕、シニア公演、チャイルド公演がそもそも無くなっているので女限も今後自然とやらなくなっていくのかもだけど、実施された最後の女限がこの4公演なので、その点だけはモヤっとしてる。
毎年1月はTDCでのコンサートラッシュだし、この時期の女限は2月初めにやるのが通例になってたんですけどね。1月のこんな時期にわざわざ女限をねじ込んできたのはなぜか?1000回出演を祝う公演がなぜ女性限定だったのか?違和感が拭いきれないことが多くて。どういうことでしょうね。
独自に彩希ちゃんの出演公演数をカウントしてきたヲタクたちの反応は「どう数えてもこの日に1000回にはならない」。900回出演までは企画委員さんの方々が記念のお花を送っていたが、どうやらこの時はカウント方法が違っていたらしい。*6
だけど当日、ロビーにはキングレコードの社長さんがスタフラが出ていて、オサレさんがアイシングクッキー作っちゃって、メンバーがみんな生誕祭でもないのに「彩希さんの大切な日」って言ってて、ぱんちょさんが召喚されて、Twitterにはハッシュタグまでできちゃって…。彼女が誰よりもたくさんの公演に出演してきたのは確かだったので素直に祝いましたけど、側から見たら「こりゃ祝わなきゃあかん」って雰囲気だったのは辛いけど否めない。
村山さんとファンの伴走のことはゆうなぁコンブログの最後に書いた通り。それが話題作りと箔付のために踏み躙られた。何を書いても憶測になるから割愛するが、同じく1000回出演を競っていた峯岸さんの卒業は2021年5月に延期になった。
1000回達成を急いだ意味はあったのか?
一体誰が幸せになったのか?
教えてほしい。
こういうことを書くと私を叩きたいがために都合よく解釈をする人が出てくるため断っておくと、意見したいのは運営であって決して推しじゃない。推しは何があっても「劇場公演」と言い切るのでファンは彼女を応援するし、そこに批判の余地はない。
村山彩希「AKBって色んなメンバーが卒業してって、環境とか状況とかコロコロ変わっていくと思うんですけど、このAKB劇場だけはずっとここにある。この250人のキャパで、この2個の柱があってっていうのがAKB劇場だし、この16人で立って、ポジションがあって、誰が前とか後ろとかじゃなくて、ここだけは平等に皆が輝ける場所だと思う。1期生のみぃちゃんが卒業しちゃうということで、私がこれからこの劇場を守っていけるように、これからも劇場に愛を注いでいきたいと思います」
(メモリストさんの記事から抜粋、適宜編集*7)
劇場公演雑感
選抜総選挙で知名度をあげて国民的アイドルになったAKB。仲谷明香の著書『非選抜アイドル』にもあるように、この頃から劇場公演は外仕事に行かないメンバーが出る非選抜の仕事と化していた。メンバーたちにとって「ホーム」だったはずの劇場は、経済をまわしまくる48Gビジネスからしたらお荷物扱いされてたように思う。公演に出るメンバーを見ていて"すれてる"と感じる日もあった。
でも、自分のポジションも持たずアンダーとしていろんな公演に出演してる若いメンバーは活気があって、観ていて楽しかった。特に当時推してたチームBシアターの女神公演は研究生公演になる時さえあった。
10期、11期、12期は特にチームへの正式な所属が遅れたために、劇場公演に出るためにとにかくポジションを覚えては劇場の舞台に上がっていた印象がある。一つの公演で複数ポジションでアンダーに入れる子も多くいる。そんな"アンダー職人"な先輩を見て育ったのが、村山彩希、北澤早紀、岡田彩花など劇場公演の活性化を担うことになった13期なんだろうな。
ブログ主が彩希ちゃんを好きになったのも劇場公演を頑張っている子だったから。まりんちゃんを追って推した峯岸チーム4には当初23人がいた。峯岸・木崎をはじめとして選抜メンバーが不在になったアイドルの夜明け公演で、良ポジションにメンバーがスライドしていった。若手メンバーたちによる活発なチーム内アンダー出演。でも村山のポジションだけは誰一人アンダーがいなかった。そして2015年8月の千秋楽まで村山さんはこの公演出演の皆勤賞を達成する。
そして時を重ねて、2015年の選抜総選挙不出馬からすべてが始まった。ファンには「どうして選挙でないの?」「選抜に入りたくないの?」「卒業するの?」とまで言われていた。彼女の言葉足らずもありファンと喧嘩さえしたという。
そんな穏やかでない空気の中、当時の私は「劇場公演ってそんな嫌われてるの?」と思っていた。
選抜総選挙主義、48GのためのAKBと化していた2015年当時、劇場公演にこんなに熱心に取り組んでくれる若手が出てきたことが純粋に嬉しかった。村山さんは当時から歌もダンスも大好きで、アイドルの夜明け公演に皆勤賞で出演して劇場公演に立つことに誇りを持っていた。ステージで見せるパフォーマンスは抜かりなく、振る舞いや何か選択する行動にも一点の濁りもなかった。ただ劇場公演に立ちたい。その軸で彼女が動いているように見えた。
後に彼女は劇場公演に活動を絞った動機について「感覚的で説明ができない」と語ったことがあるが、直感的だろうと明確な動機があろうとなかろうと、上から呼ばれている外仕事を断ってまでステージに立つほどの愛情を劇場公演に注いでいるなら、ファンとしてはどんな景色を見せてくれるのか見てみたいという一心でただただ応援するしかない。
高橋みなみ卒業直前のいちごちゃんず公演を受けて「どうして13期はできないの!?」と声が上がり、夏に始まった僕の太陽特別公演。ひまわり組前田敦子のポジションには村山彩希がいて13期メンバーをはじめとして劇場が動いた。"非選抜の仕事"に熱心に取り組む姿で周囲がどんどん変わっていった。中田ちさと、島田晴香など"非選抜メンバー"として劇場に立っていた先輩までも突き動かした。
そしてその勢いと経験が後に生きることになったのが2017年1月16日、13期公演@TDCホール。*8
毎日が劇場公演、毎日がお祭りのようで本当に楽しかった。スタッフも含めて劇場が活気に満ちていた。"お荷物"とすら思われていた劇場公演はAKB48の原点だと確信できた。好きでいてよかったんだって自信持てた。劇場の守り神たちだった。 公演を愛してくれて本当にほんとうにありがとう。君たちは希望。
そうして劇場の仕事に熱意を注ぐ村山さんは一気に人気の階段を駆け上がることになる。シングル選抜、チームキャプテン、外仕事の常連メンバー……
劇場公演を頑張った先になにがあるのかを考えたとき、「外仕事」があることは承知していた。そしてやはり彼女も例外に漏れずAKBの主力メンバーになった。AKBがメディアに出演するときは常連メンバーになったし、そこに昨年から力を入れているYouTubeでの活動を掛け合わせてどんどんとファンを増やしている。
先日2021/5/17には、11ヶ月遅れた23歳の生誕公演で「皆さんの太陽のような存在でいられるように、元気でいたい。劇場にこだわりつつ自分のやりたいことをやっていきたい」 と話した。劇場はいつでもドンキ8階にいるから、やりたいことやってください。Say No, Say Yes,生き方を声に出そう。
私は劇場公演が好きだったのか...
と妙に納得したのがようやっと最近のこと。こんな簡単なことだったんだ。
劇場公演の話をしたかったのにこうして村山さんの話になってしまうくらいには、推しと劇場は切っても切り離せない。昔から何かあればアンダー出演したり、誰よりも劇場公演を愛してると言い切ったりする推しばかりだったし。*9*10*11
好きになるメンバーが劇場公演を愛しているのか、私が劇場公演を大好きだから劇場愛に溢れたメンバーを推すようになるのか。どちらが先かわかりませんが確実なのは「劇場公演を愛しているメンバー」に惹かれるということ。
ただただ、劇場公演が観たいです。しんどい世の中ですがあの場所が永遠より続きますように。
*1:メモリストさん参照 AKB48劇場初の女性限定公演(6/3 チームK昼公演) - AKB48@メモリスト
*2:史実を求める方はメモリストさんのサイトをご参照願いたい [後編] 心からありがとう チームK千秋楽(2007/6/22) - AKB48@メモリスト
*3:https://twitter.com/yuuki_BraveT83/status/1333334330702139392?s=20
*4:HKT出張脳パラ公演は抜きで
*5:
*6:メモリストさん参照 村山彩希が劇場公演出演回数『1000回』達成! - AKB48@メモリスト
*7:*6参照
*8:AKB48 13期生公演 in TDC 〜今やるしかねぇんだよ!【20170116 18:30-@TDCホール】 - 優しかった気持ち
*9:これはAKB48Gセンター試験の勉強で知ったのだが、チームA 3rd公演のユニット投げキッスで撃ち落とせ!のアンダーにチームKから4人出演したことがありその中に河西智美と増田有華がいる(エケペディア参照)
*10:10期生で現在FBSにいる小林茉里奈もB公演だけでもいくつもポジションを覚えていて、キャンディーは3人分全ポジを覚えていた。その後昇格した横山チームA公演で渡辺麻友が急遽休演になった時、ユニットで麻友がやっていたキャンディーのセンターポジションに茉里奈が駆けつけた。それが2013年10月末。高校3年の大切な試験と新公演の練習でとにかく大変な時期だった。