優しかった気持ち

人がつくったものが好きです。AKB48劇場公演。

増田有華のリアル

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じゃんけん選抜裏の映像。
興味深いのは、この映像を全て見終えると、また一つ増田は成長しているということ。
“運だから勝っても負けてもいい”という考えだったのが、自分の勝ち(=選抜メンバー)を望んでいる人がたくさんいることに気がつく。
「運」が問われるじゃんけんという競技で、冷静であるためにそのような考えを持とうとし、インタビューでもそう答えたのだろう。
どんなことにもひた向きに取り組んでいるからこその、成長。
その懸命でポジティブな振る舞いは本当に魅力的だ。


ひとりでお弁当を食べていても凛としているし、回答もきちっとした言葉で返している。
自らを「表現者」と称し、自信をもっている。
それがオーラや大人っぽさにも通じている。


この動画のコメントをみていると、アンチがさめざめしたことを言っているが、それ以上に彼女の人間性に感銘する意見が多い。
それが「アイドルAKB48増田有華」の問題。
アイドルの“おバカっぽさ”がない。しっかりしすぎている上に、歌もうますぎる。故に秋元にも良いように使われている。
AKB48の最前線に立っている選抜常連メンバーだけをみても、満足なパフォーマンスができるほどの歌唱力は到底ない。
「アイドルユニットに必要な存在だが、トップアイドルにはしない。」
AKBのコマ運びにおいて増田はそういうポジション。
Stargazerが秋元のプロデュースでないことも、AKBからの初のソロ活動本格化が板野友美であることも、それを示唆している。


増田有華という人間の魅力を伝えるには、それはもうこんなアイドル団体から離れ、ソロ活動すること。
だけども必要とされる限り“卒業”の刻印が押されることはないだろう。悪い意味で。
それでも、あくまでも成長の「段階として」AKB48があると考えているんだから、まったくよくできた19歳だ。


増田有華を推すようになって初めて、事務所やプロデューサーに疑念をもつようになった。
もっと魅せてほしいのに、ちっとも生かしてくれないもどかしさ。
実力じゃなくてお金なのね、と思わされてしまう哀しさ。
それでも笑顔な増田の素晴らしさである。
どのような環境でも頑張る姿っていうのは、アイドルであっても歌手になっても、優気がずっと応援していく姿だろうな。
アイドルや歌手のヲタは精神的に疲れるから(イベントとか自宅待機とかそういう面で)もう距離を置こうとおもっていたのに、
本当に増田有華は目が離せない。